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ししりばの家 単行本 – 2017/6/29

4.5 5つ星のうち4.5 853個の評価

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購入オプションとあわせ買い

いま最も注目を集めるエンタメ界の鬼才・澤村伊智が放つノンストップホラー

夫の転勤先の東京で幼馴染の平岩と再会した果歩。しかし招かれた平岩家は、不気味な砂が散る家だった。怪異の存在を訴える果歩に異常はないと断言する平岩。はたして本当に、この家に「怪異」は存在するのか――。
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商品の説明

著者について

●澤村伊智:1979年、大阪府生まれ。東京都在住。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂を敬愛する。2015年に「ぼぎわんが、来る」(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回ホラー小説大賞<大賞>を受賞しデビュー。巧妙な語り口と物語構成が高く評価されており、新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2017/6/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/6/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041054826
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041054826
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 853個の評価

著者について

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澤村伊智
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年4月17日に日本でレビュー済み
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時間のある時に少しずつ読みました。設定が意外で面白かったです。
2024年4月22日に日本でレビュー済み
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比嘉(ひが)姉妹の長女・琴子(ことこ)の小学生時代のエピソードが描かれています。彼女がいかにして強力な霊能者になったのか、そうなる前の彼女の様子とあわせて、そこが印象深かったです。

小学生の時に起きた出来事のせいで、脳内が砂に侵(おか)される感覚に悩まされるようになった男の決断、変わろうと自分から動く姿にも、とても共感を覚えました。途中からは、「負けるな!」と声援を送りながら頁をめくってました。

にしても、さあああああ、ざざざざざという砂の音が頭にもとわりついて離れなくなるような作品でした。
〝ししりば〟の造形もインパクトありましたね。

ますます、著者の〈比嘉姉妹〉シリーズにハマっていってる今日この頃です。ヤバいよなあ。いや、こわ面白いからいいんだけど。
2022年2月20日に日本でレビュー済み
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澤村伊智先生の本はほぼ読んでいます。
味読できる作品が多いですし、ぼぎわんが、来るも何度も読んでいます。
現代の社会問題や、男尊女卑だけではない家庭の暗部などを焦点にあてつつ、妖怪退治をする比嘉姉妹シリーズです。
今回は夫婦の問題やフェミニズムというよりは、人間として成長していく幼い男女がテーマにあり、どの方も読みやすいのではないかと思います。
そして、オカルト色とエンタメ色がちょうど良い感じで配分されており、最後の男性主人公(語り手)の心の変わり方には感動を覚えました。
個人的に比嘉琴子が好きなので、琴子の過去に触れているのは嬉しかったですね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年9月4日に日本でレビュー済み
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今回は比嘉姉妹の姉パートです。「ずうのめ人形」だと妹パートだったからですかね。
中盤まで陰鬱な薄気味悪さが続き、終盤はゾッとさせられた上での怒涛の伏線回収が気持ちいいです。読み終わってから見る表紙も素晴らしい。
評価が分かれるのは時系列が入り乱れること、怪異の正体が判明すること、ラスト付近の後味の悪さでしょうか。私はそのあたりの要素はどれも好きなので高評価にしました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年3月2日に日本でレビュー済み
怖い話であるが、文章力(表現力?)がイマイチで、何を言いたいのか、どんな状況なのか、考え込んでしまう箇所が多々ある。そのたびに意識がそっちに取られるので、せっかくの恐怖感が興ざめするのが残念。前作「ぼぎわん」はそんな事なかったが。やる気あるんか?と思ってしまう作品。
2024年1月27日に日本でレビュー済み
一回目の読後感は、スケール小さい?という感じだった。
一軒の家の話でしかないじゃん、だし。

でもハイライトシーンをちまちまと読み返していたら
犬~~~、となった。
犬が「チッチッ」とアスファルトに爪をならしながらかけつけてくれるところはガッツポーズなしでは読めない(首輪はどうやって外したの?笑)。「チッチッ」って個人的にすごくいい。作者さんは犬を飼っていらっしゃるのかな。
犬というか生き物が人を護ってくれるというのはチベットの本(小説ではない)でも読んだことのあるシーン。
「ー私たちは不意に、奥まで入りすぎたのかもしれない、と思う。急いで斜面を下りることにした。途中、私は胸の中になにかはいってきたような感じがしたが、気にしないようにした。下手に意識して思わず話してしまったりすると仲間が(そして自分も)動揺すると思ったからだ。しかし、同行の一人が「胸が痛い」と言い出す。私は「きたか」と思い不安にかられたが、あわてている暇はなかった。みなを鼓舞しながら、急いて山を下りていく。
そのときである。下のほうに巨大なヤクが一頭、こちらをじっと眺めているのがみえた。ちょうど山の尾根にぽつんと立っている。あたりに群れはいない。どういうわけかまるでこちらの事態を察しているかのように、我々が尾根に無事辿りつくまでずっと見守ってくれていた。そしてそのまま、麓にある僧院まで寄り添うように一緒になって歩いてくれたのだー」
(村上大輔2016『チベットー聖地の路地裏八年のラサ滞在記ー』156-157)

最近近所の神社が狛犬を新調しているらしくて、狛犬ってどんな意味あるんかな?とかいろいろ思わされた。

家(”イエ”っぽい感じもする笑)を護る存在ってのも、住んでいる人の現実より型を重んじるという、昔の日本なんかにもある思想(今も?)。”思想”のために住んでいる人の今感じることは無視するという意味では、
あ、結構着想として面白いのかな、とかいろいろ思わされた。
とにかく犬。誰のうちのでもいいから犬の顔がみたくなる。
犬飼っている人はいいなぁと思った。
2021年8月12日に日本でレビュー済み
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他の方のレビューがまちまちなので少し迷いながら購入しましたが、話の流れや予想以上の敵と言って良いか分かりませんが、敵キャラの強さに良い意味で楽しめました。
2021年2月16日に日本でレビュー済み
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読んだら絶対に面白いし、自分が好きな作家さんの一人になるだろうと思っていましたが、
何となく手を出さず最近やっと読み始めました。
案の定、登場人物は魅力的、文章は秀悦、ぐっと引き込まれる展開に興奮しました。
今後、登場人物がどんな怪異に巻き込まれていくのか楽しみです。