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九州大学生体解剖事件――70年目の真実 単行本 – 2015/4/16

4.5 5つ星のうち4.5 31個の評価

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軍の命令か、医の倫理の逸脱か――。終戦直前の1945年春、名門大学医学部で行われたおぞましい「実験手術」で米軍捕虜8人が殺された。医師側の首謀者として死刑判決(のち減刑)を受けた鳥巣太郎氏(当時、九大助教授)の姪が、戦犯裁判記録のほか、知られざる再審査資料、親族の証言などを基に、語り得なかった真実を明らかにする。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2015/4/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/4/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000610392
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000610391
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.5 x 2.2 x 19.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 31個の評価

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熊野 以素
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年に上梓されたもので、約10年前。私が購入したのもまた。ようよう読んだわけですが、読めてよかったとしみじみ思いました。九州大学生体解剖事件といえば分かっている方には説明などいらないと思いますが、私のような無知な人もいるでしょうから、簡単に。戦場中、九州大学で米国人捕虜を生きたまま解剖しました。人体実験ですね。軍主導でどうせ処刑するからと払い下げられた。それを嬉々として受け入れる教授ら。吐きそうになりましたね。著者の伯父、鳥巣太郎は一人反対するも聞き入れられず1度目は知らされず、2度目は執刀には関わらず、3度目からは立ち会わないで済むようにしていたようですが。戦後戦犯裁判で鳥巣太郎は極刑に決まるも妻が奔走して減刑になった。そこの人間模様がまた醜い。そんななかでも、鳥巣太郎や田嶋隆純師や岡田資、もちろん鳥巣夫人のまともというのか、異常ななかでのまともですから平常時の徳だとか美質が、読み手としても救いになります。読み手となにか他人事のようですが、いつそのような立場になるか分かりませんね。こういうこと、こういう状況にはもう決してしてはなりませんね。かっちり実証的な文章で、そんななかでも温かみがあって、それは伯父と姪であり敬愛する存在であるということもあるのでしょう、内容は辛いが、読みやすく読後感もよかったです。
2015年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
九州大学のこの事件は、いくつかのノンフィクション、小説を生んでいます。
しかし、この生体解剖を誰が言い出し、どのように実行されたのか、まだ明らかでないところが沢山あります。

まだ生命の脈打つ若者の体を、痲酔をかけたうえとは言え、切り刻み、臓器をとりだす。
まことに陰惨な行為です。それが、戦争末期の大学病院で、白昼堂々と行われたと言うこと。

それを実行した医学者たちは、良心の呵責を感じながら、解剖を行っていたという状況には、
多少の救いを感じますが、一方、そうした良心がありながらも、
それを押し殺す強い力が現存したというのが恐ろしいことです。

日本の医学部は、この事件をどれだけ医学生に教えてきたでしょうか。
この史実を伝えた上で、卒業して医師になるものに、ヒッポクラテスの誓いを要求すべきと思います。
この事実を若い世代にはっきり伝えて来なかった70年の歴史というものは、
果たして、戦争とそれに奉仕した日本の医学を本当に総括したのか、疑問を感じています。
91人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月25日に日本でレビュー済み
遠藤周作の『海と毒薬』は読んでいるけど、事実として生体解剖事件を扱ったものを読むのは初めてだ。

著者は関係者の姪だが、資料の出所などは明らかにされているし、基本的な事実関係に問題がないことも少し調べると分かることだ。そういった意味で、本書に書かれたことを疑う理由は見当たらない。また、著者の所属団体のことを書いている人がいるが、それが事実を歪めているわけでもないのも明らかだ。本書において、大切なのは「事実」だ。

本書を読み、現代に生きる評者たちが考えるべきことがいくつかある。一つは、ある種の絶対権力者が出現したときに、逆らうことが極めて難しいので、そうならないようにすべきということだろう。軍部の命令に逆らって危害を加えられなかったケースがあったとしても、当時の感覚として逆らうことは難しいだろう。
もう一つは、必要な資料を焼却・処分してしまったことだ。後ろ暗いから焼却したと考えられるのは当然のことだ。ここに、当時の関係者の、“弱さ”が見える。
本書を読むと、いわゆる“高級軍人”がどのような人たちだったのか、よく分かる。戦後になって発言や行動を翻した軍人が多い中、本書に登場する岡田資(本書に登場はしないが阿南惟幾も)は例外でしかない。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 生体解剖事件に関する裁判のテクニカルな観点における問題点は、積極的に関与した人間とそうでなかった人間に対する区別があいまいなまま行われたという点であろう。前者により重い罰が下されることについては、私は違和感を感じない。また、死人に口なしということを利用した関係者が多かったことも本書を読んでよく理解できた。
 世界には、大きく分類して三種類の人々がいるように思う。一つには、指揮命令系統上の立場を利用し、かつ集団の同調圧力も利用して、本人の望まないことを強いる人々。二種類目は、「命令に従っただけだから」、「逆らえるような状況ではなかったから」と一種類目の人々に巻き込まれていく人々。三種類目は、自分の信条に基づいて、いつでも自分が信じるものを最優先できる人。
 三種類目の人間は、命令に逆らえば殺される(あるいは社会的に抹殺される)という状況下ではほぼ皆無となる。しかし、そのような状況がなくなったとたん、捕虜虐殺事件に関わったすべての者を、自分は三種類目の人間であると信じ切った人間が裁こうとする(そして平和になるとこの種の「正しい」人間が大量発生する)。
 よくよく考えてみると、残念ながら私は二種類目の人間であると結論せざるをえない。こめかみにピストルを突きつけられても(あるいは自分の家族の生命を脅かされても)、自分の信条を貫き続ける自信などない。かつて、東西ドイツ統一後、東ドイツから逃亡しようとした同胞を過去に上官の命令で射殺した東ドイツの兵卒が裁判にかけられた。もちろん、命令に逆らえば、自分や家族の命の保証はないのだ。
 正義が自分の側にあり、目の前に絶対的な悪人がいる。そういう状況で、個々具体的な状況を斟酌することなく、何の躊躇もなく、「悪人」に鉄槌を下せる人間のあり方こそが、このような問題の根本原因なのではないか。何も考えずにそのとき勢いのある集団に瞬間的に自分を帰属させることができてしまう変わり身のはやい人間(思考停止した人間)の絶対数が多いことが根本的な問題なのだと思う。肩書きや立場や状況に関係なく、大切な問題について何でも発言できる環境(本当の意味での言論の自由)がなければ、このような悲劇は防ぐことはできないだろう。日本の軍国主義もそのような土壌で、醸成されたのだ。二種類目の人間(私も含めて)が軍国主義の主な担い手だったとも言えるだろう。
 本書を読んで、第二次世界大戦後も、日本の様々な分野で九大生体解剖事件と本質的に類似している事件が定期的に起こってきた(起こっている)ことが明確に意識されるようになった。そういう意味で、本書は、生体解剖事件に関する最新の情報源であるだけでなく、同時に、現代日本で今まさに起こっている諸問題の本質をとらえるためのフレームワークそのものでもある。真の言論の自由を確立することで、二種類目の人間が「命令だったから」「逆らえる状況ではなかったから」という言い訳で暴走しないような社会を作るために努力することが、殺害された捕虜の方々への一日本人としての私自身の責任であると痛感させられた。改めて、殺害された捕虜の方々のご冥福をお祈りいたします。
88人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年9月6日に日本でレビュー済み
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資料に基ずく記述なので、曖昧さのない論旨の進め方が読者の共感を呼ぶ。著者がプロの文筆家でないのも救われる。主人公がすべての拘束から解かれた後、本書の終わり近くの場面で、「当時の自分の置かれた立場、戦時下という軍支配の特殊な環境等々とは一切無関係に、本件に関与したこと自体が罪であった」と述懐するくだりが著者の言いたかった主題なのであろう。この種のドキュメント風の記述には事件の追跡に主題が置かれやすく、この事件から何を汲み取り、人間の尊厳さとは何かといった命題が忘れがちである。T.S.
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年6月18日に日本でレビュー済み
終戦直前の1945年5月5日、九州北部久留米市の飛行場を爆撃した米軍編隊が、帰投中に日本機の追撃を受け、B-29が被弾して墜落した。搭乗員11名(一説には12名)はパラシュートで脱出したが、阿蘇山中に落下したところを村民につかまり、うち2名は村人に殺された。生き残った9名のうち機長は東京へ送られたが、残り8名は大本営からの指示により現地軍に「適当に処置すること」(つまり処刑を含む)が任された。こうして、8名は軍と連絡を取った九州大学医学部において「実験手術」(つまり生体解剖)され、全員が殺された。当時医学部第一外科の助教授であった鳥巣太郎はこの実験手術に抵抗したが、4回のうち最初の2回に参加したことにより、戦後の「横浜裁判」で首謀者の一人として死刑判決を受けた。しかし鳥巣の妻・蕗子は様々な困難を乗り越えて再審査を請求し、10年という減刑を勝ち取った。当事者の親族が書いた本ということで、鳥巣の判決とその再審査が中心となっているが、この特徴によりノンフィクションとしての迫力があるともいえる。

「九州大学生体解剖事件」については既に上坂冬子著『生体解剖事件』(毎日新聞社、1979年刊)など多くの本が書かれている。本書は、鳥巣太郎の姪である著者が、裁判記録、特に再審査資料を新たに発掘して、事件の経過を詳しく辿ったものである。戦後70年になろうとし、日本の政治情勢が「戦争法案」の成立に向けて流動的な現在、戦争とはいかなるものであったかをわれわれが認識するための適切な本といえる。本書を読んで、戦争とは軍部に積極的に同調するものは論外としても、平素は「良心的」な多くの人間の誰にも「凡庸なる悪」(ハンナ・アーレント)を強いること、つまり圧倒的な暴力装置である軍隊の下では誰もが良心を押し潰され、暴力装置の末端を演じさせられるということである。

前記のように、本事件の根本原因は、捕虜の正当な扱いどころか、「適当に処置すること」を指示した大本営に責任があることは明白である。しかし、本裁判では現地軍の責任者は誰一人積極的に責任を取らず、九州大学医学部関係者に責任をなすりつけた。一方、医学部では、実験の責任者であった石山福二郎教授が自殺したこともあり、残った関係者の中で次に最も責任があったのかを巡って、口裏合わせや偽の証言が行われた。一旦出された死刑判決を覆すための妻・蕗子の奮闘は、大変なものであったことが本書でよく理解できる。満期後、出所した鳥巣太郎は、二度と「宮仕え」(大学勤務)はせず、診療所を開いて静かに医療活動をし、時に著者に戦争の愚かさを述懐したという。

本書の「あとがき」にも触れられているが、九州大学医学部は2015年4月に「九州大学医学歴史館」を開設したが、唯一人の「生体解剖事件」関係者の強い申し入れで、この事件に関して、ようやく最低限の資料展示を行ったという。当事者は、できれば「歴史の闇」に葬りたかったのだろう。

本事件では関係者が戦犯として裁かれたが、旧満洲で多くの中国人を対象にして「生体実験」を行なって殺戮した731部隊については、アメリカによるデータ独占を条件に免責され、誰一人訴追されていない。こうして戦犯を免れた多くの医学者たちが日本の戦後の医学を牛耳ってきた(放射線被曝の分野を含めて)ことは周知の通りである。「九州大学生体解剖事件」は、戦争時の医学関係者による犯罪としては、本書などにより実態が明らかにされている方であろう。戦争犯罪の裁きが勝者による一方的なものであるという本質を忘れてはならないが、戦争は平凡な人間を「悪事の手先」に駆り立てることは確かである。
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