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戦争絶滅へ、人間復活へ: 93歳・ジャ-ナリストの発言 (岩波新書 新赤版 1140) 新書 – 2008/7/18
むの たけじ
(著)
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/7/18
- ISBN-104004311403
- ISBN-13978-4004311409
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2008/7/18)
- 発売日 : 2008/7/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4004311403
- ISBN-13 : 978-4004311409
- Amazon 売れ筋ランキング: - 647,929位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 644位ジャーナリズム (本)
- - 2,607位岩波新書
- - 85,593位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦場では遅なきゃ殺されると言う恐怖の中で神経を張り詰められるのは3日間。後はもう惰性でやがては人間からケモノに近くなる。戦争だけは絶対にしてはいけないと改めて心に誓った。
2008年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
■ 【20年の労作です 】
(秋田県)横手市で週刊「たいまつ」(新聞)が、(凡そ30
年前の)1978年に休刊して、10年後の’89年に(仮称)
「21世紀への手紙」なるタイトルの執筆依頼が(坂巻編
集者より)あったという。構想はするものの、視力などの
体調を崩すことなどアクシデントに見舞われる。しかし、’
98年に黒岩さんの取材を受け、ようやく今年(’08年)、
刊行の陽の目を見た。20年の労作は、僅か200ページ
余り。よわい93歳の叡智の缶詰です。
■ 【大東亜戦争の報道反省と人間復活 】
章立ては、10章に分かれていますが、’45年の敗戦を境
に、それ以前の新聞記者時代と、その後の著者の信念
の吐露とに大別されます。
■ 【戦場の狂気 】
前篇の圧巻は、戦場での兵隊(男性)の有様です。戦争
体験者は、時には武勇伝こそ話しますが、得てして寡黙
で、戦場の全体像は幻だ。しかも、多くがそのまま鬼籍
に入って行っている。戦場の様子を、赤裸々に極めて具
体的に著わした本(本書)に出会うのは、初めてである。
戦場での殺人、略奪、放火、偽善、レイプなどが、何故
平然か?人間は、生殺の戦場に三日いれば、狂気を狂
気で無くなる様が描かれている。そして帰還した男性
は、妻子には体験したことを話など出来る訳がないと。
■ 【先ず、国境を無くそう 】
後半は、著書のタイトル「戦争絶滅と人間復活」の為の
ガイドである。被爆国として、又、戦争絶滅の理念を憲法
九条に持つものとして、EUの様に、国境を無いが同然
としようと叫ぶ。戦争と言う人工的な消費を惹き起す欲
深集団を生み出す資本主義にノーと言い、跪かせられ
た社会主義に『戦争を是認』したからと、苦言を呈してい
る。自らの欲望との戦いが、人類全体の滅亡(と言う自
殺行為)に深く係わっていることを訴えて止まない。
(秋田県)横手市で週刊「たいまつ」(新聞)が、(凡そ30
年前の)1978年に休刊して、10年後の’89年に(仮称)
「21世紀への手紙」なるタイトルの執筆依頼が(坂巻編
集者より)あったという。構想はするものの、視力などの
体調を崩すことなどアクシデントに見舞われる。しかし、’
98年に黒岩さんの取材を受け、ようやく今年(’08年)、
刊行の陽の目を見た。20年の労作は、僅か200ページ
余り。よわい93歳の叡智の缶詰です。
■ 【大東亜戦争の報道反省と人間復活 】
章立ては、10章に分かれていますが、’45年の敗戦を境
に、それ以前の新聞記者時代と、その後の著者の信念
の吐露とに大別されます。
■ 【戦場の狂気 】
前篇の圧巻は、戦場での兵隊(男性)の有様です。戦争
体験者は、時には武勇伝こそ話しますが、得てして寡黙
で、戦場の全体像は幻だ。しかも、多くがそのまま鬼籍
に入って行っている。戦場の様子を、赤裸々に極めて具
体的に著わした本(本書)に出会うのは、初めてである。
戦場での殺人、略奪、放火、偽善、レイプなどが、何故
平然か?人間は、生殺の戦場に三日いれば、狂気を狂
気で無くなる様が描かれている。そして帰還した男性
は、妻子には体験したことを話など出来る訳がないと。
■ 【先ず、国境を無くそう 】
後半は、著書のタイトル「戦争絶滅と人間復活」の為の
ガイドである。被爆国として、又、戦争絶滅の理念を憲法
九条に持つものとして、EUの様に、国境を無いが同然
としようと叫ぶ。戦争と言う人工的な消費を惹き起す欲
深集団を生み出す資本主義にノーと言い、跪かせられ
た社会主義に『戦争を是認』したからと、苦言を呈してい
る。自らの欲望との戦いが、人類全体の滅亡(と言う自
殺行為)に深く係わっていることを訴えて止まない。
2016年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は平和委員会会員として平和運動をしている中で、むのたけじ著「戦争絶滅へ、人間復活へ」岩波新書を愛読しております。その本には、むのさん自身の従軍記者としての戦争体験が書かれ明治憲法下で、自由が制限されていた中で戦場を見守り、取材するうえでの苦労が書かれております。体験者が語らない殺し殺される現場を見たこと、また軍部を恐れ、反戦非戦を主張すること自体が国家否定となり、治安維持法で死刑になったこと、想像を絶する一面焼け野原と化した東京大空襲を軍部の命令で「被害軽微」とされ、真実を描けなかったのには本当に衝撃を覚えます。私はこれからも「戦争絶滅へ、人間復活へ」を愛読してただ読むだけではなく、未来のために生きた知識にしていきたいと思います。そして反骨の精神を学び受け継ぎたいと思います。
2016年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
93才、現在は100才を越えても冴えた感受性に感心しました。
貴重な一冊になりました。
貴重な一冊になりました。
2009年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もと朝日新聞の記者の方が書いた本です。日本が行って来た戦争とは何か。
日本人はどうして、問題を起こしても責任を取らずに人の性にして生きて来られたのか。
日本人は高度成長期から他者依存の生活になり、何か具合が悪ければ人のせいにする。主語がない状態で来てしまっています。
国家にも政府にも、国民にも「主語が無い」生活をしているとむのさんは叫んでいます。
バブルが弾けて思うようにいかなくなったら、全部他人の性にする、社会が悪い、親が悪い、あいつが悪い。。。。。。
だから、自分という物をますます見失ってしまった。そんな若い人が増えてしまっていると、鋭く30代の世代を説いています。
自分として自分自身として何をしたらいいのか、自分は何かを考え直すときに是非一読してみてください。
すべての世代の人にお勧めです。
日本人はどうして、問題を起こしても責任を取らずに人の性にして生きて来られたのか。
日本人は高度成長期から他者依存の生活になり、何か具合が悪ければ人のせいにする。主語がない状態で来てしまっています。
国家にも政府にも、国民にも「主語が無い」生活をしているとむのさんは叫んでいます。
バブルが弾けて思うようにいかなくなったら、全部他人の性にする、社会が悪い、親が悪い、あいつが悪い。。。。。。
だから、自分という物をますます見失ってしまった。そんな若い人が増えてしまっていると、鋭く30代の世代を説いています。
自分として自分自身として何をしたらいいのか、自分は何かを考え直すときに是非一読してみてください。
すべての世代の人にお勧めです。
2012年11月19日に日本でレビュー済み
聞き手は黒岩比佐子さんでなかなかのいい調子でコミュニケーションして
とんとんインタビューが軽やかに進んでいきます。
むずかしい政治や戦争、地域の話も、なんとなく読めます。
元気な93歳のジャーナリストの日本の諸問題への提言はいいものがあります。
長い間日本を新聞記者の目線で見てきた人ならではの、鋭さと思考が見て取れます。
・従軍記者としての戦争体験
・敗戦前後
・憲法九条と日本人
・核兵器のない世界へ
・絶望の中に希望はある
日本の現代史がジャーナリストの目線でしっかりと刻印されています。
どこか右?左?に偏ってる感じもありますがそれは差し引いて読んでいくと参考になります。
とんとんインタビューが軽やかに進んでいきます。
むずかしい政治や戦争、地域の話も、なんとなく読めます。
元気な93歳のジャーナリストの日本の諸問題への提言はいいものがあります。
長い間日本を新聞記者の目線で見てきた人ならではの、鋭さと思考が見て取れます。
・従軍記者としての戦争体験
・敗戦前後
・憲法九条と日本人
・核兵器のない世界へ
・絶望の中に希望はある
日本の現代史がジャーナリストの目線でしっかりと刻印されています。
どこか右?左?に偏ってる感じもありますがそれは差し引いて読んでいくと参考になります。
2013年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ひところ評判になったのだが、いまあらためて読んでみると、ますます著者むのたけじの悲痛な叫びが心の響く。
2013年7月9日に日本でレビュー済み
「21世紀への手紙」という企画だったとのこと。
戦争と核兵器について、再考するのによい。
歴史から学ぶにも、実際の肉声が感じられるものに触れてみると説得力が違う。
内容が豊富なので何度も読み返すとよい。
戦争と核兵器について、再考するのによい。
歴史から学ぶにも、実際の肉声が感じられるものに触れてみると説得力が違う。
内容が豊富なので何度も読み返すとよい。