いまだかつてない表現に出会って、読後の興奮がおさまらない作品です。
これまで400冊近く絵本のレビューをかいてきましたが、こんな
気持ちになったのは久々ですね。
なんと言っても高野さんのイラスト(ペーパークラフト)に目を奪われました。
平面に描いた線画に切り込みをいれ、立ち上げることで、2.5次元的表現を
展開しているのです。それをライティングしデジカメで撮影することで、
不思議な遠近感のある世界がみごとに誕生というわけです。
最近のたむらしげるの絵本(ロボットのランスロット)でも似たような
表現がみられますが、高野さんの場合は元の絵が黒い線だけの平面的なもの
で、紙の色も緑とオレンジだけなので、かえって折り曲げたときの立体的効果が
はっきりと見えます。ん〜 文で説明するのもめんどうですね。とにかく見て見て!
アンデルセンの「火打ち箱」は、魔法使い・王・姫・犬 が登場し、3という数字を
キーにした 兵隊の出世物語。典型的な昔話ともいえます。
だからこそ、変化球的イラストがハマるんですね。
高野さんは漫画家とのことですが、絵本をもっともっと描いて欲しい。
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火打ち箱: こんなアンデルセン知ってた? 単行本 – 2006/9/1
- 言語日本語
- 出版社フェリシモ
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104894323885
- ISBN-13978-4894323889
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登録情報
- 出版社 : フェリシモ (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- ISBN-10 : 4894323885
- ISBN-13 : 978-4894323889
- Amazon 売れ筋ランキング: - 928,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 68,240位絵本・児童書 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年11月26日に日本でレビュー済み
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2010年7月11日に日本でレビュー済み
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お話自体はアンデルセン童話。
でも、こんなに面白い本はそうそうないと言い切れます。
「ペーパークラフト(立体切り絵)を紙に印刷する」。
ページをめくる感覚、クラフトから立ち上る奇妙な立体感。
紙の本だからこそ味わえる快感に浸れる素晴らしい絵本です。
是非買って手に取ってみるべき。
でも、こんなに面白い本はそうそうないと言い切れます。
「ペーパークラフト(立体切り絵)を紙に印刷する」。
ページをめくる感覚、クラフトから立ち上る奇妙な立体感。
紙の本だからこそ味わえる快感に浸れる素晴らしい絵本です。
是非買って手に取ってみるべき。
2015年10月28日に日本でレビュー済み
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たのしみにして買ったのですが、漫画ではなくて切り絵なので、やはりちょっと戸惑いがありました。あるいみ、彼女にとっては余技というか、遊びでなさっているのでしょう。ファンとしてはこれもありかな、と思いますが、漫画ほどたのしめたわけではありません。
2012年4月1日に日本でレビュー済み
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飛び出す絵本かと思いきや、飛び出さない。
片付けが楽でいいよね、ばらばらしなくてさ。
ナイスなアイデアだと思いました。
あと、色使いも素敵ですよ。うん。
片付けが楽でいいよね、ばらばらしなくてさ。
ナイスなアイデアだと思いました。
あと、色使いも素敵ですよ。うん。
2011年10月4日に日本でレビュー済み
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彼女のマンガも素晴らしいですが、ペーパークラフトもすごい。
あの伸びやかな線が立体になるとこうなるのか…というかあくまで二次元的にこれは立体で表現するという
矛盾しているようだけどそれが同居している表現です。
線を大切にしてるからこそできる離れ業と思っています。
超リスペクト!!!!
あの伸びやかな線が立体になるとこうなるのか…というかあくまで二次元的にこれは立体で表現するという
矛盾しているようだけどそれが同居している表現です。
線を大切にしてるからこそできる離れ業と思っています。
超リスペクト!!!!
2012年1月6日に日本でレビュー済み
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ペーパークラフトと書いてあったので、組み立てられるのかとおもったら、ペーパークラフトを撮影した絵本でした。
高野文子さんのチャレンジは本当に素晴らしいのですが、撮影後の画素処理と文字のレイアウトが、ちょっと悲しい仕上がりです。
絵本である以上、狭い部屋でガンッバて撮った感がにじみ出ているのはダメと思います。
高野プロデュースのプロの撮影か、ペーパークラスとそのままの飛び出す絵本で再発行してほしいです。
高野文子さんのチャレンジは本当に素晴らしいのですが、撮影後の画素処理と文字のレイアウトが、ちょっと悲しい仕上がりです。
絵本である以上、狭い部屋でガンッバて撮った感がにじみ出ているのはダメと思います。
高野プロデュースのプロの撮影か、ペーパークラスとそのままの飛び出す絵本で再発行してほしいです。
2015年1月30日に日本でレビュー済み
アンデルセンのお話です。
一人の兵隊がおばあさんに会い、古い切り株の中にある、火打ち箱をとってきてほしいという依頼からこの話は始まる。
火打ち箱のあるところまで行くには三匹の犬がいる。それも、大きな犬が……
この本の特徴は、絵にある。
ペーパークラフトで仕上げてある。
なんだか、特した気分?そんな気もするが、私としては、少々見づらい感も否めない。
「これ?どうやって、見たらいいのかな?」と考える箇所もしばしば…。
自己満足的な作品のように感じました。
一人の兵隊がおばあさんに会い、古い切り株の中にある、火打ち箱をとってきてほしいという依頼からこの話は始まる。
火打ち箱のあるところまで行くには三匹の犬がいる。それも、大きな犬が……
この本の特徴は、絵にある。
ペーパークラフトで仕上げてある。
なんだか、特した気分?そんな気もするが、私としては、少々見づらい感も否めない。
「これ?どうやって、見たらいいのかな?」と考える箇所もしばしば…。
自己満足的な作品のように感じました。