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コンサル一〇〇年史 (ディスカヴァー・レボリューションズ) 単行本(ソフトカバー) – 2015/1/29
購入オプションとあわせ買い
100年の歴史をひも解き、その存在の是非を問う!
時に名だたる企業の社運をかけた一大事業を動かし、
また時に一国の政府の政策決定にまで関与するなど、
社会に対して決定的な影響力を有する頭脳集団として
近年ますます注目を浴びる「コンサル」(経営コンサルティング・ファーム)。
その卓越したビジネスノウハウが各所で語られるなか、
実態そのものについては謎に包まれたままでした。
本書は、そうした「コンサル」の正体を明らかにするべく、
20世紀初頭に活躍したフレデリック・テイラーに始まる100年の歴史を紐解くとともに、
実際のプロジェクトをコンサルティング・ファームがどのように手がけたか、
またコンサルタントたちは現場でどのように働いているのかなどを詳らかにするものです。
さらに、マッキンゼーで数々の経営変革案件に携わったのち、
自ら経営コンサルティング・ファームを立ち上げた著者が、
日本におけるコンサルティング業界の問題点を指摘し、
これからのコンサルティングのあるべき姿について提言します。
*** 本書の特徴 ***
1 豊富な図表・イラスト・写真とともに紹介!
草創期の様子を伝える写真、歴代の伝説的コンサルタントたちの名言や肖像、
関連する様々なデータのグラフなどを参照しながら、
コンサルティングの歴史を視覚的かつ多角的に理解できます。
2 実際のプロジェクトのインタビューを収録。
今回、特別にコンサルティング・ファームやクライアント企業の許可をいただき、
当時プロジェクトに携わったコンサルタントの方々へのインタビューに成功。
プロジェクトの背景や実際の進め方、突き当たった壁など、
現場を知るコンサルタントならではのリアルなエピソードが満載です。
3 実務と採用の実態を、現役コンサルタントが経験談とともに解説。
謎に包まれた「コンサルという仕事」について、
2000年にマッキンゼーに入社して以来、約14年間コンサルタントとして
最前線で活躍してきた著者が率直に語りながら、その実態を明らかにします。
4 経営者必見。「コンサルの正しい使い方」を具体的にアドバイス。
今後、日本企業は「コンサル」を使う上でどのような点に注意すべきなのでしょうか?
日本企業とコンサルティング業の間に生じている「5つの齟齬」に注目しながら、
コンサルティング・ファーム選びの指針となる考えかたについて解説します。
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2015/1/29
- 寸法21 x 13.4 x 21 cm
- ISBN-104799315919
- ISBN-13978-4799315910
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出版社より
コンサルを生み成長させた重要人物たち
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フレデリック・テイラーコンサル生みの父。 管理、すなわちマネジメントに初めて本格的な分析、仮説立案、検証といった科学的手法を取り入れ、成果を示した人物。 |
ジェームズ・O・マッキンゼー現在、世界的にも名門として知られる戦略系 コンサルティング・ファーム、マッキンゼー&カンパニーを創設した人物。 一九二六年、会計学ををビジネスに生かそうと、企業に対して経営効率化の手法を助言する会社をシカゴに設立する。 |
ブルース・ヘンダーソン日本にいち早く進出してきたボストン・コンサルティング・グループ(BCG)創設者。 ボストン・セーフ・デポジット・トラスト銀行のコンサルティング部門として創設。 |
わかりやすい、ページ下部図表付き!
商品の説明
著者について
Yuta Namiki
フィールドマネージメント代表取締役。
1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。ペンシルバニア大学ウォートン校でMBAを取得。2000年、マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。アジア太平洋地区航空グループリーダー、マッキンゼー・スクール・オブ・リーダーシップ校長などを歴任。2009年、フィールドマネージメントを設立。エレクトロニクス、自動車、航空、インターネットなどの産業で日本を代表する企業の経営コンサルタントを務める。プロ野球では、オーナー会議へ参加、パ・リーグのリーグ・ビジネス、ファイターズやイーグルスのチーム・ビジネスをキーマンとともに作り上げている。日本一の社会人野球クラブ・チーム「東京バンバータ」の球団社長兼GMでもある。サッカーでは、Jリーグの経営コンサルタントも務め、湘南ベルマーレやヴィッセル神戸の経営支援も行っている。著書に『ぼくらの新・国富論』『日本プロ野球改造論』『ミッションからはじめよう! 』(いずれもディスカヴァー)。
登録情報
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015/1/29)
- 発売日 : 2015/1/29
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 352ページ
- ISBN-10 : 4799315919
- ISBN-13 : 978-4799315910
- 寸法 : 21 x 13.4 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 203,267位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 109位歴史に学ぶビジネス
- - 14,464位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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歴史だけでなく昨今の日本のコンサルも紹介している。
本書は4章構成で、本書の題名であるコンサル100年史については第1章で扱い、第2章で日本のコンサル事情、第3章で事例紹介、第4章でコンサルという仕事の説明(就活から仕事内容、転職まで)というふうになっています。
【内容について】
著者が戦略コンサル出身だからでしょうが、戦略コンサルについては詳しく書かれています。その分、会計系やIT系外資(いわゆる総合系ファーム)の説明はかなり淡白です。最近のコンサルティング業界の動向としては、総合系ファームが戦略ファームを買収してますよという事実だけで少し物足りませんでした。PwCがGoogleと業務提携していることや、アクセンチュアやデロイトがビックデータ解析を用いた予測を強化しているなど、どんどんIT方面にコンサルティングが拡大している様子も書いて欲しかったです。更には、その事業戦略の展望について一言申してくれた方が、コンサルの書く本として歴史書以上の価値を提供できたのかと思います。勿論、歴史書としては大変満足の行くものです。
【感想】
全体を通して本書では戦略コンサル以外を傍系として扱う傾向にあり、著者が「戦略コンサル」に強いプライドを持っていることが伝わって来ます。でも大事なのは、本書で著者が述べている通り、「会社」に視点を置くコンサルティングではなく、「人」に視点を置くコンサルティングが今後のコンサルに必要となるのでしょう。戦略、会計系、ITという区分に限らず、人を大事に出来るコンサルティングがコンサル後進国日本で広まってくれればと思います。
後半はマッキンゼーでの経験内容を軸に学びが得られるが最後には筆者の情熱も感じることができる。
コンサルとして自分が今後どう進んでいくか進んでいきたいか考えさせられる本だった。
良い本でしたので、こちらの書籍はコンサルタントとしての基本書として保管しています。
しかし序盤に展開される「巷にあふれる〇〇コンサル(恋愛コンサルタントなど)は認めない」的な発言は筆者のプライドの高さと傲慢さがにじみ出ている。果たしてこの本ですべき主張であったのか疑問が残る。そんなこと書かなければ心象もよかったであろうに。残念。
印象的なことは、greyhairからの脱却をマッキンゼーが目指したということだ。
#今の巨大なマッキンゼーを外側から見ているとgreyhairそのものだが
コンサルタントは
-知っていることで勝負するタイプ
-知らないことで勝負するタイプ
の2タイプがいて・・・みたいな話をするとなかなか伝わらないのですが、この本できちんと解説されていた。
おそらく、greyhairがダメだということではないが、マービンバウワーは、プラクティス、先行事例をテンプレートとして再販するようなモデルでは、動きの早いマーケットで「企業の存続に関わる重要な課題に注力する」という目的は達成できないのだということだ。
目的に対して手段がある。
が、仮に顧客の中枢に入り込んで本当に付加価値を出すのであれば、「答えがわかっている個別テーマの専門性」ではなく「答えがない問題を解くための分析手法、アプローチの専門性」を高めるべきというスタンスは、非常に共感するもので、この件について思い致すだけでもこの本を読む意味がありそうです。