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百戦百勝 働き一両・考え五両 (角川文庫) 文庫 – 1979/12/14

4.2 5つ星のうち4.2 160個の評価

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購入オプションとあわせ買い

春山豆二は生まれついての利発さと大きな福耳から得た耳学問から徐々に財をなしてゆく。株世界に規則性を見出し、新情報を得て百戦百勝。”相場の神様”といわれた人物をモデルにした痛快小説。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA; 一般文庫版 (1979/12/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1979/12/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 400ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041310148
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041310144
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 160個の評価

著者について

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城山 三郎
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(1927-2007)名古屋生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎えた。一橋大学卒業後、愛知学芸大学に奉職、景気論等を担当。1957(昭和32)年、『輸出』により文学界新人賞、1959年『総会屋錦城』で直木賞を受け、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞受賞の『落日燃ゆ』の他、『男子の本懐』『黄金の日日』『役員室午後三時』『毎日が日曜日』『官僚たちの夏』『もう、きみには頼まない』『硫黄島に死す』『指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく―』等、多彩な作品群は幅広い読者を持つ。1996(平成8)年、菊池寛賞を、2002(平成14)年、朝日賞を受賞。2007年3月22日没。享年79。没後発見された愛妻への遺稿『そうか、もう君はいないのか』と、愛妻が倒れる前年から最晩年まで自らを励ますかのように綴られた手帳の記述をまとめた『どうせ、あちらへは手ぶらで行く』は世代を超えたベストセラーとなった。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
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山種証券・山崎種二のモデル作品
4 星
山種証券・山崎種二のモデル作品
山種証券・山崎種二のモデル作品。米問屋の丁稚奉公から身を起こし米相場さらには株で成功した男の物語。真面目に働いても一両しか稼げないが、頭を使えば五両にもなりうる。そんな信念をもって大正、昭和を駆けずり回った一人の男の生きざまが手に取るようにわかる作品だった。一般文学通算2004作品目の感想。2018/01/02 16:50
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
城山先生の文章はやはり読みやすいですね。
スッと内容が入ります。

私も豆二のように、大きく勝たず着実に堅実な人生を歩みたいものです。
三六のような遊び方にも憧れは有りますが(笑)
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
米屋の丁稚奉公からやがて日本財界の大物にまで登り詰める男の物語。
高校ぐらいのとき、一度読んで感化され、株に興味をもつきっかけにもなった本。
株や商品の仕手戦の派手な闘いの様子が展開され、詳しい知識の有無にかかわらずつい引き込まれる。
主人公の豆二はものごとの表層の奥には逆の
性質や流れが潜んでいることを見抜く。
そして教えてくれる。総悲観のときこそが絶好のチャンスなのだと。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年5月25日に日本でレビュー済み
                               
 山種証券創業者の山崎種二(1893-1983)をモデルにした米相場、株式市場での
成功物語である。主人公豆二は「米」を食べるのが大好き。

 ・・日本人に生まれてよかった。うまい米の飯にありついたとき、豆二は、
  心底からそう思う。米食民族は他にもあるが、これほどうまい米を最高に
  うまくたいて食えるのは、日本人だけである。・・

現代はやりの「糖質制限」とは真逆の食事をして90歳で大往生した。

 「売り」を得意とする豆二の相場に対する考えはこうだ。

 1.義理人情にとらわれずソロバンに徹する。
 2.一気に大儲けをねらうな。
 3.イチかバチかの一発勝負は避けよ。(常にヘッジをかけろ。)

3割の利が乗ったら勝ちと考えて一先ず撤退。深追いするな。ただしこれを
100回繰り返せ。100戦100勝をめざせ。たしかにこれが実現できれば大金持ちに
なれる。でもこれは至難の業。実際、こんなに慎重な豆二でも思惑がはずれて
窮地に陥ったことが何度もある。すべてを失ったと覚悟したときに2.26事件が
起こって救われた。やはり最後は運なのかとも思う。

 この本には豆二の反面教師である増冨三六という面白いキャラが登場する。
金持ちと貧乏人をジェットコースターのように行き来する三六の生き方は
(豆二とま反対であるが)なぜか憎めない。成功を夢見ていつも強気に
攻める三六に男のロマンを感じるからか。

 副題「働き一両・考え五両」はまじめにこつこつ働くのもいいが、新しい情報や
アイデアを駆使するほうがそれより5倍も効率よく儲かるぜという意味である。
本書にもこつこつ型の代表「お安」というがめつい女性が登場するが、彼女も
それなりに成功する。斬新なアイデアと程遠い私たち一般人はこつこつやるしか
ないわけだが、そんな人もなんとかまずまずの人生を送れるという安心感を
与えてくれる。城山三郎47歳のときの作品である。おもしろい。
                                 
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年4月6日に日本でレビュー済み
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大変 勉強になりました大変 勉強になりま大変 勉強になりま大変 勉強になりました
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
投資姿勢の参考になりました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
株に興味のない人でも普通に読めるのではないでしょうか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年2月8日に日本でレビュー済み
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現在のヤマタネの創設者である山崎種二を描いた小説です。私の勤務先は兜町にあり(証券会社ではない)、山種証券のビルが地下鉄の出入口になっていたため小説を読んでいて非常にリアルに感じる部分がありました。残念ながら現在、山種証券は三井住友グループになり、山種美術館も移転してしまい兜町から山種の文字は消えてしまっています。

種を二つまいて一つを刈り取るような生き方の意味をこめて種二(小説では豆二)という命名となったようですが、生き方も「働き一両、考え五両」を徹底し堅実に生きる姿がよく現れています。

山種さんは実際にも大きな耳を持っていたようで、耳で聞く営業を徹底していたようですが、これは現在のどのような業種の営業も変わらないと思います。逆にインターネットの普及により情報量は比較できないほど増えた現在、本物の情報をいち早く精査し収集出来るのは自分の目と耳だけだと改めて知らされた気がしました。

本書は非常にテンポ良く読み進めていけますし、参考になる面が多いお勧めの一冊です。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語として読むのであれば、それなりに面白いが、相場の世界にリアリティがあまり感じられなかったのは残念。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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