同じ人間に出来たのが 理解不能です。
しかも 父親が警察幹部なだけで 殺人をもみ消そうとする 警察内の汚ない所も 納得がいかない。
その殺人犯を育て作ったのは 警察幹部ですよね?
人の命だけでは無く 人権をも壊す権利はありません。
電車移動中に読んでいて 腹が立ち涙が止まらなくなったのを覚えています。
こんな怪物を育てた 親の責任もあると私は考えています。
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栃木リンチ殺人事件: 殺害を決意させた警察の怠慢と企業の保身 (新風舎文庫 く 112) 文庫 – 2005/9/1
黒木 昭雄
(著)
- 本の長さ282ページ
- 言語日本語
- 出版社新風舎
- 発売日2005/9/1
- ISBN-104797498323
- ISBN-13978-4797498325
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登録情報
- 出版社 : 新風舎 (2005/9/1)
- 発売日 : 2005/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 282ページ
- ISBN-10 : 4797498323
- ISBN-13 : 978-4797498325
- Amazon 売れ筋ランキング: - 323,769位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、少しだけ報道された事件で少し興味があったため購入。
随分ひどい事件である。
若干19歳の少年が3人の少年に監禁され継続してリンチを受け、金をむしり取られ、しかも友人知人両親からもお金を借りさせられ、
最後は、首を絞めて殺されている。借りた金額は700万円以上だったという。
どうしてこんな事になってしまったのだろう。
700万円も友人知人両親から借りていれば、誰かが何かおかしいと気づくと思う。
実際両親の行動力はすごいものだったと思う。ただ、その行動力は残念なことに報われることはなかった。
警察も勤務先(日産)の会社も保身のために、何も動かなかったばかりか、事態をあらかた把握していたのにもかかわらず嘘で塗り固めていた。
加害者も被害者も日産の社員だったようだ。
両親は動かない警察に対して、関係している(加害者)友人を突き止め一緒に行動をし、一緒に警察に行くという行動まで起こしている。
それでも警察は動かなかった。
著者は、地域がら大量の従業員を雇っている企業(日産)の権力が大きく、またそこに天下った旧警察官がこの事件を解決に導くことを阻んだと指摘する。
天下った旧警察官はやはり警察官のときは上の人間だったらしい。
また、警察は上下関係が厳しく、上の命令は絶対だと指摘している。
この著者は旧警察官(しかも凄腕)だったらしく、どうも警察に甘い気がする。
上下関係など民間企業でも同じである。業務命令は絶対なのだから。
しかも、法を守るべき組織に居ながら、法を無視してよいという理由なんてあるのだろうか。そんなことを言い出したら警察なんていらなくなってしまう。
加害者の両親のことも若干ふれているが、この事件は一人の少年の自首により発覚する。
その少年は自首する前に親に相談したそうだ。その際親は、実行犯ではないのだから自首する必要はないと言っていたらしい。
親の気持ちも分からなくはないけれど、少年の良心が上回ったようだ。
ちなみに、この自首がなければ、この事件は発覚せず15年たって時効を迎えていたかもしれない。
殺人を犯した晩に、加害者の少年たちが打ち上げを行っていたらしいが、その際"15年逃げ切れば…"と言っていたらしい。
自分の事しか考えられない子供とそのまま大人になってしまった人達と”自分のことだけ考えて”という組織の論理で
助けられるはずの大人が全く動かず、若干19歳の少年の死が残念でならない。
ちなみに、少年たちが銀行(足利銀行)から振り込まれたお金を降ろす際、銀行のビデオで撮られていたらしいが、
その銀行(足利銀行)は、そのビデオを証拠として提出しますよと両親に申し出ていたらしい。日産とは大きく違う。
こんな会社もあるんだなと、この事件の中で唯一ほっとする場面である。
随分ひどい事件である。
若干19歳の少年が3人の少年に監禁され継続してリンチを受け、金をむしり取られ、しかも友人知人両親からもお金を借りさせられ、
最後は、首を絞めて殺されている。借りた金額は700万円以上だったという。
どうしてこんな事になってしまったのだろう。
700万円も友人知人両親から借りていれば、誰かが何かおかしいと気づくと思う。
実際両親の行動力はすごいものだったと思う。ただ、その行動力は残念なことに報われることはなかった。
警察も勤務先(日産)の会社も保身のために、何も動かなかったばかりか、事態をあらかた把握していたのにもかかわらず嘘で塗り固めていた。
加害者も被害者も日産の社員だったようだ。
両親は動かない警察に対して、関係している(加害者)友人を突き止め一緒に行動をし、一緒に警察に行くという行動まで起こしている。
それでも警察は動かなかった。
著者は、地域がら大量の従業員を雇っている企業(日産)の権力が大きく、またそこに天下った旧警察官がこの事件を解決に導くことを阻んだと指摘する。
天下った旧警察官はやはり警察官のときは上の人間だったらしい。
また、警察は上下関係が厳しく、上の命令は絶対だと指摘している。
この著者は旧警察官(しかも凄腕)だったらしく、どうも警察に甘い気がする。
上下関係など民間企業でも同じである。業務命令は絶対なのだから。
しかも、法を守るべき組織に居ながら、法を無視してよいという理由なんてあるのだろうか。そんなことを言い出したら警察なんていらなくなってしまう。
加害者の両親のことも若干ふれているが、この事件は一人の少年の自首により発覚する。
その少年は自首する前に親に相談したそうだ。その際親は、実行犯ではないのだから自首する必要はないと言っていたらしい。
親の気持ちも分からなくはないけれど、少年の良心が上回ったようだ。
ちなみに、この自首がなければ、この事件は発覚せず15年たって時効を迎えていたかもしれない。
殺人を犯した晩に、加害者の少年たちが打ち上げを行っていたらしいが、その際"15年逃げ切れば…"と言っていたらしい。
自分の事しか考えられない子供とそのまま大人になってしまった人達と”自分のことだけ考えて”という組織の論理で
助けられるはずの大人が全く動かず、若干19歳の少年の死が残念でならない。
ちなみに、少年たちが銀行(足利銀行)から振り込まれたお金を降ろす際、銀行のビデオで撮られていたらしいが、
その銀行(足利銀行)は、そのビデオを証拠として提出しますよと両親に申し出ていたらしい。日産とは大きく違う。
こんな会社もあるんだなと、この事件の中で唯一ほっとする場面である。
2019年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事件の詳細がよくわかりました。
ただ、筆者は淡々と事件の概要を書いていればいい。ちょいちょい「なぜ逃げなかったんだ」とか「ここで抵抗出来たんじゃないのか」とかやかましい。
ただ、筆者は淡々と事件の概要を書いていればいい。ちょいちょい「なぜ逃げなかったんだ」とか「ここで抵抗出来たんじゃないのか」とかやかましい。
2016年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自身の中で、マイブームとして犯罪ノンフィクション本を
読みふける事に嵌ってまして。こちらを読ませて頂きました。
著者の方が元警察の人間の方だそうで、さすが読み応えはありましたね
凄惨極まりない苛め暴行。読んでる際に苛め暴力の数々の行為の表現の際
じっくり当事者らの思い等、思案思考を重ねました
いち読者である自分が、そこまで感情移入が出来たと言う点では、
ノンフィクション事件本としての事件再現描写表現という点では
非常に優れていると思います。
小さな恐喝や苛め、そうした積み重ねで歯車が動きだし、いろんな事が重なり
徐々に、次第にそれらが大きく膨れあがり、最終的に殺人事件と至ってしまった。
取り返しのつかないところまで行ってしまった。
見るも無残であろう被害者の容姿から。もはや引き返せない
そして、あの不用意な一言が決定的な殺意の動力となったであろう少年ら
この本からは、会社組織の保身または隠蔽体質等もよくわかるかと思います
本自体は2部構成となっていて
1部では、加害者被害者ら当事者らの力従事関係、事発端から逮捕までの話の流れ、両親の動きから訴え
2部では、警察はなぜ動かなかったのか、加害者の親の事等が書かれています
第1部、第2部、ともにとにかく読み応えがあります
読みふける事に嵌ってまして。こちらを読ませて頂きました。
著者の方が元警察の人間の方だそうで、さすが読み応えはありましたね
凄惨極まりない苛め暴行。読んでる際に苛め暴力の数々の行為の表現の際
じっくり当事者らの思い等、思案思考を重ねました
いち読者である自分が、そこまで感情移入が出来たと言う点では、
ノンフィクション事件本としての事件再現描写表現という点では
非常に優れていると思います。
小さな恐喝や苛め、そうした積み重ねで歯車が動きだし、いろんな事が重なり
徐々に、次第にそれらが大きく膨れあがり、最終的に殺人事件と至ってしまった。
取り返しのつかないところまで行ってしまった。
見るも無残であろう被害者の容姿から。もはや引き返せない
そして、あの不用意な一言が決定的な殺意の動力となったであろう少年ら
この本からは、会社組織の保身または隠蔽体質等もよくわかるかと思います
本自体は2部構成となっていて
1部では、加害者被害者ら当事者らの力従事関係、事発端から逮捕までの話の流れ、両親の動きから訴え
2部では、警察はなぜ動かなかったのか、加害者の親の事等が書かれています
第1部、第2部、ともにとにかく読み応えがあります
2012年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
栃木リンチ殺人事件は、恐喝から始まって、監禁・リンチを経て、殺人へと進展してしまった事件である。事件発生から殺害まで二ヶ月間、被害者両親は、たびたび警察に捜査を依頼したが、門前払いを受け続けたという経緯を持つ。どうして警察は動かなかったのか。それを、警視総監賞23回の元・巡査部長が検証した。
しかし、結論から言えば、ただのフィクションである。例えば、リンチの場面。「素っ裸の正和の皮膚は、火炎攻撃と熱湯コマーシャルによって、見るも無残な状態だった。皮膚はボロボロにただれ、傷口からはジクジクと体液があふれだし、腐敗すらはじまる状態だった」、と。あんた、その場にいたんかい、とツッコミたくなる。
事件の構造についても、焦点が絞り切れていない。本件は、被害者も、加害者の一人も日産の社員だった。日産は早くから事の重大性を認識してはいたが、地元の高額納税企業として、縄付きを出したくないという保身から、表沙汰にならないように処理して欲しい旨を警察に依頼した。そのため、捜査らしい捜査が抑止され、助かったはずの被害者が殺されてしまった。その時に暗躍したのが、県警OBで日産自動車栃木工場に天下りしたS氏だった、と指摘する。
警察と日産の癒着はありえる話だとしても、その政治的圧力を、S氏一人の功績に帰することができるだろうか。そもそも、例えば具体的な金の動きなど、癒着を裏付ける証拠からして、何もない。S氏本人ではなく、S氏の「ポスト」が、かつて業務上過失致死の事件そのものをもみ消したという「噂」を「証言する」地元記者の談話を紹介しているが、てんで話にならない。
一方、事件発覚後の記者会見で警察は、自分たちが被害者に対して「誤った先入観をもってしまった」ため、「それがあとあとまで尾を引いた」と弁明している。この「謝った先入観」の原因は、日産が、被害者の言動・性状について虚偽の報告書を作成し、これを警察に提出したためである、と著者は指摘する。だったらそれは、足並みを揃えた癒着ではない。日産による、捜査の誘導・撹乱である。
警察と日産が共犯して被害者を見殺しにした未必の故意だったと言いたいのか、日産の保身のために警察の捜査が妨害されてしまったと言いたいのか、さっぱり分からない。いずれにせよ、副題の「警察の怠慢」というのは、まるきりウソになる。
また、事件後、被害者の御母堂が50歳で他界した。「死因は脳出血だったというが事件の重圧が洋子さんに重くのしかかった結果であることは言うまでもない」らしい。医者でもないのに、何を根拠にそんなことが言えるのだろう。
こういう警察官が冤罪を作るのだ。何はともあれ辞めて良かった。
しかし、結論から言えば、ただのフィクションである。例えば、リンチの場面。「素っ裸の正和の皮膚は、火炎攻撃と熱湯コマーシャルによって、見るも無残な状態だった。皮膚はボロボロにただれ、傷口からはジクジクと体液があふれだし、腐敗すらはじまる状態だった」、と。あんた、その場にいたんかい、とツッコミたくなる。
事件の構造についても、焦点が絞り切れていない。本件は、被害者も、加害者の一人も日産の社員だった。日産は早くから事の重大性を認識してはいたが、地元の高額納税企業として、縄付きを出したくないという保身から、表沙汰にならないように処理して欲しい旨を警察に依頼した。そのため、捜査らしい捜査が抑止され、助かったはずの被害者が殺されてしまった。その時に暗躍したのが、県警OBで日産自動車栃木工場に天下りしたS氏だった、と指摘する。
警察と日産の癒着はありえる話だとしても、その政治的圧力を、S氏一人の功績に帰することができるだろうか。そもそも、例えば具体的な金の動きなど、癒着を裏付ける証拠からして、何もない。S氏本人ではなく、S氏の「ポスト」が、かつて業務上過失致死の事件そのものをもみ消したという「噂」を「証言する」地元記者の談話を紹介しているが、てんで話にならない。
一方、事件発覚後の記者会見で警察は、自分たちが被害者に対して「誤った先入観をもってしまった」ため、「それがあとあとまで尾を引いた」と弁明している。この「謝った先入観」の原因は、日産が、被害者の言動・性状について虚偽の報告書を作成し、これを警察に提出したためである、と著者は指摘する。だったらそれは、足並みを揃えた癒着ではない。日産による、捜査の誘導・撹乱である。
警察と日産が共犯して被害者を見殺しにした未必の故意だったと言いたいのか、日産の保身のために警察の捜査が妨害されてしまったと言いたいのか、さっぱり分からない。いずれにせよ、副題の「警察の怠慢」というのは、まるきりウソになる。
また、事件後、被害者の御母堂が50歳で他界した。「死因は脳出血だったというが事件の重圧が洋子さんに重くのしかかった結果であることは言うまでもない」らしい。医者でもないのに、何を根拠にそんなことが言えるのだろう。
こういう警察官が冤罪を作るのだ。何はともあれ辞めて良かった。
2022年1月9日に日本でレビュー済み
この事件、発生した時、俺は中学生だった。ニュースで見たけど、まず思ったことは、はっきり言って、酷い!酷すぎる!人間がやることじゃない!正和さんは、殺害された。もし、その時、命が助かって、今、生きてたとしても実家に帰ってて、そこからもう、一歩も出れなかったと思う。そのくらい怖かったと思う。正和さんの身内や友人達の中には、間違いなくそう言う風に、精神的にも病を抱え、生きてる人達も多いと思う。だからこそ、この事件、伝えなければならないのだが…各放送局よ!何、ボーッとしてんだ!この野郎( `_ゝ')北関東3県の魅力度最下位争いとか下らねえことばっかやってないで、この事件、ちゃんと伝えろ!正和さんが散々、苦しんだことや、その遺族や友人の人達の悲しみや辛さ、悔しさを無駄にしない為にもそれが大切だろう!下らねえ争いなんかよりもそっちのほうが本当、200%、大切だ!
2018年5月23日に日本でレビュー済み
正に事実は小説より奇なり。フィクションを読みなれている私も、このノンフィクションはかなりショックだった。実におぞましい事件だ。
本書の核は、副題の「警察はなぜ動かなかったのか」という点を明らかにしていることだ。当時、マスコミは主犯格の男の父親が警察官だったから、という報道をしていたが、本書はその見方を支持しない。
代わりに、本書が示唆しているのは、某大手自動車会社が本件を表沙汰にしないよう、警察に巧妙に働きかけたからだということ。
しかしそれにしても、どうして殺されたA君は逃げなかったのだろう? 機会はいっぱいあったのに・・。作者もその点はうまく説明できていない。そこがノンフィクションとして、難と言えば難か。
本書の核は、副題の「警察はなぜ動かなかったのか」という点を明らかにしていることだ。当時、マスコミは主犯格の男の父親が警察官だったから、という報道をしていたが、本書はその見方を支持しない。
代わりに、本書が示唆しているのは、某大手自動車会社が本件を表沙汰にしないよう、警察に巧妙に働きかけたからだということ。
しかしそれにしても、どうして殺されたA君は逃げなかったのだろう? 機会はいっぱいあったのに・・。作者もその点はうまく説明できていない。そこがノンフィクションとして、難と言えば難か。