自衛隊について考えるとき、わたしたちは災害救助の現場ではたらく方々、あるいはときの防衛大臣の顔が思い浮かぶのではないでしょうか。
しかし、行政組織であるからには当然幹部がおり、彼らの思考が組織にも反映されています。そのことがこの本を読めばわかります。
「現場の方々はいい人が多い」「○○防衛大臣が気に入らない」だけでは生産的な議論になりません。自衛隊についての議論の水準を上げるきっかけになる良書でした。
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防衛省の研究 歴代幹部でたどる戦後日本の国防史 (朝日新書) 新書 – 2021/12/13
辻田真佐憲
(著)
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なぜ多くの「天皇」が生まれ、いまも旭日旗がひらめくのか。
戦後日本の国防を担ってきた実力組織。
そのトップに君臨した者たちの知られざる素顔とは――。
戦前日本軍に続く実力組織となった「防衛省・自衛隊」。朝鮮戦争、東西冷戦、湾岸戦争を経ることで変質していく一方、平成以降、多発する災害任務によって信頼感は高まっている。
「軍隊からの安全」か、それとも「軍隊による安全」か。安全保障環境が激変するいま、求められる「適度なバランス」とは――。
日本海軍の再建を模索した元海軍大将、防衛大学校の基礎を作った初代校長、マルクスを引用して問題となった官僚、尊敬する人物に「ヒトラー」を挙げる防大生、
三島由紀夫の体験入隊をアレンジした広報課長、自衛隊「超法規的行動」を強調した統幕議長、小池百合子と対立しポストを失った事務次官……。
「自衛隊の父」ともされる増原恵吉から安倍政権下での統合幕僚長・河野克俊まで、歴代幹部のライフストーリーを基に戦後日本の安全保障の変遷をたどる。
■目次
第一部 朝鮮戦争と内務軍閥の覇権
第一章 知られざる自衛隊の父――「昭和の大村益次郎」増原恵吉
内務省の抜け目ない鬼課長/警察部長なのに召集される/香川県知事で苦労して丸くなる/朝鮮戦争で白羽の矢が立つ/内務省人脈をフル活用して組織づくり
ユニフォームのトップを誰にするか問題/シビリアン・コントロールの変質/参議院議員になり「防衛の増原」に/防衛庁長官を二度も引責辞任
第二章 自衛隊精神の核心は何ぞや――初代統幕議長・林敬三の慧眼
内務省の「沈没」に「つらい」/宮内庁から警察予備隊へ/神代時代の警察予備隊は混乱つづき/「予備隊精神」の確立を訴える/「青年日本の歌」を禁じるバランス感覚
第三章 ジェントルマンたれ――防衛大学校と槇智雄の「マキイズム」
「賊軍」だった槇家の歴史/英国の全寮制に大きな影響を受ける/「こういうことをやれといわれるなら実にやり甲斐がある」/批判的な元軍人も感服させる/マキイズムの試練はこれから
第四章 旭日旗がいまもひらめく理由――うごめく海軍再建の夢
山本五十六に直談判してテヘランへ/「この組織から日本の海軍は生まれる」/初代にふさわしい活躍ぶり/海上保安庁に役者が揃う/掃海部隊に最上級の称賛「ウェル・ダン」 日本嫌いだった「三一ノット・バーク」/日米海軍の蜜月と野村機関の暗躍/コースト・ガードではなく「スモール・ネービィ」/「海上自衛隊のほうが自分を大事に」
第二部 東西冷戦と防衛思想の創生
第五章 自衛隊は徹底的に管理せよ――傲岸不遜の「天皇」海原治
筧克彦との祭政問答/先輩の「明哲保身の術」に反発する/満洲での軍隊経験が「天皇」の下地に/蚊帳のなかで法案を起草する/やむなく防衛官僚の道に
階級名称、任用制限にも関わる/「陸原」で「海空治まらず」/「海原天皇」の全盛期/官途を去り、軍事評論家へ
第六章 防衛力整備に主体性を――理論家・久保卓也と「防衛計画の大綱」
戦時中は軍令部で米州情報の分析/ポシビリティーとプロバビリティー/「小粒でもピリリと辛い防衛体制」/旗振り役としての功績は減ぜず
第七章 生え抜きは文学者?――「眠狂四郎」夏目晴雄と「プリンス」西廣整輝
特別調達庁を紹介され「役人かよ」/マルクスを引用して問題に/防衛庁で名物上司にめぐりあう/次官室を「夏目バー」に
田母神論文事件に「いつか来た道」/文学部国史学科より防衛庁へ/プリンスとして期待される/有事法制は「金庫にしまっておけばいい」
第八章 超法規的にやるしかない――栗栖弘臣の早すぎた正論
戦犯裁判で特別弁護人を務める/ミリテールか、デファンスか/広島市内で戦車パレードを断行/問題発言続きで「前科四犯」/晩年まで姿勢は変わらず
第九章 共に起ち、共に死なう――三島由紀夫の片恋慕のゆくえ
「海原天皇」、三島の体験入隊を拒否する/広報のプロフェッショナル、伊藤圭一の協力/体験入隊に協力しながら拘束された益田兼利/防大生アンケートは悪ふざけだった?
第三部 内憂外患と動く自衛隊
第一〇章 瀆された防衛省の門出――守屋武昌の栄光と転落
民間企業を経て防衛庁へ/阪神淡路大震災で自衛隊の積極活用を主張/沖縄問題に関わり、官房長に抜擢される/念願成就も束の間、山田洋行事件で逮捕
第一一章 歴史観を書いて何が悪い――「お調子者」田母神俊雄
父に「防衛大学に行け」と言われて自衛隊へ/幹部学校で渡部昇一の本に出会う/出世の陰で先鋭化していく言動/田母神事件は特殊例として片付けられない
第一二章 オペレーションの時代へ――安倍政権と伴走した「史上最長の統幕長」河野克俊
全寮制が楽しそうで防大を志願/『坂の上の雲』が転機となり首席卒業へ/イージス艦衝突事件で更迭される/田母神論文事件との意外なつながり/「軍隊からの安全」と「軍隊による安全」
戦後日本の国防を担ってきた実力組織。
そのトップに君臨した者たちの知られざる素顔とは――。
戦前日本軍に続く実力組織となった「防衛省・自衛隊」。朝鮮戦争、東西冷戦、湾岸戦争を経ることで変質していく一方、平成以降、多発する災害任務によって信頼感は高まっている。
「軍隊からの安全」か、それとも「軍隊による安全」か。安全保障環境が激変するいま、求められる「適度なバランス」とは――。
日本海軍の再建を模索した元海軍大将、防衛大学校の基礎を作った初代校長、マルクスを引用して問題となった官僚、尊敬する人物に「ヒトラー」を挙げる防大生、
三島由紀夫の体験入隊をアレンジした広報課長、自衛隊「超法規的行動」を強調した統幕議長、小池百合子と対立しポストを失った事務次官……。
「自衛隊の父」ともされる増原恵吉から安倍政権下での統合幕僚長・河野克俊まで、歴代幹部のライフストーリーを基に戦後日本の安全保障の変遷をたどる。
■目次
第一部 朝鮮戦争と内務軍閥の覇権
第一章 知られざる自衛隊の父――「昭和の大村益次郎」増原恵吉
内務省の抜け目ない鬼課長/警察部長なのに召集される/香川県知事で苦労して丸くなる/朝鮮戦争で白羽の矢が立つ/内務省人脈をフル活用して組織づくり
ユニフォームのトップを誰にするか問題/シビリアン・コントロールの変質/参議院議員になり「防衛の増原」に/防衛庁長官を二度も引責辞任
第二章 自衛隊精神の核心は何ぞや――初代統幕議長・林敬三の慧眼
内務省の「沈没」に「つらい」/宮内庁から警察予備隊へ/神代時代の警察予備隊は混乱つづき/「予備隊精神」の確立を訴える/「青年日本の歌」を禁じるバランス感覚
第三章 ジェントルマンたれ――防衛大学校と槇智雄の「マキイズム」
「賊軍」だった槇家の歴史/英国の全寮制に大きな影響を受ける/「こういうことをやれといわれるなら実にやり甲斐がある」/批判的な元軍人も感服させる/マキイズムの試練はこれから
第四章 旭日旗がいまもひらめく理由――うごめく海軍再建の夢
山本五十六に直談判してテヘランへ/「この組織から日本の海軍は生まれる」/初代にふさわしい活躍ぶり/海上保安庁に役者が揃う/掃海部隊に最上級の称賛「ウェル・ダン」 日本嫌いだった「三一ノット・バーク」/日米海軍の蜜月と野村機関の暗躍/コースト・ガードではなく「スモール・ネービィ」/「海上自衛隊のほうが自分を大事に」
第二部 東西冷戦と防衛思想の創生
第五章 自衛隊は徹底的に管理せよ――傲岸不遜の「天皇」海原治
筧克彦との祭政問答/先輩の「明哲保身の術」に反発する/満洲での軍隊経験が「天皇」の下地に/蚊帳のなかで法案を起草する/やむなく防衛官僚の道に
階級名称、任用制限にも関わる/「陸原」で「海空治まらず」/「海原天皇」の全盛期/官途を去り、軍事評論家へ
第六章 防衛力整備に主体性を――理論家・久保卓也と「防衛計画の大綱」
戦時中は軍令部で米州情報の分析/ポシビリティーとプロバビリティー/「小粒でもピリリと辛い防衛体制」/旗振り役としての功績は減ぜず
第七章 生え抜きは文学者?――「眠狂四郎」夏目晴雄と「プリンス」西廣整輝
特別調達庁を紹介され「役人かよ」/マルクスを引用して問題に/防衛庁で名物上司にめぐりあう/次官室を「夏目バー」に
田母神論文事件に「いつか来た道」/文学部国史学科より防衛庁へ/プリンスとして期待される/有事法制は「金庫にしまっておけばいい」
第八章 超法規的にやるしかない――栗栖弘臣の早すぎた正論
戦犯裁判で特別弁護人を務める/ミリテールか、デファンスか/広島市内で戦車パレードを断行/問題発言続きで「前科四犯」/晩年まで姿勢は変わらず
第九章 共に起ち、共に死なう――三島由紀夫の片恋慕のゆくえ
「海原天皇」、三島の体験入隊を拒否する/広報のプロフェッショナル、伊藤圭一の協力/体験入隊に協力しながら拘束された益田兼利/防大生アンケートは悪ふざけだった?
第三部 内憂外患と動く自衛隊
第一〇章 瀆された防衛省の門出――守屋武昌の栄光と転落
民間企業を経て防衛庁へ/阪神淡路大震災で自衛隊の積極活用を主張/沖縄問題に関わり、官房長に抜擢される/念願成就も束の間、山田洋行事件で逮捕
第一一章 歴史観を書いて何が悪い――「お調子者」田母神俊雄
父に「防衛大学に行け」と言われて自衛隊へ/幹部学校で渡部昇一の本に出会う/出世の陰で先鋭化していく言動/田母神事件は特殊例として片付けられない
第一二章 オペレーションの時代へ――安倍政権と伴走した「史上最長の統幕長」河野克俊
全寮制が楽しそうで防大を志願/『坂の上の雲』が転機となり首席卒業へ/イージス艦衝突事件で更迭される/田母神論文事件との意外なつながり/「軍隊からの安全」と「軍隊による安全」
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2021/12/13
- 寸法17.2 x 10.7 x 1.2 cm
- ISBN-104022951524
- ISBN-13978-4022951526
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出版社からのコメント
なぜ多くの「天皇」が生まれ、いまも旭日旗がひらめくのか。
戦後日本の国防を担ってきた実力組織。
そのトップに君臨した者たちの知られざる素顔とは――。
戦前日本軍に続く実力組織となった「防衛省・自衛隊」。朝鮮戦争、東西冷戦、湾岸戦争を経ることで変質していく一方、平成以降、多発する災害任務によって信頼感は高まっている。
「軍隊からの安全」か、それとも「軍隊による安全」か。安全保障環境が激変するいま、求められる「適度なバランス」とは――。
日本海軍の再建を模索した元海軍大将、防衛大学校の基礎を作った初代校長、マルクスを引用して問題となった官僚、尊敬する人物に「ヒトラー」を挙げる防大生、
三島由紀夫の体験入隊をアレンジした広報課長、自衛隊「超法規的行動」を強調した統幕議長、小池百合子と対立しポストを失った事務次官……。
「自衛隊の父」ともされる増原恵吉から安倍政権下での統合幕僚長・河野克俊まで、歴代幹部のライフストーリーを基に戦後日本の安全保障の変遷をたどる。
戦後日本の国防を担ってきた実力組織。
そのトップに君臨した者たちの知られざる素顔とは――。
戦前日本軍に続く実力組織となった「防衛省・自衛隊」。朝鮮戦争、東西冷戦、湾岸戦争を経ることで変質していく一方、平成以降、多発する災害任務によって信頼感は高まっている。
「軍隊からの安全」か、それとも「軍隊による安全」か。安全保障環境が激変するいま、求められる「適度なバランス」とは――。
日本海軍の再建を模索した元海軍大将、防衛大学校の基礎を作った初代校長、マルクスを引用して問題となった官僚、尊敬する人物に「ヒトラー」を挙げる防大生、
三島由紀夫の体験入隊をアレンジした広報課長、自衛隊「超法規的行動」を強調した統幕議長、小池百合子と対立しポストを失った事務次官……。
「自衛隊の父」ともされる増原恵吉から安倍政権下での統合幕僚長・河野克俊まで、歴代幹部のライフストーリーを基に戦後日本の安全保障の変遷をたどる。
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2021/12/13)
- 発売日 : 2021/12/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 248ページ
- ISBN-10 : 4022951524
- ISBN-13 : 978-4022951526
- 寸法 : 17.2 x 10.7 x 1.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 62,148位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1984年、大阪府生まれ。作家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科中退。現在、政治と文化芸術の関係を主な執筆テーマとしている。著書に『文部省の研究』(文春新書)、『大本営発表』『ふしぎな君が代』『日本の軍歌』(以上、幻冬舎新書)、『たのしいプロパガンダ』(イースト新書Q)、『愛国とレコード』(えにし書房)などがある。監修に『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)など多数。軍事史学会正会員、日本文藝家協会会員。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年1月3日に日本でレビュー済み
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2021年12月15日に日本でレビュー済み
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一般的教養人は日本軍の知識はある。陸軍、海軍の指導者や1930年代の暴走、国家的賛美、敗戦までとりあえずはイメージがあり知ってはいる。
敗戦後はどうだろう。警察予備隊、保安隊、自衛隊の流れまではわかる。
ただその実情は自らを日陰者と位置づけ、3流省庁と卑下された時代もあり我々はほぼ、防衛省(防衛庁)を知らない。我が国最大級の雇用団体であり最強の行政機関について、議論の叩き台になる知識さえ持ち合わせていないのだ。ある程度の世代は「戦争=自衛隊」の意識からか、自衛隊をタブー視する傾向もあった。
ただ私は戦争には絶対反対であるが、それと国防を考えない事は別の話のはずである。
本書は自衛隊と内務省、陸上自衛隊と海上自衛隊、航空自衛隊の個性の違いの理由など、歴史の流れから解き明かして行く。
右翼、左翼、保守派、政権批判関係なく、まずは防衛省の成り立ちや現在を考えるきっかけになる本。
冷戦終結、中国の覇権主義。自衛隊に単純に賛成・反対ではない、新しい国防の在り方をそろそろ構築すべきときは来ている。
敗戦後はどうだろう。警察予備隊、保安隊、自衛隊の流れまではわかる。
ただその実情は自らを日陰者と位置づけ、3流省庁と卑下された時代もあり我々はほぼ、防衛省(防衛庁)を知らない。我が国最大級の雇用団体であり最強の行政機関について、議論の叩き台になる知識さえ持ち合わせていないのだ。ある程度の世代は「戦争=自衛隊」の意識からか、自衛隊をタブー視する傾向もあった。
ただ私は戦争には絶対反対であるが、それと国防を考えない事は別の話のはずである。
本書は自衛隊と内務省、陸上自衛隊と海上自衛隊、航空自衛隊の個性の違いの理由など、歴史の流れから解き明かして行く。
右翼、左翼、保守派、政権批判関係なく、まずは防衛省の成り立ちや現在を考えるきっかけになる本。
冷戦終結、中国の覇権主義。自衛隊に単純に賛成・反対ではない、新しい国防の在り方をそろそろ構築すべきときは来ている。
2021年12月13日に日本でレビュー済み
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防衛省の歴代幹部ですから背広組の話かと思っていたら、制服組の話も書いてあり防衛省や日本の防衛政策についても、多少偏向しているかなと思うところもありますが公正に書かれています。
個人的には栗栖弘臣の事が案外好意的に書かれているのが印象的です。掲載紙や出版社の事を考えるとよくここまで書いてくれたとさえ思えてきます。ただ田母神俊雄は悪く書きすぎだと思います。
背広組については、増原恵吉や海原治については時代背景や過去の経験を差し引いても罪の方が大きいと思います。特に海原は後世にシビリアン・コントロールを曲解させた極悪人だとさえ思います。林敬三(経験のない制服組)の人事に至っては吉田茂の汚点と言っても差し支えないと思います。
個人的には栗栖弘臣の事が案外好意的に書かれているのが印象的です。掲載紙や出版社の事を考えるとよくここまで書いてくれたとさえ思えてきます。ただ田母神俊雄は悪く書きすぎだと思います。
背広組については、増原恵吉や海原治については時代背景や過去の経験を差し引いても罪の方が大きいと思います。特に海原は後世にシビリアン・コントロールを曲解させた極悪人だとさえ思います。林敬三(経験のない制服組)の人事に至っては吉田茂の汚点と言っても差し支えないと思います。
2021年12月13日に日本でレビュー済み
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この書籍の論点から記述された書籍はないので参考になります。
2022年6月19日に日本でレビュー済み
防衛省人物史。
終戦直後の誕生から現在までの防衛省の歴史をその時その時で活躍した人物を軸に記していく。国防となるとこと日本では色々と構えてしまうが、あえてワンクッションその時省内で手腕を振るった人に焦点を当てることで変な抵抗なく読める。
今でこそ自衛隊の災害支援は当たり前だが、一昔前はそうではなかった。自衛隊の形は常に動いている。
終戦直後の誕生から現在までの防衛省の歴史をその時その時で活躍した人物を軸に記していく。国防となるとこと日本では色々と構えてしまうが、あえてワンクッションその時省内で手腕を振るった人に焦点を当てることで変な抵抗なく読める。
今でこそ自衛隊の災害支援は当たり前だが、一昔前はそうではなかった。自衛隊の形は常に動いている。