読みやすい、そして、とても面白い!
チベットについて書かれた本は数多くあるが、本書のように長年の生活体験をもとに、今のラサの人々や文化をこれほどまで深く描写したものは他に例がないだろう。一気に読んでしまった。
この著者(人類学者)にしか描けないチベット世界が全編にわたってヴィヴィッドに描かれており、本当にすごいの一言である。掲載されている写真もすべて著者が自ら撮ったらしいが、チベットの雰囲気が伝わるようなものばかりである。
とても読みやすい流れるような文章なので、さらっと読んでしまうが、そのなかに、チベット文化の奥深さがさらりと触れられている。
新聞記事の連載をそのまま載せたらしいので、各項は短いが、かわりに多岐にわたるテーマで濃い内容が展開されている。もっとたくさんネタを持ってそうなので、今後著者がさらに各項を深めた内容の著作を発表されるのを期待したい。
とにかく、チベットに行ったことがある人も、これから行く人にもお薦めの一冊です。
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チベット 聖地の路地裏: 八年のラサ滞在記 単行本 – 2016/8/10
村上 大輔
(著)
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購入オプションとあわせ買い
聖と俗、仏教と政治的抑圧の間で、聖地ラサの人々はどう生きているのか。気鋭の人類学者が彼らの心の路地裏を歩きその精神風景を描く。
- 本の長さ231ページ
- 言語日本語
- 出版社法蔵館
- 発売日2016/8/10
- ISBN-104831862347
- ISBN-13978-4831862341
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商品の説明
著者について
人類学者。1969年生まれ、大阪府出身。名古屋大学工学部応用物理学科卒。英国ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)にて社会人類学博士号取得。フィールドワークのため中国チベット自治区をはじめ、インド、ネパールなどに約10年間滞在、2014年帰国。現在、駿河台大学専任講師、早稲田大学非常勤講師など。(本データは、この書籍の刊行時のものです。)
登録情報
- 出版社 : 法蔵館 (2016/8/10)
- 発売日 : 2016/8/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 231ページ
- ISBN-10 : 4831862347
- ISBN-13 : 978-4831862341
- Amazon 売れ筋ランキング: - 690,172位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 17,037位宗教 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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人類学者。1969年生まれ、大阪府出身。名古屋大学工学部応用物理学科卒。英国ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(School of Oriental and African Studies)にて社会人類学博士号取得。フィールドワークのため中国チベット自治区をはじめ、インド、ネパールなどに約10年間滞在、2014年帰国。現在、駿河台大学専任講師、早稲田大学非常勤講師など。チベット関連の論文多数。(情報は2016年当時のもの)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月11日に日本でレビュー済み
「八年のラサ滞在記」という副題を見て、かつて戦時中にチベットに潜行した西川一三の
『秘境西域八年の潜行』と年数を合わせたのかと思い、それにしてもいまどき八年って
何かよほどの思い入れがあったのかと思いながら読んでみると、ちょっと予想していたの
とは違って、「ゆるふわ☆チベット」みたいな感じの軽いエッセイを集めた本なのだった。
これはこれで、こういうのが好きな人にとっては悪くない本なのだろうが、著者の経歴も
だいぶ変わっているので(ロンドン大学にて社会人類学の博士号を取得。現在は既に
40代後半)、そのへんの個人的事情や、チベットへの思い入れの拠ってきたる由縁も
できれば書いてほしかったような気がする(チベット仏教徒にはなれなかったそうだが)。
また、著者はどうやら中沢新一の影響をけっこう受けているようで(文章にもそれらしい
点が散見される)、本文中にも『アースダイバー』が引用されている箇所があるのだが、
この本はここでも酷評レビューが多いように、低地=縄文の海=無意識=悪所という
杜撰な図式を当てはめただけのトンデモ本なので、本場で人類学を修めた人であっても
こうなのか・・という、いささか残念な感じもあった。
『秘境西域八年の潜行』と年数を合わせたのかと思い、それにしてもいまどき八年って
何かよほどの思い入れがあったのかと思いながら読んでみると、ちょっと予想していたの
とは違って、「ゆるふわ☆チベット」みたいな感じの軽いエッセイを集めた本なのだった。
これはこれで、こういうのが好きな人にとっては悪くない本なのだろうが、著者の経歴も
だいぶ変わっているので(ロンドン大学にて社会人類学の博士号を取得。現在は既に
40代後半)、そのへんの個人的事情や、チベットへの思い入れの拠ってきたる由縁も
できれば書いてほしかったような気がする(チベット仏教徒にはなれなかったそうだが)。
また、著者はどうやら中沢新一の影響をけっこう受けているようで(文章にもそれらしい
点が散見される)、本文中にも『アースダイバー』が引用されている箇所があるのだが、
この本はここでも酷評レビューが多いように、低地=縄文の海=無意識=悪所という
杜撰な図式を当てはめただけのトンデモ本なので、本場で人類学を修めた人であっても
こうなのか・・という、いささか残念な感じもあった。
2016年11月30日に日本でレビュー済み
これはすごい。あのチベットに8年も。学の対象としたとはいえ、8年も過ごすとは。言葉もマスターしたようで、それがディープなレポートを支えている。現地のチベット人の側に立って北京政府に対し批判的だが、面白い指摘もある。それはチベットの優秀な若者が北京などで早くからエリート教育を受け、チベット人なのにチベットが十分に出来ない若者が増えていることに対し、民族文化の虐殺だとする批判があり、これは広く宣伝されているが、現地のチベット人の間では人気になっているのだという。自分の子供にチベットでは享受できない「質の高い」教育を受けさせ、将来の社会的、経済的安定を確保しようとするのだという。なるほど、こういうことは深く現地に溶け込んで取材しなければなかなか分からないことだ。
2016年9月14日に日本でレビュー済み
8年間生活したからこそ書ける文章で素顔のチベットを感じることが出きると思いました。人類学者の目を心を通したチベットの生活、精神性、風習、恋、信仰の文は単に紹介にとどまっていません。チベットに対する思い入れ、愛と同時に著者の思想性の広がりと深さを感じました。次作を期待したくなります。チベットといえば、仏教、ダライ・ラマ、後期密教、中国の暴力圧政、経済侵略・・・・表通りの情報は努力をすれば得ることが出きます。路地裏のチベット、日常生活を知るにはこの本しかないと思います。肩の凝らない、淡白な文章ですが中味は濃いです。今までのチベット感が変わる、またチベットに行きたくなる本です。