2012年に発表された自民党の「日本国憲法改正草案」を弁護士で伊藤塾塾長の伊藤真さんが「立憲派」の立場から批判的に検証したブックレット。
目次
第一章 誰のため、何のための憲法なのか
第二章 平和主義から「戦争のできる国」へ
第三章 人権の縮小、義務の拡大
第四章 なぜ九十六条を変えてはいけないか
衆議院選挙で自民党が圧勝したことや、希望の党が九条を含めた改憲論議賛成であるということで、改憲について不安が増してきたので勉強のために本書を読みました。公明党がなんとか踏ん張ってくれればいいのですが・・。わたしは「何が何でも護憲、現憲法は一字一句変えてはならない」という主義ではありませんが、今の安倍自民党主導で憲法を改正することには危惧を抱いています。いまは憲法よりも、不公平な日米地位協定を改定するべきとも思います。
本書で指摘されている通り自民党の草案には現憲法にある政治権力への制約を緩和し、国民の基本的人権を縮小するとともに「家族主義」など自分たちの信じる主義主張を国民に押し付け、日本をかつてのような天皇中心の国に作り替え、行政権力を強化したいという意図が思い切り出ています。伊藤先生によれば、自民党草案に規定されている「国防の義務」から敷衍すれば徴兵制施行まで理論上可能になってしまうそうです。自民党が憲法草案の解説として発表している「自民党草案Q&A」の欺瞞についても反駁されており、例えば他国での憲法改正は人権の拡張や政治権力の抑制という方向でなされることがほとんどであり、我が国のように、立憲主義で縛られる側である行政府が自らの枷を外すために憲法改正を言い出すなどというのとは質的に異なるという指摘は勉強になります。また、草案には「政教分離原則の緩和」ともあるのですが、こういう項目も不気味です。日本会議や靖国参拝等にかかわることが背後にあるのでしょうか?支持母体が宗教団体である公明党の支持者が、こういうことで喜んでいると思う人もいるのではないかと考えると本当に心外です。
ともあれ、いくら何でもまさかこのトンデモ草案がそのまま通るということはないとは思いますが、トランプ大統領が誕生するこの時代何が起こるかわかりませんし、本書のような読みやすいブックレットだけでもひとりでも多くの方に読まれることを祈りレヴューさせていただきます。
それにしても、伊藤先生が危惧されているように、日本国民における「立憲主義」(憲法は国民が国に守らせるもの)という概念の認知度は低いと思います(わたし自身も安保法制で問題になるまでよく理解していませんでした)。あくまで一般論ですが、論理的というより感情的で、個より和を優先し、議論を好まず同調を評価し、抽象的な政治よりも実際的な経済を選択する傾向の強い日本人、権利獲得のために流血を経験していない日本人に個人の権利をもとにした民主主義というシステム自体が根付きにくいというのが現実であり、自民党の草案は日本人のその性質や歴史につけこんで、自分たちこそが国民を上手に統御し導くことができる存在なのだ、主権など日本国民には重荷なのだから自分たちに譲り渡せばいいのだと言わんばかりです。
現代日本の民主主義とは、完璧な政治体制ではありませんし本当に面倒くさいシステムですが、それでも人間自らの弱点を前提にそれを制御するよう組み立てられた人類の英知の成果です。少なくとも、戦前の著しく人権の抑圧された日本よりアメリカに民主主義を「押し付けられた」後の日本のほうが住みやすいとわたしは思います。その基本的人権を尊重し、国民主権と平和主義に基づいた住みやすい国は立憲主義なしに守れません。
かつてヒトラー政権時代のドイツでは、失業対策や母子家庭保護などを優先にし経済面で結果を出すことで国民の心をつかみ、熱狂的な支持を受け、その一方で侵略戦争とユダヤ人虐殺を行ったといいます。日本人もご多分に漏れず、経済が順調なら大方のことには目をつぶる傾向があると思います。生活はもちろん大事ですが、目先の生活に気を取られている間に、行政府で圧倒的多数の自民党は立法府たる国会、国民の代弁者たる国会議員と国会審議を軽んじ、野党の質問時間まで削減しようとしています。じわじわと自民安倍政権の独裁化が進んでいることに危機感を覚えます。小選挙区制の見直しも本気で考えるべきではないでしょうか。
他のレヴュアーさんたちも書かれていますが、本書は勉強の手始めの一冊として有用ですし、要点を押さえてくれているのでお忙しい方は本書のみ読まれても基本的な知識は十分身に付くと思います。
憲法改正が現実味を帯びてきたいま、本間龍さんのブックレット『メディアに操作される憲法改正国民投票』ともども、本書や類書の一読を重ねてお勧めします。わたしも非力ですが勉強して少しでも周囲と話していきたいと思います。
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憲法は誰のもの?――自民党改憲案の検証 (岩波ブックレット) 単行本(ソフトカバー) – 2013/7/5
伊藤 真
(著)
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自由や人権を守るため、主権者が為政者を縛る道具として存在する最高法規――憲法。だが、2012年4月に公表された自民党改憲案は、単なる「改憲」にとどまらず、そうした立憲主義の本質から逸脱し、平和主義や基本的人権の尊重という現在の日本国憲法の原則をも破壊しようとする「壊憲」案にほかならないのではないか。伊藤塾塾長による詳細な検証。
- 本の長さ64ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2013/7/5
- ISBN-104002708780
- ISBN-13978-4002708782
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- 出版社 : 岩波書店 (2013/7/5)
- 発売日 : 2013/7/5
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 64ページ
- ISBN-10 : 4002708780
- ISBN-13 : 978-4002708782
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著者について
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1958年東京で生まれる。1981年、大学在学中に1年半の受験勉強で司法試験に短期合格。同時に、司法試験受験指導を開始する。1982年、東京大学 法学部卒業、司法研修所入所。1984年に弁護士登録。弁護士としての活動とともに、受験指導を続け、法律の体系や全体構造を重視した学習方法を構築す る。短期合格者の輩出数、全国ナンバー1の実績を不動のものとする。1995年、伊藤メソッドの司法試験塾をスタートする。現在は、予備試験を含む司法試 験や法科大学院入試のみならず、法律科目のある資格試験や公務員を目指す人たちの受験指導に専念(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『刑法 (伊藤塾試験対策問題集 短答)』(ISBN-10:4335305435)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2022年9月23日に日本でレビュー済み
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2014年9月28日に日本でレビュー済み
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伊藤氏いわく 憲法の価値は、個人の尊重(尊厳)にあり、憲法は国家を縛るための道具だと。いい続けてきました。15年ぐらい前
からは、立憲主義のポイントを誰でも理解できるように、「法律と憲法では矢印の向きが逆だ」と説明してきました。法律は国民の権利を
制限したり、義務を課するものであるのに対して、憲法は、国民が国に守らせるためのものです。法律は国が国民に命令するものであ
るのに対して、憲法は国民か国に命令するものと考えて、「矢印の向きが逆だ」と、いつてきたのです。自民党案の特徴は、
①立憲主義の放棄 ②平和主義から戦争ができる国へ ③天皇の元首化と国民主権の後退 ④人権の縮小と義務の拡大
天皇を国の頂点に位置づけてその権威を利用する。一方、人権を縮小して義務を拡大し、戦争を含めた国の権力行使を容易にするこ
とを狙っています。「個人の人権を守るために国家を縛る憲法」から、自民党の政治家が自分たちの作りたい国家を作るために、「国民
を支配する道具としての憲法」に転換する。ものだ(立憲主義の否定)とのこと 大賛成 皆さんにも大いに進める本です。
からは、立憲主義のポイントを誰でも理解できるように、「法律と憲法では矢印の向きが逆だ」と説明してきました。法律は国民の権利を
制限したり、義務を課するものであるのに対して、憲法は、国民が国に守らせるためのものです。法律は国が国民に命令するものであ
るのに対して、憲法は国民か国に命令するものと考えて、「矢印の向きが逆だ」と、いつてきたのです。自民党案の特徴は、
①立憲主義の放棄 ②平和主義から戦争ができる国へ ③天皇の元首化と国民主権の後退 ④人権の縮小と義務の拡大
天皇を国の頂点に位置づけてその権威を利用する。一方、人権を縮小して義務を拡大し、戦争を含めた国の権力行使を容易にするこ
とを狙っています。「個人の人権を守るために国家を縛る憲法」から、自民党の政治家が自分たちの作りたい国家を作るために、「国民
を支配する道具としての憲法」に転換する。ものだ(立憲主義の否定)とのこと 大賛成 皆さんにも大いに進める本です。
2013年8月4日に日本でレビュー済み
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タイトルに示すように吾が憲法は人権を国家権力から護ります.法律は国家が国民を縛るもの.憲法は国家を国民が縛るもの.作用の向きが憲法と法律は真逆です.そして国に個人の人権を守らせる仕組みを立憲主義だと,私は本書で学びました.まことに,まことに本は読むべし!--- .立憲主義,更には集団的自衛権なるもの,この2点は日本の近未来を考える上でとりわけ重要ですので,教わったことの概要を紹介します.
1.立憲主義
本の表紙に,立憲主義を見失った改憲論議は危うい,とあります.立憲主義を無視した改憲は,現憲法に護られている国民への背信です.自民党は改憲を目論み,憲法起草委員会を立ち上げ,草案を公表しています.その委員会の事務局長だった石崎陽輔氏は立憲主義を知らないとつぶやいたそうです.彼が立憲主義の本質を知れば,改憲の意欲を益々高めるでしょう.何故なら自民党の草案は現行憲法を,「為政者が国民を支配するための道具」に変質させているからです.要するに「国民のための憲法」から「国のための憲法」へ変えようとします.もし草案が実現すればこの国は国家主義になり,国は国民に犠牲を強いるでしょう.政府の意に背く国民は戦前の軍国社会がそうであったように,お前はそれでも日本人かと警察に難詰され,逮捕され,拷問すら受けて迫害されます.やがて軍備を拡張し,核さえ保持して近隣諸国と戰すら辞さない日本に変わっていきます.そんな日本でいいと皆さんは思いますか.
2. 集団的自衛権
いかめしい名前の自衛権ですが,国連憲章で認められています.だからといって現行憲法を改め,兵士をもち,つまり日本の若者を兵士に仕立て上げ,同盟国アメリカの傭兵として戦地に送り出す,そんなことでいいと思いますか.集団的自衛権は「金だけでなく血も流せ」と言うアメリカの意に添うものです.しかし,そこまでの覚悟を日本の若者やその親たちが持っているでしょうか.戦争は,どこか遠いところでやっているともの,自分には関わらない前提で日本も軍隊を持つべきだと短絡して考える日本人もいるでしょう.好戦的な政治家は自分では一兵卒として戦地に赴かず,若者に戦争に行ってこいと,ただ命令するだけ.日本は憲法第9条があるお陰で朝鮮戦争に参加しなかった.その後,アメリカが仕掛けたベトナム戦争,湾岸戦争,アフガニスタン戦争,イラク戦争に兵士を送ることもなく,そこで殺されることも,他国の人を殺すこともなかった.韓国はベトナム戦争に10万人の兵力を送り,5000人の若者を失ったと,著者は指摘しています.私は後期高齢者です.兵士に差し出す息子や孫もいません.しかし集団的自衛権を拒否します.日本の近未来に戦争を持ち込みたくないからです.現行第9条を変える前提で96条の縛りを緩和することにも反対します.自民党の改憲案は「壊憲」案だとする本書に同意します.
以上のほかにも国防軍をもつことのデメリットも本書にあります.近隣諸国と友好を保ってこそ日本の安寧がある.今こそそれを本気で考えるときです.とにもかくにも本書を読み,皆さん,ご自分で憲法をお考え下さい.
1.立憲主義
本の表紙に,立憲主義を見失った改憲論議は危うい,とあります.立憲主義を無視した改憲は,現憲法に護られている国民への背信です.自民党は改憲を目論み,憲法起草委員会を立ち上げ,草案を公表しています.その委員会の事務局長だった石崎陽輔氏は立憲主義を知らないとつぶやいたそうです.彼が立憲主義の本質を知れば,改憲の意欲を益々高めるでしょう.何故なら自民党の草案は現行憲法を,「為政者が国民を支配するための道具」に変質させているからです.要するに「国民のための憲法」から「国のための憲法」へ変えようとします.もし草案が実現すればこの国は国家主義になり,国は国民に犠牲を強いるでしょう.政府の意に背く国民は戦前の軍国社会がそうであったように,お前はそれでも日本人かと警察に難詰され,逮捕され,拷問すら受けて迫害されます.やがて軍備を拡張し,核さえ保持して近隣諸国と戰すら辞さない日本に変わっていきます.そんな日本でいいと皆さんは思いますか.
2. 集団的自衛権
いかめしい名前の自衛権ですが,国連憲章で認められています.だからといって現行憲法を改め,兵士をもち,つまり日本の若者を兵士に仕立て上げ,同盟国アメリカの傭兵として戦地に送り出す,そんなことでいいと思いますか.集団的自衛権は「金だけでなく血も流せ」と言うアメリカの意に添うものです.しかし,そこまでの覚悟を日本の若者やその親たちが持っているでしょうか.戦争は,どこか遠いところでやっているともの,自分には関わらない前提で日本も軍隊を持つべきだと短絡して考える日本人もいるでしょう.好戦的な政治家は自分では一兵卒として戦地に赴かず,若者に戦争に行ってこいと,ただ命令するだけ.日本は憲法第9条があるお陰で朝鮮戦争に参加しなかった.その後,アメリカが仕掛けたベトナム戦争,湾岸戦争,アフガニスタン戦争,イラク戦争に兵士を送ることもなく,そこで殺されることも,他国の人を殺すこともなかった.韓国はベトナム戦争に10万人の兵力を送り,5000人の若者を失ったと,著者は指摘しています.私は後期高齢者です.兵士に差し出す息子や孫もいません.しかし集団的自衛権を拒否します.日本の近未来に戦争を持ち込みたくないからです.現行第9条を変える前提で96条の縛りを緩和することにも反対します.自民党の改憲案は「壊憲」案だとする本書に同意します.
以上のほかにも国防軍をもつことのデメリットも本書にあります.近隣諸国と友好を保ってこそ日本の安寧がある.今こそそれを本気で考えるときです.とにもかくにも本書を読み,皆さん,ご自分で憲法をお考え下さい.
2015年4月25日に日本でレビュー済み
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芝居なら先の戦争で亡くなられた兵士も民間人も千秋楽には打ち上げで酒だが、芝居ではないのだよ。侵略もあったし殺戮もあったのだよ。殺し殺される悲劇は劇じゃない。侵略も慰安婦も虚妄だと言い出す人たちの先祖は清く正しく生きるすべを奪われていた。侵略も慰安婦も当事者より命令服従の文化が支えたと見る。新憲法を押し付け憲法と非難する人たちは米国に土下座したのを隠しているよ〜悪いことに今土下座連中が政権を握り米国が望む戦争のできる日本にしようと必死だ。外交力と情報力に不熱心に思われてならない。憲法に書いてあるように我が国民は唯一憲法遵守に努力している天皇に協力すべきなんだ。安倍なんて文字通りの「公僕」に過ぎない。安倍は憲法を学んだ形跡がない。とんだ首相だな〜ウソつき安倍に負けてはなるまい。
2013年9月3日に日本でレビュー済み
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人類が長い年月をかけおびただしい血を流して勝ち取った立憲主義を否定する自民党改憲案、開いた口がふさがりません。
かっての戦争に突き進んでいったときの国民の熱狂ぶりすなわち国民が戦争を選んだことを考えるとたいへんに危険です。
多くの方がこの本の内容を把握して自らの意思決定をしてほしいと思います。
かっての戦争に突き進んでいったときの国民の熱狂ぶりすなわち国民が戦争を選んだことを考えるとたいへんに危険です。
多くの方がこの本の内容を把握して自らの意思決定をしてほしいと思います。
2013年12月15日に日本でレビュー済み
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著者は司法試験を目指す人を指導している伊藤塾の塾長であり、法学館の憲法問題研究所の所長をしている人物です。内容はブックレッドですので、憲法思想の根本である「立憲主義」の立場をベースにして、日本国憲法の「国民個人主権・基本的人権・積極的非武力平和主義」の三大原則がどうされようとしているかを、やさしく全体像がつかめるように書かれています。
この問題に興味のある方は、まずこれを読んで、もっと詳しいものに進んでいかれるのがいいと思います。この著者の逐条チェック的本もよいし、憲法学者の奥平康弘先生のこの問題についての最新本(編・著)もよいでしょう。
この問題に興味のある方は、まずこれを読んで、もっと詳しいものに進んでいかれるのがいいと思います。この著者の逐条チェック的本もよいし、憲法学者の奥平康弘先生のこの問題についての最新本(編・著)もよいでしょう。
2013年10月4日に日本でレビュー済み
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人類の永遠の平和を希求し、日本国憲法を大切にしていきましょう。
人類の宝として守らなければなりません!
人類の宝として守らなければなりません!