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ゆめこ縮緬 (角川文庫) 文庫 – 2019/9/21
皆川 博子
(著)
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ミステリと綺想の女王が紡ぎだす、禁忌と官能に満ちた世界
愛する男を慕って、女の黒髪が蠢きだす「文月の使者」、挿絵画家と若い人妻の戯れを濃密に映し出す「青火童女」、蛇屋に里子に出された少女の記憶を描く表題作他、密やかに紡がれる8編。幻の名作、決定版。
愛する男を慕って、女の黒髪が蠢きだす「文月の使者」、挿絵画家と若い人妻の戯れを濃密に映し出す「青火童女」、蛇屋に里子に出された少女の記憶を描く表題作他、密やかに紡がれる8編。幻の名作、決定版。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2019/9/21
- 寸法10.8 x 1.3 x 15 cm
- ISBN-104041081998
- ISBN-13978-4041081990
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商品の説明
著者について
●皆川 博子:1930年旧朝鮮京城生まれ。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁・旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞(長編部門)を、『恋紅』で第95回直木賞を、『開かせていただき光栄です‐DILATED TO MEET YOU‐』で第12回本格ミステリ大賞に輝き、15年には文化功労者に選出されるなど、第一線で活躍し続けている。著作に『倒立する塔の殺人』『クロコダイル路地』『U』など多数。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2019/9/21)
- 発売日 : 2019/9/21
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 304ページ
- ISBN-10 : 4041081998
- ISBN-13 : 978-4041081990
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 404,772位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幻想的で純粋な残虐性がたまらない。トレースされたカバーを外すと魅惑的な色をしたお人形の姿がはっきり見えます。物語内で引用される西条八十の「砂金」も効果的に使われ、素晴らしき幻想世界が増しています。目覚めたくない夢の中に連れていってくれました。
2009年1月22日に日本でレビュー済み
いつものごとく、描かれる世界は琥珀色した幻想の世界だ。ぼくは皆川博子の一連の幻想物を読む時、いつも夢の不条理と原初的な恐怖を味わう。そこには一種の麻薬のような常習性が存在し、何度でもそこに溺れ絡めとられる悦びがある。彼女の描く世界を理解せずとも同じ目で見ていたい。切実にそう願いながら、ぼくはページを繰る。到達できる高みは個人の力量ゆえ、人それぞれだ。ぼくはぼくなりに、彼女と同じ世界を見、体験し、消化していきたいと願う。彼女の歩いたあとの臭跡を辿りながら、ある意味法悦にも似た悦びを感じて追いすがる。これぞ読書の愉楽。もって瞑すべし。
とまあ、ノロケはこれくらいにして本短編集なのだが、相変わらず唸ってしまうのである。鮮やかで衝撃的な幕開けで強引に渦中に引きずりこみ、有無をいわさぬ展開で一気にラストまで引っぱり、満足のため息と共に終焉をむかえる。全八編クライマックスだといってもいい。その中でも特に印象に残ったのは、仕舞た屋風の煙草屋でのなんとも奇妙なやりとりがいきなり魔界に豹変する「文月の使者」。九尾の狐で有名な玉藻前の怪異譚を下敷きにした「影つづれ」。み、みィと鳴く地蔵が不気味な「桔梗闇」の最初の三編だ。皆川博子の描く数あるイメージは美と残酷を対立させることなく巧みに溶けあわせ、喜びと痛みを同時に味わせるという離れ業を、いとも軽々とこなしてしまう。なんとも贅沢な短編集だった。
とまあ、ノロケはこれくらいにして本短編集なのだが、相変わらず唸ってしまうのである。鮮やかで衝撃的な幕開けで強引に渦中に引きずりこみ、有無をいわさぬ展開で一気にラストまで引っぱり、満足のため息と共に終焉をむかえる。全八編クライマックスだといってもいい。その中でも特に印象に残ったのは、仕舞た屋風の煙草屋でのなんとも奇妙なやりとりがいきなり魔界に豹変する「文月の使者」。九尾の狐で有名な玉藻前の怪異譚を下敷きにした「影つづれ」。み、みィと鳴く地蔵が不気味な「桔梗闇」の最初の三編だ。皆川博子の描く数あるイメージは美と残酷を対立させることなく巧みに溶けあわせ、喜びと痛みを同時に味わせるという離れ業を、いとも軽々とこなしてしまう。なんとも贅沢な短編集だった。
2019年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表題作の他、「文月の使者」、「影つづれ」、「桔梗闇」、「花溶け」、「玉虫抄」、「胡蝶塚」及び「青火童女」の全8つの作品から構成される幻想恐怖短編集。
個々の短編を云々するのはヤボなので、全体の印象を。読者をいきなり惹き込む鮮烈な冒頭の一行、過去と現在と夢想と冥界とが混沌とした世界の構築、たゆたう様に流れて行きながらジワジワと怖さが滲んで来る緻密な全体構成力、冒頭と対比させるかの様な鮮やかなラストの一行、どれを取っても素晴らしい。各編に性的仄めかしを織り込んでいる点も特徴で、艶めかしさを漂わせている。
各短編名から想起される様に、草花をモチーフとした作品が多いが、この他、長く伸びる黒髪、切られた指(2編に出て来る)、中国の妖狐、玉藻前、殺生石、鳴く地蔵、ロマノフ王朝の滅亡、玉虫厨子などの古今東西のモチーフが詰まっている。時代設定(大正末期~昭和初期?)のせいか、軍靴の音が響いて来る短編も多いが(作者の意図か否かは不明)、そのせいか、親子を初めとする家族・親族間の関係を冷静(あるいは狂気の如く)に断ち切っている短編が多く、これが怖さの1つの要因となっている。
作者のミステリも悪くないが、何気ない日常の中に潜む狂気・幻想を描き出した本作の様な作品も作者の持ち味の1つであろう。それを理知的に描いているのだから怖ろしい。秀逸な短編集だと思った。
個々の短編を云々するのはヤボなので、全体の印象を。読者をいきなり惹き込む鮮烈な冒頭の一行、過去と現在と夢想と冥界とが混沌とした世界の構築、たゆたう様に流れて行きながらジワジワと怖さが滲んで来る緻密な全体構成力、冒頭と対比させるかの様な鮮やかなラストの一行、どれを取っても素晴らしい。各編に性的仄めかしを織り込んでいる点も特徴で、艶めかしさを漂わせている。
各短編名から想起される様に、草花をモチーフとした作品が多いが、この他、長く伸びる黒髪、切られた指(2編に出て来る)、中国の妖狐、玉藻前、殺生石、鳴く地蔵、ロマノフ王朝の滅亡、玉虫厨子などの古今東西のモチーフが詰まっている。時代設定(大正末期~昭和初期?)のせいか、軍靴の音が響いて来る短編も多いが(作者の意図か否かは不明)、そのせいか、親子を初めとする家族・親族間の関係を冷静(あるいは狂気の如く)に断ち切っている短編が多く、これが怖さの1つの要因となっている。
作者のミステリも悪くないが、何気ない日常の中に潜む狂気・幻想を描き出した本作の様な作品も作者の持ち味の1つであろう。それを理知的に描いているのだから怖ろしい。秀逸な短編集だと思った。
2003年4月16日に日本でレビュー済み
幻想短編集。ハードカバーの表紙は着物の胸元がはだけた和風な子供の流体間接人形のなのでかなり妖しい。短編のほとんどに影のある幼い子供が登場する暗い物語だが、そのなかに蠱惑的な美しさがある。幽霊が現れたり、異世界に紛れ込まなくても、これほど幻想的に物語が書けるものかと驚かされた。
ほとんどの話が大正か昭和初期あたりの裕福な屋敷に生まれた子供を中心に書かれている。登場人物や家族関係、生活など現実を事細かに描写しているが、読んでいると薄もやがかかったように現実感がない。とてもリアルな夢をみているようだ
ほとんどの話が大正か昭和初期あたりの裕福な屋敷に生まれた子供を中心に書かれている。登場人物や家族関係、生活など現実を事細かに描写しているが、読んでいると薄もやがかかったように現実感がない。とてもリアルな夢をみているようだ