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山田風太郎育児日記 単行本 – 2006/7/1
山田 風太郎
(著)
戦後の混乱が一段落した昭和29年に第一子をもうけた山田風太郎が、長女13歳、長男10歳の昭和42年末までつづった子育ての記。父になる戸惑いと喜び。いたずらを見つかったわが子の表情に「悪の愉しみと悲しみ」を見いだす作家としての眼差し。ふと「死ぬっていやだなあ」と口にした5歳の子に「天国へゆくんだ」とはいえない自分を知り、感じる悲しさ。子供の世界をいとおしみ、面白がる風太郎の面目躍如。
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2006/7/1
- ISBN-104022501987
- ISBN-13978-4022501981
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2006/7/1)
- 発売日 : 2006/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 286ページ
- ISBN-10 : 4022501987
- ISBN-13 : 978-4022501981
- Amazon 売れ筋ランキング: - 754,188位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,642位日本文学(日記・書簡)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1922年、兵庫県生まれ。東京医科大学卒業。47年、「宝石」新人募集に応募した「達磨峠の事件」がデビュー作。48年「眼中の悪魔」で第2回探偵作家 クラブ賞短編賞を受賞。その後「甲賀忍法帖」を始めとした忍法帖シリーズなどを精力的に発表した。2000年、日本ミステリー文学大賞受賞。01年7月死 去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 八犬傳 下(新装版) (ISBN-13: 978-4331614044)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
親になったら是非読みたい1冊。自分はこういった発想も準備も無かったので、今になって臍を噛んでいる。
2009年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読後、育児中の親戚にもプレゼントしました。
母親よりも子供の健康や意思にデリケート、しかし世話は妻にかなわないと思っている父親。
ありふれた日常の視点。
「虫けら」「不戦」に比べると、感覚に生々しさがなくて軽く読めるのですが、その分物足りない気もします。
娘さんと息子さんが物凄く賢くみえるのですが、これって子供というイキモノの賢さなのか、それともこのお子さんたちが特別なのか・・・。作者はきっと「そういうところが書き出されただけ」とでも言うのでしょうけれど。
世の父親諸氏にもぜひこういう愛情こもった育児日記をつけて頂きたい!と思わされます。
母親よりも子供の健康や意思にデリケート、しかし世話は妻にかなわないと思っている父親。
ありふれた日常の視点。
「虫けら」「不戦」に比べると、感覚に生々しさがなくて軽く読めるのですが、その分物足りない気もします。
娘さんと息子さんが物凄く賢くみえるのですが、これって子供というイキモノの賢さなのか、それともこのお子さんたちが特別なのか・・・。作者はきっと「そういうところが書き出されただけ」とでも言うのでしょうけれど。
世の父親諸氏にもぜひこういう愛情こもった育児日記をつけて頂きたい!と思わされます。
2006年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山田風太郎の日記を読むと、その記述の細やかさに驚きます。
この日記はその視点がすべて愛するわが子と家族に注がれています。
体重、話したことば、くすっとした挿話、買ってあげたおもちゃ。
名付けや教育に関して自身が思うところなどなど。
そして子供に死んだらどうなるか聞かれて「極楽にいける」と言えないところがつらいと考えるあたり、山風らしいところです。
読んだ後で自分の子供時代を思い出してしんみりしてみたり。
今の時代に希有な「子供を育てる愉しみ」を知ることができる一冊です。
この日記はその視点がすべて愛するわが子と家族に注がれています。
体重、話したことば、くすっとした挿話、買ってあげたおもちゃ。
名付けや教育に関して自身が思うところなどなど。
そして子供に死んだらどうなるか聞かれて「極楽にいける」と言えないところがつらいと考えるあたり、山風らしいところです。
読んだ後で自分の子供時代を思い出してしんみりしてみたり。
今の時代に希有な「子供を育てる愉しみ」を知ることができる一冊です。
2009年1月16日に日本でレビュー済み
作家の山田風太郎が娘と息子のことを丁寧に
暖かな視線で見守りながら書いた育児日記。
娘さんの結婚の際にそれを手渡してあげていて
それを本にしたもの。
すごく面白い。子育てしている人が読むと
うんうんそうだよ、大変なんだよって
大いにうなずく箇所が多々ある。
うまく表現できないことが的確に表現されていて
読んでいて気持ちがすっきりする。
そしてこんな偉大な作家でも親という土俵では
本当におろおろしたり、思案したり
手探りで子育てをしていることがわかって
自分もがんばらなくちゃっておもう。
そして子供の立場で読むと、親というのは
こういうふうに苦労しながら子供を一人前に
育て上げてくれたんだなって親への
感謝の気持ちがうまれる。
事故や病気、親との葛藤なく、すくすくと育つ子なんて
いない、みんなみんな手をかけられて心配されながら
見守られながら大切に育てあげられているんだなと
しみじみと親の偉大さを思う。
でも気軽な気持ちで手にとって、1ページ読めば
どんどんページがすすんで読了していること間違いなし。
こんな風に子供を見て文章で綴ってくれて
しかも娘の結婚の際に手渡してくれるなんて
すばらしい発想だし、すばらしい父親だなって思った。
暖かな視線で見守りながら書いた育児日記。
娘さんの結婚の際にそれを手渡してあげていて
それを本にしたもの。
すごく面白い。子育てしている人が読むと
うんうんそうだよ、大変なんだよって
大いにうなずく箇所が多々ある。
うまく表現できないことが的確に表現されていて
読んでいて気持ちがすっきりする。
そしてこんな偉大な作家でも親という土俵では
本当におろおろしたり、思案したり
手探りで子育てをしていることがわかって
自分もがんばらなくちゃっておもう。
そして子供の立場で読むと、親というのは
こういうふうに苦労しながら子供を一人前に
育て上げてくれたんだなって親への
感謝の気持ちがうまれる。
事故や病気、親との葛藤なく、すくすくと育つ子なんて
いない、みんなみんな手をかけられて心配されながら
見守られながら大切に育てあげられているんだなと
しみじみと親の偉大さを思う。
でも気軽な気持ちで手にとって、1ページ読めば
どんどんページがすすんで読了していること間違いなし。
こんな風に子供を見て文章で綴ってくれて
しかも娘の結婚の際に手渡してくれるなんて
すばらしい発想だし、すばらしい父親だなって思った。
2014年3月23日に日本でレビュー済み
山田風太郎の忍法帖は、ほぼ全て読みました。
荒唐無稽なその作風からは想像できない、平凡で理想的な家庭の風景です。
優しく、子煩悩な父親。
親戚の子も温かく迎える優しさ。
子供が子供らしく伸び伸び育つことが出来るのは、やはり親次第…と考えさせられました。
荒唐無稽なその作風からは想像できない、平凡で理想的な家庭の風景です。
優しく、子煩悩な父親。
親戚の子も温かく迎える優しさ。
子供が子供らしく伸び伸び育つことが出来るのは、やはり親次第…と考えさせられました。
2007年1月9日に日本でレビュー済み
著者の長女佳織さんの誕生から中学一年まで、昭和29年から昭和42年までの日記。佳織さんが結婚で家を出ると決まったとき、贈られたもの。こまめに日記をつけていた著者には「戦中派不戦日記」など戦中戦後の記録としても価値のある、素晴らしい描写の日記が出版されているが、この一冊も素敵な日記である。常の日記の中から、子供に渡そうと思い立ち、忙しい執筆の合間をぬって抜書きをしていたであろう作者の姿、「父」の背中、「物書き」の背中がみえる。淡々と綴られた日記だからこそみえるものがある、父親の育児日記、というのもいいものである。
子育てからは誰もが何かを得るもの。著者も、子供の突然の大人びた言葉にどぎまぎもする、病気や小学校受験に心悩ませたりもする。著者らしいのは、そんな中にちらちらと人間を見る冷静な感想が覗くところ。この時代の子供の欲しがったもの、値段なども書き込まれ、これもまた時代の記録だろう。長女の誕生も「なんだか原稿にクタビれて感動する元気なし。」と書いてしまうのは、そのころ執筆に忙しかった著者の正直な姿であり、「働きづめのお父さん」一般の姿が重なってみえる。
子育て中の人、手元を離れていこうとする子供のある人、そして離れていこうとする人。ずっと昔にそんな経験をした人。きっと誰にも、親と子の関係をもう一度思い返し、その人だけの思い出へのきっかけをこの本は与えてくれると思う。
「父を想って」と題された、佳織さんのあとがき代わりの文章もやさしくてとても素敵な文章である。自分の子供時代をさらされる恥ずかしい気持ちを抑えて、素敵な日記を公開してくださったことに感謝したい。
編集者の発案と思うが、見開きの右小見出しに西暦、左に昭和で年号が記されているのは、時代がわかりやすかった。一年ごとに、その年の著作などもまとめてあり、親切。
子育てからは誰もが何かを得るもの。著者も、子供の突然の大人びた言葉にどぎまぎもする、病気や小学校受験に心悩ませたりもする。著者らしいのは、そんな中にちらちらと人間を見る冷静な感想が覗くところ。この時代の子供の欲しがったもの、値段なども書き込まれ、これもまた時代の記録だろう。長女の誕生も「なんだか原稿にクタビれて感動する元気なし。」と書いてしまうのは、そのころ執筆に忙しかった著者の正直な姿であり、「働きづめのお父さん」一般の姿が重なってみえる。
子育て中の人、手元を離れていこうとする子供のある人、そして離れていこうとする人。ずっと昔にそんな経験をした人。きっと誰にも、親と子の関係をもう一度思い返し、その人だけの思い出へのきっかけをこの本は与えてくれると思う。
「父を想って」と題された、佳織さんのあとがき代わりの文章もやさしくてとても素敵な文章である。自分の子供時代をさらされる恥ずかしい気持ちを抑えて、素敵な日記を公開してくださったことに感謝したい。
編集者の発案と思うが、見開きの右小見出しに西暦、左に昭和で年号が記されているのは、時代がわかりやすかった。一年ごとに、その年の著作などもまとめてあり、親切。