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ハダカデバネズミ: 〈生きもの〉女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー 151 生きもの) 単行本 – 2008/11/6
動物園で人気急上昇!裸なのにもワケがある
- 本の長さ118ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/11/6
- ISBN-104000074911
- ISBN-13978-4000074919
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2008/11/6)
- 発売日 : 2008/11/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 118ページ
- ISBN-10 : 4000074911
- ISBN-13 : 978-4000074919
- Amazon 売れ筋ランキング: - 471,206位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,559位動物学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまで考えてもみなかった新しい動物の発見で大変興味深く拝読させていただきました。
2019年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハダカデバネズミ今ブームだそうですがなんと面白い生き物か!と感心して読みました。
2014年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岩波新書「面白い本」で本書が紹介されていたので読む機会を得た。
アリやハチに似た哺乳類の話だ。
考えてみるとおかしな話である。即ち、一般的には哺乳類は昆虫であるアリやハチ
より進化した動物であるべきだ。実際の体という面ではその通りである。
にも拘わらず、アリやハチは自らの肉体ではなく、営んでいる組織論において、
極めて高度なものを持っている。従い「高度な昆虫」であるアリやハチに似ている哺乳類が
いるという点に驚きがある。
本来なら「アリやハチはハダカデバネズミに似た生活をしている」と言うべき
なのだろうが、現状は逆の言い回しとなっている。「ハダカデバネズミはアリやハチに
似た生活をしている」というように。
ハダカデバネズミがかような社会生活を営むきっかけを考えることは楽しい。
限定された環境の中で、種を残していくための彼らにとってのベストな選択
であったということなのだろう。
そう考えると人間の社会生活も同様に与えられた環境下でのベスト選択
だったということになる。
生物を扱った本の面白さは僕にとってはそこにある。ハダカデバネズミと
人間の生活に似ている点があるとするなら、そこにはいくばくかの
必然性があるのだろう。そういうことを考えることで僕らは人間というもの
を相対化することが可能になる。自分を絶対化することの悲劇は歴史を見れば
分かる。僕らはそれを避けるべきであるし、その際に生物学等は大きな武器と
なる。
アリやハチに似た哺乳類の話だ。
考えてみるとおかしな話である。即ち、一般的には哺乳類は昆虫であるアリやハチ
より進化した動物であるべきだ。実際の体という面ではその通りである。
にも拘わらず、アリやハチは自らの肉体ではなく、営んでいる組織論において、
極めて高度なものを持っている。従い「高度な昆虫」であるアリやハチに似ている哺乳類が
いるという点に驚きがある。
本来なら「アリやハチはハダカデバネズミに似た生活をしている」と言うべき
なのだろうが、現状は逆の言い回しとなっている。「ハダカデバネズミはアリやハチに
似た生活をしている」というように。
ハダカデバネズミがかような社会生活を営むきっかけを考えることは楽しい。
限定された環境の中で、種を残していくための彼らにとってのベストな選択
であったということなのだろう。
そう考えると人間の社会生活も同様に与えられた環境下でのベスト選択
だったということになる。
生物を扱った本の面白さは僕にとってはそこにある。ハダカデバネズミと
人間の生活に似ている点があるとするなら、そこにはいくばくかの
必然性があるのだろう。そういうことを考えることで僕らは人間というもの
を相対化することが可能になる。自分を絶対化することの悲劇は歴史を見れば
分かる。僕らはそれを避けるべきであるし、その際に生物学等は大きな武器と
なる。
2013年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
?」と話さないではいられません。女王と新生児たちの下で肉布団になるデバたちの写真なんか、も~う・・堪りません!子どもたちを低体温から守るためそういう係りがあるんですって。かといって争いも病気もないというわけでなく、それなりの競争社会で、キビキビと動きまわってるのもいればさぼってるのもおり、・・。しかも、歌も歌うらしいときては、読み終わったら必ずやデバネズミちゃんに会いたくなります。この世には不思議な生き物がたくさんいますね。命あるものたちへ同時代を生きるヒト科動物としてリスペクトを捧げたいと思います。
2023年3月2日に日本でレビュー済み
著者2人はハダカデバネズミを実際に飼育し、その音声コミュニケーションや行動を研究してきた研究者。
本書は、研究成果の紹介というよりも、ハダカデバネズミたちの魅力やおもしろさを伝えようとしたもの。これまでハダカデバネズミについて、漠然としたイメージしか持っていなかったが、想像以上に複雑な生活をしており、ゆるい生き方をしているかと思えば、殺伐としたシーンにも出くわす。
そのあたりを無数の写真や図とともに解説してくれており、とても楽しい一冊だ。
いくつかの動物園での展示についても紹介されているので、実際に見に行ってみたくなった。
本書は、研究成果の紹介というよりも、ハダカデバネズミたちの魅力やおもしろさを伝えようとしたもの。これまでハダカデバネズミについて、漠然としたイメージしか持っていなかったが、想像以上に複雑な生活をしており、ゆるい生き方をしているかと思えば、殺伐としたシーンにも出くわす。
そのあたりを無数の写真や図とともに解説してくれており、とても楽しい一冊だ。
いくつかの動物園での展示についても紹介されているので、実際に見に行ってみたくなった。
2017年10月17日に日本でレビュー済み
社会性の非常に高い動物で役割分担が明確になっている。普通のマウスやラットを飼育するようなプラスティックのケージでは強靭な歯でもって破壊してしまうという。野生では複雑な巣穴を掘ってそのなかで生活している。その巣穴を作って彼らを展示している動物園へ、彼等観たさに赴きもした。
また彼等はガンならないという特長をも有しており、今注目の研究対象の一つである。
そんな彼等に少しでも興味を持った方は読んでみることをオススメする。おそらく実物を観に行きたくなりますから!
また彼等はガンならないという特長をも有しており、今注目の研究対象の一つである。
そんな彼等に少しでも興味を持った方は読んでみることをオススメする。おそらく実物を観に行きたくなりますから!
2013年4月5日に日本でレビュー済み
上野動物園で初めてその生物と出会った時、脇から覗き込んだ女房は、「えーっ、気持ち悪い! でも、前歯が大きい!」と声を上げた。しかし、この驚きはほんの入り口に過ぎなかった。『ハダカデバネズミ――女王・兵隊・ふとん係』(吉田重人・岡ノ谷一夫著、岩波科学ライブラリー)には、さらに信じられないことが書かれていたのである。
ハダカデバネズミは漢字で書けば「裸・出歯・鼠」であり、その名のとおり、毛が無く裸の全身は薄いピンク色でしわくちゃで、その上、極端に出っ歯なネズミである。見る者に強烈な印象を与える奇妙奇天烈な外観である。体長10cmほどの数十匹が幾重にも重なり合っているかと思うと、狭いトンネルの中を活発に動き回っている。これだけでも十分衝撃的だが、彼らの群れには、女王デバ(ハダカデバネズミの略称)、王様デバ、兵隊デバ、働きデバ、ふとん係デバという階級があるというのだ。さらに、彼らは盛んに鳴き声を発するのだが、自分より上位の個体に出会ったときは、ピュウピュウと挨拶するというのだ。
ハダカデバネズミは、東アフリカで地下に迷路のような長いトンネルを掘って集団で暮らしている。1匹の女王が群れ全体の繁殖を一手に引き受け、1〜3匹の王様デバと交尾する。女王は群れの中で一番体が大きく、強くて、偉い。彼女は定期的に巡回し、働きデバがサボっていると、どやしつける。どやされた個体は服従のポーズを取り、反省の意を示す。
王様デバは、女王から「ピュイピュイ」という鳴き声で交尾を要求されると、断れない。
ふとん係デバは、女王に子が生まれると、床に寝そべってひらたすら子供たちのふとん役に徹し、もぞもぞと動きながら子供たちを保温する役割を果たす。
彼らは、「ピュウ」という挨拶の声、「キュイ」「プヒッ」という警戒の声、「ピュウピュウ」「ハァハァ」といった戦いの声など、何と17種類もの鳴き声を有している。状況に応じてこれらを使い分け、視覚が役に立たない地下のトンネルの中で上手にコミュニケーションを取っているのだ。彼らの出っ歯の後ろにある唇はヒトの唇のようになっているので、ヒト以外の動物はあまり用いない「パピプペポ」のような破裂音を発することができる。
岩波書店のホームページの本書紹介欄([...])では、デバたちのさまざまな鳴き声を聞くことができる。また、彼らの動画も見ることができる。
本書を読み、上記ホームページで鳴き声を聞き、動画を見終わった時、デバたちに妙に親近感を抱いている自分に気がついた。近いうちに、上野動物園で彼らに再会したいと考えている。
ハダカデバネズミは漢字で書けば「裸・出歯・鼠」であり、その名のとおり、毛が無く裸の全身は薄いピンク色でしわくちゃで、その上、極端に出っ歯なネズミである。見る者に強烈な印象を与える奇妙奇天烈な外観である。体長10cmほどの数十匹が幾重にも重なり合っているかと思うと、狭いトンネルの中を活発に動き回っている。これだけでも十分衝撃的だが、彼らの群れには、女王デバ(ハダカデバネズミの略称)、王様デバ、兵隊デバ、働きデバ、ふとん係デバという階級があるというのだ。さらに、彼らは盛んに鳴き声を発するのだが、自分より上位の個体に出会ったときは、ピュウピュウと挨拶するというのだ。
ハダカデバネズミは、東アフリカで地下に迷路のような長いトンネルを掘って集団で暮らしている。1匹の女王が群れ全体の繁殖を一手に引き受け、1〜3匹の王様デバと交尾する。女王は群れの中で一番体が大きく、強くて、偉い。彼女は定期的に巡回し、働きデバがサボっていると、どやしつける。どやされた個体は服従のポーズを取り、反省の意を示す。
王様デバは、女王から「ピュイピュイ」という鳴き声で交尾を要求されると、断れない。
ふとん係デバは、女王に子が生まれると、床に寝そべってひらたすら子供たちのふとん役に徹し、もぞもぞと動きながら子供たちを保温する役割を果たす。
彼らは、「ピュウ」という挨拶の声、「キュイ」「プヒッ」という警戒の声、「ピュウピュウ」「ハァハァ」といった戦いの声など、何と17種類もの鳴き声を有している。状況に応じてこれらを使い分け、視覚が役に立たない地下のトンネルの中で上手にコミュニケーションを取っているのだ。彼らの出っ歯の後ろにある唇はヒトの唇のようになっているので、ヒト以外の動物はあまり用いない「パピプペポ」のような破裂音を発することができる。
岩波書店のホームページの本書紹介欄([...])では、デバたちのさまざまな鳴き声を聞くことができる。また、彼らの動画も見ることができる。
本書を読み、上記ホームページで鳴き声を聞き、動画を見終わった時、デバたちに妙に親近感を抱いている自分に気がついた。近いうちに、上野動物園で彼らに再会したいと考えている。
2013年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「面白い本」に出ていたので買ってみた。
成る程面白いちゃぁー面白い。
鼠であるからほ乳類なのであるが、その集団の生活はアリやハチの統制の取れた集団生活に酷似する。
結局、ほ乳類も色々なのである。
成る程面白いちゃぁー面白い。
鼠であるからほ乳類なのであるが、その集団の生活はアリやハチの統制の取れた集団生活に酷似する。
結局、ほ乳類も色々なのである。
他の国からのトップレビュー

Russell Pustejovsky
5つ星のうち5.0
Five Stars
2017年3月15日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Love me some naked mole-rats!