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今日も町の隅で (角川文庫) 文庫 – 2023/2/24

4.1 5つ星のうち4.1 20個の評価

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購入オプションとあわせ買い

『ひと』の著者、初の短編集。

同級生の長野くんに誘われて野球観戦に来た愛里。2人の前には大声でヤジを飛ばす男が座っていて……「梅雨明けヤジオ」。バンドでリードギターからベースになった悠太が初デートで訪れたのは“ツリー”ではなく“タワー”だった――「逆にタワー」。思いもよらない偶然を重ねて出会った駿作と那美は、その時が来るのを待つ「君を待つ」。ほか、全10編を収録。11歳から42歳、それぞれの「選択」に向き合う男女を描いた、著者初の短編集。

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4041134005
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商品の説明

著者について

●小野寺 史宜:1968年、千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。2008年、第3回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作の『ROCKER』で単行本デビュー。他の著書に『みつばの郵便屋さん』シリーズ、『太郎とさくら』『本日も教官なり』『それ自体が奇跡』『ひと』『夜の側に立つ』がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2023/2/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/2/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041134005
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041134009
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.2 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 20個の評価

著者について

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小野寺 史宜
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の小説はもれなく心がホッとするんだけど、本書はそんな中でもかなり心が癒される。恥ずかしくて普通言えないことをバンバン言ってくるので心に溜まったストレスをどんどん解消してくれるよう。
そんな話がいくつも収められているので超お得な一冊だと思う。
2021年1月17日に日本でレビュー済み
1篇がかなり短いので隙間時間でも読みやすいと思う
全編通して「他の人を慮る」の穏やかさが安らぐ
自分も東京タワー派だな。スカイツリーの造形には情緒というか抒情というか…がないんだよなあ…
疎遠な親の異父母弟妹って「会いたいのが普通」だろうか?天涯孤独でよすがを切望してなきゃ「割とどうでも良い」じゃないかなあ?その内、「権利関係で会わざるを得ない」になるから早めに顔見せしておこう、の方向ならピンとくるんだが
倒れちゃいけない、倒れる位なら自分からしゃがもう←に物凄い共感した。しかし、これ病院でやると看護師に嫌な顔される…「倒れる程具合が悪い」だと同情してくれるが、受け答えが出来る時点で自らしゃがむと「立ってられるでしょ」って顔になる
離婚の恐れの心理に「要するに、近いのだ」にも共感。経験した事だと遠い誰かさんの話じゃなくて、隣に在る感じになるんだよねえ…
共同生活の「一人ならあとでやるのもありだけど、二人だとそれができない」←これ、地味に大いなる負担になる時がくるんだよなー
う~ん。共感フレーズが多い
が、四、五千円分の買物客の会計は一、二分では、絶対に、済まない

楽しく読みました
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年7月24日に日本でレビュー済み
短編集。読みやすいページ数。
どれも読み終わった後に爽やかさが残る。
特に「君を待つ」は良かった。
主人公、いただけないところはあるけどそれが人生に作用するからわからない、というのはうなづける。

だんだん登場人物の年齢が上がってくるにつれ、共感できるポイントも違ってくるんだけれど、最後の短編が苦い味なのは人生の妙味というやつだろうか。

今回はどの話の登場人物もちょっとクセがある。
人間らしいと感じるか、読んでいて「うーん」となるか。
後者も含めて人間らしいというべきか。

手軽に読めて人と人の情を感じる素敵な作品。