怪談専門誌『
幽 2012年 02月号 [雑誌
]』で初登場した作家ということで、
怪異談が好きな私としては迷わずに購入しました。
題名の通り、「音」が重要な要素になっています。
この本を読んでいると、全く違う状況なのに、
なぜか小さいころに聞いた音や情景が思い浮かんできます。
不思議です。でもこれが小説の醍醐味かもしれません。
この本は短編集ですが、短編の内容は正統派な怪異談から
日常での不思議な話まで変化に富んでいます。
このあたりはさすがに「せつなさの達人」といったところでしょうか。
ただし、最後の短編を読み終わると、全ての短編に一貫した芯が
通っていることがわかります。
読み終えたときに不思議な爽快感が味わえるいい作品だと思います。
個人的なおススメですが、この本を読むときは短編を順番通りに読むほうがいいと思います。
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死者のための音楽 (角川文庫) 文庫 – 2013/11/22
山白 朝子
(著)
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ねえ、音楽は聞こえている?
死にそうになるたびに、それが聞えてくるの――。母をとりこにする、美しい音楽とは。表題作「死者のための音楽」ほか、人との絆を描いた怪しくも切ない七篇を収録。怪談作家、山白朝子が描く愛の物語。
死にそうになるたびに、それが聞えてくるの――。母をとりこにする、美しい音楽とは。表題作「死者のための音楽」ほか、人との絆を描いた怪しくも切ない七篇を収録。怪談作家、山白朝子が描く愛の物語。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2013/11/22
- 寸法10.7 x 1.1 x 15 cm
- ISBN-104041010764
- ISBN-13978-4041010761
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商品の説明
著者について
●著者:山白 朝子
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA; 一般文庫版 (2013/11/22)
- 発売日 : 2013/11/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4041010764
- ISBN-13 : 978-4041010761
- 寸法 : 10.7 x 1.1 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 233,586位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月22日に日本でレビュー済み
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乙一作品から辿り着きました。天帝妖狐・石の目の様なちょっと古い言い伝え・物語的な感じの作品が多い感じでしょうか。静かな怖さや静かな切なさを感じました。乙一作品が好きな方は安心して(安定感)読めるかと思います。
2015年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哀愁のある物語です。
読んだ後の後を引く余韻がたまりません。
ミステリー的な❝オチ❞を求める人には向かないかもしれません。
読んだ後の後を引く余韻がたまりません。
ミステリー的な❝オチ❞を求める人には向かないかもしれません。
2016年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者のことを全く知りませんでした。偶然にも手に取ることができ、得をしました。ご自分の内世界を構築していて、その世界をごく自然のように物語る作者が好きなのです。とても満足です。
2016年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思ったより読みやすく、そこまで暗くなく、気軽に時間潰しできた。
2013年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな名義も使っていたとは……!
中田永一についても思ったけど、「乙一」ブランドを使わなくてもファンがついてしまうなんて、まるでスティーヴン・キングのよう。
特に気に入ったのは「鳥とファフロッキーズ現象について」と「鬼物語」。
読むほどに五感が研ぎ澄まされていく感じがして、小説を読む喜びを感じた。
中田永一についても思ったけど、「乙一」ブランドを使わなくてもファンがついてしまうなんて、まるでスティーヴン・キングのよう。
特に気に入ったのは「鳥とファフロッキーズ現象について」と「鬼物語」。
読むほどに五感が研ぎ澄まされていく感じがして、小説を読む喜びを感じた。
2012年10月22日に日本でレビュー済み
乙一先生の別名義作品です。シンプルな文体でありながら、様々な情景が浮かんできました。
作品タイトルが示すように、色々な音に満ちた短編集です。
以下、各話の簡単なあらすじと感想になります。
【長い旅のはじまり】
<あらすじ>
ある夜、お寺の住職の元に物盗りに襲われたという娘が現れる。父親はその際に
殺されたのだと言い、娘は村に住むことになる。娘は身籠っており、やがて男の
子を出産する。不思議なことに、生まれた子供は訪れたことのない地や、聞いた
ことのないお経を知っていた――
<感想>
自然と引き込まれる不思議な語り文でした。短編でありながら、長い時の流れを
感じさせる物語でした。
【井戸を下りる】
<あらすじ>
井戸に落ちた主人公は、井戸の底で不思議な女性・雪と出逢う。井戸の底には部屋
があり、雪はそこで暮らしているのだと言う。雪に惹かれた主人公は、それ以後、
頻繁に井戸を下りて雪に逢いに行くが――
<感想>
井戸の底に部屋があるなんてとても奇妙ですが、それを当たり前のことのように
受け入れてしまう不思議な空気を醸していました。曖昧な結末が、かえって広がり
を見せる物語で良かったです。
【黄金工場】
<あらすじ>
森の奥に、有害と思える廃液を排出している工場があった。だが、その廃液には生
物を黄金に変えてしまう不思議な力があり、その秘密を知った親子は――
<感想>
この短編集の中で一番好きです。ファンタジーなのにリアルで、人間の業が浮き彫り
にされたような読後感でした。それと同時に切ない気持にもなり、とても奥が深い物
語だと思いました。
【未完の像】
<あらすじ>
仏師見習である主人公の元に、仏師になりたいという少女が現れる。少女が試しに削り
出した鳥の彫刻が余りに美しく、主人公は手ずから少女に仏像の彫り方を教えることに。
果たして、少女は仏像を完成させられるのか――
<感想>
彫刻の知識がまるでない私ですが、木を削る音が耳に届き、削りだされた彫刻がありあり
と浮かぶようでした。五感に訴えるような文体が本当に良かったです。
【鬼物語】
<あらすじ>
鬼に襲われたことで気がふれてしまった母。その子供である、泣き虫な少年とたくまし
い少女。鬼が棲む山を舞台に繰り広げられる、愛の物語――
<感想>
母親の話、少年と少女の話……一つ一つのエピソードが時を移ろいながら語られています
が、読み終えてみるとそれらが一本の時間軸の上にあることに気が付きます。惨い場面が
多いのですが、その奥に切ない人間ドラマを感じました。
【鳥とファブロッキーズ現象について】
<あらすじ>
父娘が負傷した不思議な鳥を拾う。父娘の元で順調に回復した鳥は、父娘の心を読み、願
いを叶えてくれた。ある時はテレビのリモコンを取ってくれたり、またある時は着替え用
のパンツを持ってきてくれたり……。そんなある日、父親が強盗に殺されてしまい――
<感想>
この話も凄く好きです。不思議な鳥との生活は興味深く、事件発生後はどうなるのかと
はらはらしました。結末は、思わず涙が出ました。全話に言えますが、シンプルな描写
なのに、奥が深いです。
【死者のための音楽】
<あらすじ>
手首を切って自殺した母親には、ある音楽が聞こえていて――
<感想>
母と娘、語り手が交互に変わる手法が良かったです。互いの深い愛情を感じると共に、
母親に聞こえていたという音色が、読み手にも聞こえてくるようでした。
作品タイトルが示すように、色々な音に満ちた短編集です。
以下、各話の簡単なあらすじと感想になります。
【長い旅のはじまり】
<あらすじ>
ある夜、お寺の住職の元に物盗りに襲われたという娘が現れる。父親はその際に
殺されたのだと言い、娘は村に住むことになる。娘は身籠っており、やがて男の
子を出産する。不思議なことに、生まれた子供は訪れたことのない地や、聞いた
ことのないお経を知っていた――
<感想>
自然と引き込まれる不思議な語り文でした。短編でありながら、長い時の流れを
感じさせる物語でした。
【井戸を下りる】
<あらすじ>
井戸に落ちた主人公は、井戸の底で不思議な女性・雪と出逢う。井戸の底には部屋
があり、雪はそこで暮らしているのだと言う。雪に惹かれた主人公は、それ以後、
頻繁に井戸を下りて雪に逢いに行くが――
<感想>
井戸の底に部屋があるなんてとても奇妙ですが、それを当たり前のことのように
受け入れてしまう不思議な空気を醸していました。曖昧な結末が、かえって広がり
を見せる物語で良かったです。
【黄金工場】
<あらすじ>
森の奥に、有害と思える廃液を排出している工場があった。だが、その廃液には生
物を黄金に変えてしまう不思議な力があり、その秘密を知った親子は――
<感想>
この短編集の中で一番好きです。ファンタジーなのにリアルで、人間の業が浮き彫り
にされたような読後感でした。それと同時に切ない気持にもなり、とても奥が深い物
語だと思いました。
【未完の像】
<あらすじ>
仏師見習である主人公の元に、仏師になりたいという少女が現れる。少女が試しに削り
出した鳥の彫刻が余りに美しく、主人公は手ずから少女に仏像の彫り方を教えることに。
果たして、少女は仏像を完成させられるのか――
<感想>
彫刻の知識がまるでない私ですが、木を削る音が耳に届き、削りだされた彫刻がありあり
と浮かぶようでした。五感に訴えるような文体が本当に良かったです。
【鬼物語】
<あらすじ>
鬼に襲われたことで気がふれてしまった母。その子供である、泣き虫な少年とたくまし
い少女。鬼が棲む山を舞台に繰り広げられる、愛の物語――
<感想>
母親の話、少年と少女の話……一つ一つのエピソードが時を移ろいながら語られています
が、読み終えてみるとそれらが一本の時間軸の上にあることに気が付きます。惨い場面が
多いのですが、その奥に切ない人間ドラマを感じました。
【鳥とファブロッキーズ現象について】
<あらすじ>
父娘が負傷した不思議な鳥を拾う。父娘の元で順調に回復した鳥は、父娘の心を読み、願
いを叶えてくれた。ある時はテレビのリモコンを取ってくれたり、またある時は着替え用
のパンツを持ってきてくれたり……。そんなある日、父親が強盗に殺されてしまい――
<感想>
この話も凄く好きです。不思議な鳥との生活は興味深く、事件発生後はどうなるのかと
はらはらしました。結末は、思わず涙が出ました。全話に言えますが、シンプルな描写
なのに、奥が深いです。
【死者のための音楽】
<あらすじ>
手首を切って自殺した母親には、ある音楽が聞こえていて――
<感想>
母と娘、語り手が交互に変わる手法が良かったです。互いの深い愛情を感じると共に、
母親に聞こえていたという音色が、読み手にも聞こえてくるようでした。
2013年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死者のための音楽が聞こえるお母さんの話。
乙一みたいなミステリーサスペンスではないので、
驚くような展開や謎解きはなしですが、
誰かのめずらしい体験記を読んでいるような気分になります。
乙一みたいなミステリーサスペンスではないので、
驚くような展開や謎解きはなしですが、
誰かのめずらしい体験記を読んでいるような気分になります。