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自閉症裁判 レッサーパンダ帽男の「罪と罰」 (朝日文庫 さ 41-1) 文庫 – 2008/11/7

4.2 5つ星のうち4.2 41個の評価

2001年に起きた、浅草女子短大生殺人事件。奇妙なレッサーパンダ帽をかぶった男が犯したこの殺人事件は、なぜ単なる「凶悪な通り魔」による殺人事件として処理されてしまったのか? 被害者の遺族、加害者の生育環境や裁判記録など、さまざまな側面から事件を取材し、自閉症の青年が起こした凶悪犯罪の取り調べ、裁判の難しさ、そして当人が罪の重さを自覚することの重要性を訴える問題提起の書。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2008/11/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/11/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 402ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022616016
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022616012
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 41個の評価

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佐藤 幹夫
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう20年以上経ちますが、記憶に残る事件でした。ふとした事で事件について調べていたら本書に辿り着きました。被害者、被害者遺族、加害者、加害者家族、支援者それぞれの思いが伝わる一冊になっています。障害者支援の仕事に携わっている身として決して他人事ではないという思いになりました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
病気や障がいを抱えながら生活する方々以上に、家族が大変だし、被害者も大変だと言うことが良く分かりました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
被害者やその遺族に最大限に配慮した描写が胸をうちます。
何故我が娘が殺されなけれはまならなかったのか。たまたまあの日あの場所を歩いていたせいか、たまたま見目好く優しい性格に生まれてしまったせいか。
被害者と遺族の無念はいかばかりだろう…

そして加害者より加害者の家族の在り様にぞっとしました。
もしこの家族が適切な保護を得て適切な暮らしをしていたら、この様な悲劇は起きなかったのではと思わずにはいられません。
福祉とはこの加害者家族のみを救うわけではなく、回り回って結局は私達をも救うのではと思わされました。
加害者の妹さんの運命には言葉もありません。
何なんだこの一家(特に父親)は…
そして結局は父親も〇〇〇〇〇で。
もうため息しか出ない…。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年7月20日に日本でレビュー済み
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 他の書物で、今回の事件の真相を少し知ることになり、
興味を覚え、購入しました。
これから読んで行きたいと思ってます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまで、事件が起こっても、一時的にニュースで上辺だけの情報でしたが、この本を読み、障がいについても理解が深まりました。
 ただ、人間は感情の動物。これを当事者から見るものと、第三者から見るのでは、味方が変わると複雑な思いで読み進めました。読んでよかったです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、この手の本は被害者の人権や被害者の周囲の人間たちに言及しない著作が多い。この本も小◯真由子さん(当時19歳)が突然何の意味も無く殺された事への踏み込みが弱く浅いと感じる。最後の方に僅かな記載だけであった。
裁判の模様について頁がさかれているが、読んでいて猛烈に腹が立ってきた。例え犯人が気◯◯だろうが障◯者だろうが、裁判で裁かれるのは「殺人」について、だ。刑罰は「応報」が大前提である。この犯人にはれっきとした「証拠」が有り裁判で「殺人や行為そのものの否定」は無理筋だった。犯人の前科4件 元塗装工で住所不定の俗称「レッサーパンダ男」=山◯ 誠が精神遅滞だろうが反社会的人格障害だろうが自閉症だろうが やった行為の責任を問わねばならない。で、副島洋明主任弁護人が選んだ方法は◯口 誠が「心神喪失」「心神耗弱」状態である、と主張して裁判を掻き回し何とか無罪に持ち込む法廷戦術を取った。無残に19才で殺された被害者の人権は何処にも微塵も無い。弁護団にとっては、マスコミの報道がレッサーパンダ男山◯ 誠が知的障害者だと解ってから一切報道しなくなった事である。しかし既に実名も家庭環境も洗いざらい書かれた後だった。現在も「レッサーパンダ男」で検索すると実名が出ている。一応ここでは氏名を伏せ字にしたが意味は薄い。
さて当該書であるが、「章と章」の繋がりが悪く時間順でもないし立場順でもない。最初に書かれるべき章が後ろに置かれていてチグハグ感が強い。また加害者の山口 ◯を単に「男」とした為に「男の父」「被害者と男」とか代名詞なのか個人名だかが解らなくなる。本の終わり頃になると「私達」という言葉で自分を語るようになっている。公平なスタンスを謳っているが明らかに加害者寄りの立ち位置であった。
犯人の山口 ◯の生育歴を書いているが複数の前科(窃盗や強姦未遂)について触れた点は サラッと流したレベルであるが、モデルガンで女性を脅して強姦しようと企てて失敗しているのだ。
不審なのが 本書335頁の犯人の弁「ある人に出会ってから やり直したくなった」341頁裁判長の弁「被告人は結婚することもなく亡くなった被害者やその家族の心情に思い致すこともせず、自分がある女性と結婚したいと思っている旨を述べるなどしている」と記載したが、この女性について詳細を語らない。341頁の記載は「判決・量刑の理由」という裁判長が述べた大事な判決理由の一部だ。つまり判決が出る前に塀の中の山◯ 誠と結婚しようと企てた女性が存在し、弁護団の邪魔になっていたわけだ。
調べると女性は某宗教団体所属の人間であるが 判決に影響する人間が弁護団以外に存在していたが、著書では徹底的に無視されている。塀の中の山口 誠に結婚しようと誘う女性が不愉快だったのか、自分たち以外を認めたくないのか不明だが、フィルターが掛かっているのは間違いがない。この著作が公平な視点を謳っているが、ちっとも公平ではない。そういえば宅間守も獄中結婚したっけな。一時はWikipediaも別姓表記だったが最近「宅間守」に戻った。
それから「被害者が甘い声(アニメ声)」だと被害者家族から聞いて、勝手に犯行の要因と断じてもいる。曰く、抵抗した時あげた悲鳴が本気の悲鳴だと山◯ 誠が思わず、彼女が怯えて恐怖の表情を浮かべたから裏切られたと感じて刺した、そう言うわけだ。真夏に変な柄のコートを着て動物の格好の帽子をかぶった180cmの大男が包丁を燦かして無言で襲って来た時に抵抗できる19才女性がいるだろうか?恐らく怯えて足が竦んで何も出来なかったか恐怖で声も出なかったであろう。「甘い声」一因説を突然持ち出すのは◯口 誠を過剰にかばう姿勢の表れだと感じる。いや、アニメ声の被害者に責任の一端が有るとでも言いたそうな書き方だ。
さて、日本の裁判だろうが外国だろうが累(再)犯の精神病患者が殺人を犯せば刑罰を受けるのは当然。精神疾患だから無罪というのは間違い。しかし日本の現状は鑑定医が「裁判は無理」と診断すれば罪に服する事も無く民間の精神病院に強制入院させられ 何年もしない内に「治った」と社会に戻ってくるのだ。このケースでは鑑定医が山◯ 誠は裁判に耐えうる、と鑑定医が診断したが為に、副島洋明主任弁護人と徒党を組んだ複数の精神科医から鑑定医が法廷でしつこく侮辱された。
鑑定医の役割は犯人が裁判に耐えられるかどうかを判断する事で診断する事ではない。なのに矢鱈と利いた風な疾患名をズラズラ挙げ鑑定医の知識についてネチネチと侮辱を繰り返した。正直な話 安田好弘率いる弁護団の光市母子殺人事件の裁判と同じだ。裁判は疾患名を確定させる事ではない。それに自閉症という疾患群は未だに良く解っていない。普通は殺人や強盗などを犯す粗暴犯は少ないと言われるグループに属する。確実に低IQと相関が見られる犯罪は「放火」だけである。
山◯ 誠は当初「自閉的な人格」とされマスコミは「自閉症」と騒ぎ立てたが、実は解っていない。実際の処全く他人とコンタクト出来ず、顔は下を向いたままボソボソ喋るだけで副島洋明弁護士でなくとも限定責任能力だと感じる。しかし「人殺しは悪い事」「やってはいけない事」程度の認識は出来た筈だ。大体、この◯口 誠が◯川真由◯さんを何故突然刺し殺したのか誰も全く解らないのだ。犯人は誰とも目を合わさず下を向いたまま殆ど喋らないのだ。裁判で検察側は「殺意を持って背後から包丁で致命傷を」と断罪したが、実際の致命傷は腹部正面から大静脈を寸断した傷であった。死後身体に血液が残っていなかったという報道も見た。刺傷の件も裁判ではグチグチと際限なく弁護団に絡まれ国民の血税を無駄に消費する事になった。
裁くべきは「行為」であって「病名」ではない。この事件は、累(再)犯者、それも「強姦未遂」や「窃盗」で前刑の執行猶予中に刑務所から出てわずか三ヶ月で「通り魔殺人」を犯したという「反社会的人格障害」の仕出かした通り魔である。
犯人の生育歴は確かに悲惨だ。父親も精神遅滞、戦前の「魯鈍」「愚鈍」「白痴」という区分を適用するなら「愚鈍」レベルで、所持金全てをパチンコに注ぎ込み生活費さえパチンコに使い果たす。妹は肉腫(EwingSarcomaか?)で末期状態なのに医療費の為 家計の為に働かざるを得なかった。母親も肉腫で治療費さえままならず死亡している。同情はするが殺人は殺人。山◯ 誠が刑罰を受けるのは当然のことである。逆に「責任能力が無いから無罪」だったら小川真◯子さんは全くの殺され損だ。
裁判の結果は「無期懲役」で求刑通りの判決だった。結局本人が上告を断念したために無期懲役が確定したが、そうでなければ延々「ナントカの会」だの「守る会」だのが入り乱れて犯罪者を擁護したろう。
何の落ち度もなく19歳で殺された小川さんの人権は全く無視される。何で犯罪者だけを擁護するんだ?守るべきは国民全員の安全だろう?犯罪者の人権だけ守るって逆だろ?と怒り発作が静まらなかった。
よく「殺人事件の被害者は二度殺される」と表現される。二度目は法廷で「被害を受けたのは被害者にも原因がある」的な弁護活動を目の前で見せられるからだ。この本では「甘い声」が悪いことになっている。
では 何年間も裁判所で争われた事に何か意義が有ったのかどうか?さてどうだろう。詳しい精神鑑定が公表されていないので想像すら出来ない。現在の精神科医が用いる分類ではなにがしかの病名が付けられるのだろうが それは無意味である。何故無意味か?と言えば、こういう犯人は決して後悔も反省もしないからである。治療方法が無いから診断名を勘案するのが無意味なのだ。病名は治療に必要だから付けるもの。まして自閉症系の疾患群はICDコードも頻回に改定される上、日本人の感覚とは違う。
細かい病名を裁判で付けようとするのは裁判を無闇に長引かせ、事件の風化を狙った戦略だ。光市母子殺人事件の被害者の夫君のように、死刑にすべきだという絶対の信念を貫き通すのは凡人には難しい。
恐らく山◯ 誠に対する量刑は正しい。現状では社会からの隔離が最善の選択だろう。この事件は2001年4月の事件であり逮捕されてから拘留された時間も「懲役」に含まれる。それが700日だそうだ。無期懲役とは言っても25年過ぎれば◯口 誠は出所するだろう。
判決が出たのは2004年11月26日。2030年頃釈放された山◯ 誠は、また犯罪を犯すだろう。なぜなら 彼は決して反省しないからである。
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2013年3月19日に日本でレビュー済み
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やはり人間は他者を思いやれない、というか、自分と違うものを理解しないようにできている、そういう風でないと種として生き延びることができない仕組みになっているのだと思う。
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2005年5月20日に日本でレビュー済み
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~街角を通り掛かったら、突如、理由らしい理由もなく刺殺された・・・
被害者が『あなた』もしくは『家族』ならどう思うか?
加害者が『障害者』もしくは『未成年』なら司法に対し何を望むのか?
現在の世界的な福祉の流れは、『障害者も地域での生活を』ということを強く謳っており、日本もその一つである(西洋と比べ、その根本的な思想は違うが)
一~~方で、精神障害者や知的障害者が触法行為に関係したとされた時、『何故そんな危険な人間を隔離しておかなかったのだ』という言説は絶えない
社会(人)は自分の立ち位置によって基準を使い分ける
『障害者が地域で暮らす? 良いんじゃないの、私の生活圏内でなければ・・・』
これが本音ではないだろうか
ではあなたの子供・兄弟に、もし知的障害が認~~められたならどう感じるだろう
周囲の住民は表向きはどうあれ、本音は何があるか分からないから『ウチの子に関わって欲しくない』と思っている
それを感じ取ったあなたは、自分の家族を山奥に隔離できるだろうか
こうのような社会矛盾が、目に見える形になった事件が本件といえるだろう
障害者を切り捨てることは、『人間の選別』を意味し、とても『フ~~ァシズム』的である
しかし、社会とは秩序の上になり立つものであり、その秩序を守れない者を参画させることは混乱を招く
理想は『秩序を守れない者を社会参加させる仕組みを確立する』ことであろう
『モデルケースになるべき裁判だったのに・・・』
弁護士の最後の無念がむなしく響くが、果たして、今の社会において多数の賛同を得られる意見と言える~~か・・・一読を勧める~
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