とても面白く読ませていただきました。
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西蔵放浪 (朝日文芸文庫 ふ 4-9) 文庫 – 1995/6/1
藤原 新也
(著)
- 本の長さ461ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日1995/6/1
- ISBN-104022640758
- ISBN-13978-4022640758
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (1995/6/1)
- 発売日 : 1995/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 461ページ
- ISBN-10 : 4022640758
- ISBN-13 : 978-4022640758
- Amazon 売れ筋ランキング: - 489,192位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,682位紀行文・旅行記
- - 6,118位海外旅行ガイド (本)
- - 24,737位歴史・地理 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インドの奥深くまで旅した著者が、インドから、バスに乗り、高地を越えて、チベットに入ります。
1970年代です。
そこでの、人々との交流を報告して下さっています。
僧、老人、不思議な人たち、…
そして、自然も、…、違う
面白かったです。
描かれている世界は、私が知っている世界とは、全く違っていました。
知らない世界を垣間見られる…読書の醍醐味だと思います。
1970年代です。
そこでの、人々との交流を報告して下さっています。
僧、老人、不思議な人たち、…
そして、自然も、…、違う
面白かったです。
描かれている世界は、私が知っている世界とは、全く違っていました。
知らない世界を垣間見られる…読書の醍醐味だと思います。
2015年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本文中、具体的な地名や日時の明示は一切なし。あとがきのタイムスタンプから著者のチベット放浪が、二十代前半からのインド放浪後の1977年かその前年あたりだったこと、また文中からカシミールからのチベット入りだったことが窺い知れます。平和ボケしたラマ僧たちの日常や読経三昧でラマ教に耽溺したような庶民の生活など、文化大革命の影響は幸いにも遠く西チベットの地にまでは及ばなかったかのようです。しかし、表面的にはそうであっても人々の内面はどうなのでしょう。著者の描く庶民はまるで魂の抜け殻となったかのような人たちばかり。四千メートルの高地に生きる人々とはいえ、どこか常軌を逸しているように見えます。これが文革がチベットの人々に及ぼした翳と見るのは考えすぎでしょうか。著者は文革の話など決して持ち出しはしませんが。時に過剰ともいえる修飾とねっとりと絡みつくような独特の文体のため、読み進むうちに奇妙な夢を見ているような錯覚にとらわれます。一種の麻薬的な魅力を持っていると言ってもいいかもしれません。
2009年10月23日に日本でレビュー済み
たぶん、これが自分が初めて読んだチベットの旅の記録。この本に出逢ったのは20代の時。藤原さんの「
印度放浪 (朝日文庫)
」を読んだあと、他の作品も読みたくなって書店で見つけた。河、水、暑いイメージのインドとは違い、チベットは乾燥、高山、寒冷。この本でも藤原さんは風景と共に人々の営みを写真に撮り、文章につづる。ああ、すごいなあ・・・・・。それが初めて読んだ時の感想。今も変わっていない。
2003年3月30日に日本でレビュー済み
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2018年9月14日に日本でレビュー済み
これははたしてフィクションなのか?ノンフィクションなのか?この疑問は彼の作品にほとんど共通する疑問だが、特にこの「西藏放浪」はフィクションだと思わないとあまりにも不自然なことばかりで読み進む事ができない。たとえば雪豹の話もそうだ。これは彼にかなりのチベット語の語学力がないと有り得ない話だ。または優秀な通訳を連れて行ったか?
しかし、フィクションでもノンフィクションでもどっちでも構わないじゃないか!と思う人には、とても素敵なストーリーというか、ポエムであることには間違いない。洋の東西に限らず、多くの思想書の中から抜き出した言葉をちりばめ、自分の「旅」の映像として構成するセンスは彼ならではのものだ。
しかし、フィクションでもノンフィクションでもどっちでも構わないじゃないか!と思う人には、とても素敵なストーリーというか、ポエムであることには間違いない。洋の東西に限らず、多くの思想書の中から抜き出した言葉をちりばめ、自分の「旅」の映像として構成するセンスは彼ならではのものだ。
2022年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藤原新也氏の視点に期待して購入。
期待通りの、ほかでは語られないチベットの日常的風景。
この本の出版された年を考えると、藤原新也氏の凄みを改めて実感する。
期待通りの、ほかでは語られないチベットの日常的風景。
この本の出版された年を考えると、藤原新也氏の凄みを改めて実感する。