花いくさというタイトルに惹かれて、読んでみました。
史実に基づいた歴史フィクションは元々好きなのですが、
とても面白かったです。
池坊さんと千利休さんのお互いに敬意をもっての友情や
花に打ち込む姿勢は、見事としか言いようがなく、
自分の力ではなんともしがたい時代の流れや権力者との
関係などは、そういうこともあったのだろう、悔しかった
だろう、という具合に、自分のことのように心揺らしながら
物語の中にどっぷりつかって読みました。
最後には、天命に打ち込む主人公の姿勢がすがすがしく、
しっとりしながらもさわやかな読後感が残りました。
映画になったらいいのにと思っています。
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花いくさ 単行本 – 2011/12/27
鬼塚 忠
(著)
厚き友情と信頼で結ばれていた、花の名手・池坊専好と茶の名人・千利休。しかし秀吉の怒りを買い利休は非業の死を。専好の秀吉に対する怒りが増していく。そんな専好に秀吉への復讐の機会が訪れる…。
- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2011/12/27
- ISBN-104041100690
- ISBN-13978-4041100691
商品の説明
著者について
おにつかただし●1965年鹿児島生まれ。大学卒業後、2年間かけて世界40か国を放浪。イングリッシュ・エージェンシーを経て、01年に作家のエージェント、アップルシード・エージェンシーを設立。人気作家をかかえる。自身の著書も多数。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011/12/27)
- 発売日 : 2011/12/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 228ページ
- ISBN-10 : 4041100690
- ISBN-13 : 978-4041100691
- Amazon 売れ筋ランキング: - 545,718位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年3月12日に日本でレビュー済み
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2013年3月15日に日本でレビュー済み
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ドラマは多々たんと進みますが、最後に盛り上がります。茶道と華道に興味のある人には必読でしょう。
2017年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時代背景を元に奇想天外なストーリーで常に胸おどるワクワク感が満載。本来は権力者に寄り添っていく立場の花師が友情の証として自分を囲っている秀吉に精神の戦いを挑む感動の作品。もの静かな花師が反骨精神を見せる漢を感じる名作品!
2012年2月17日に日本でレビュー済み
華道の先生におかりして読みました。
千利休と池坊専好の交遊、専好の利休の非業の死に対する怒り、両者の芸術を守るという心意気がやさしい文章で書かれていました。
社会でしか習ったことのない、戦国大名たちとの関わりがいきいきと描かれており、また、彼らが活躍した京の町も、専好の生ける花とおなじく、色鮮やかによみがえってきました。
秀吉が「猿」と実際によばれていたかどうか、というのはさまざまな意見のあるところのようですが、物語としては楽しめました。
茶道や華道を習っている方におすすめです。
千利休と池坊専好の交遊、専好の利休の非業の死に対する怒り、両者の芸術を守るという心意気がやさしい文章で書かれていました。
社会でしか習ったことのない、戦国大名たちとの関わりがいきいきと描かれており、また、彼らが活躍した京の町も、専好の生ける花とおなじく、色鮮やかによみがえってきました。
秀吉が「猿」と実際によばれていたかどうか、というのはさまざまな意見のあるところのようですが、物語としては楽しめました。
茶道や華道を習っている方におすすめです。
2012年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お稽古事として茶道と華道が長く続いている理由のようなものが
感じられました。
日本人の根底にある誇り高い心や人のためにという優しさを
改めてすばらしいと気づかせてくれる作品でした。
感じられました。
日本人の根底にある誇り高い心や人のためにという優しさを
改めてすばらしいと気づかせてくれる作品でした。
2017年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生け花の心や生け花を通しての生き方など深い著書です。生け花の醍醐味や喜び悔しさ色々な事がこみ上げてきて泣きながら読みました。
2013年2月25日に日本でレビュー済み
もう掘り尽くされたと思っていた戦国時代にこんな歴史が隠れていたなんて・・・ショックです!
しかも、池坊は前田利家邸で生けられた大作いけばなを今も再現しているそうではありませんか!
どうして今まで、この歴史が表に出なかったのか不思議です。
作品の質や優劣を問うより先に、秘められていた歴史を早く世に知らせるべきだと思います。
ドラマ化、映画化すべき作品ではないでしょうか。
しかも、池坊は前田利家邸で生けられた大作いけばなを今も再現しているそうではありませんか!
どうして今まで、この歴史が表に出なかったのか不思議です。
作品の質や優劣を問うより先に、秘められていた歴史を早く世に知らせるべきだと思います。
ドラマ化、映画化すべき作品ではないでしょうか。
2012年7月6日に日本でレビュー済み
あまりにも内容が浅くてがっかりしました。
池坊については、あまたの小説が書かれていますが
最低のランクでしょう。
想像力を駆使して書かれている様に思います。
おはなし として読むには最適かも知れません。
信じる人がいたら笑ってしまうかも。
池坊については、あまたの小説が書かれていますが
最低のランクでしょう。
想像力を駆使して書かれている様に思います。
おはなし として読むには最適かも知れません。
信じる人がいたら笑ってしまうかも。