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忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件 (角川ホラー文庫) 文庫 – 2021/12/21

4.3 5つ星のうち4.3 127個の評価

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第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞読者賞『ナキメサマ』の大型新人!

ホラー作家、那々木悠志郎の担当編集となった久瀬古都美は、彼が初めて体験したという怪異譚を題材にした未発表原稿を読むことに。
そこに書かれていたのは、心霊現象に懐疑的な小学6年生、篠宮悟が、流行りの噂話で語られる『崩れ顔の女』を呼び出してしまうという物語だった。
その顔を見てしまった者は視力を奪われ、精神的に追い詰められた末に自殺してしまうという怪異。その真相を調べにやってきた那々木悠志郎の助けを借りて、悟は調査を進めていく。
一方で、原稿を読み進める古都美のもとにも『崩れ顔の女』が現れる。怪異の目的は何なのか、原稿に登場する怪異が自分のもとにやってくるのは何故なのか。
答えは那々木悠志郎の原稿の中にーー。
彼の物語はここから始まった。
異端のホラー作家、那々木悠志郎の原点が描かれる。シリーズ第三弾!
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出版社より

忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件 (角川ホラー文庫)

商品の説明

著者について

●阿泉 来堂:第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<読者賞>受賞、『ナキメサマ』でデビュー。北海道在住。会社員。著書に『ぬばたまの黒女』がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2021/12/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/12/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 336ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 404111991X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041119914
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.3 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 127個の評価

著者について

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阿泉 来堂
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カスタマーレビュー

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5つのうち4.3つ
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この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月18日に日本でレビュー済み
・作中作とリンクする形でストーリーが交互に進みますが、スムーズに読めます。
・前二作を読んでいるとより楽しめると思いますが、単独でも満足できます。
・ラストはどんでん返しと言うよりは「なるほどな」と感じました。
・恐さは程々で、ミステリー的な面白さがありました。
2023年7月30日に日本でレビュー済み
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シリーズ第3弾にして、最初の事件。那々木の生い立ちや登場人物の関係性など,今回も仕掛けがあって驚かされました。しかも、今回は那々木の現地入りからではなく、読んだら呪われる編集者に怪異が出現と、今までとは違う所から始まるのも面白かったです。
また、コミカライズ決定など気になりますね。
2022年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第3弾。前作では少しマンネリ感があったのですが、これはなかなか構成も凝ってて読ませるお話でした。シリーズの中でダントツに面白く読めました。こうなると、続きが凄く読みたくなってきます。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年7月24日に日本でレビュー済み
ぬばたまの黒女が前作の劣化版だったので期待しなかったですが今回は良かったです。
舞台を東北、北陸、山陰などあまり有名じゃない土地に変えたら面白いと期待します❗
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
都市伝説的な怪異に取り組んだ話
怪異の理不尽さは相変わらずで救いがあるような無いようなモヤモヤする終わり方
自分も親との関係がうまく言ってないせいか読んでると胃がキリキリします
作中に出てきた大学教授を目指すあの子
以前の作品でちらっと出てきたようないないような…(読み直してみようっと)
もし関係性が続いていたとしたらちょっとほっこり
もうひとりの子もこの強烈なキャラなら再登場しますよね?今から楽しみ
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
デビュー作からのシリーズ化。
探偵役の作家のキャラクターは良い、また崩れ顔の女という怪異のキャッチーさも良く
滑り出しとしては期待出来る。

しかしながら、怪異の正体が周りくどい。
もっとシンプルにして良かったのではないか。カレーとラーメンを合わせました、という感じ。
カレーならカレーを突き詰めた方が、美味しく頂けるのでは? という感じか。
崩れ顔の女の怪異を成立させる為に用いた要素が、崩れ顔の女という怪異の強さを弱めている印象を受ける。

作者は元々ミステリー作家志望の様である。
デビュー作のナキメサマはホラーとミステリーが掛け算となる良著であったが
本作はミステリ要素が引き算となってしまった感がある。

次回はデビュー作同様の掛け算になる様な展開を望む。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年3月10日に日本でレビュー済み
読んでいる過去のことを書いた小説と、現実がからみあうという斬新な内容。文章も読みやすいけど、子供っぽさとかは感じないし、人間の描写もリアル。完全な善人も悪人もいない中でそれなりの落とし所に落としてもらえる最後が読了後の気持ちよさに繋がりました。設定が濃い割に人物それぞれの心情はときにあっさり書いてあるのが、逆に感情移入せず読めてそこも好感が持てました。ホラー描写が微妙に弱い気もします、読者の想像力で差が出るところだと思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年4月19日に日本でレビュー済み
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文句なし、掛け値なしに面白い。1作目、2作目も濃かったが、3作目の本作は、3作目だからこそ書けた、圧倒的な跳躍がある。タイトルは軽めだが、中身は骨太の本格ホラーである。誰にでも読みやすい文体で、誰も書けない、解けない難易度のミステリーに仕上がっている。そして、途中で本を閉じて目を閉じたくなるほど、怖い。次作が待ち遠しい作家です。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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