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魔女ジェニファとわたし (岩波少年文庫 84) 単行本 – 2001/5/18

4.2 5つ星のうち4.2 9個の評価

ニューヨーク郊外の小学校に転校してきたばかりのエリザベスは,ハロウィーンのおまつりの日に,黒人の少女ジェニファと出会いました.自分は魔女だというその風変わりな少女とエリザベスは,秘密の約束をかわします….『クローディアの秘密』とニューベリー賞をあらそった,カニグズバーグ初期の代表作.[改版]
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

ニューヨーク郊外の小学校に転校してきたエリザベスは、ハロウィーンの日に黒人の少女ジェニファと出会いました。自分は魔女だという風変わりなジェニファとエリザベスは秘密の約束をかわします…。89年刊の新版。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2001/5/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/5/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 189ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4001140845
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4001140842
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 9個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 十才のエリザベスは、ハロウィンに出会ったジェニファに少しずつ魅了され、魔女見習いになります。そして、過ごした六か月の日々。

 このお話しにはどんなメッセージがあるのでしょうか。訳者、松永ふみ子さんは「頭が切れて感受性が強く、誇り高いジェニファは、じぶんから魔女になって殻にとじこもっていましたが、さいわい冷静な常識家エリザベスのおかげでふつうの子どもの世界にもどることができました」(p.189)と解説しています。

 たしかに、「もう、ふたりとも魔女のふりなんかしません。いまでは、ありのままのわたしたちで、たのしいのです。―ほんとうのジェニファと、ほんとうのわたしで―仲よしなのです、わたしたち」と物語の結びにはあります。

 魔法は終わったのでしょうか。いや、この言葉自体が見習いを終えた魔女の魔法なのかも知れません。

 鶴見俊輔さんは「『魔女ジェニファとわたし』には、一〇歳の少女たちの心の動きがなだらかにそのまま現れて、実人生を飛び越えてゆくたのしみを味わわせてくれます」と述べています。

 たしかにそうです。「図書館は、ひそひそ話をするところです。ジェニファは、まるでやかんからでる湯気みたいなシュシュシュという音で、すばらしく上手にひそひそ話ができました」(p.43)というくだりなどからは、少女たちの感覚世界が鮮やかに伝わって来ます。

 たほう、「ジェニファは、もしあんたが意味のあることばかり求めてるようなら、昇格はまだ早いといいました」とか「わたしは、もしまちがってタブーを破るといけないから、タブーのリストをちょうだいといいました。けれど、魔女はリストなんかにたよらないものなのですって」(p.126)といったあたりでは、常識的な現実がたしかに飛び越えられているのです。

 この魔法はいつかは覚めてしまうものなのでしょうか。charmという英語には「魔法をかける、魅力的である」という意味があります。人が出会い、付き合いつづけていくには、おたがい相手に魔法を感じる必要があるのではないでしょうか。

 引用した鶴見さんの言葉に誘われてこの本を手に取ることにしました。鶴見さんの「つづった」ものには、「抗しがたい魅力」、「魔力」がありますね。こちらは、spellを調べてみてください。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月2日に日本でレビュー済み
1967年の作品で、お話の舞台はニューヨーク郊外です。
エリザベスは小学五年生で、最近引っ越してきたばかりでまだ友だちがいません。
ある日近所の林でジェニファと出会います。ジェニファは自分は魔女だからエリザベスを
魔女見習いにしてあげるといって指導を開始します……

ジェニファは白人ばかりの学校で唯一の黒人の女の子です。
ときには不当な差別を受けたりもするだろうから、きっと相当心細いかと思われます。
ジェニファはいつも上を見上げています。おそらく友だちがほとんどいないため、
普段から誰とも目を合わせないようにしているのでしょう。
魔女に傾倒していたり、虚勢をはって気丈にふるまうのも彼女の独立心の表れみたいです。

ジェニファは友だちを渇望していますが、普段から強がっているためにあまり素直になれません。
エリザベスともけんかをしてしまいます。ですがそのことで図らずも自分がエリザベスと
本当に友だちになりたかったことを自覚します。
ジェニファは冗談ともつかない不器用なやりかたで、自分の方からエリザベスを訪ねます。
今度は魔女のふりなどせずふつうの子として本当の仲よしになります。
孤独な者同士が、相手を思いやりわかりあえるようになっていく様はとても感動的です。
さらっと書いてあるので、少しわかりにくいですが何度か読み直しているうちにそう思えてきました。

挿絵も作者が描いています。特に印象的なのは、公園でエリザベスがジェニファから鍵をかけてもらい
二人で手をとりあい回っている絵です。儀式をしてるということですがとても楽しそうに見えます。
それとは対照的なのが、人気者のシンシアのパーテイーに呼ばれていったエリザベスがソファのはしで
所在なさげにひとりでいる絵です。とてもつまらなそうに見えます。

原題を『Jennifer, Hecate, Macbeth, William Mckinley, and me, Elizabeth』といいます。
最初のジェニファが主人公の女の子の名前で、最後のエリザベスが語り手の女の子の名前です。
この二人の交流がメインなので、二人とも主人公といってもよいでしょう。
ヘカテーは魔女たちが信仰する女神で「魔術の女神」「暗い夜の女王」などの別名があるそうです。
マクベスはシェイクスピアの戯曲で、その話の中に3人の魔女がでてきます。
ウィリアム・マッキンレイはエリザベスとジェニファの通う小学校の名前です。
少し長くてとりとめのないような題ですが、エリザベスがジェニファのまねをして書いた
魔法を使うときの呪文のイメージでしょうか。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年8月24日に日本でレビュー済み
主人公エリザベスは風変わりな少女ジェニファと友達になります。いいえ、友達というのは適切じゃありません。ジェニファが先生となって魔女になるための訓練をするのです。そうやって秘密に、こっそりと、それも「魔女」、空を飛んだり変身したり嫌いな子を転ばせたりできる、になるために色々するのが面白そうで飽かずに何度も読みました。
私もそんな遊び相手が欲しいとずっと願ってきました。しかし後になって気付きました。ジェニファはとても頭のいい子で、まだ小学生だというのに図書館の常連で「マクベス」まで読んでいます。はっとするような台詞を言います。だからこそ他の子と普通に打ち解けることができなかった。だから「魔女」と言う鎧をかぶってしかエリザベスと遊べなかったのだと。私は㡊š!っと気付かぬうちにジェニファに自分を見ていたのでした。自分の殻に閉じこもってしまう人に是非読んでもらいたいです。
37人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安心して取引が完了しました。また、機会があれば、利用したいと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月18日に日本でレビュー済み
小学生くらいの女の子におすすめする本には良いかな

子供っぽい感情がうまく描かれてていいと思います。

わたしは7歳の女の子に贈りましたが

まだ読んでないっぽい。