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蝦蟇の油: 自伝のようなもの ペーパーバック – 1984/6/1

4.5 5つ星のうち4.5 42個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (1984/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1984/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ペーパーバック ‏ : ‎ 410ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000003046
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000003049
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 42個の評価

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黒沢 明
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価が悪いわけもないですよ、巨匠の生の文章ですから!
もう一つの黒澤シャシンを観ているよう、と言えば、言い尽くしたことになるかと。
2023年9月24日に日本でレビュー済み
黒澤明の自伝。ときどき読みかえす本です。自伝としては、まだこれからというところでプツンと終わっているのが残念だけど、名著であることは間違いない。

「他人依存の、薄弱な、腐った精神は、すべてを亡す、と云いたいだけだ。凸助!」

「映画の中の人物も、みんな生きている。
 作者の自由にはならないのだ。
 また、作者の自由になるような、操り人形のような人物は、なんの魅力も生まない。」

「人間は、これは私である、といって正直な自分自身については語れないが、他の人間に托して、よく正直な自分自身について語っているものだ。
 作品以上に、その作者について語っているものはないのである。」

歯切れのいい言葉に思わずうなずく。
2023年8月18日に日本でレビュー済み
作品制作の裏側もさながら、むしろ監督の子ども時代のエピソードが秀逸に描かれていて、興味深かった。幼なじみの植草圭之助氏との切っても切れない関係はうらやましいほどであり、また、二人の恩師である立川先生とのエピソードは心が揺さぶられる。
黒澤監督はもともとは画家志望であったが、お兄さんの影響などもあって映画の世界に入った、ということも本書で初めて知った。
監督が「焦らずに待てば、自ずと進路は開ける」という父親の言葉を信じて、偶然見かけた広告をきっかけに映画界に入った、というのは、何か運命的なものを感じる。
本書の末尾で、監督は次のように述べる。
「人間は、ありのままの自分を語る事はむずかしい。」
確かにそうだ。それを言ったら、自伝などとても書けなくなってしまう。でも、このことを自覚している点で、黒澤監督は一歩先を行っている。
なお、本書では「羅生門」までしか語られていないので、橋本忍氏の自伝『複眼の映像 私と黒澤明』と併せて読むことで、黒澤監督作品に対する理解を深めることができる。
2019年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、文がよい。歯切れが良くて、明快。監督の口ぶりが感じられる。
黒澤作品や、その時代背景などを知る資料としても貴重。
ピシリと嵌め込まれたエピソードや愉快な想い出がアクセントとなり、緩急をつけながら半生が綴られていく。
まるで、映画のようだ。
氏自身も述べられているように、自伝を読むには用心深くなければならないはずだが、私は正直に言って、ついつい引き込まれて夢中になった。
読後感は爽やかだ。
映画への熱情、不正義な権力への反発、人間という割り切れない存在への冷静な観察、愛着。
黒澤明という人物の精神の健やかさに、感銘を受けた受けた。

かく有りたし、かく生きたし。今の時流の中で、痛切に思う。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「自伝のようなもの」という副題が付いているが、確かな自伝であり、この価値は希少。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黒沢明成長の大河ドラマ
本書き→台本 も素晴らしい監督だから
ポップで読みやすい 非常にパンキッシュな方なんだと再認識
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い。
僕は日記や伝記や自叙伝が好きです。
黒沢さんのも、面白かった。
ゲーテとの対話もそうだけど、
鬼籍の人に会って
しかも、死んでるだけじゃなく
生きていたとき何かを成し遂げた人
に会って
話してるような感覚が
説教されているような感覚が、
説教したくなるようなら感覚が、
たまりません。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黒澤明は純粋で誠実で、弱者を圧迫する者(物)に怒ります。

その記述はたっぷり有り、堪能できます。

劣等生(知恵遅れとさえ言われた)だった事や、軍事教練での屑教師の末路。

関東大震災で見た色彩描写は、特に息を呑みます。

戦争中の怒り「今思い出しても、あの役人の事を思うと血が逆流する」。

等々、迫力の著作です。

(羅生門グランプリのライオン像は、社長の永田が隠匿して
 自分には模型が届けられた、等々の瑣末な事は書かれていません)
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート