過激な行動で死刑になりそうになった金子文子、女性参政権の為なら自殺も辞さないエイミー・デイビソン、アイルランド蜂起で破壊活動を行ったマーガレット・スキニダーという三人のアナーキストの生涯を絡めて描いた評伝。
この評伝を読むまでこの三人の事は全く知らなかったのですが、こういう人が嘗ていたという事実に驚きました。
金子文子は20歳そこそこで皇太子に爆弾を投げようとしたとか、エイミー・デイビソンは女性参政権の為に競馬場に侵入して馬と衝突して死に、マーガレット・スキニダーはアイルランド蜂起でスナイパーとして闘いぬき、それぞれ女性の権利を獲得する為に死を賭して行動したという事実はなかなか衝撃的でした。
テロやクーデターは良くないと思っておりますが(日本でも無差別大量殺戮が増えて職質が多くなった)、上記の三人の場合は社会や政府が良くなかったので、言論だけでは変わらないので、仕方なく武装闘争を選び、その流れで今民主的な選挙で社会を変えられる様になったということで、この三人に限らず基本的人権の為に戦った方々には感謝したいです。
ただ、選挙でもあまりいい結果が出ていない部分もあり、今現在(2019年くらい)も色々ありますが、確実に良くなっている部分もあると思うので、あまり悲観しない様にしております。
蛇足ですが、アナーキーと言えば昔のスパイのゾルゲという人も物凄く頭のいい人だったみたいで、そういう才能のある人が戦争の性で犠牲になるのが勿体ない様に思えました。この書のなかでも金子文子が長生きしたら・・・と書いてありますが、私もそう思いました。
人間の尊厳の為に命を賭して戦った闘士三人を描いた評伝。必読。
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女たちのテロル 単行本(ソフトカバー) – 2019/5/31
ブレイディ みかこ
(著)
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どん底の境遇から思想を獲得し、国家と対決した金子文子。武闘派サフラジェット、エミリー・デイヴィソン。イースター蜂起のスナイパー、マーガレット・スキニダー。百年前の女たちを甦らせ未来へ解き放つ、三つ巴伝記エッセイ!
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2019/5/31
- 寸法12.9 x 2.2 x 18.8 cm
- ISBN-104000613421
- ISBN-13978-4000613422
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商品の説明
著者について
ブレイディみかこ
ライター。1965年福岡市生まれ。96年から英国ブライトン在住。著書に『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』(ちくま文庫)、『アナキズム・イン・ザ・UK』『ザ・レフト――UK左翼セレブ列伝』(いずれもPヴァイン)、『ヨーロッパ・コーリング――地べたからのポリティカル・レポート』(岩波書店)、『THIS IS JAPAN――英国保育士が見た日本』(太田出版)、『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房、第16回新潮ドキュメント賞受賞)、『いまモリッシーを聴くということ』(Pヴァイン)、『労働者階級の反乱――地べたから見た英国EU離脱』(光文社新書)、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(近刊、新潮社)等。
ライター。1965年福岡市生まれ。96年から英国ブライトン在住。著書に『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』(ちくま文庫)、『アナキズム・イン・ザ・UK』『ザ・レフト――UK左翼セレブ列伝』(いずれもPヴァイン)、『ヨーロッパ・コーリング――地べたからのポリティカル・レポート』(岩波書店)、『THIS IS JAPAN――英国保育士が見た日本』(太田出版)、『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房、第16回新潮ドキュメント賞受賞)、『いまモリッシーを聴くということ』(Pヴァイン)、『労働者階級の反乱――地べたから見た英国EU離脱』(光文社新書)、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(近刊、新潮社)等。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2019/5/31)
- 発売日 : 2019/5/31
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 264ページ
- ISBN-10 : 4000613421
- ISBN-13 : 978-4000613422
- 寸法 : 12.9 x 2.2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 285,826位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 49位女性問題
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月3日に日本でレビュー済み
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2021年8月30日に日本でレビュー済み
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ブレイディみかこさんの本を読み慣れている方なら、彼女のテンポの良い今なりの言葉で綴る文章に、サクサク読み進むと思います。100年前の話がぜんぜん古臭い感じがしないのは、ブレイディさんの表現力だろうな。3人の女性については知りませんでした。とても興味深かく、読んで良かったです。ひとりひとりについて、もっと読んでみたいと思いました。3つのストーリーが混ぜこぜに進んでいくので、金子文子はともかく、マーガレットとエミリーがごちゃごちゃになってしまい、自分の中で整理しながら読み進めるのに苦労しました。意図するところがあって、このような構成にしたとは思いますが、ひとりずつ章を分けてくれたほうが読みやすくて、すんなり理解できました。途中から、飛ばし飛ばし、ひとりずつのストーリーを読み進めることにして完読しました。この読みづらさ、読めばわかります。どなたもこの件に触れていないのは、わたしが理解力に乏しすぎるのか、わたしが読みづらいと文句を言う構成を凌駕するブレイディさんの文章力なのか。読みづらいけど、おもしろかったのは確かです。
2019年9月25日に日本でレビュー済み
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NHKのラジオ、高橋源一郎氏との対談を聞いて興味を持ちました。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(でしたっけ?)と合わせて読んだのですが、どちらも良かった♪
今日、何かで見た内田樹氏の文章に「弱者を支えるのは弱者だ」とありましたが、そんな感じで、ちょっと生きる希望をもらいました。読んでよかった!
今日、何かで見た内田樹氏の文章に「弱者を支えるのは弱者だ」とありましたが、そんな感じで、ちょっと生きる希望をもらいました。読んでよかった!
2019年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章の歯切れの良さは、そのまま生の歯切れ良さを表現する。
2019年6月29日に日本でレビュー済み
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著者のブログ > 子供たちの階級闘争 > ラジオでの高橋源一郎さんとの対談 > 本書の購入・読了という順でした。「100年前」の実際にあった話しであること、が、まず前提になります。歴史だから、だいぶ前に亡くなった人たちのことだから、その後の社会変化を知っているから解釈できることが、多く含まれています。女性参政権であったり、女性の就労や社会的役割であったり、女性の生きる権利であったり。主人公の3人は、生物としての女性、ジェンダーとしての女性に当てはまる人たちですけれど、それはたまたま、と言ってもよいかもしません。100年前だから、「女性」であったことの必然もあります。また、記述されている内容には、確認できない事実、歴史から消されてしまった記録の断片への類推も多く含まれ、つまり、ブレンディ・みかこ さんの解釈、であることも本質でしょう。100年前なので現代に直結する要素もあり、現代にも多くの示唆をくれる内容です。3人の自我を全うした女性が、なにに痺(しび)れ、なにに痺れを切らしたか、ということを著者は記していると思いました。何をしたかということよりは、何を想ってそうしたかということ。3人とも想ったことを、素直に行動に移し、その行動が歴史に残っている、という顕著な例。行動に移さなかった、あるいは移せなかった多くの人々(あるいは女性)の想いが、伝わってくるという、著者の解釈かもしれません。これは、ひょっとする、ハラスメント とか 児童虐待 とか、つまり「自分」を全うできない困難に直面している人たち(こども、幼児、乳児を含む)の福祉を論じる方や現場で対応されている方たちに、読んでいただくと良い内容だとも感じました。
2020年1月11日に日本でレビュー済み
『女たちのテロル』レビュー
朝鮮の錦江の岸辺で自殺を試みるが、頭上で鳴く油蝉に、自分を取り巻いている世界の美しさ、静けさを気付かされ、もう一度、国家の構成人員としてはカウントされていない『もぐり』の人生を歩んでいくことになる。しかし、そこから感じる生きることの抵抗感覚はすべて『違う世界はある』という実感であり、それが彼女の生きている原動力になって、雪ダルマのように自然児金子文子を大きくしていき、時代を巻き込んでいく。
‘死の淵’から戻った人には‘信念’の貫徹を支える強い力が備わる。
それは逆から見ると運命がその人に与えた試練のようにも思えるし、その人の使命をスーパーパワーに転化する必然のようにも思える。
この様に‘死の淵’から戻った人に先日読んだ『だから、あなたも生きぬいて』(大平光代)に見ることができる。
そして、読みながら常に意識していたのが作者‘ブレイディみかこ’という人物だ。
『子どもたちの階級闘争』→ 『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』と読んできて、彼女の選ぶ言葉、そして社会の底辺で生きる者の姿を、読む者にしっかり手渡す様な表現を目にしてきた。
こんな表現をする人はどうやって作られるのだろうと考えながら、次々と彼女の作品を遡って読んでいる。ちょっと変わっている。そこがまた魅力で、生まれが豊かなわけでも、真面目に学んだわけでも、高学歴でも、裕福な成金でもない。…。
裕福にはなりそうにもない。…。
そんな彼女は
いまの私のマイブームだ。
朝鮮の錦江の岸辺で自殺を試みるが、頭上で鳴く油蝉に、自分を取り巻いている世界の美しさ、静けさを気付かされ、もう一度、国家の構成人員としてはカウントされていない『もぐり』の人生を歩んでいくことになる。しかし、そこから感じる生きることの抵抗感覚はすべて『違う世界はある』という実感であり、それが彼女の生きている原動力になって、雪ダルマのように自然児金子文子を大きくしていき、時代を巻き込んでいく。
‘死の淵’から戻った人には‘信念’の貫徹を支える強い力が備わる。
それは逆から見ると運命がその人に与えた試練のようにも思えるし、その人の使命をスーパーパワーに転化する必然のようにも思える。
この様に‘死の淵’から戻った人に先日読んだ『だから、あなたも生きぬいて』(大平光代)に見ることができる。
そして、読みながら常に意識していたのが作者‘ブレイディみかこ’という人物だ。
『子どもたちの階級闘争』→ 『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』と読んできて、彼女の選ぶ言葉、そして社会の底辺で生きる者の姿を、読む者にしっかり手渡す様な表現を目にしてきた。
こんな表現をする人はどうやって作られるのだろうと考えながら、次々と彼女の作品を遡って読んでいる。ちょっと変わっている。そこがまた魅力で、生まれが豊かなわけでも、真面目に学んだわけでも、高学歴でも、裕福な成金でもない。…。
裕福にはなりそうにもない。…。
そんな彼女は
いまの私のマイブームだ。
2019年9月5日に日本でレビュー済み
著者の伝えたいことは興味深く読みましたが、センセーショナルな表紙や知性を感じにくい筆致に、残念な思いがします。金子文子著「何が私をこうさせたか」とともに読みました。性別だけでなく、何かにこだわらず、自分が持っているものに目を向ければ、もう少し生きやすくなるのでは。この手のご本を読むと、人は常に何かを敵にしないと生きていけないのか、となんだか息苦しくなります。
2019年9月8日に日本でレビュー済み
100年前の世界で、国家と対決した金子文子、エミリー・デイヴィソン、マーガレット・スキニダーの壮絶な生きざまを描きだした名著。
3人の生きざまを読みながら私は「帝国主義」という機械の残忍さをまさまざと感じた。その自動機械は、警察や軍隊を歯車として、女や隷属的配階のものたちを容赦なく噛み砕いていく。
そのクレイジーさにはもはやまともな戦い方では勝ち目がない。彼女たちの常軌を逸した行動には、ある種の宗教性の萌芽さえ感じさせられた。そのような文章であった。きっと著者も何かに憑かれていたのだろう。
心理学に関心をもっている評者としては、エミリー・デイヴィソンのエピソードに考えさせられた。当時のサフラジェット(女性参政権活動家)の抗議の手段の一つに、ハンガーストライキがあり、それに対する報復は管による食料の「強制摂食」だったそうだ。ハンガーストライキと「強制摂食」からは、現代の拒食症と過食症を連想してしまう。
ハンストは自然に背く主体性の誇示であるが、「強制摂食」はレイプともいえる体験で、本来主体的であるはずの食事の主体性が剥奪される、身体の蹂躙である。
摂食障害もある意味で主体的であるための戦いである。ただしその戦場は、彼女たちの身体の上に切りつめられている。この本の帯には「生きる主権は我にあり」と書いてあるが、3人の闘志たちの戦いは、連隊を打ち砕かれ分散された形で、今もなお続いているのだろう。より孤独な戦いとなって。
マーガレット・スキニダーは、アイルランドもスコットランドを往復した。そして蜂起に加勢した。
英国と日本の間から、ブレイディ氏の著作は蜂起に火をつけるだろうか。しかし、今日の「帝国」は、市場経済の下に人びとを「消費者」として主体性や欲望までも隷属化させ、戦意を奪っていく。
われわれの戦いは自身を裏切るわれわれの身体との戦いでもある。
3人の生きざまを読みながら私は「帝国主義」という機械の残忍さをまさまざと感じた。その自動機械は、警察や軍隊を歯車として、女や隷属的配階のものたちを容赦なく噛み砕いていく。
そのクレイジーさにはもはやまともな戦い方では勝ち目がない。彼女たちの常軌を逸した行動には、ある種の宗教性の萌芽さえ感じさせられた。そのような文章であった。きっと著者も何かに憑かれていたのだろう。
心理学に関心をもっている評者としては、エミリー・デイヴィソンのエピソードに考えさせられた。当時のサフラジェット(女性参政権活動家)の抗議の手段の一つに、ハンガーストライキがあり、それに対する報復は管による食料の「強制摂食」だったそうだ。ハンガーストライキと「強制摂食」からは、現代の拒食症と過食症を連想してしまう。
ハンストは自然に背く主体性の誇示であるが、「強制摂食」はレイプともいえる体験で、本来主体的であるはずの食事の主体性が剥奪される、身体の蹂躙である。
摂食障害もある意味で主体的であるための戦いである。ただしその戦場は、彼女たちの身体の上に切りつめられている。この本の帯には「生きる主権は我にあり」と書いてあるが、3人の闘志たちの戦いは、連隊を打ち砕かれ分散された形で、今もなお続いているのだろう。より孤独な戦いとなって。
マーガレット・スキニダーは、アイルランドもスコットランドを往復した。そして蜂起に加勢した。
英国と日本の間から、ブレイディ氏の著作は蜂起に火をつけるだろうか。しかし、今日の「帝国」は、市場経済の下に人びとを「消費者」として主体性や欲望までも隷属化させ、戦意を奪っていく。
われわれの戦いは自身を裏切るわれわれの身体との戦いでもある。