「どうしてこんなに多くの人が死んだのですか」の小学生の問いに作者はこう答えている。
「原因の1つはおそらくメディアにあるのだと思う」
我々は忘却する生き物である。
地震や災害をその時はおそれはするが暫くたてば、復興の名の下に、経済優先でまちづくりをするのだ。
また福島第一原子力発電所の事故を題材とした『ノンフィクション』『映画』も制作されているが、ファクトよりも感動秘話に焦点が当てられている。
多くの報告書や証言から福島第一原発の事故は幸運が重なって最悪の爆発が避けられただけであるとの可能性が指摘されている。
もちろん私は福島第一原発の作業員、事故処理にあたった自衛隊に敬意を払うが問題のすり替えには賛同できない。
この本の作者三浦英之さんが震災から10年。忘れるなとの自戒を込めた「私的回顧録」である。
悲しくも美しい写真も胸を打つ。
表紙の写真は『帯』をとって全体を見て欲しい。歴史的名カットである。
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災害特派員 単行本 – 2021/2/5
三浦英之
(著)
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人を殺すのは「災害」ではない。いつだって「忘却」なのだ――。
東日本大震災から10年。あの日、津波被災地の最前線へと送られた「災害特派員」は何を見て、何を感じたのか。
地震発生の翌日に被災地に入り、目撃した「惨状」。
その後、「南三陸駐在」として現地に赴任し、人々と生活を共にしながら感じた、記録者としての「葛藤」。
そして、戦友とも言えるカメラマンの「死」……。
朝日新聞の現役記者であり、気鋭のルポライターとしても知られる筆者が綴る、3・11、もう一つの「南三陸日記」。
■目次
序章 答えられなかった質問の答え
第一章 地図のない町
第二章 社会部員たちとの夜
第三章 赴任命令
第四章 南三陸町長の強さと弱さ
第五章 戸倉小学校と戸倉中学校
第六章 異端児の挑戦
第七章 新しい命
第八章 ライバルとの食卓
第九章 警察官の死
第一〇章 ジャーナリズムとは何か
第一一章 最後の写真
あとがき
東日本大震災から10年。あの日、津波被災地の最前線へと送られた「災害特派員」は何を見て、何を感じたのか。
地震発生の翌日に被災地に入り、目撃した「惨状」。
その後、「南三陸駐在」として現地に赴任し、人々と生活を共にしながら感じた、記録者としての「葛藤」。
そして、戦友とも言えるカメラマンの「死」……。
朝日新聞の現役記者であり、気鋭のルポライターとしても知られる筆者が綴る、3・11、もう一つの「南三陸日記」。
■目次
序章 答えられなかった質問の答え
第一章 地図のない町
第二章 社会部員たちとの夜
第三章 赴任命令
第四章 南三陸町長の強さと弱さ
第五章 戸倉小学校と戸倉中学校
第六章 異端児の挑戦
第七章 新しい命
第八章 ライバルとの食卓
第九章 警察官の死
第一〇章 ジャーナリズムとは何か
第一一章 最後の写真
あとがき
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2021/2/5
- 寸法18.8 x 12.8 x 1.9 cm
- ISBN-104023319309
- ISBN-13978-4023319301
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商品の説明
出版社からのコメント
人を殺すのは「災害」ではない。いつだって「忘却」なのだ――。
東日本大震災から10年。あの日、津波被災地の最前線へと送られた「災害特派員」は何を見て、何を感じたのか。
地震発生の翌日に被災地に入り、目撃した「惨状」。
その後、「南三陸駐在」として現地に赴任し、人々と生活を共にしながら感じた、記録者としての「葛藤」。
そして、戦友とも言えるカメラマンの「死」……。
朝日新聞の現役記者であり、気鋭のルポライターとしても知られる筆者が綴る、3・11、もう一つの「南三陸日記」。
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序章 答えられなかった質問の答え
第一章 地図のない町
第二章 社会部員たちとの夜
第三章 赴任命令
第四章 南三陸町長の強さと弱さ
第五章 戸倉小学校と戸倉中学校
第六章 異端児の挑戦
第七章 新しい命
第八章 ライバルとの食卓
第九章 警察官の死
第一〇章 ジャーナリズムとは何か
第一一章 最後の写真
あとがき
東日本大震災から10年。あの日、津波被災地の最前線へと送られた「災害特派員」は何を見て、何を感じたのか。
地震発生の翌日に被災地に入り、目撃した「惨状」。
その後、「南三陸駐在」として現地に赴任し、人々と生活を共にしながら感じた、記録者としての「葛藤」。
そして、戦友とも言えるカメラマンの「死」……。
朝日新聞の現役記者であり、気鋭のルポライターとしても知られる筆者が綴る、3・11、もう一つの「南三陸日記」。
■目次
序章 答えられなかった質問の答え
第一章 地図のない町
第二章 社会部員たちとの夜
第三章 赴任命令
第四章 南三陸町長の強さと弱さ
第五章 戸倉小学校と戸倉中学校
第六章 異端児の挑戦
第七章 新しい命
第八章 ライバルとの食卓
第九章 警察官の死
第一〇章 ジャーナリズムとは何か
第一一章 最後の写真
あとがき
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2021/2/5)
- 発売日 : 2021/2/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 296ページ
- ISBN-10 : 4023319309
- ISBN-13 : 978-4023319301
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 146,712位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 37位災害
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テレビでは決してやらない、本当の真実を知りたくて。同じ人間として知らないといけないと思ったので購入しました。現場の生の声が聞けれて、とても魂に響きました。
2021年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
福島の絶望的な未来を記した『白い土地』が硬派なルポなら、本書は震災10年を機に著者が被災地で繋がった人たちとの思い出をあえて主観的に綴ったエッセイ。作中に登場する渡辺龍カメラマンは、「未来のことなんて誰にもわからないからこそ、明るい写真を撮りたい」という言葉と心揺さぶる写真を遺しました。この10年の間に著者はジャーナリズムを学ぶためにアメリカに留学。本当の意味での「情報」はインターネットでは入手できず、時間的・身体的な代償なしには決して手に入れられないとの言葉には襟を正されるようでした。
2021年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者の作品に外れがない。震災の情報を取捨した簡潔な文章と鮮やか造形は感動的な残像がある。不器用で正直な人だ。そして「かっこつけ」でもある。それを美学にしている節がある。作品の中にときどき顔を出し、背中で語らせている。キザになりかねないところをそうさせない表現上手、描写上手である。今回に作品もいたく感動した。
2021年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
南三陸日記のバックグラウンドというか、さらに詳しい状況が書かれていて、併せて読むことを強くお勧めする。
2021年2月7日に日本でレビュー済み
2011年7月17日。
初めて目の当たりにする被災地の景色。
一体何が起きてこうなったのか、家で映像で見てわかってはいたつもりだったけど、
それでも自分の脳では到底処理し切れないほど見る限り何もかもが失われた光景。
その中でも一番印象に残っていたのは「匂い」でした。
潮の腐ったような不快な匂いが時折夏の湿った風に混じって漂ってくる。
それは映像では決して伝わらない空気感であり、10年経とうとしている現在でも何よりその「匂い」の記憶が当時の感覚を呼び起こすのです。
「災害特派員」。
この本からは映像メディアでは伝えることのできない、
千年に一度と言われる大津波によってさらわれた土地の、そこに暮らしていた人々の「匂い」が感じられ、
読者をまるで被災地にいるかの様な錯覚に陥れてくれる。
その「匂い」は前作「南三陸日記」よりも今作の方が遥かに強いと思う。
”人を殺すのは「災害」ではない。いつだって「忘却」なのだ。”
コロナに振り回されがちな今だからこそ、3.11という未曾有の大災害を未来に伝えるためにも、
私たちはこの言葉を決して忘れてはいけない。
できれば多くの人に「災害特派員」を手に取って読んでもらえればと思います。
一体何が起きてこうなったのか、家で映像で見てわかってはいたつもりだったけど、
それでも自分の脳では到底処理し切れないほど見る限り何もかもが失われた光景。
その中でも一番印象に残っていたのは「匂い」でした。
潮の腐ったような不快な匂いが時折夏の湿った風に混じって漂ってくる。
それは映像では決して伝わらない空気感であり、10年経とうとしている現在でも何よりその「匂い」の記憶が当時の感覚を呼び起こすのです。
「災害特派員」。
この本からは映像メディアでは伝えることのできない、
千年に一度と言われる大津波によってさらわれた土地の、そこに暮らしていた人々の「匂い」が感じられ、
読者をまるで被災地にいるかの様な錯覚に陥れてくれる。
その「匂い」は前作「南三陸日記」よりも今作の方が遥かに強いと思う。
”人を殺すのは「災害」ではない。いつだって「忘却」なのだ。”
コロナに振り回されがちな今だからこそ、3.11という未曾有の大災害を未来に伝えるためにも、
私たちはこの言葉を決して忘れてはいけない。
できれば多くの人に「災害特派員」を手に取って読んでもらえればと思います。
2021年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Twitterでフォローもしているし、一度ちゃんと著書を読んでみたかった…で購入した者としては、まず面白かったと言えましょう。一冊の本としては若干バランスに難ありとか、個性的(過ぎ)で理解できない文もあったりとか、で星一つ減。
『南三陸日記』もKindle化希望です。
『南三陸日記』もKindle化希望です。
2021年10月6日に日本でレビュー済み
すでに肯定的なレビューを読めば本書の価値はわかろうというもの。敢えて付言するとしたら、著者も言っているように、東日本大震災の被災者を取材して即座に文字にするのではなく、時間をおいたがゆえに分析や意味づけが加わり、よく熟成されたという点でしょう。10年という歳月をおいたのが作品に奥行きを与えたと思います。ジャーナリストとしていちばん成長する30代後半から40代にかけて、著者の三浦氏の技量の向上は驚異的といえます。本多勝一、筑紫哲也、船橋洋一につらなる朝日新聞の代表的なジャーナリストの地位を確立しているといえます。