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ほんとうにいいの? デジタル教科書 (岩波ブックレット) 単行本(ソフトカバー) – 2012/12/7
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- 本の長さ72ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2012/12/7
- 寸法15 x 0.5 x 21 cm
- ISBN-104002708594
- ISBN-13978-4002708591
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2012/12/7)
- 発売日 : 2012/12/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 72ページ
- ISBN-10 : 4002708594
- ISBN-13 : 978-4002708591
- 寸法 : 15 x 0.5 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 86,362位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,550位その他の語学・教育関連書籍
- - 3,379位教育学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について

東京都出身。一橋大学法学部およびイリノイ大学数学科卒業、イリノイ大学5年一貫制大学院を経て、東京工業大学より博士(理学)を取得。専門は数理論理学等だが、人工知能や地方創生等、文理融合分野で幅広く活動をしている。具体的な研究成果としては、教育機関向けのコンテンツマネージメントシステム NetCommonsや、研究者情報システム researchmapの研究開発、リーディングスキルテストの開発、edumapの開発、米原駅東口再開発プロジェクトへの助言等がある。
2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクタを務める。2016年より読解力を診断する「リーディングスキルテスト」の研究開発を主導。
科学技術分野の文部科学大臣表彰、日本エッセイストクラブ賞、石橋湛山賞、山本七平賞、大川出版賞、エイボン女性教育賞、ビジネス書大賞などを受賞。
2017年にTEDで行った講演は、23カ国語に翻訳され150万人以上が視聴した。2018年にはマクロン大統領の招待により世界のトップAI研究者とともにフランスのAI政策について進言。また、同年、国連において持続可能な開発目標(SDGs)と科学技術との関係を討議する第3回 STIフォーラムで基調講演を行った。
主著に「生き抜くための数学入門」(イーストプレス)、「数学は言葉」(東京図書)、「AI vs 教科書が読めない子どもたち」「AIに負けない子どもを育てる」(東洋経済新報社)など。
一般社団法人 教育のための科学研究所 代表理事・所長。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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その功罪について無条件に信じ込んでいいものだろうか。
今やAI分野を先導する一人である著者からのメッセージ。
教育・行政関係者は是非一読を。
さて、教育の電子化は今更始まった事なのだろうか?最近になって騒がれた理由として、iPadなどのタブレットや、光回線といったインフラが整ってきた事が挙げられるだろう。
だが、新技術を教育へ応用するのは、今に始まった事ではない。テレビやビデオが登場した頃も言われていたし、未来予想図などで検索すれば未来の学校は電子化され、コンピュータやロボット教えてくれるといった世界が描かれていた。コンピュータやインターネットの黎明期も同様だ。ナノマシンの提唱者であるドレクスラーも80年代に書かれた主著「創造する機械」においてHTMLが未来を変えると語っているし、フリーマン・ダイソンも90年代に書かれた「太陽・ゲノム・インターネット」にて当時として画期的な、URLを参考文献として掲げている。だがこれらが導入された時も既に問題は生じていたのに歴史から学べていない様に思う。
コンピュータで文章を読む場合、Wikipediaの様に本文中も含めリンクが張られている事も多い。だが、こういうリンクを辿って読み尽くすというのが果たして文章理解に役立っているのだろうか?必ずしもそうは言えないという結果がある。もちろん、意味のわからない言葉を辞書で調べながら読んでいくという行為の拡張のようにも思えるが、かえって情報量が増えすぎてしまって、時間だけがかかって読解力はむしろ低下していたこともある。リンク先に必要な情報だけが都合よくあるとは限らない。最近は文字列を選択しただけで検索や辞書引きもできるが、辞書はともかくネットだと情報量が増えすぎて頭がついていけないということだ。人間の頭脳構造そのものはそう簡単に変わらないのだから情報だけ増えても処理する技術は直接教えない。
そう、一時記憶能力というのは一定なのだ。記憶術を紐解けば分かるように人間の記憶は2種あり簡単に忘れない長期記憶と一時的記憶があるが後者はかなり限られて。記憶術はそれを圧縮して効率よく脳を使用するに過ぎない。教える側がそこまで理解していない。シンガポールでは政府レベルでマインドマップを導入しているらしいが日本は旧態依然だ。
教科書の電子化もそうだ。未来になればタブレットでノートも教科書も実現されるだろうと思っていた。だがタブレットではキーボードもついていないし画面が狭い。大画面やキーボードといったハードウェアを携帯性の為犠牲にしているが実は重要だ。大容量化や文字認識精度向上といった技術の向上だけでは出来る事は限界があるが、当事者達はそういう情報科学の限界等知らず何でも可能と思い込んでいる。ここに齟齬があるように思う。
あとは無闇な電子化思考力要請に役だつかと言うことだ。どちらかと言えば成績が悪い人にとってはゲームで全くわからない状態からは脱出できるだろう。だが、それで例えば九九は出来るようになっても一次方程式の両辺に同じ数を加減乗除しても不変であるとかそう言うことを理解せず、暗算マニアのように計算技術だけが上昇して理論が理解できないのではと危惧される。理解力や抽象化力定量化できない(しにくい)ものは科学では扱いづらいから成果も教育の効果へフィードバックできず導入が進まない。
最後に、光回線は必要か?という問題だ。実はこの問題は民主党政権発足直後に2015年までにやると騒がれ出したが小学校で積極的に導入するといった。何故小学校かといえば、あまりの光回線が普及していないからだと。そういう所から補助金を出すからとリベートを受け取っていたのかは知らないが、そういう問題も告発している。実は文字情報をやりとりするだけならば、ADSLで十分である。教科書を授業が始まる度にわざわざダウンロードさせたいらしいが、回線が遅すぎて数分ロスして時間の無駄じゃないなとも言われている。不必要なクラウドの推進もそうだ。業者と癒着して箱物だけは作ったが、使いこなせないとか、かえって悪くなってしまったなどとあっては意味がない。現状では縦割り行政の弊害で、道具は揃っての使いこなせないのではないか?
字数制限のため全てのトピックのレビューが出来ないのが残念だ。
しかし,「平等に是非を議論するために」と提言するからといって,提言する人物の経歴を不問にすることとは違うと考える。新井紀子氏は,著者紹介に執筆時の所属を明らかにしていないだけでなく、これから本書で論じようとしているデジタル教科書に対して,どう関わってきたのかを触れていない。
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新井紀子氏は,文部科学省「学校教育の情報化に関する懇談会」の構成委員を務めた経歴を持つ。この懇談会は,本書の冒頭に登場する「教育の情報化ビジョン」を策定した会議であった。つまり,デジタル教科書とは何かに関する議論に新井氏は国の会議の委員として加わっており、策定の当事者であった。
また新井氏は,理数系8学会が文部科学省に提出した「「デジタル教科書」推進に際してのチェックリストの提案と要望」という提言文書の策定についても日本数学会において当事者として関わった。
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議論の対象に関係する自らの当事者性に全く触れず,第三者のふりをして論を展開することは,公平さを望み平等に議論をすることを企図した本書において,誠実とは言い難い。著者に対する先入観を回避する目的だったとしても,情報を伏せることは難解横文字を提示することよりも質が悪いと私は感ずる。
また本論において、個々の論点を論述する際に仮想敵として用いる推進側主張の内容や,議論を展開するために前提とする現状認識は,必ずしも引用元や根拠が示されているとは言い難い。「誰が言ったか知らないが…」調の問題設定で議論を進めようとするので、読み手に推進派に関する知識がないと,あたかもそのような推進主張が流布しているという思い込みを抱かせることになり,だったら著者の主張はもっともだと理解させることになる。
「正確性と分かりやすさの両立が難しい場合は、その文脈で著しい誤解が生じない範囲において、後者を優先することにする。」(3頁)とは述べているが、文脈設定自体が誤解や恣意に基づいていては、正確性の犠牲レベルではなく,ミスリーディング(あるいはミスディレクション)を起こしていることになる。
本書は,わかりやすさを達成したものとはいえず、むしろ感化しやすさへと堕ちてしまったもののように読める。
著者には数学者らしく,理路整然とし正確かつ分かりやすい著作として本書をリライトしていただくことを期待する。そうでなければ、本書は好き勝手な部分を摘み食いされるだけで、公平な議論を望んだ所与の目的を達成できないと考える。
そして、次に出てきたのがこの「デジタル教科書」である。現在活用されているのは主として「指導者用」デジタル教科書であるが、フューチャースクールでは一人一台に「児童・生徒用」のデジタル教科書を配布したときにどのようなことが生じるかの実証実験をしている(そのまま全国の学校に同じものが配備されるわけではない。次回の教育課程改定のときの資料とするものである(はず))。
その「デジタル教科書」という用語には揺れがある。それぞれの立場の人たちが想定する「未来」が違うためである。その未来の違いを、「現在の」技術の視点からきちんと説明されている良書である。
インターネットの教育利用では「100校プロジェクト」が大いに活躍した。これは当時「インターネットは研究者のおもちゃ」と揶揄されながらもインターネットの運用技術をきちんと把握していた研究者グループと、ネットワークが常時利用できればどのような授業をしたいのかという「教育現場」の教員と、その教育活動を評価できる「学識経験者」の取り組みがうまく機能したからであると私はずっと考えている。
「デジタル教科書」に関しても同じような取り組みをしているようなグループがあるものの、うまく連携がとれているようには思えない。どこかにズレがあるようなきがしてならないのである。このブックレットでは、その私の疑問に答えてくれている。
デジタル教科書の導入に反対しているわけではない。現在の限界を承知の上で、日々改善されていく技術上の問題を想定しながら教育カリキュラムを改善する前提での導入には大賛成である。しかし、幻想を抱いての導入では、子どもたちのためにはならない。
世界の動向がどうのこうのではなく、日本の将来を見据えて、どのようなカリキュラムを作成するのかという将来構想と、現実との摺合せをしながらの活用でなければならないという、ごく単純な話である。その単純な話が政治というオブラートでくるまれている話を70ページで解き明かしている。
デジタル教科書の現状と問題点がわかりやすく説明されています。
岩波ブックレットというシリーズの性格にも合っているでしょう。
本格的な議論をしたい人は、それなりの文献を探せばよいと思います。
私には,氏の論理が理解できませんでした。文科省や教科書出版業者が考えて勝手に決めている機能や規定に問題があるなら,それを客観的に批判するのが順当な姿勢ではないのかと思うのですが・・・。どうもそのような雰囲気は希薄です。
内容は別にして,問題を提起したことだけに4としました。本島は星1程度ですが。