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コンディション: 中古商品: 非常に良い
コメント: ◆カバー極美、本文軽い黄バミありますが、読み跡ほとんどない極美初版です◆2013年初刷・ほぼ未読◆印・書き込み・破れありません◆防水・安全な梱包でお送りします◆付属品がある場合には明記しています◆◆評価1~3は登録前にご連絡ください。記載漏れ・ご不満等に返本・返金対応致します。併売のため売切れ時のキャンセルご容赦ください。併売品。
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増補新版 霊柩車の誕生 (朝日文庫) 文庫 – 2013/1/4

4.1 5つ星のうち4.1 15個の評価

あの独特なデザインの「宮型霊柩車」がどのような経緯で誕生し、全国に広まったのか。
霊柩車を軸に、日本の葬送の変遷を解明した唯一の書。文庫化にあたり、急速に
宮型霊柩車が路上から姿を消し、洋型霊柩車が主流となった背景にも迫る。
<目次>
一 キッチュの意匠
二 明治時代の葬送
三 霊柩車の誕生
四 霊柩車についての断章
五 消えゆく宮型―文庫化にあたっての補筆―
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2013/1/4)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/1/4
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022617470
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022617477
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.1 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 15個の評価

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井上 章一
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
霊柩車の生い立ちをたどりながら、
日本の葬式儀礼の変遷、
時代の流れへの対応、
抗えない効率化の波、
奇抜な形状のデザイン性、
霊柩車の地域性など、
いろいろなことがまとめられておりました。

筆者が調べた100年あまりの間の
葬式の形式が変化に、大変驚かされました。
その中で、時代に応じて日本人は形式を選択し、
今に至っているということが分かりました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誰もが、少なくとも一度は、路上などで見たであろう・・・黒塗りの大型車の上に神社のお宮のようなキッチュ(Kitsch)なデザインを凝らした霊柩車。本書は、その発生と全国に伝播していく過程を、葬送風俗と日本人の死の概念にまで踏み込んで考察・叙述した名著かつ奇書であろう。本文庫本では第5章が増補され、あの「宮型霊柩車」が、とくに都会から消えつつある現状も述べられている。今は亡き我が両親も洋型霊柩車のお世話になった。本書は、葬送をとりまく現代の“心”、”習慣“などの精神的傾向の変化にまで記述は及んでいる。
確かに現代の奇書であろうが、是非読んでおきたい一冊である。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月10日に日本でレビュー済み
井上章一さんの本です。
霊柩車の種類から、その歴史などをおさえつつ、日本人の「死」をめぐる視点を鋭くえぐっている本です。
葬送の歴史(といっても、江戸時代あたりから)からもアプローチしていて、どうして霊柩車が生まれたか、どうしてあのカタチなのか、などが探究されています。
「霊柩車についての断章」では、昭和天皇の霊柩車についても言及があります。
いくつか未来について予言(?)しているのですが、当たっていたり、はずれていたり、です。
霊柩車の迷信なんかもおさめているので、
とりあえず霊柩車について知りたい人にはおすすめの本です。
もう、しばらく霊柩車はお腹いっぱいになります。
2016年8月25日に日本でレビュー済み
 この著者の処女作ですが、後の様々な著作群の萌芽がみられる一作です。なによりも、日本の葬送の歴史を、遺体の運送手段という面から研究し、その歴史的な経過を記述していった姿勢が興味深く読ませます。
 平成も20数年を過ぎた今では、あの一見グロテスクな宮型霊柩車を見ることは少なくなりましたが、あの日本独特の自動車が生まれた根拠を、豊富な写真と資料と共に、明治以前から明治・大正・昭和と説明しています。特に明治の葬列が派手になったのは、大名行列が無くなったこととのからみを突いた点は鋭い観点です。そして、霊柩車という自動車の使用が「貧困層」の必要から生まれ、派手な葬送の名残があの霊柩車の外観に付いて行ったという指摘も感心しました。具体的に当時の葬儀社の名を挙げ、その関係者の発言等の資料を基に、現実の社会の要求という視点から、葬儀の歴史と問題に触れているのは見事です。あの宮型霊柩車が見られなくなった時代だからこそ、読むに値する傑作です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年8月14日に日本でレビュー済み
 学問的な著作は、本来、問題に対する解答であろう。このあまりにも当たり前のことが、ほとんど実現されていない。これが現実であるが、本書は例外に属する。

 著者によって問題は設定され、そして解かれ続けている。霊柩車はいかに誕生したのか? 江戸時代から平成へと時代は変わった。それにつれ葬送の風俗はどう変化したか? 社会生活はどんな変貌を遂げたか?

 上質なミステリにも似た鮮やかな著者の手際には触れない。読書の醍醐味が失われる。

 単行本、選書版、文庫版と増補された。時代を追い、問題は変貌し、深化した。そして、新たな問題の扉が開かれつつある。<文庫版へのあとがき>には、キリスト教的風俗の浸透の問題に触れられている。扉は読者にも開かれている。一読を勧める。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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