コロナの専門家批判が多く出て来ますが、ここは共感しました。歴史なき時代、たしかにそうかもしれません。
歴史学に限らず、学術の先端を大学が担う時代は終わったのだと思います。
文末に(笑)がよく出て来ます。編集意図なのでしょうが、ブログみたいです。削除していたら大分変わっていたのでは。冷笑したいのは分かりますが、私は不要に思いました。鋭い考察があっても、翳るので。
筆者には今後も頑張っていただきたいです。大学人への批判はほどほどに。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥1,210¥1,210 税込
ポイント: 73pt
(6%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥1,210¥1,210 税込
ポイント: 73pt
(6%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥405
中古品:
¥405

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
歴史なき時代に 私たちが失ったもの 取り戻すもの (朝日新書) 新書 – 2021/6/18
與那覇潤
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,210","priceAmount":1210.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,210","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"gJc%2F7CZAgioRWaTlTd5oD44TlkamU5r6vC2Wl0T66Zyjsdu4G6KmCH%2FHb6GIai2kwY%2Fg1%2Bo8uwZVDoYZ6knny%2FETZTczQKjlQGCaffUMOHj4DcPF41QGF1FuAFvInukm9okcxlLhbm0%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥405","priceAmount":405.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"405","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"gJc%2F7CZAgioRWaTlTd5oD44TlkamU5r6FrKoykhFuFVW0Mp5HnRlpRNgiJLrhvObIZ%2F8VDlbzluVVrzyqk2Aj0fG3OwCGxtjP%2BrJ8qxZe26SUrte%2FmVfZHf3kvdkKuXjXHpm0WhvqMmH4pWxYiDt6wJLSOzfkaEtlQo4BAxYOT7Lot35mgHenZbHfDTd5lAF","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
医療より先に「社会」が崩壊したこの国の傷を、どう癒やすか。
コロナ禍による自粛の強要で、世の中がまるで戦時体制の再来となっても、
日本の歴史学者たちは、何もしなかった。
孤独なままに群れあい、同調しない者を叩く風潮が
ウィルス以上に人々から尊厳と暮らしを奪ったことを、忘れてはならない。
私たちの社会に共感の基盤を作り直そう。歴史とは本来そのためにある。
一貫して世相と闘ってきた歴史学者による渾身の提言。
コロナ禍による自粛の強要で、世の中がまるで戦時体制の再来となっても、
日本の歴史学者たちは、何もしなかった。
孤独なままに群れあい、同調しない者を叩く風潮が
ウィルス以上に人々から尊厳と暮らしを奪ったことを、忘れてはならない。
私たちの社会に共感の基盤を作り直そう。歴史とは本来そのためにある。
一貫して世相と闘ってきた歴史学者による渾身の提言。
- 本の長さ452ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2021/6/18
- 寸法17.2 x 10.7 x 2.15 cm
- ISBN-104022951230
- ISBN-13978-4022951236
よく一緒に購入されている商品

対象商品: 歴史なき時代に 私たちが失ったもの 取り戻すもの (朝日新書)
¥1,210¥1,210
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
¥1,056¥1,056
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
¥990¥990
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
医療より先に「社会」が崩壊したこの国の傷を、どう癒やすか。
コロナ禍による自粛の強要で、世の中がまるで戦時体制の再来となっても、
日本の歴史学者たちは、何もしなかった。
孤独なままに群れあい、同調しない者を叩く風潮が
ウィルス以上に人々から尊厳と暮らしを奪ったことを、忘れてはならない。
私たちの社会に共感の基盤を作り直そう。歴史とは本来そのためにある。
一貫して世相と闘ってきた歴史学者による渾身の提言。
コロナ禍による自粛の強要で、世の中がまるで戦時体制の再来となっても、
日本の歴史学者たちは、何もしなかった。
孤独なままに群れあい、同調しない者を叩く風潮が
ウィルス以上に人々から尊厳と暮らしを奪ったことを、忘れてはならない。
私たちの社会に共感の基盤を作り直そう。歴史とは本来そのためにある。
一貫して世相と闘ってきた歴史学者による渾身の提言。
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2021/6/18)
- 発売日 : 2021/6/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 452ページ
- ISBN-10 : 4022951230
- ISBN-13 : 978-4022951236
- 寸法 : 17.2 x 10.7 x 2.15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 124,192位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 196位朝日新書
- - 390位歴史学 (本)
- - 23,271位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

1979年生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。当時の専門は日本近現代史。2007年から15年にかけて地方公立大学准教授として教鞭をとり、重度のうつによる休職をへて17年離職。
歴史学者としての業績に『翻訳の政治学』(岩波書店)、『帝国の残影』(NTT出版)。在職時の講義録に『中国化する日本』(文春文庫)、『日本人はなぜ存在するか』(集英社文庫)。対談形式の共著に『「日本史」の終わり』(PHP文庫。池田信夫氏と)、『日本の起源』(太田出版。東島誠氏と)、『史論の復権』(新潮新書。7名との対論集)。ほか、寄稿した論文集等多数。
2018年に病気の体験を踏まえて現代の反知性主義に新たな光をあてた『知性は死なない』(文藝春秋)を発表し、執筆活動を再開。2020年、斎藤環氏との共著『心を病んだらいけないの?』(新潮選書)で小林秀雄賞。
イメージ付きのレビュー
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
編集者による著者へのロングインタビューから始まる(第1章)。その後は、朝日新聞に著者が連載したコラムと書評(第2章から第5章)が並び、最後は著者と浜崎洋介、大澤聡、先崎彰容、開沼博との対談(第6章)から構成される。
対談の一部を除くと、いずれもコロナ禍の中でなされた仕事であるが、コロナ禍が著者にスイッチを入れてしまったか、とにかくコロナに関わる話題となると、その熱量が凄い。「まえがき」の段階からその熱量は全開といって良く、直截な物言いに圧倒されるままに、第6章までたどり着くことになった。
その第6章のうち、浜崎との対談はコロナ前に行われたもの。また、大澤との対談も日付が「2020年3月27日」となっており、コロナに関する話題はない。この浜崎と大澤との対談は、何となく落ち着いて読むことが出来るものだった。もちろん、その内容自体は決して生ぬるいものではないが。
「まえがき」の中に、「ひょっとするとこの序文の時点ですでに、「イラッ」と感じた読者もいるかもしれない」という一文がある。確かに、箇所箇所で「イラッ」とする人もいそう。ただ、それよりも、途切れることのない著者の熱量に「うわーっ 」と圧倒されどおしの人の方が多いのではないだろうか。
対談の一部を除くと、いずれもコロナ禍の中でなされた仕事であるが、コロナ禍が著者にスイッチを入れてしまったか、とにかくコロナに関わる話題となると、その熱量が凄い。「まえがき」の段階からその熱量は全開といって良く、直截な物言いに圧倒されるままに、第6章までたどり着くことになった。
その第6章のうち、浜崎との対談はコロナ前に行われたもの。また、大澤との対談も日付が「2020年3月27日」となっており、コロナに関する話題はない。この浜崎と大澤との対談は、何となく落ち着いて読むことが出来るものだった。もちろん、その内容自体は決して生ぬるいものではないが。
「まえがき」の中に、「ひょっとするとこの序文の時点ですでに、「イラッ」と感じた読者もいるかもしれない」という一文がある。確かに、箇所箇所で「イラッ」とする人もいそう。ただ、それよりも、途切れることのない著者の熱量に「うわーっ 」と圧倒されどおしの人の方が多いのではないだろうか。
2021年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古市さんがTwitterで紹介されていて面白そうだなと思いKindle版のお試しですぐに読み始めました。
読み進めるうちに、コロナ禍をめぐる様々な対応にモヤモヤしていた気持ちが吹っ飛ぶような清々しい気持ちになれ、心が次第に軽くなっていきました。
解のない問題を延々と解かされているような苦境のさなか、目の前に現れた俊才の家庭教師の先生。軽やかに速やかに時に笑いも交えつつ次々と難問の答えを導き出してくれる。そんな素晴らしい先生に出会えたような感覚。瞬時に沼落ちです。
筆致は喧嘩上等なスタイルをとりながらも、この国に対する深い愛情が溢れています。とても温かいです。愛の深さに度々胸が締め付けられる程です。
調べたら現在、ジュンク堂書店池袋店さんで「與那覇潤書店」という著者のイベントが開催中でした。早速出向き、推薦の本も何冊か買わせて頂きました。
大学教員もされていたご経験から学生向けの推薦図書もあり、就活中の息子に何冊かお土産に買って帰ったところ「今の自分にすげーささった」と喜ばれました。遅く来た反抗期も相まって込み入っていた親子関係もときほぐして頂きありがとうございます。
読み進めるうちに、コロナ禍をめぐる様々な対応にモヤモヤしていた気持ちが吹っ飛ぶような清々しい気持ちになれ、心が次第に軽くなっていきました。
解のない問題を延々と解かされているような苦境のさなか、目の前に現れた俊才の家庭教師の先生。軽やかに速やかに時に笑いも交えつつ次々と難問の答えを導き出してくれる。そんな素晴らしい先生に出会えたような感覚。瞬時に沼落ちです。
筆致は喧嘩上等なスタイルをとりながらも、この国に対する深い愛情が溢れています。とても温かいです。愛の深さに度々胸が締め付けられる程です。
調べたら現在、ジュンク堂書店池袋店さんで「與那覇潤書店」という著者のイベントが開催中でした。早速出向き、推薦の本も何冊か買わせて頂きました。
大学教員もされていたご経験から学生向けの推薦図書もあり、就活中の息子に何冊かお土産に買って帰ったところ「今の自分にすげーささった」と喜ばれました。遅く来た反抗期も相まって込み入っていた親子関係もときほぐして頂きありがとうございます。
2021年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入

2021年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世間の空気や業界の常識を疑ってしまい、自分の方がおかしいのかな…、と悩んでいる方にぜひ手に取ってほしい一冊です。世相や学界の風潮、同調圧力に一貫して抵抗する文章からは、自分の頭で考えることの価値を自ら体現しようとする覚悟が感じられます。著者の歴史研究の経験が生かされた卓抜な比喩も鮮やかで、心に余裕をもって現代社会を見わたすためのヒントがたくさん詰まっています。
「歴史は社会にとって必要不可欠で、人間が歴史について考えるのは良いことだ。というのは本当に自明なのだろうか」というのが本書全体に通底する問いかけです。
知や文化などに携わる人の愚痴は「学界にあんなとんでもない奴がいる」「この大学はこんなにレベルが低い」「研究費の調達が困難で限界である」といった次元の話に終始しがちです。やり方や環境についての不満をため込みながら、自分たちの携わっている営みの価値や存在意義が自明であることを疑わない人がほとんどを占める中、著者が示している態度はたいへん貴重だと思います。
学界でのさまざまな難しい経験や病による身体感覚の変容を経験した現在の著者が、どのように歴史を生き、体感しているのかはわかりませんが、本書からは、歴史を研究したことによって得られたギフトと「歴史の意義が信じられなくなる」という経験をしたことによる知見の両方を、もう一度だけ歴史(学)の営みの方へ投げ返そう、という強い意志が感じられます。
まえがきにことわりがあるように、かなり論争的な本で、独特の風圧があります。思考停止している人々に対し、もう一度自分の頭で考え、自分の言葉で話してほしいと訴えかける狙いはよく伝わりますが、旧著『知性は死なない』における「言語と身体」でいうところの「言語」の側にかなり寄っているように感じました。本書の魅力でもある、言葉のあまりにも強い一貫性が、最終的に著者自身を傷つけてしまうことのないよう、一読者ながら祈っています。
本や知識が「安心するためのお守り」として求められることが多い時代に、考えること自体の価値のために論陣を張るのは、とても勇気のあることだと思います。著者や出版に関わった方々に、敬意と感謝を伝えたくてレビューを書きました。
歴史というものがつねに現代の視点から編まれるのであれば、本書で論じられた内容がどのような妥当性を持ちうるのかということも、未来から見た時にはじめて明らかになるのでしょう。そして本書そのものも、これからの著者の足取りによって様々な新しい意味を帯びてくることだろうと想像し、今後とも楽しみにしています。
「歴史は社会にとって必要不可欠で、人間が歴史について考えるのは良いことだ。というのは本当に自明なのだろうか」というのが本書全体に通底する問いかけです。
知や文化などに携わる人の愚痴は「学界にあんなとんでもない奴がいる」「この大学はこんなにレベルが低い」「研究費の調達が困難で限界である」といった次元の話に終始しがちです。やり方や環境についての不満をため込みながら、自分たちの携わっている営みの価値や存在意義が自明であることを疑わない人がほとんどを占める中、著者が示している態度はたいへん貴重だと思います。
学界でのさまざまな難しい経験や病による身体感覚の変容を経験した現在の著者が、どのように歴史を生き、体感しているのかはわかりませんが、本書からは、歴史を研究したことによって得られたギフトと「歴史の意義が信じられなくなる」という経験をしたことによる知見の両方を、もう一度だけ歴史(学)の営みの方へ投げ返そう、という強い意志が感じられます。
まえがきにことわりがあるように、かなり論争的な本で、独特の風圧があります。思考停止している人々に対し、もう一度自分の頭で考え、自分の言葉で話してほしいと訴えかける狙いはよく伝わりますが、旧著『知性は死なない』における「言語と身体」でいうところの「言語」の側にかなり寄っているように感じました。本書の魅力でもある、言葉のあまりにも強い一貫性が、最終的に著者自身を傷つけてしまうことのないよう、一読者ながら祈っています。
本や知識が「安心するためのお守り」として求められることが多い時代に、考えること自体の価値のために論陣を張るのは、とても勇気のあることだと思います。著者や出版に関わった方々に、敬意と感謝を伝えたくてレビューを書きました。
歴史というものがつねに現代の視点から編まれるのであれば、本書で論じられた内容がどのような妥当性を持ちうるのかということも、未来から見た時にはじめて明らかになるのでしょう。そして本書そのものも、これからの著者の足取りによって様々な新しい意味を帯びてくることだろうと想像し、今後とも楽しみにしています。
2021年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者はうつ病を患うことにより、大学の准教授を辞任し、その後評論家として様々な場で発言してきた。
それをまとめたのがこの書籍である。専門は日本の近・現代史であるが、内容は、書評、時評など多岐にわたり、従来の右や左の思想家と異なる観点で物事を見ているのが特徴である。最終章の「歴史はよみがるか」で浜崎洋介、大沢聡、先崎彰容、開沼博氏と対談しているが、評者はこれが一番面白かった。
それをまとめたのがこの書籍である。専門は日本の近・現代史であるが、内容は、書評、時評など多岐にわたり、従来の右や左の思想家と異なる観点で物事を見ているのが特徴である。最終章の「歴史はよみがるか」で浜崎洋介、大沢聡、先崎彰容、開沼博氏と対談しているが、評者はこれが一番面白かった。
2021年6月21日に日本でレビュー済み
①網野史学批判について著者が言及・紹介しているが、網野史学の功績はあまりに大きいと思われる。
②実証史学は歴史学の基本的手法であり、網野史学もここから生まれた。非農業民の発見は実証史学の賜物である。古文書千点の中で非農業民を発見出来るのはわずか数点であるという。著者が言う通り、ほとんどはゴミである。
③わずかな史料から非農業民の実態を浮き彫りにし、マルクス主義史学、中世封建社会、荘園制、農奴制一色に染まった日本中世史学を塗り替えた網野史学の存在価値は大きく、今なお色褪せていない。例えば、その成果は小学舘ライブラリー版『日本の歴史』網野著で知ることが出来る。
④五木寛之の『親鸞』にも非農業民(河原の者等)が大活躍するが、これなども作者の五木寛之氏は網野氏の著作を読んで構想を得たに違いない。
⑤歴史を塗り替えるとは史料批判という地道な作業の蓄積のことだ。
本書から歴史を<時間軸>に沿って考えることの重要性を改めて思い知らされた。
コロナ禍によって日本社会はどのように変化したのか、<時間軸>(コロナ前↔コロナ後)に沿って考えてみることが重要だ。
一つひとつのコラムが面白い。
お勧めの一冊だ。
②実証史学は歴史学の基本的手法であり、網野史学もここから生まれた。非農業民の発見は実証史学の賜物である。古文書千点の中で非農業民を発見出来るのはわずか数点であるという。著者が言う通り、ほとんどはゴミである。
③わずかな史料から非農業民の実態を浮き彫りにし、マルクス主義史学、中世封建社会、荘園制、農奴制一色に染まった日本中世史学を塗り替えた網野史学の存在価値は大きく、今なお色褪せていない。例えば、その成果は小学舘ライブラリー版『日本の歴史』網野著で知ることが出来る。
④五木寛之の『親鸞』にも非農業民(河原の者等)が大活躍するが、これなども作者の五木寛之氏は網野氏の著作を読んで構想を得たに違いない。
⑤歴史を塗り替えるとは史料批判という地道な作業の蓄積のことだ。
本書から歴史を<時間軸>に沿って考えることの重要性を改めて思い知らされた。
コロナ禍によって日本社会はどのように変化したのか、<時間軸>(コロナ前↔コロナ後)に沿って考えてみることが重要だ。
一つひとつのコラムが面白い。
お勧めの一冊だ。
2023年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「知能指数を下げるゴミ本」「読むと頭が悪くなる本」。
歴史が死んだのではなく、死んでいるのは著者の歴史観だと思う。
主張・内容、構成・章立て、書き方・毒舌の全てにおいてレベルが低い。
著者の歴史の意義は、他者への共感の基盤を養うためらしいが、「道徳かよ!?」と思ってしまったし、歴史哲学の影響を受けたこのご時世に、歴史は一つであるという絶対史観も「ホントかよ!?」と思ってしまった。
正直、歴史学者の割に、この人の歴史観は貧し過ぎる。
歴史って現在を知るうえで非常に有効な手段だし、そもそも歴史は死ねるのか?
この人の文章を読んでいると、この人にとって歴史は道徳の教材か、金銭として商品化できる程度の価値しかないのだろう。
金銭としての価値、人々にネタとして消費される価値しか見いだせていないから、リアルの歴史をガンダム史やエヴァンゲリオン史と並べることができるのだろう。
空想のガンダム史と連綿と繋がる歴史はさすがに違うだろうが、この人の価値観としてはたくさん人を動員できるし、掴めるガンダム史の方が重要らしい。
歴史・歴史学の意義をまったく分かってない。
本当に教員だったのか疑いたくなるレベル。
著者の主張・内容も賛同できなかったが、他の構成や喋り方もとにかく最悪。
本の構成に関しては、とにかく統合失調症のように話が飛び、ひたすら他者をディスる短い節が続くため、一つ一つの内容も薄い。
鬼滅の刃を大正時代の参考として取り上げる講師とか、アクセスが難しい一次資料に触れて調子に乗ってる奴、ポストコロニアリズムを理解してないにわかポスコロ野郎がいるなら名指しで指摘しろよ。
そんなしょーもない奴らを殴って、歴史学は終わってるとしているお前も相当しょーもないよ。
一章だけ取ってみても、歴史学者・文系学者を批判していたと思ったら、理系学者を批判し、いきなり「神の不在」などと言いだしたかと思えば、就活の話で「Do Your Best」と何が起きてるんだ?
また、その指摘の仕方や喋り方も正直滑ってるし、毒舌レベルも低い。
「男性を美少女化するんだとか(苦笑)」「私が老婆心で送る最後の忠告です」「私のように歴史的素養がある者に対しては…」と本当に寒い。
お前だけが上から目線で身内ネタで盛り上がって笑っていてつまらないし、何よりそのことに気づいてない感度の低さに絶望する。
主張の中には、「ファクトチェックばかりに傾倒するな」「TVに出てないで自分の領域で新たな歴史の相貌を描いてみろ」など一部理解できる批判もある。
だが、総じて指摘がズレているものも多い。
例えば、コロナ対策で「学校休校をやめろ」と言った国民が、「なぜ緊急事態宣言を出さないのか」と正反対のことを言っていると冷笑していたが、その国民は同じ人じゃないはず。
それって大勢いる国民を都合よく世論を切り取ってるだけでしょ。
こういうところも本当に頭悪いわ。
それと、「コロナ禍の社会が戦時下に似てきた」に対して、実証性がないという歴史学者がFGOなどの歴史キャラの改変には甘いという指摘。
私も実証性ばかりに拘り本末転倒するのはいただけないと思うが、そりゃあ、リアル歴史とお遊びの歴史キャラの改変については問題の質が違うだろう。
歴史キャラの美少女化はネタとして、リアル歴史については学者の目で質を問うってのは、学者として正当な態度だよ。
それを本にまでして指摘しているこいつの方がよっぽどお寒いですよ。
他にも「歴史は訓話ではない」としておきながら「歴史の主人公じゃなくてもいい」みたいな訓話を引き出したり、「歴史学者はコロナでは無力だった(そりゃあ、歴史学者はコロナが専門じゃないからそうだろ!数年後、コロナの社会的な意味・影響を考える上では役に立つだろうけど)」と批判したり、ズレているところは多い。
全体として的外れな著者の歴史・歴史学者に対する愚痴をだらだらと展開されているだけの本です。
読むと馬鹿になると思うので、私なら絶対に人に勧めないです。
歴史が死んだのではなく、死んでいるのは著者の歴史観だと思う。
主張・内容、構成・章立て、書き方・毒舌の全てにおいてレベルが低い。
著者の歴史の意義は、他者への共感の基盤を養うためらしいが、「道徳かよ!?」と思ってしまったし、歴史哲学の影響を受けたこのご時世に、歴史は一つであるという絶対史観も「ホントかよ!?」と思ってしまった。
正直、歴史学者の割に、この人の歴史観は貧し過ぎる。
歴史って現在を知るうえで非常に有効な手段だし、そもそも歴史は死ねるのか?
この人の文章を読んでいると、この人にとって歴史は道徳の教材か、金銭として商品化できる程度の価値しかないのだろう。
金銭としての価値、人々にネタとして消費される価値しか見いだせていないから、リアルの歴史をガンダム史やエヴァンゲリオン史と並べることができるのだろう。
空想のガンダム史と連綿と繋がる歴史はさすがに違うだろうが、この人の価値観としてはたくさん人を動員できるし、掴めるガンダム史の方が重要らしい。
歴史・歴史学の意義をまったく分かってない。
本当に教員だったのか疑いたくなるレベル。
著者の主張・内容も賛同できなかったが、他の構成や喋り方もとにかく最悪。
本の構成に関しては、とにかく統合失調症のように話が飛び、ひたすら他者をディスる短い節が続くため、一つ一つの内容も薄い。
鬼滅の刃を大正時代の参考として取り上げる講師とか、アクセスが難しい一次資料に触れて調子に乗ってる奴、ポストコロニアリズムを理解してないにわかポスコロ野郎がいるなら名指しで指摘しろよ。
そんなしょーもない奴らを殴って、歴史学は終わってるとしているお前も相当しょーもないよ。
一章だけ取ってみても、歴史学者・文系学者を批判していたと思ったら、理系学者を批判し、いきなり「神の不在」などと言いだしたかと思えば、就活の話で「Do Your Best」と何が起きてるんだ?
また、その指摘の仕方や喋り方も正直滑ってるし、毒舌レベルも低い。
「男性を美少女化するんだとか(苦笑)」「私が老婆心で送る最後の忠告です」「私のように歴史的素養がある者に対しては…」と本当に寒い。
お前だけが上から目線で身内ネタで盛り上がって笑っていてつまらないし、何よりそのことに気づいてない感度の低さに絶望する。
主張の中には、「ファクトチェックばかりに傾倒するな」「TVに出てないで自分の領域で新たな歴史の相貌を描いてみろ」など一部理解できる批判もある。
だが、総じて指摘がズレているものも多い。
例えば、コロナ対策で「学校休校をやめろ」と言った国民が、「なぜ緊急事態宣言を出さないのか」と正反対のことを言っていると冷笑していたが、その国民は同じ人じゃないはず。
それって大勢いる国民を都合よく世論を切り取ってるだけでしょ。
こういうところも本当に頭悪いわ。
それと、「コロナ禍の社会が戦時下に似てきた」に対して、実証性がないという歴史学者がFGOなどの歴史キャラの改変には甘いという指摘。
私も実証性ばかりに拘り本末転倒するのはいただけないと思うが、そりゃあ、リアル歴史とお遊びの歴史キャラの改変については問題の質が違うだろう。
歴史キャラの美少女化はネタとして、リアル歴史については学者の目で質を問うってのは、学者として正当な態度だよ。
それを本にまでして指摘しているこいつの方がよっぽどお寒いですよ。
他にも「歴史は訓話ではない」としておきながら「歴史の主人公じゃなくてもいい」みたいな訓話を引き出したり、「歴史学者はコロナでは無力だった(そりゃあ、歴史学者はコロナが専門じゃないからそうだろ!数年後、コロナの社会的な意味・影響を考える上では役に立つだろうけど)」と批判したり、ズレているところは多い。
全体として的外れな著者の歴史・歴史学者に対する愚痴をだらだらと展開されているだけの本です。
読むと馬鹿になると思うので、私なら絶対に人に勧めないです。