お姑さんが生きている頃は、田舎なので当時は汲み取りトイレだったので畑に肥えを撒いたり、芽止めしてない玉葱やじゃがいもを作ってくれてました。
今思えば贅沢な事だったんですね(^o^)
現在の私といえば、完全無農薬と言われてるA社のプロテインとサプリ頼みで、お姑さんのようには出来ず、もっぱら雑草の管理しか出来てません(・・;)

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ブラックボックス (朝日文庫) 文庫 – 2016/9/7
篠田節子
(著)
あなたの食卓で、今、何が起きているのか――
完璧にマニュアル化されたハイテク農場で安定的に生産され、
徹底的に衛生管理され、冷蔵庫並みに冷えた深夜の野菜工場で
外国人労働者たちに美しくパック詰めされた、
「安全安心」が謳い文句のスタイリッシュな野菜サラダ
そのサラダが、あなたの健康を害しているとしたら……
会社の不祥事で故郷に逃げ帰ってきた元広告塔・栄実、
どん詰まりの地元農業に反旗を翻した野菜生産者・剛、
玉の輿結婚にやぶれ栄養士の仕事に情熱を傾ける聖子。
中学時代の同級生三人が奇しくも関わり、悩み、たどりついた
「食」の安全を揺るがす恐怖の実態とは?
「安定、安心、安全」を目指したはずの「食」の現場で、
利益追求と最先端テクノロジーが食と環境の崩壊連鎖を生む。
徹底した取材と一流のサスペンスで
今、そこにある「食」の危機を提示する
渾身の大型エンターテインメント!
完璧にマニュアル化されたハイテク農場で安定的に生産され、
徹底的に衛生管理され、冷蔵庫並みに冷えた深夜の野菜工場で
外国人労働者たちに美しくパック詰めされた、
「安全安心」が謳い文句のスタイリッシュな野菜サラダ
そのサラダが、あなたの健康を害しているとしたら……
会社の不祥事で故郷に逃げ帰ってきた元広告塔・栄実、
どん詰まりの地元農業に反旗を翻した野菜生産者・剛、
玉の輿結婚にやぶれ栄養士の仕事に情熱を傾ける聖子。
中学時代の同級生三人が奇しくも関わり、悩み、たどりついた
「食」の安全を揺るがす恐怖の実態とは?
「安定、安心、安全」を目指したはずの「食」の現場で、
利益追求と最先端テクノロジーが食と環境の崩壊連鎖を生む。
徹底した取材と一流のサスペンスで
今、そこにある「食」の危機を提示する
渾身の大型エンターテインメント!
- 本の長さ608ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2016/9/7
- 寸法14.8 x 10.5 x 2.3 cm
- ISBN-10402264821X
- ISBN-13978-4022648211
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2016/9/7)
- 発売日 : 2016/9/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 608ページ
- ISBN-10 : 402264821X
- ISBN-13 : 978-4022648211
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 144,706位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 405位朝日文庫
- - 854位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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東京都生まれ。東京学芸大学卒。1990年『絹の変容』で第三回小説すばる新人賞を受賞。97年『ゴサイタン―神の座―』で第十回山本周五郎賞を、『女たちのジハード』で第百十七回直木賞を受賞。2009年『仮想儀礼』で第二十二回柴田錬三郎賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 スターバト・マーテル (ISBN-13: 978-4334926977)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー

4 星
食を企業化することの恐ろしさ
東京近郊で新しい農業を手掛ける三浦、系列の野菜加工工場で働く栄美らが直面する食の安全をテーマにした作品。服部 真澄著『GMO』を思い出す。農薬、食品添加物、遺伝子組み換え食品を巡るしたたかな抵抗はやがて勝利を勝ち取る。しかし新たな食を脅かす輩は後を絶たなく出てくるだろう。一般文学通算2299作品目の感想。2019/07/27 13:45
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年5月19日に日本でレビュー済み
日本は沢山の食べ物が残って捨てられていく。それでいて、餓死で死んでしまう人もいる。
かたや、添加物を嫌い高価格無添加ヘルシーフードにこだわる人もいるのだ。
本書は、野菜が昔ながらの太陽や雨に左右される形から、
徹底的に科学を利用して効率化された農業にとって代わる近未来の予想図を描いている。
もともと、地に実る野菜や果物は太陽と土という自然物によって生成される、
いわば人間にとってはコントロール不能のものであった。
しかし、それをもコントロールしてしまうとき、何が起きるか…を不穏な雰囲気をひきづりながら物語が展開する。
テーマはとても面白かったが、いかんせん登場人物などの掘り下げが浅かった気がする。
あれ、この人いつそんなに仲良くなったんだっけ?など不思議な距離感が多々あった…
著者にしては、テーマにこだわりすぎて、人物の魅力度が少なかった感じがした。
かたや、添加物を嫌い高価格無添加ヘルシーフードにこだわる人もいるのだ。
本書は、野菜が昔ながらの太陽や雨に左右される形から、
徹底的に科学を利用して効率化された農業にとって代わる近未来の予想図を描いている。
もともと、地に実る野菜や果物は太陽と土という自然物によって生成される、
いわば人間にとってはコントロール不能のものであった。
しかし、それをもコントロールしてしまうとき、何が起きるか…を不穏な雰囲気をひきづりながら物語が展開する。
テーマはとても面白かったが、いかんせん登場人物などの掘り下げが浅かった気がする。
あれ、この人いつそんなに仲良くなったんだっけ?など不思議な距離感が多々あった…
著者にしては、テーマにこだわりすぎて、人物の魅力度が少なかった感じがした。
2013年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いやー、しびれた。
まだ今年1ヶ月しかたってないけど、今年のナンバー1、きたかも(笑)
食の安全・安心と日本の農業にスポットライトを当てたられた小説。
「事実は小説よりも奇なり」という言葉があるけど、
「小説は事実よりリアル」。
そう感じてしまうほどリアル感がハンパでない。
登場人物の1人、剛の設定はこうだ。
・農地は相続で六分の一に。残った道路に面している所は近隣の工場とパチンコ屋に貸し出されている。
・百姓が農業でなく、アパート経営で暮らしをたてるなんておかしいと感じている。
・大学農学部で学び、その後埼玉県の有機農家で3年研修。
地元に戻り、閉鎖的な農村システムの中で同年代の農家の長男を組織して、食える農業を目指し、農業生産法人を立ち上げる。
ある時、地元の有力企業の傘下にある資材屋に「完全管理施設農法」を勧められる。
ボクならこういう題名にするかも。
「もし農家がオーガニック植物工場を建ててスタバで販売したら」
途中つい、自分と見識が違うところがあると、「それは違うだろう」と重箱の隅をつつきたくなってしまう。
小説という事を忘れて、ドキュメンタリーを読んでいる錯覚に陥ってしまったのだ。
本の中で登場する単語を抜き出してみよう。
”地産地消、相続、耕作放棄地、農業委員会、補助金、植物工場、硝酸態窒素、ニトロアミン、食物アレルギー、モンサント、BASF、遺伝子組み換え作物、外国人研修生、中華料理症候群、マクロビ、ロウフード、自然農法、農民連”
食の安全や農業に興味ある者なら気になる事案がこれでもかと襲ってきて、取材に多くの時間を費やしたのが容易に想像できる。
著者は語っている。
「社長や政治家、行政のトップが出席する研究会などに出席する機会があります。そこでは大局的見地から国や産業の未来が語られる。けれど、その未来では幸せになれないと思うことが多い。この乖離(かいり)をどこかで出したかった」
[...]
いつもノンフィクションばかりで、久しぶりに小説読んだらクラクラきてしまった。
まだ今年1ヶ月しかたってないけど、今年のナンバー1、きたかも(笑)
食の安全・安心と日本の農業にスポットライトを当てたられた小説。
「事実は小説よりも奇なり」という言葉があるけど、
「小説は事実よりリアル」。
そう感じてしまうほどリアル感がハンパでない。
登場人物の1人、剛の設定はこうだ。
・農地は相続で六分の一に。残った道路に面している所は近隣の工場とパチンコ屋に貸し出されている。
・百姓が農業でなく、アパート経営で暮らしをたてるなんておかしいと感じている。
・大学農学部で学び、その後埼玉県の有機農家で3年研修。
地元に戻り、閉鎖的な農村システムの中で同年代の農家の長男を組織して、食える農業を目指し、農業生産法人を立ち上げる。
ある時、地元の有力企業の傘下にある資材屋に「完全管理施設農法」を勧められる。
ボクならこういう題名にするかも。
「もし農家がオーガニック植物工場を建ててスタバで販売したら」
途中つい、自分と見識が違うところがあると、「それは違うだろう」と重箱の隅をつつきたくなってしまう。
小説という事を忘れて、ドキュメンタリーを読んでいる錯覚に陥ってしまったのだ。
本の中で登場する単語を抜き出してみよう。
”地産地消、相続、耕作放棄地、農業委員会、補助金、植物工場、硝酸態窒素、ニトロアミン、食物アレルギー、モンサント、BASF、遺伝子組み換え作物、外国人研修生、中華料理症候群、マクロビ、ロウフード、自然農法、農民連”
食の安全や農業に興味ある者なら気になる事案がこれでもかと襲ってきて、取材に多くの時間を費やしたのが容易に想像できる。
著者は語っている。
「社長や政治家、行政のトップが出席する研究会などに出席する機会があります。そこでは大局的見地から国や産業の未来が語られる。けれど、その未来では幸せになれないと思うことが多い。この乖離(かいり)をどこかで出したかった」
[...]
いつもノンフィクションばかりで、久しぶりに小説読んだらクラクラきてしまった。
2018年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
太陽の光すらいらない、完璧にシステム化された農場から出荷される、限りなく工業製品に近い野菜。サラダ工場で、研修生の名目で昼夜問わず酷使される外国人労働者。
完璧に思われたシステムに綻びが見えたときに人体に現れ始める、予想もしなかった影響。
内部告発に冷淡な周辺。企業の発展の捨て石として切り捨てられる農家。
口にするものを安全と言い切れるのか、企業に無条件の信頼を預けていいのか、そこはまさに「ブラックボックス」。
「土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう」読み終えた後、『天空の城ラピュタ』でヒロインが口にした言葉を思い浮かべました。
完璧に思われたシステムに綻びが見えたときに人体に現れ始める、予想もしなかった影響。
内部告発に冷淡な周辺。企業の発展の捨て石として切り捨てられる農家。
口にするものを安全と言い切れるのか、企業に無条件の信頼を預けていいのか、そこはまさに「ブラックボックス」。
「土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう」読み終えた後、『天空の城ラピュタ』でヒロインが口にした言葉を思い浮かべました。
2017年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
勧められて、読みました。
食品の買い物に時間をかけ、なるべく手作りにしようと思います。 子供を育てている身としては恐怖に感じました。
つい、面倒で簡単に作れる添加物が入っているものでも 食卓に上げがちです。
今一度、胸に手を当てて 見直そうと心底思わせる、そんな作品に思います。
最先端だからこそ、の 落とし穴 たくさんのジレンマ … 考えさせる事だらけでした。
食品の買い物に時間をかけ、なるべく手作りにしようと思います。 子供を育てている身としては恐怖に感じました。
つい、面倒で簡単に作れる添加物が入っているものでも 食卓に上げがちです。
今一度、胸に手を当てて 見直そうと心底思わせる、そんな作品に思います。
最先端だからこそ、の 落とし穴 たくさんのジレンマ … 考えさせる事だらけでした。
2023年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品として買ったのですが、汚れ+日焼け+背の部分も破れたかなり状態の悪い商品が届きました。とても残念です。。もう出品者がamazon合同会社となっている新品の本は買わないようにします。

新品として買ったのですが、汚れ+日焼け+背の部分も破れたかなり状態の悪い商品が届きました。とても残念です。。もう出品者がamazon合同会社となっている新品の本は買わないようにします。
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2013年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会派の問題提起を孕みながら、サスペンスとしても
続々するほどの面白さを持つ長編です。
文章に全くムダがなく、
張られている伏線も見事であり、
全てのエピソードが有機的に結び付けられ
結末まで一気に読んでしまいます。
今回のテーマは「食の安全」。
そこに“転落した人生を歩む”若くない女と、
昔からの土地を切り売りした男の生き方を絡め、
時には東南アジアや他国からの労働者問題を挟み込みながら、
少しずつ真相に迫っていくやり方は見事の一言です。
ここに書かれていることは、フィクションの風を装ってはいますが、
恐らく、多くの人が感じていることであり、
危機感を抱かずにはおられないことであり、
半ばあきらめにも似た気持ちを抱いていることでもあります。
読了後、「じゃあ、どうしたらいいのか?」と問われても
すぐには答えが出ないかもしれませんが、
普段の意識に一石を投じる物語であることは間違いありません。
続々するほどの面白さを持つ長編です。
文章に全くムダがなく、
張られている伏線も見事であり、
全てのエピソードが有機的に結び付けられ
結末まで一気に読んでしまいます。
今回のテーマは「食の安全」。
そこに“転落した人生を歩む”若くない女と、
昔からの土地を切り売りした男の生き方を絡め、
時には東南アジアや他国からの労働者問題を挟み込みながら、
少しずつ真相に迫っていくやり方は見事の一言です。
ここに書かれていることは、フィクションの風を装ってはいますが、
恐らく、多くの人が感じていることであり、
危機感を抱かずにはおられないことであり、
半ばあきらめにも似た気持ちを抱いていることでもあります。
読了後、「じゃあ、どうしたらいいのか?」と問われても
すぐには答えが出ないかもしれませんが、
普段の意識に一石を投じる物語であることは間違いありません。