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ブレア時代のイギリス (岩波新書 新赤版 979) 新書 – 2005/11/18
山口 二郎
(著)
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- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2005/11/18
- ISBN-104004309794
- ISBN-13978-4004309796
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2005/11/18)
- 発売日 : 2005/11/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 199ページ
- ISBN-10 : 4004309794
- ISBN-13 : 978-4004309796
- Amazon 売れ筋ランキング: - 619,610位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 483位政治史・比較政治
- - 2,543位岩波新書
- - 54,948位ビジネス・経済 (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鉄炭鉱に見られる重厚長大産業からサービス産業への移行に伴う「労働階級分化」の象徴としての労組の衰退、あるいは中間層の拡大による「富の再分配機能」に果たす労働党の意味合いの弱化に加え、サッチャーによる福祉国家への「死刑宣言」によりかつての党是が大きな挑戦を受けるなか、従来の左派でも右派でもない「第三の道」を標榜したブレア政権の軌跡を論じた一冊。機会の平等に基づく競争主義の導入がもたらした繁栄とともに、その裏面である貧困層の拡大と格差の固定化など功罪を多方面から考察する内容となっている。
2009年2月17日に日本でレビュー済み
本書は、2005年のイギリス総選挙の約6ヶ月後に著わされた書籍である、2005年迄のブレア治世についての評価書、そして総括書であるといえる。
著者によれば、ブレアの生み出した「ニューレイバー」とは、保守党の「新自由主義」や労働党の「社会民主主義」とも異なるものである。それは、市場経済(税金優遇[122-123頁]等)を重視しながらも福祉政策(社会保障[第2章]等)もまた重視し、効率性と平等性の両者を同時に追求する政治的立場である。
こうした折衷的な政治立場を、どのように評価するべきなのか。著者は、「ニューレイバー」という政治的立場については一定の評価を示しているものの、それでも「機会の平等」を重視するだけで、競合によって生じる「結果」について配慮を示さない労働党を批判し、今のままでは不十分だと主張する[180-183頁]。おそらく著者にいわせれば、ブレアの労働党は「社会民主主義」から離れ過ぎ、「新自由主義」に近づきすぎたということなのだろう。
イギリス政治からの日本政治への示唆については、どのように評価すべきなのか判断に迷った。確かに小泉が選挙で用いた手法(内なる敵[15頁]政治演出[71-73頁]等)の指摘については参考になったが、最後の「あとがき[185-198頁]」に記されていた文章は、本書の中身がイギリス政治の話に集中していた点を考慮すると、やや唐突過ぎて当惑するものだった。
総じていえば、ブレアの労働党の立場を明確にし、そしてそれを分かり易く丁寧に描いている点は、評価できるものである。イギリス政治の入門書として、是非手に取ってみたい書籍といえるだろう。
著者によれば、ブレアの生み出した「ニューレイバー」とは、保守党の「新自由主義」や労働党の「社会民主主義」とも異なるものである。それは、市場経済(税金優遇[122-123頁]等)を重視しながらも福祉政策(社会保障[第2章]等)もまた重視し、効率性と平等性の両者を同時に追求する政治的立場である。
こうした折衷的な政治立場を、どのように評価するべきなのか。著者は、「ニューレイバー」という政治的立場については一定の評価を示しているものの、それでも「機会の平等」を重視するだけで、競合によって生じる「結果」について配慮を示さない労働党を批判し、今のままでは不十分だと主張する[180-183頁]。おそらく著者にいわせれば、ブレアの労働党は「社会民主主義」から離れ過ぎ、「新自由主義」に近づきすぎたということなのだろう。
イギリス政治からの日本政治への示唆については、どのように評価すべきなのか判断に迷った。確かに小泉が選挙で用いた手法(内なる敵[15頁]政治演出[71-73頁]等)の指摘については参考になったが、最後の「あとがき[185-198頁]」に記されていた文章は、本書の中身がイギリス政治の話に集中していた点を考慮すると、やや唐突過ぎて当惑するものだった。
総じていえば、ブレアの労働党の立場を明確にし、そしてそれを分かり易く丁寧に描いている点は、評価できるものである。イギリス政治の入門書として、是非手に取ってみたい書籍といえるだろう。
2010年3月23日に日本でレビュー済み
明治以降にイギリスとドイツに学んできた日本。
分野によっては、フランスなどの国々からも学んできた。
にもかかわらず、ヨーロッパの文化と歴史については、あまり詳しくないことに気がつく。
イスラエルやイラクに対する対応が、国によってなぜちがうのか。
また、国の中でも、政党によってなぜ違うのか。
違いがなかなかわからなかった。
本書では、イギリスの労働党を中心としたブレア首相の時代を中心に、詳しい記述がある。
本書だけでは、歴史、文化との組み合わせは十分に理解できなかったが、
岩波新書のヨーロッパ、中近東関連のものを20冊くらい読んでいるなかで、
なんとなく、国の違いについては、思い当たることがでてくるようになってきつつある。
体系的なヨーロッパ史を読むより、個々の事情を知りながら、
知識として編み上げていくことが大事だと感じた。
分野によっては、フランスなどの国々からも学んできた。
にもかかわらず、ヨーロッパの文化と歴史については、あまり詳しくないことに気がつく。
イスラエルやイラクに対する対応が、国によってなぜちがうのか。
また、国の中でも、政党によってなぜ違うのか。
違いがなかなかわからなかった。
本書では、イギリスの労働党を中心としたブレア首相の時代を中心に、詳しい記述がある。
本書だけでは、歴史、文化との組み合わせは十分に理解できなかったが、
岩波新書のヨーロッパ、中近東関連のものを20冊くらい読んでいるなかで、
なんとなく、国の違いについては、思い当たることがでてくるようになってきつつある。
体系的なヨーロッパ史を読むより、個々の事情を知りながら、
知識として編み上げていくことが大事だと感じた。
2005年12月3日に日本でレビュー済み
冷戦が崩壊して、大半の中道左派政党は政権から遠ざかっています。
これは国民から支持される政策を打ち出さないことが大きな原因です。
しかし、さまよえる中道左派でもイギリスの労働党は左派として
国民の支持を取り付け、イラク侵略戦争まで遂行しました。
本書ではいかにしてイギリスの中道左派が政権を獲得できたのかを分析しています。
政権獲得の要因として以下のことが大きいです。
一つは、労働党の綱領の「企業の国営化」方針を放棄したことです。
これは労働党の伝統的政策を放棄し、市場経済を容認したことになります。
富の分配は重要な用件ですが、その前に富の創出がなければ分配のしようがないととらえているようです。
もう一つは、福祉のとらえ方を根本的に見直したことにあります。
つまり従来の福祉では個人は制度に依存するばかりであり、福祉の負担は重くなるばかりで何も生み出しません。
ブレア政権はこのような依存型の福祉から自立型の福祉へと変えました。
つまり社会に積極的に参加ないし貢献しようという個人に福祉サービスを提供するということです。
以上のように、ブレア政権は中道左派としてモデルとなる政策を打ち出しました。
筆者が指摘するようにブレアのような個人的カリスマが労働党の政権獲得の大きな要素になったが、
それでも冷戦後の中道左派の身の処し方を示した党だと私は思います。
これは国民から支持される政策を打ち出さないことが大きな原因です。
しかし、さまよえる中道左派でもイギリスの労働党は左派として
国民の支持を取り付け、イラク侵略戦争まで遂行しました。
本書ではいかにしてイギリスの中道左派が政権を獲得できたのかを分析しています。
政権獲得の要因として以下のことが大きいです。
一つは、労働党の綱領の「企業の国営化」方針を放棄したことです。
これは労働党の伝統的政策を放棄し、市場経済を容認したことになります。
富の分配は重要な用件ですが、その前に富の創出がなければ分配のしようがないととらえているようです。
もう一つは、福祉のとらえ方を根本的に見直したことにあります。
つまり従来の福祉では個人は制度に依存するばかりであり、福祉の負担は重くなるばかりで何も生み出しません。
ブレア政権はこのような依存型の福祉から自立型の福祉へと変えました。
つまり社会に積極的に参加ないし貢献しようという個人に福祉サービスを提供するということです。
以上のように、ブレア政権は中道左派としてモデルとなる政策を打ち出しました。
筆者が指摘するようにブレアのような個人的カリスマが労働党の政権獲得の大きな要素になったが、
それでも冷戦後の中道左派の身の処し方を示した党だと私は思います。
2011年1月3日に日本でレビュー済み
2005年11月の刊行された新書である。わずか5年で英国を取り巻く状況は大きく変化したこともあり、それを確認するため2011年年初に再読した。第5章までブレア時代の英国が描かれている。最終章でベックのリスク社会論を援用し、戦争・テロなど生存のリスク、医療・教育など生活のリスク、地球環境問題など長期的リスクという三種のリスク概念と、それぞれのリスク・マネージメントを社会/個人のどちらが担うかという議論の枠組が提示される(P161)。その上で、ある程度のグローバル化を前提とした各リスクの社会化こそ社会民主主義がとる方向だとし、その一例としてブレアの政策をアングロ・ソーシャル・モデルと位置づける。さらに日本社会に転じ、それを右側の極となる小泉自民党と対になる左側の政党を作る際のモデルとみる(P195)。5年経ても手軽な良書として読むに値する。しかしブレアが推進した金融を成長の鍵とした経済政策が破綻した今、再読後に昔の高揚感はなかった。
2006年2月4日に日本でレビュー済み
筆者が本著で述べているように、現代の日本はアメリカにではなく、イギリスにこそ学ぶべきだ。
サッチャーが世界に登場した1979年以降、世界の民主主義国家は挙って「新自由主義」を掲げた。市場経済を発展させたという点では大いに評価できる。しかし、著者の指摘するとおり、「新自由主義」は肥大し過ぎた「社会民主主義」の病巣(財政圧迫)に効く飽く迄も一時的な即効薬のようなものであって、決して人類が熱望する福祉面の「幸福」を実現し得るイデオロギーではない。
その点で、二者択一(「社会民主主義」か「新自由主義」か)からの脱却を唱えたブレアは賞賛に値する。両者の優れた点を混ぜ合わせた理念(「第三の道」)だけが若干先行してしまっている点はブレアの負の遺産であろうが、世界に新しいモデルを提示した点は誰もが評価することである。
ブレアが政界の表舞台から去ろうとしている現在、彼を概観するには打って付けの一書である。それとともに、小泉を評価する際にも役立つ一書となるであろう。詳細は読んでみて頂きたいが、第六章には随所に目から鱗が落ちるようなエッセンスが凝縮されている。文章も平明なため是非とも読んで頂きたい一著である。
サッチャーが世界に登場した1979年以降、世界の民主主義国家は挙って「新自由主義」を掲げた。市場経済を発展させたという点では大いに評価できる。しかし、著者の指摘するとおり、「新自由主義」は肥大し過ぎた「社会民主主義」の病巣(財政圧迫)に効く飽く迄も一時的な即効薬のようなものであって、決して人類が熱望する福祉面の「幸福」を実現し得るイデオロギーではない。
その点で、二者択一(「社会民主主義」か「新自由主義」か)からの脱却を唱えたブレアは賞賛に値する。両者の優れた点を混ぜ合わせた理念(「第三の道」)だけが若干先行してしまっている点はブレアの負の遺産であろうが、世界に新しいモデルを提示した点は誰もが評価することである。
ブレアが政界の表舞台から去ろうとしている現在、彼を概観するには打って付けの一書である。それとともに、小泉を評価する際にも役立つ一書となるであろう。詳細は読んでみて頂きたいが、第六章には随所に目から鱗が落ちるようなエッセンスが凝縮されている。文章も平明なため是非とも読んで頂きたい一著である。
2007年1月9日に日本でレビュー済み
伝統的な保守でも革新でもない第三の道とはどういうものか。その有効性と実現に向けた課題は何か。それを日本に当てはめた場合に野党民主党にどのような示唆があるのか。平易な文章でほどよい情報量があり、考えさせられる良書です。特に、わが国で本当に政権交替が起こるとすればどのような条件を満たすべきなのか、民主党に対する示唆に富むと思います。選挙制度も議院内閣制も似ているイギリスとの比較は直感にも訴えるものがあります。