こんなにストライクの執着攻め×強気受けが読めるなんて、買ってよかったです。
攻めの暴走っぷりが一線超えてるので、好みは分かれるかもしれませんが、「何がなんでも手に入れたい」系の攻めがお好きな方は読んで損はないのではないでしょうか。
また、受けの拒絶っぷりが良かったです。心身ともに崩れていく様子が可哀想でしたが、一方で正統派なノンケ受けの拒否反応にも感じられ、可愛かったです。
ラストも個人的にはすっきりしました。二人はこれからも、お互いに自分の弱さを恐る恐る曝け出しながら、そっと撫で合っていくのでしょう。
末永くお幸せにと星に願います。
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あの日、校舎の階段で (ショコラノベルス) 新書 – 2010/7/10
高校の同窓会で、笠井亨は十年ぶりに元親友の遠藤圭祐と再会した。笠井に告白したゲイの同級生を遠藤が不登校に追い込んだことで仲違いしていた二人だが、 また友人としてのつきあいが始まる。だが笠井は偶然、遠藤がゲイでしかも自分をずっと好きだったことを知ってしまう。友達でいい──そう言う遠藤を切り捨 てられず表面上は受け入れる笠井だが、執着と欲望を隠そうとしない遠藤に苛立ち、彼の前から姿を消すが──。
- 本の長さ254ページ
- 出版社心交社
- 発売日2010/7/10
- ISBN-104778109732
- ISBN-13978-4778109738
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登録情報
- 出版社 : 心交社 (2010/7/10)
- 発売日 : 2010/7/10
- 新書 : 254ページ
- ISBN-10 : 4778109732
- ISBN-13 : 978-4778109738
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,128,639位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25位ショコラノベルス
- - 10,470位ボーイズラブノベルス (本)
- - 71,310位新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
笠井があれほど嫌悪感丸出しにしていて紆余曲折あってにしても、結末に落ち着く感じが、読者の方が指摘してるようにもう少し詳しく書いてくれるとよかったのにと残念でした。遠藤の造型は気に入ってます。やっぱりこういう偏執狂は描きやすいのかなあ
2010年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジャケ買いでしたが、大正解でした。
粘着質、執着心好きには、とても満足な一冊だと思います。
続編というか、後日話がとても読みたいです。
粘着質、執着心好きには、とても満足な一冊だと思います。
続編というか、後日話がとても読みたいです。
2010年8月30日に日本でレビュー済み
佐田さんの二冊目のノベルズ。
前作、「つみびとの花」でも ムリヤリな関係から恋人への発展を巧みに描かれていました。
今回の作品は更に強烈なもので、
完全な脅迫で持ち込んだ関係。
かなり狂気に満ちていて恐かったです。
受けはノンケな為、攻めを気持ち悪いと思う気持ちは変わりません。
気持ち悪いが、脅され、身動きがとれずに体を奪われ続けます。
本当に攻めが狂っていてコワいです。
本の3/4くらいはそんな状態だった為、これはハッピーエンドはムリだろ。
絶対ムリだ。どうしてこんな小説に手を出してしまったんだ。。。
なって鬱々としながら読んでいました。
しかし、前作で見せてくれた全然ムリの無いストーリー展開をここでも見せてくれました。
この受けの弱さ、狡さを上手く表現してくれたからこその納得。
よくやってくれたと思いました。
こんなコワい作品だったのに、泣けました。
素晴らしいです。
前作、「つみびとの花」でも ムリヤリな関係から恋人への発展を巧みに描かれていました。
今回の作品は更に強烈なもので、
完全な脅迫で持ち込んだ関係。
かなり狂気に満ちていて恐かったです。
受けはノンケな為、攻めを気持ち悪いと思う気持ちは変わりません。
気持ち悪いが、脅され、身動きがとれずに体を奪われ続けます。
本当に攻めが狂っていてコワいです。
本の3/4くらいはそんな状態だった為、これはハッピーエンドはムリだろ。
絶対ムリだ。どうしてこんな小説に手を出してしまったんだ。。。
なって鬱々としながら読んでいました。
しかし、前作で見せてくれた全然ムリの無いストーリー展開をここでも見せてくれました。
この受けの弱さ、狡さを上手く表現してくれたからこその納得。
よくやってくれたと思いました。
こんなコワい作品だったのに、泣けました。
素晴らしいです。
2013年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいくうちに、「おおっ」と思いながら、話の筋を追っていました。
この作品、30年くらい前の吉原理恵子氏の作品にみられた
もはやイっちゃってる攻めの、受けへの執着心を思い出して、懐かしくなってしまいました。
執着ぶりが、ねちっこく、ヘンタイで、異常。
パンツのニオイかくし。受けが血を吐くまで脅して追い詰める。
受けの攻めに対する感情が複雑。というのも、高校時代に同性から告白されたことあるし、
自分の親がゲイカップルということもあって、表向きは、真っ向から「いやだ」と振り払えない状況にある。
親が反面教師になっているせいか、本当は、女の人と結婚して、子供に囲まれた、ごくフツーの家庭に憧れているし
望んでもいる。
環境がそうであっただけに、ゲイに対して「いやだ」というだけでは切り捨てられない葛藤を抱えていて
この辺の受けの心理過程が面白い。
プラネタリウムやアクアリウムなどを盛り込ませて話を膨らませている。
どこかあっさり感じられたのは、たぶんエッチシーンの盛り込み方が意外と
淡泊だったから?
攻めは受けに対して、執着を見せる割には、ヘタレのような、精神不安定?
どこか物足りなさを感じましたが
久しぶりに、イっちゃってる攻めの執着に評価をあげてしまいました。
この作品、30年くらい前の吉原理恵子氏の作品にみられた
もはやイっちゃってる攻めの、受けへの執着心を思い出して、懐かしくなってしまいました。
執着ぶりが、ねちっこく、ヘンタイで、異常。
パンツのニオイかくし。受けが血を吐くまで脅して追い詰める。
受けの攻めに対する感情が複雑。というのも、高校時代に同性から告白されたことあるし、
自分の親がゲイカップルということもあって、表向きは、真っ向から「いやだ」と振り払えない状況にある。
親が反面教師になっているせいか、本当は、女の人と結婚して、子供に囲まれた、ごくフツーの家庭に憧れているし
望んでもいる。
環境がそうであっただけに、ゲイに対して「いやだ」というだけでは切り捨てられない葛藤を抱えていて
この辺の受けの心理過程が面白い。
プラネタリウムやアクアリウムなどを盛り込ませて話を膨らませている。
どこかあっさり感じられたのは、たぶんエッチシーンの盛り込み方が意外と
淡泊だったから?
攻めは受けに対して、執着を見せる割には、ヘタレのような、精神不安定?
どこか物足りなさを感じましたが
久しぶりに、イっちゃってる攻めの執着に評価をあげてしまいました。
2011年12月19日に日本でレビュー済み
あそこまで徹底して執着できるのは凄いとしかいいようがありません。
逆に気持ちが良いくらいです。
受けもほだされたと言いながら、
自分の意思で受け入れるところが良く、それにより執着強めの重さを読後さっぱりさせてくれています。
他作品の全て読んでいますが外れがないです。
プログからショートの続編も購入できます。
4作品目を待ってます。
逆に気持ちが良いくらいです。
受けもほだされたと言いながら、
自分の意思で受け入れるところが良く、それにより執着強めの重さを読後さっぱりさせてくれています。
他作品の全て読んでいますが外れがないです。
プログからショートの続編も購入できます。
4作品目を待ってます。
2013年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
常々、無理矢理が大好きな私は受けが攻めに流されてというか、最初は嫌がっていてもすぐに(ここ重要)順応し愛し合っちゃうようなBLばかりで自分の趣味を満たされず悶々としていましたが、この小説は本当に受けが攻めを嫌がっていて
攻めのストーカーぶりに(近所に引っ越してくる。毎日自宅に遊びにくる。その都度獲物を舐め回す目つきで受けを見ている等)
本当に嫌気が差し、嫌なあまりに
一度だけSEXをしたら満足して自分から興味を失うかもしれないという理解不能な思考をする受け。
そして一度だけという約束を破り、何度も犯す攻め。
その時撮った写真をネタに脅迫し無理矢理関係を迫るうちに受けがあまりの嫌さに吐血し入院。
ここまでは変態チックで受けも嫌がっていて最高でしたが、後半はまぁBLにありがちな
ハッピーエンドで残念でした。これで最後まで受けが嫌がっていたら最高だったのに・・・。
私って少数派なんでしょうね。
攻めのストーカーぶりに(近所に引っ越してくる。毎日自宅に遊びにくる。その都度獲物を舐め回す目つきで受けを見ている等)
本当に嫌気が差し、嫌なあまりに
一度だけSEXをしたら満足して自分から興味を失うかもしれないという理解不能な思考をする受け。
そして一度だけという約束を破り、何度も犯す攻め。
その時撮った写真をネタに脅迫し無理矢理関係を迫るうちに受けがあまりの嫌さに吐血し入院。
ここまでは変態チックで受けも嫌がっていて最高でしたが、後半はまぁBLにありがちな
ハッピーエンドで残念でした。これで最後まで受けが嫌がっていたら最高だったのに・・・。
私って少数派なんでしょうね。
2011年7月1日に日本でレビュー済み
アマゾンでしばらくいい評価を得ていたので、機会があって読ませていただきました。
自分の愛情を一方的に押し付けてきて、自分も愛されたい、いつか愛されるのでは
ないかという異常な愛情もの…。
このようなものが好きな方にはたまらないでしょう。
しかし、読んでいて「どこかで読んだことがあるようなプロットだなぁ」と思ったので
記憶をさかのぼってみますと、ありました!!
今ではBL界の大御所となってしまわれた木原音瀬さんの初期の作品『嫌なやつ』に
とてもよく似ているのです。
・学生時代に同級生
・一人が他方に対して、かなり偏愛的な感情をもつ
・むりやり体の関係にもっていって、なしくずし的に同居
etc
それに気づいてしまうと、かなり残念な気持ちになってしまいました。
やはり、木原さんの構成のほうが、説得力があると思いますし…。
昔の作品がなかなか手に入らず、そういう意味ではこの類似性に気づく人は
珍しいのかもしれませんが。
そして、もと同級生のゲイの友人も、いまひとつ立ち位置というか、
役割が中途半端だった気がします。
また、木原さんの『Fragile』も偏愛ぶりでははんぱがなく、こちら
も読み比べてみると面白いかも…。
知らなければそれなりに楽しめたと思うのに、あ〜、残念残念。
自分の愛情を一方的に押し付けてきて、自分も愛されたい、いつか愛されるのでは
ないかという異常な愛情もの…。
このようなものが好きな方にはたまらないでしょう。
しかし、読んでいて「どこかで読んだことがあるようなプロットだなぁ」と思ったので
記憶をさかのぼってみますと、ありました!!
今ではBL界の大御所となってしまわれた木原音瀬さんの初期の作品『嫌なやつ』に
とてもよく似ているのです。
・学生時代に同級生
・一人が他方に対して、かなり偏愛的な感情をもつ
・むりやり体の関係にもっていって、なしくずし的に同居
etc
それに気づいてしまうと、かなり残念な気持ちになってしまいました。
やはり、木原さんの構成のほうが、説得力があると思いますし…。
昔の作品がなかなか手に入らず、そういう意味ではこの類似性に気づく人は
珍しいのかもしれませんが。
そして、もと同級生のゲイの友人も、いまひとつ立ち位置というか、
役割が中途半端だった気がします。
また、木原さんの『Fragile』も偏愛ぶりでははんぱがなく、こちら
も読み比べてみると面白いかも…。
知らなければそれなりに楽しめたと思うのに、あ〜、残念残念。