安倍政権を経験して この国は
一体どうなっているんだ?
日本の民主主義は安倍晋三に破壊されたのか!
と 右翼分析やら
安倍晋三研究やらの本が溢れている。
でもこの本を読んで見て スッカリ理解できた。
最近戦後日本の映像をたくさん見られるようになった。
敗戦直後 日本軍人の幹部達が日本軍の軍服を着たまま
日本に降り立ったマッカーサーと握手している映像を見た。
国民を殺人者にした 又は国民を殺させた 日本軍の幹部達は すぐさまアメリカの下僕になってまたもや
日本人を裏切る。
そういう人たちが連綿とこの国の統治を担ってきたんだ。
とっても醜悪だけど 目を背けてはいけない!
この本はそのことを とてもやさしい言葉で 納得させてくれる。
この本に書いてあることは
この数年私が見てきた 考えてきたこととほとんど重なっていた。
著者は見えている現象の
その本当の原因を提示してくれた。
戦後日本の政治の根本原因まで遡って 間違いのない分析をした。
民主主義についての考察も ギリシャの民主主義
ソクラテスとソフィストまで遡って民主主義の本質を分析している。
そんなに長い本ではないが
安倍 菅 岸田
政権を眺めながら
問題の本質は 安倍政権では無い
という!
アメリカが敗戦日本をずーとアメリカの属国として
アジア支配の拠点とし続ける為に行ってきた政策 そこに問題の本質が有ると言う。
敗戦後はロシア
北朝鮮
冷戦後は
中国にアメリカが対抗するために
アメリカは日本が軍事力を拡大するように日本政府に圧力をかけてきた。
しかもその軍事力は際限なく大きくならないよう
常にアメリカのコントロール下に置かなくてはいけない。
アメリカに押し付けられた平和憲法
戦争放棄した憲法9条を日本人は大切に守ってきた。
それはアメリカの要求に逆らう事になっていた。
日本を軍国化したい勢力は
戦前の帝国憲法に戻したい右翼達だ。
アメリカの敵の帝国憲法信奉者達は
アメリカの望む日本の軍事力拡大を要求する。
日本の政治家は 敗戦してアメリカの属国になった以上 本当の心とは別にアメリカの言いなりになることで日本を統治するしかなかった。
アメリカ追従一本槍
アメリカの望むように憲法改正して軍事力をアメリカの望むようにするために
右翼達の力が必要だったのだ。
アメリカの敵だった 岸信介達 帝国日本の官僚達が
アメリカに重用されて戦後の日本をアメリカの属国にし続ける事ができた。
敗戦した日本人が大嫌いな 帝国日本の復活を望み街宣車でがなり立てる右翼達の資金源がどこから来るのか不思議だったけど この本を読んでスッカリ戦後日本の裏で起きていた 本当の事実関係が丸見えになった。
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長期腐敗体制 (角川新書) 新書 – 2022/6/10
白井 聡
(著)
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なぜ、この国ではいつも頭から腐っていくのか?構造的理由を解明する。
衰退途上国から脱け出すために――。
なぜ、いつも頭(トップ)から腐るのか!?
不正で、無能で、腐敗した組織が続く構造的理由を、レジーム分析を続ける政治学者が剔抉する。
悪徳の三拍子がそろった時代。
不正=間違った政治理念を追求。ないしは、その理念に動機付けられている
無能=統治能力が不足している
腐敗=権力を私物化し、乱用している
第二次安倍政権以降の状況は「体制」と呼ぶ方が的確だ。
体制とはトップが入れ替わっても権力構造が基本的に変わらない状態を指し、個人名に重きを置く政権とは違う。
長期腐敗体制と化していった要因を洗い出し、シニシズム(冷笑主義)を打ち破る術を模索する。
■日本は腐敗した衰退途上国だ
■エリートがしっかりすれば国がうまくいくわけではない
■前線だが最前線ではない、という日本の位置
■日本の戦後レジームの本質は朝鮮戦争レジーム
■日米の「価値観の共有」は空洞化している
■前提からおかしかった「デフレからの脱却」
■リフレ派も反リフレ派も勝者ではない
■中曽根は対米交渉カードをみずから放棄した
■冷戦秩序への回帰は不可能だ
■維新の会とデモクラシー
■二〇一二年体制と近代国民国家の終わり?
【目次】
序 章 すべての道は統治崩壊に通ず――私たちはどこに立っているか?
第一章 二〇一二年体制とは何か?――腐敗はかくして加速した
第二章 二〇一二年体制の経済政策――アベノミクスからアベノリベラリズムへ
第三章 二〇一二年体制の外交・安全保障1――戦後史から位置づける
第四章 二〇一二年体制の外交・安全保障2――「冷戦秩序」幻想は崩壊した
第五章 二〇一二年体制と市民社会――命令拒絶は倫理的行為である
あとがき
参考文献一覧
衰退途上国から脱け出すために――。
なぜ、いつも頭(トップ)から腐るのか!?
不正で、無能で、腐敗した組織が続く構造的理由を、レジーム分析を続ける政治学者が剔抉する。
悪徳の三拍子がそろった時代。
不正=間違った政治理念を追求。ないしは、その理念に動機付けられている
無能=統治能力が不足している
腐敗=権力を私物化し、乱用している
第二次安倍政権以降の状況は「体制」と呼ぶ方が的確だ。
体制とはトップが入れ替わっても権力構造が基本的に変わらない状態を指し、個人名に重きを置く政権とは違う。
長期腐敗体制と化していった要因を洗い出し、シニシズム(冷笑主義)を打ち破る術を模索する。
■日本は腐敗した衰退途上国だ
■エリートがしっかりすれば国がうまくいくわけではない
■前線だが最前線ではない、という日本の位置
■日本の戦後レジームの本質は朝鮮戦争レジーム
■日米の「価値観の共有」は空洞化している
■前提からおかしかった「デフレからの脱却」
■リフレ派も反リフレ派も勝者ではない
■中曽根は対米交渉カードをみずから放棄した
■冷戦秩序への回帰は不可能だ
■維新の会とデモクラシー
■二〇一二年体制と近代国民国家の終わり?
【目次】
序 章 すべての道は統治崩壊に通ず――私たちはどこに立っているか?
第一章 二〇一二年体制とは何か?――腐敗はかくして加速した
第二章 二〇一二年体制の経済政策――アベノミクスからアベノリベラリズムへ
第三章 二〇一二年体制の外交・安全保障1――戦後史から位置づける
第四章 二〇一二年体制の外交・安全保障2――「冷戦秩序」幻想は崩壊した
第五章 二〇一二年体制と市民社会――命令拒絶は倫理的行為である
あとがき
参考文献一覧
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2022/6/10
- 寸法11 x 1.2 x 17.5 cm
- ISBN-104040824229
- ISBN-13978-4040824222
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商品の説明
著者について
●白井 聡:思想史家、政治学者、京都精華大学教員。1977年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。3.11を基点に日本現代史を論じた『永続敗戦論 戦後日本の核心』により、第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞などを受賞。その他の著書に『未完のレーニン』、『「物質」の蜂起をめざして レーニン、〈力〉の思想(増補新版)』、『国体論 菊と星条旗』、『武器としての「資本論」』などがある。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2022/6/10)
- 発売日 : 2022/6/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4040824229
- ISBN-13 : 978-4040824222
- 寸法 : 11 x 1.2 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 47,227位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年6月18日に日本でレビュー済み
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①著者の分析に全面的に賛成する。コロナ禍での政府の対応は完全に失敗した。ワクチン開発は遅れ、治療薬さえ外国頼みである。安倍首相時代の森友加計問題も未解決のままだ。にもかかわらず自公政権が崩壊しないのは、野党に力がないからだ。
②デフレ脱却の道筋さえ出せない。スキャンダルを批判するだけで満足している。参議院選挙を目前にして野党共闘の動きは皆無である。維新を巻き込んで自公に対抗する意欲はないのだろうか?そもそも選挙に勝とうという意欲はないのだろうか?呆れるばかりである。どうすれば良いか?
本書に答えがある。
読み応えのある本だ。
お勧めの一冊だ。
②デフレ脱却の道筋さえ出せない。スキャンダルを批判するだけで満足している。参議院選挙を目前にして野党共闘の動きは皆無である。維新を巻き込んで自公に対抗する意欲はないのだろうか?そもそも選挙に勝とうという意欲はないのだろうか?呆れるばかりである。どうすれば良いか?
本書に答えがある。
読み応えのある本だ。
お勧めの一冊だ。
2023年9月20日に日本でレビュー済み
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出世作『永続配線論』に次ぐ論旨明快な好著である。著者の立場に対しては賛否両論があると思うが、どちらの側にたつにせよ一読の価値がある。
2022年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書が刊行されたあと安倍元首相が選挙演説中に銃撃され死亡しました。
犯人は旧統一教会に家族崩壊された恨みから、教団と親密な安倍元首相をターゲットにしたと報道されています。
この事件から教団と多くの自民党議員(他党議員も少数いました)との関係が問題になり、本書を読みながら、ここまで劣化しているのかとの思いを深くしました。
岸田首相は、唐突に安部元首相の国葬を決めたのです。
この国葬は、安部隠しそのものであることは明らかです。
もちろん、旧統一教会と関係した議員は、教団票を差配した安倍派が圧倒的な多さであり、選挙を通じて自民と教団がズブズブだったことが判明したのです。
岸田首相は、支持率低下を看過できず旧統一教会への「質問権」を行使できるよう関係省庁に指示しましたが、本気度も疑わしいと思います。
解散してほしいのは旧統一教会だけでなく、岸田政権こそ解散してほしいと思ったのは評者だけでしょうか。
アベノミックスの失敗に起因する円安進行にともなう物価高、ロシヤのウクライナ侵攻戦争、なによりも明らかにしてほしいのは対コロナ対策に関連した経済対策に計上された二兆二千百億ドル(円換算で二百四十三・一兆円)の中で使途不明な11兆円を明らかにして国民に開示することを岸田政権に強く求めます。(本書P34)
これからコロナ感染第八波の到来も予測され、アベノミックス失敗に起因する円安進行など問題山積な時に岸田首相は家族旅行(岸田首相の長男を突然秘書官に登用し、奥方と息子も同行させたから)でオーストラリアへ旅たちました。
都合の悪い時の外遊という安倍元首相の悪癖を踏襲していますから、著者のいうように2012年体制は、まちがいなく岸田首相に継承されています。
政、官、財、そして民の劣化がノーリターン・ポイントを通りすぎ、維新の会のようにナチスを髣髴とさせる政党が、これから跋扈するのかと思うと空恐ろしくなります。
著者も「維新の会とデモクラシー」という章で下の・・・・・内のように記述しています。
・・・・・
(前文略)大阪府の新型コロナによる死亡率が全国一高いという事実が、2008年に橋本徹氏が大阪府知事に就任して以来の維新政治の結果です。同党の標榜する「身を切る改革」なるものによって公的医療、行政リソースが縮小され、この惨たる結果を招いたことは否定しょうがないでしょう。
そんな維新の会が、吉村洋文大阪府知事の「コロナ対策でよく頑張っている」との評価によって得票を伸ばしたのですから、もうこの状況はジョークとしか言いようがありません。
こうした印象づけに寄与した、というかヴァ―チャルリアルテイをつくり出したのは在版メディアであるといって間違いないでしょう。私は京都に在住しており、大阪のテレビ局の電波が入っているのでよくわかりますが、感染拡大が生じると吉村大阪府知事はワイドショーを中心に各局をハシゴするように出演し続けました。その際、必死の表情を浮かべながら、用意された原稿を棒読みすることもなく、行動規制や営業規制に協力してくれるよう低姿勢でお願いを繰り返しました。それだけを見れば、感じは良かったわけです。
(長文を中略します)
そして、維新の会の創設者、橋本徹氏は、今日もまたテレビ画面のなかで森羅万象について語り尽くしています。(P224~229)
・・・・・
頑迷、愚鈍、無知、誇大妄想、などという言葉が頭を駆け巡ります。
本書で著者白井聡さん述べていることはすべて正鵠を射ている故に、本書を読み終え、やりきれない気持ちで憂鬱になってしまいました。
犯人は旧統一教会に家族崩壊された恨みから、教団と親密な安倍元首相をターゲットにしたと報道されています。
この事件から教団と多くの自民党議員(他党議員も少数いました)との関係が問題になり、本書を読みながら、ここまで劣化しているのかとの思いを深くしました。
岸田首相は、唐突に安部元首相の国葬を決めたのです。
この国葬は、安部隠しそのものであることは明らかです。
もちろん、旧統一教会と関係した議員は、教団票を差配した安倍派が圧倒的な多さであり、選挙を通じて自民と教団がズブズブだったことが判明したのです。
岸田首相は、支持率低下を看過できず旧統一教会への「質問権」を行使できるよう関係省庁に指示しましたが、本気度も疑わしいと思います。
解散してほしいのは旧統一教会だけでなく、岸田政権こそ解散してほしいと思ったのは評者だけでしょうか。
アベノミックスの失敗に起因する円安進行にともなう物価高、ロシヤのウクライナ侵攻戦争、なによりも明らかにしてほしいのは対コロナ対策に関連した経済対策に計上された二兆二千百億ドル(円換算で二百四十三・一兆円)の中で使途不明な11兆円を明らかにして国民に開示することを岸田政権に強く求めます。(本書P34)
これからコロナ感染第八波の到来も予測され、アベノミックス失敗に起因する円安進行など問題山積な時に岸田首相は家族旅行(岸田首相の長男を突然秘書官に登用し、奥方と息子も同行させたから)でオーストラリアへ旅たちました。
都合の悪い時の外遊という安倍元首相の悪癖を踏襲していますから、著者のいうように2012年体制は、まちがいなく岸田首相に継承されています。
政、官、財、そして民の劣化がノーリターン・ポイントを通りすぎ、維新の会のようにナチスを髣髴とさせる政党が、これから跋扈するのかと思うと空恐ろしくなります。
著者も「維新の会とデモクラシー」という章で下の・・・・・内のように記述しています。
・・・・・
(前文略)大阪府の新型コロナによる死亡率が全国一高いという事実が、2008年に橋本徹氏が大阪府知事に就任して以来の維新政治の結果です。同党の標榜する「身を切る改革」なるものによって公的医療、行政リソースが縮小され、この惨たる結果を招いたことは否定しょうがないでしょう。
そんな維新の会が、吉村洋文大阪府知事の「コロナ対策でよく頑張っている」との評価によって得票を伸ばしたのですから、もうこの状況はジョークとしか言いようがありません。
こうした印象づけに寄与した、というかヴァ―チャルリアルテイをつくり出したのは在版メディアであるといって間違いないでしょう。私は京都に在住しており、大阪のテレビ局の電波が入っているのでよくわかりますが、感染拡大が生じると吉村大阪府知事はワイドショーを中心に各局をハシゴするように出演し続けました。その際、必死の表情を浮かべながら、用意された原稿を棒読みすることもなく、行動規制や営業規制に協力してくれるよう低姿勢でお願いを繰り返しました。それだけを見れば、感じは良かったわけです。
(長文を中略します)
そして、維新の会の創設者、橋本徹氏は、今日もまたテレビ画面のなかで森羅万象について語り尽くしています。(P224~229)
・・・・・
頑迷、愚鈍、無知、誇大妄想、などという言葉が頭を駆け巡ります。
本書で著者白井聡さん述べていることはすべて正鵠を射ている故に、本書を読み終え、やりきれない気持ちで憂鬱になってしまいました。
2022年11月16日に日本でレビュー済み
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なぜ腐敗続きの自民党に多くの人が投票するのか不思議で仕方がなかったが、この書物を読んでやっと納得できた。今アメリカでも衆愚政治が問題にされているが、日本でも同じことが起きているということだ。
もう誰にでも選挙権が与えられるという仕組みは考え直す時期に来ているのかもしれない。
選挙権を得るための資格審査というような制度に変えるべきではないのか。
その前に議員になるための資格審査という制度が必要なのではないか。
この本を読みながら、アメリカの異常なニュースを見ながら、考えてしまった。
もう誰にでも選挙権が与えられるという仕組みは考え直す時期に来ているのかもしれない。
選挙権を得るための資格審査というような制度に変えるべきではないのか。
その前に議員になるための資格審査という制度が必要なのではないか。
この本を読みながら、アメリカの異常なニュースを見ながら、考えてしまった。
2022年9月23日に日本でレビュー済み
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戦後から現在までの政治の底流を概観しています。
戦後復興の成功は、世界の大局から見ればたまさかの幸運(地政学的特徴と歴史的位相)のおかげであった。価値・システムに対して、政治家も民衆も冷静な認識を持つことができなかった(いわく勤勉な日本人、優れた企業と官僚制など)。55年体制が崩壊し、小選挙区制導入で一時的に政権交代が起こったもの、安倍政権になって底なし沼に嵌ってしまった。
著者はそれを3つに整理している。
●政治経済理念の誤り(日本会議・勝共連合に親和的、新自由主義、保守ですらない自民、アホノミクス)
●政治家・官僚の統治能力の欠如(ダム・干拓、コロナ対策、天文学的負債と長期にわたるゼロ金利)
●権力の私物化(森・加計・桜・五輪、検察・マスコミ・官僚への恫喝と忖度)
この泥沼を「体制」と呼んでいます。誤謬の輻輳による負のスパイラルで見かけ上は準安定ですが、大惨事へと向かう過程であって、体制といえるかどうか疑問ではあります。
極右(政治家・経済人)、えせ(学者・評論家・マスコミ)の跳梁跋扈とあいなった。書店もネットもヘイト、フェイクで満ち溢れている。指導層から民衆まで自家中毒を起こしている。
どうすればいいか?その処方箋は書かれていない。
この出版社の会長が五輪の贈収賄で逮捕されているのも皮肉である。
戦後復興の成功は、世界の大局から見ればたまさかの幸運(地政学的特徴と歴史的位相)のおかげであった。価値・システムに対して、政治家も民衆も冷静な認識を持つことができなかった(いわく勤勉な日本人、優れた企業と官僚制など)。55年体制が崩壊し、小選挙区制導入で一時的に政権交代が起こったもの、安倍政権になって底なし沼に嵌ってしまった。
著者はそれを3つに整理している。
●政治経済理念の誤り(日本会議・勝共連合に親和的、新自由主義、保守ですらない自民、アホノミクス)
●政治家・官僚の統治能力の欠如(ダム・干拓、コロナ対策、天文学的負債と長期にわたるゼロ金利)
●権力の私物化(森・加計・桜・五輪、検察・マスコミ・官僚への恫喝と忖度)
この泥沼を「体制」と呼んでいます。誤謬の輻輳による負のスパイラルで見かけ上は準安定ですが、大惨事へと向かう過程であって、体制といえるかどうか疑問ではあります。
極右(政治家・経済人)、えせ(学者・評論家・マスコミ)の跳梁跋扈とあいなった。書店もネットもヘイト、フェイクで満ち溢れている。指導層から民衆まで自家中毒を起こしている。
どうすればいいか?その処方箋は書かれていない。
この出版社の会長が五輪の贈収賄で逮捕されているのも皮肉である。
2023年6月30日に日本でレビュー済み
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本が安いからこれでいいだろうかな。
2022年9月7日に日本でレビュー済み
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政党と政治家、政権をよく整理、分析されていて期待以上でした。