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心からのごめんなさいへ −一人ひとりの個性に合わせた教育を導入した少年院の挑戦− 単行本 – 2005/7/1
品川 裕香
(著)
- 本の長さ277ページ
- 言語日本語
- 出版社中央法規出版
- 発売日2005/7/1
- ISBN-104805825936
- ISBN-13978-4805825938
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商品の説明
出版社からのコメント
■概要
京都府宇治市に、まるで観光施設のように、矯正教育関係者と教育関係者が吸い寄せられている施設があります。それが宇治少年院です。
人の痛みや気持ちなんか、全然わからない。わかりたくもない。そう平然と言い放っていた非行少年たちが、自分の犯した罪を自覚し、猛省し、変わっていく…。なぜ子どもたちは変わっていくのか…。いったい、教官たちはどのように子どもたちと取り組んでいるのか…。
本書は、ノンフィクションライターの著者が、宇治少年院に約3年間通いつめ、その指導実態と関係者の思いを初めて明らかにした、渾身のルポルタージュです。
教官たちの情熱と努力、子どもに対する深い愛情、そして少年院の子どもたちの叫びを、子どもに関わるすべての大人に聞いてほしいです。
京都府宇治市に、まるで観光施設のように、矯正教育関係者と教育関係者が吸い寄せられている施設があります。それが宇治少年院です。
人の痛みや気持ちなんか、全然わからない。わかりたくもない。そう平然と言い放っていた非行少年たちが、自分の犯した罪を自覚し、猛省し、変わっていく…。なぜ子どもたちは変わっていくのか…。いったい、教官たちはどのように子どもたちと取り組んでいるのか…。
本書は、ノンフィクションライターの著者が、宇治少年院に約3年間通いつめ、その指導実態と関係者の思いを初めて明らかにした、渾身のルポルタージュです。
教官たちの情熱と努力、子どもに対する深い愛情、そして少年院の子どもたちの叫びを、子どもに関わるすべての大人に聞いてほしいです。
抜粋
■僕はこの少年院に入ってよかった…
「ここに来るまで、相手の気持ちなんて考えたことはありませんでした。だって、自分がいじめられていたとき、だれ一人僕の気持ちなんて考えてくれなかったし。自分が痛かったとき、だれも僕が痛いとは思わないからやったわけでしょう。なのに、どうして僕が相手に暴力をふるうときに、相手が痛いかどうか考えるんですか?」
「だけど、僕はここに来て、自分だってちゃんとすることもできるってことを知ったんです。ダメなヤツでもなかった。やればできるって勇気が生まれたんです。」「先生の話を聞いて、少しでも理解できるようになれたのも楽しいし、人の気持ちを考えればわかるということがあることも知りました。そういうのがわかると、自分がやったことの意味っていうか、悪いことをしたということもよくわかるようになった。僕は、そういう自分の変化が嬉しい。」
「ここに来るまで、相手の気持ちなんて考えたことはありませんでした。だって、自分がいじめられていたとき、だれ一人僕の気持ちなんて考えてくれなかったし。自分が痛かったとき、だれも僕が痛いとは思わないからやったわけでしょう。なのに、どうして僕が相手に暴力をふるうときに、相手が痛いかどうか考えるんですか?」
「だけど、僕はここに来て、自分だってちゃんとすることもできるってことを知ったんです。ダメなヤツでもなかった。やればできるって勇気が生まれたんです。」「先生の話を聞いて、少しでも理解できるようになれたのも楽しいし、人の気持ちを考えればわかるということがあることも知りました。そういうのがわかると、自分がやったことの意味っていうか、悪いことをしたということもよくわかるようになった。僕は、そういう自分の変化が嬉しい。」
著者について
品川 裕香
ノンフィクションライター。1964年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、出版社に三年間勤務した後に独立。教育・医療・社会問題等を異文化理解・予防的観点から取材執筆。国際ディスレクシア協会会員、発達性ディスレクシア研究会会員、日本子どもの虐待防止研究会会員
ノンフィクションライター。1964年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、出版社に三年間勤務した後に独立。教育・医療・社会問題等を異文化理解・予防的観点から取材執筆。国際ディスレクシア協会会員、発達性ディスレクシア研究会会員、日本子どもの虐待防止研究会会員
登録情報
- 出版社 : 中央法規出版 (2005/7/1)
- 発売日 : 2005/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 277ページ
- ISBN-10 : 4805825936
- ISBN-13 : 978-4805825938
- Amazon 売れ筋ランキング: - 262,819位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 260位刑法・訴訟法
- - 267位司法・裁判(一般)関連書籍
- - 1,127位法律入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
様々な要因で生きにくさを抱え、非行に走ってしまった子どもが、特性に合わせた指導によって自己を振り返り自分に責任をもって生きていくことができるようになる。
2014年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今後の仕事に役立てたいと考えます。さらに利用したいと思います。
2009年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友人は、少年院にいたことがある。
それも、一ヶ所ではなく、何ヶ所も。
『十代の時は、塀の中の暮らしのほうが長かった』と言う。
母親は小学3年の時に亡くなった。
父親は酒とマージャンにあけくれていた。
彼の子供の頃の生活は、厳しいものだった。
食べるものは、早朝、個人商店のシャッターの前に配達されていたプラスチックの納品の箱からかすめていた。
着る物は、よその家の、干してある洗濯物をかすめていて・・・。
家なんてないようなものだから、野宿に馴れていて、鍵のかかっていない車があれば、忍び込み、寒さをしのいだ。
小学校の時に、栄養失調で児童相談所に保護されたこともある。
シンナー中毒にもなった。
窃盗を繰り返した。
彼が18歳で、塀の中にいる時に父親は亡くなった。
どうしてこんなことが起きるんだろう?
いったい、彼だけが悪いのだろうか。
そんな思いが、この本を手にとるきっかけになった。
いっきに最後まで読んだ。
私にできることはなんだろう。
それも、一ヶ所ではなく、何ヶ所も。
『十代の時は、塀の中の暮らしのほうが長かった』と言う。
母親は小学3年の時に亡くなった。
父親は酒とマージャンにあけくれていた。
彼の子供の頃の生活は、厳しいものだった。
食べるものは、早朝、個人商店のシャッターの前に配達されていたプラスチックの納品の箱からかすめていた。
着る物は、よその家の、干してある洗濯物をかすめていて・・・。
家なんてないようなものだから、野宿に馴れていて、鍵のかかっていない車があれば、忍び込み、寒さをしのいだ。
小学校の時に、栄養失調で児童相談所に保護されたこともある。
シンナー中毒にもなった。
窃盗を繰り返した。
彼が18歳で、塀の中にいる時に父親は亡くなった。
どうしてこんなことが起きるんだろう?
いったい、彼だけが悪いのだろうか。
そんな思いが、この本を手にとるきっかけになった。
いっきに最後まで読んだ。
私にできることはなんだろう。
2016年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そう思わせる一冊。本当の極悪人はいないですよ、多分。どこか、なにか、ボタンの掛け違いから始まっているのかもしれない。
その掛け違いに気づいてあげられる人になりたくなりました。
その掛け違いに気づいてあげられる人になりたくなりました。
2012年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待した通りの内容でした。
今発達障害の作業所の立ち上げを検討しています。
支援プログラムの設計で悩んでいましたが
向井さんたちの実践にヒントをいただいております。
今発達障害の作業所の立ち上げを検討しています。
支援プログラムの設計で悩んでいましたが
向井さんたちの実践にヒントをいただいております。
2015年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
科学的な書、鋭い問題提起、説得力のある内容、すごく感動しました。
2014年12月28日に日本でレビュー済み
少年院という特異な場所の中での、脳機能に対応した心育ての取り組みの記録、という感じでしょうか。
発達障害という概念を取り入れる事で、それまでの心理学的アプローチのみの矯正方法に 改革をもたらした、そのドキュメンタリーです。
非行とLD、ADHDなどの障害が直接関係するとはもちろん言えるわけではなく、非行に至るには複雑な要因が絡み合っています。その点に誤解がないよう注意を喚起しながら、一方、障害を診断されなくても認知力や自尊心が低い傾向が院生の中に多いという事も述べられています。
指導方法として、モデリングや成功体験の積み重ね、認めて褒める、などは、推奨される育児法そのものと同じだと思いました。
発達障害という概念を取り入れる事で、それまでの心理学的アプローチのみの矯正方法に 改革をもたらした、そのドキュメンタリーです。
非行とLD、ADHDなどの障害が直接関係するとはもちろん言えるわけではなく、非行に至るには複雑な要因が絡み合っています。その点に誤解がないよう注意を喚起しながら、一方、障害を診断されなくても認知力や自尊心が低い傾向が院生の中に多いという事も述べられています。
指導方法として、モデリングや成功体験の積み重ね、認めて褒める、などは、推奨される育児法そのものと同じだと思いました。
2014年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の内容に引き込まれていきました。一人ひとりを大事にする教育とはどういうことか。順序立てて指導することの大切さなど、指導の原点を教えていただきました。