掲載されている美しい写真の数々は本当に溜め息が出るほど荘厳。多くの貴重な写真に映された宇宙の神秘的で荘厳な輝きはまさに神々の世界。そこに文句は無し。
ただ、本の構成上ある程度は仕方ないと思うけど、どうしても写真を多く掲載するために、その分、写真の載っているページと実際の解説文がズレている事が多く(誤載という意味ではない)、「写真1に見られる青白い光の放射は〜」といった解説を写真を見ながら読もうとすると、その都度ページを捲ったり戻ったりする必要があり、そういう意味でちょっと読みにくい点が残念。贅沢な注文かもしれないが、写真と解説のレイアウトには徹底的に気を使って欲しかった。
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ハッブル望遠鏡が見た宇宙 カラー版 (岩波新書 新赤版 499) 新書 – 1997/4/21
野本 陽代
(著),
ロバート ウィリアムズ
(著)
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大気の外に望遠鏡をおきたい-天文学者の夢をのせた「ハッブル宇宙望遠鏡」が,いま地球上空を回っている.この3年間,ハッブルは美しい星雲や銀河像をつぎつぎに送ってきた.星の卵EGG,ブラックホールのまわりを高速で回るガス,ビッグバン直後にできた遠い銀河をはじめ,100点以上の画像を掲載,解説をほどこす.
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1997/4/21
- ISBN-104004304997
- ISBN-13978-4004304999
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1997/4/21)
- 発売日 : 1997/4/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 212ページ
- ISBN-10 : 4004304997
- ISBN-13 : 978-4004304999
- Amazon 売れ筋ランキング: - 166,467位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 789位岩波新書
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2008年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年5月13日に日本でレビュー済み
小学校3年生だったか、4年生だったか、父親にプレゼントされました。かいけつゾロリやなんかを読んでいるような年頃で、勿論書いてある内容もちんぷんかんぷん、なのにすぐにのめり込みました。遥か遠くにある、チカチカと瞬く夜空の星しか知らない宇宙、真っ黒な宇宙、鮮明な写真に衝撃を受けました。この紙質特有の匂いが少し苦手で、尚更記憶に強く残っています。
家にある漢字辞書と国語辞書を何度も引いて、途中面倒になるもとにかく読み耽りました。殆ど理解していなかったはずです。
家族と出かける時ですらカバンにしのばせ、出先でも眺めました。興奮さめやらず町の図書館にも通いました。読めもしない専門書を見ては天文学者になった自分を夢見ていました。もう今では平凡な主婦ですが、この本を見る度に胸が熱くなります。
これから買おうかなという方にはなんの参考にもならないかもしれませんが。。
家にある漢字辞書と国語辞書を何度も引いて、途中面倒になるもとにかく読み耽りました。殆ど理解していなかったはずです。
家族と出かける時ですらカバンにしのばせ、出先でも眺めました。興奮さめやらず町の図書館にも通いました。読めもしない専門書を見ては天文学者になった自分を夢見ていました。もう今では平凡な主婦ですが、この本を見る度に胸が熱くなります。
これから買おうかなという方にはなんの参考にもならないかもしれませんが。。
2012年10月18日に日本でレビュー済み
数多くの宇宙の写真、まずそれに驚き、そして畏れ慄いてしまった。
人間という存在の小ささを感じてしまったし、それと同時にここまで宇宙の神秘に迫った人間の英知のすごさに驚いた。
おそらく、宇宙に実際に行ってみたら、その世界観や人生観はだいぶ変わるだろうなと思う。
この本とそこに載せられている写真は、とてつもないものだと思う。
人間という存在の小ささを感じてしまったし、それと同時にここまで宇宙の神秘に迫った人間の英知のすごさに驚いた。
おそらく、宇宙に実際に行ってみたら、その世界観や人生観はだいぶ変わるだろうなと思う。
この本とそこに載せられている写真は、とてつもないものだと思う。
2010年2月19日に日本でレビュー済み
アメリカの天文学者 エドウィン・P・ハッフルにちなむ。
1990年にうちあげられた。1993年にサービスセッションで補正したとのこと。
天文愛好家には外すことができない書籍だと思われる。
岩波新書で系列の書籍が何冊も出ている。
天文愛好家でないので、価値は十分には理解できていませんが、なんとなくすごそう。
将来の理論、体系の発展に役立ちそうな情報がいっぱいだと思われます。
1990年にうちあげられた。1993年にサービスセッションで補正したとのこと。
天文愛好家には外すことができない書籍だと思われる。
岩波新書で系列の書籍が何冊も出ている。
天文愛好家でないので、価値は十分には理解できていませんが、なんとなくすごそう。
将来の理論、体系の発展に役立ちそうな情報がいっぱいだと思われます。
2013年1月31日に日本でレビュー済み
最新版のハッブル宇宙写真集からすると、初代のモノなので、あまり画質がいいとは言えない。しかし、当時としてはこれが本邦初公開的な特ダネものの写真も多いはず。
宇宙がビッグ・バンから始まったとするのが今や常識的なようで、本書もそのような視点から書かれているし、写真も撮られているようだ・・・・・
でもそうだろうか?本当に宇宙はビッグ・バンから始まったのだろうか?ビッグ・バンから始まったっていうことにしておいた方が今の科学者にとって説明しやすいからだけじゃあないのか?我々がガキの頃は、ビッグ・バン説なんてなかったし、みんながみんな「宇宙は無限だ!」って思ってた。今もそう思ってる輩は結構多いはず、そこいら辺をハッブルちゃんはきちんと説明してくれないのかなあ。
宇宙がビッグ・バンから始まったとするのが今や常識的なようで、本書もそのような視点から書かれているし、写真も撮られているようだ・・・・・
でもそうだろうか?本当に宇宙はビッグ・バンから始まったのだろうか?ビッグ・バンから始まったっていうことにしておいた方が今の科学者にとって説明しやすいからだけじゃあないのか?我々がガキの頃は、ビッグ・バン説なんてなかったし、みんながみんな「宇宙は無限だ!」って思ってた。今もそう思ってる輩は結構多いはず、そこいら辺をハッブルちゃんはきちんと説明してくれないのかなあ。
2004年12月20日に日本でレビュー済み
とにかく写真が美しい。細部までくっきりと、カラフルに映し出されている。想像もしなかったような宇宙の「かたち」の見事な記録である。
1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡は、大気による歪みを気にしないですむ、まさに天文学者の夢の望遠鏡であった。太陽系、銀河、そして深宇宙まで。より鮮明で解像度の高い写真は、天文学に飛躍的な進歩をもたらした。
本書は豊富な写真を利用しつつ、サイエンスライターの野本氏が、それぞれの写真によって何が明らかになったのか、丁寧に説明してくれる造りとなっている。
すでに3冊目までシリーズが進んでいるが、とりあえず、本書から入るべきだろう。
1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡は、大気による歪みを気にしないですむ、まさに天文学者の夢の望遠鏡であった。太陽系、銀河、そして深宇宙まで。より鮮明で解像度の高い写真は、天文学に飛躍的な進歩をもたらした。
本書は豊富な写真を利用しつつ、サイエンスライターの野本氏が、それぞれの写真によって何が明らかになったのか、丁寧に説明してくれる造りとなっている。
すでに3冊目までシリーズが進んでいるが、とりあえず、本書から入るべきだろう。
2006年10月22日に日本でレビュー済み
現在では3作出ている「ハッブル望遠鏡シリーズ」の初作。それまで、宇宙あるいは星の姿に興味を持っていてもハッキリとそれを見せてくれるものは無かったと言って良い。それが、スペースシャトル計画の本格化に伴い、大望遠鏡を地球周回軌跡上に設置するという構想が実現する事になった。それが1990年に搭載されるようになったハッブル望遠鏡である。
それが映し出す映像の素晴らしい事 ! 最遠宇宙像、大マゼラン星雲の3つのリング、砂時計のようなアワーグラス星雲、ガスとチリ状のエッグ星雲、明るさが太陽の400万倍のりゅうこつ座イータ星、キノコが湧き出るような形のワシ星雲、土星のリング等など取り出せば切りがない。その神秘的な美しさに魅入るだけである。
この映像にサイエンス・ライター野本女史の解説が加わり、ブラックホール、新星の誕生等知識を新たにしてくれる。その野本女史が言う。「夜空の星は絶えずして、しかももとの星にあらず。あちこちで輝く星は、かつ消えかつ生まれて、久しくとどまりたるためしなし」。「方丈記」のもじりであるが、星の誕生・転生・消滅を表して感慨深い。
本書を見ると、宇宙の神秘、謎はまだまだ解明できていない部分が多いと思う。それを解明していくのが科学であるが、現状ではまだ不遜な考えではないかとも思うのである。
それが映し出す映像の素晴らしい事 ! 最遠宇宙像、大マゼラン星雲の3つのリング、砂時計のようなアワーグラス星雲、ガスとチリ状のエッグ星雲、明るさが太陽の400万倍のりゅうこつ座イータ星、キノコが湧き出るような形のワシ星雲、土星のリング等など取り出せば切りがない。その神秘的な美しさに魅入るだけである。
この映像にサイエンス・ライター野本女史の解説が加わり、ブラックホール、新星の誕生等知識を新たにしてくれる。その野本女史が言う。「夜空の星は絶えずして、しかももとの星にあらず。あちこちで輝く星は、かつ消えかつ生まれて、久しくとどまりたるためしなし」。「方丈記」のもじりであるが、星の誕生・転生・消滅を表して感慨深い。
本書を見ると、宇宙の神秘、謎はまだまだ解明できていない部分が多いと思う。それを解明していくのが科学であるが、現状ではまだ不遜な考えではないかとも思うのである。
2007年11月23日に日本でレビュー済み
写真の美しさは圧巻です.天文ファンならずとも非常に楽しめます.
地球周回軌道を回るハッブル望遠鏡が撮影した様々な天体の写真をカラーで掲載し,それぞれについて解説を加えています.解説の内容は専門的ではなく,ハッブル望遠鏡苦労話のようなものもあり,気楽に読むことができます.そしてまだまだ未知の宇宙に思いをはせるのは何とも不思議な気分です.
写真を見るだけでも一見の価値があります.
地球周回軌道を回るハッブル望遠鏡が撮影した様々な天体の写真をカラーで掲載し,それぞれについて解説を加えています.解説の内容は専門的ではなく,ハッブル望遠鏡苦労話のようなものもあり,気楽に読むことができます.そしてまだまだ未知の宇宙に思いをはせるのは何とも不思議な気分です.
写真を見るだけでも一見の価値があります.