悲劇のランナー円谷幸吉を題材に、その思いを継ぎ、オリンピックランナーになる円谷ひとみの時空を超えた心と思いの物語。
自分と同姓、同郷の円谷幸吉に興味を持ち、その心情を紐解こうと幸吉の事を調べ始める、走る事を辞めざるを得ない友人の思い、自分の育てたランナーをオリンピックに送りたい幸吉、幸吉とひとみに触れて、その物語をなんとかフィクションの形で人に伝えたい記者。時のさまよい人を優しく包む時計屋の主人。
皆が持つ故郷への郷愁、生きる事への葛藤、苦しみを楽しみに変える手法を説く幸吉、それを受け止め、走り続けるひとみ。
時空を超えた幸吉の思い、かなえきれない希望を沢山の人が繋ぎ 、2020東京オリンピックでいま、花開く。
この小雪も読んで良かった、伏線が多いので私は二度読みして、楽しみました。
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空の走者たち 単行本 – 2014/11/28
増山実
(著)
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購入オプションとあわせ買い
2020年4月18日――。通信社の若手記者・田嶋庸介は興奮していた。陸運から発表された東京オリンピック女子マラソン日本代表3名の中に、円谷ひとみの名があったからだ。田嶋が7年前にこの少女と出会ったのは、福島県須賀川市。そこは、1964年の東京オリンピックマラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉と、ウルトラマンの生みの親・円谷英二の故郷であった。当時の円谷ひとみは、陸上をやめ、自分のやりたいことが見えずに暗中模索中の高校2年生。なぜ彼女は、日本を代表するランナーへと成長できたのか。その陰には、東京オリンピックと「あどけない青空」によって結ばれた、不思議な出会いがあった……。須賀川、宝塚、東京、ハンガリー。どんなに雨が降り続こうとも、いつか必ず見えるはずの青空を思い、それぞれの空の下を懸命に駆け抜けた走者たちの物語。
- 本の長さ324ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2014/11/28
- ISBN-104758412499
- ISBN-13978-4758412490
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商品の説明
著者について
1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒。出版社に3年間勤務後、放送作家に。放送作家としては、関西の人気番組「ビーバップ! ハイヒール」(朝日放送系)のチーフ構成などを担当。 2012年、「いつの日か来た道」で第19回松本清張賞最終候補。同作を改題した「勇者たちへの伝言」でデビュー。本作が2作目となる。
登録情報
- 出版社 : 角川春樹事務所; 四六判上製版 (2014/11/28)
- 発売日 : 2014/11/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 324ページ
- ISBN-10 : 4758412499
- ISBN-13 : 978-4758412490
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,233,868位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 28,617位日本文学
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「勇者たちへの伝言」のごとく途中ファンタジーの世界に入り込みます。三部作となるのであれば、三作目はこの展開はもういいですとなります。今回も映画化出来そうな内容でした。おもしろかったです。
2015年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第1作「勇者たちへの伝言」と同じく面白かったです。新たな円谷幸吉に出会えたようで。
2020年2月29日に日本でレビュー済み
FMラジオで紹介されていた「甘夏とオリオン」を読んで、とても暖かく面白い小説だったので、次にこの本を読みました。ストーリーはファンタジーで、文中でも表現されているように「絵空事」なのでしょうが、これほど暖かく希望を持てる話っていいなぁって素直に思えるお話でした。東京オリンピックの前に出会えて本当によかったと思います。
2016年2月4日に日本でレビュー済み
「勇者たちへの伝言」に引きずられるように読んだ。この作品も見事な小説であった。
時空を超えて旅をする話の構造は同じだが、「勇者たち」とはまた違った趣を持つ内容である。1964年の東京オリンピックでマラソンの選手だった円谷幸吉氏が、2020年の東京オリンピックを目指している女子マラソン選手を育成する話である。
時空を行き交う話は、複雑なことやつじつまが合いにくいことなどを時空に放り込み、ファンタジーとして仕立てることが多い。しかしこの小説は時空の扱い方が大変丁寧で違和感の残る省略がないところが良かった。それだけに、この作品に流れる一本の伝達力は「勇者」よりも大きいと思った。
特に、松尾芭蕉を登場させて、世阿弥の「離見の見」を持ち出し、一握りの天才走者が持つ才能を深く掘り下げている点が素晴らしかった。天才と呼ばれる人間の才能の中身は、ざっくりとした数行で都合良くまとめている作品が多い中で、この著者はその難解な表現に対して手を抜くことなく果敢に挑戦していた。親しみの持ちやすいマラソンを例に出したのも大正解だったと思う。
マラソン3位に入った円谷幸吉氏と5位のシュトー氏が長い距離を併走したことは、レース後のドキュメンタリー番組等でかすかに記憶している。この小説では両選手の思いや背景、その後の大きな変化までも詳しく触れている。フィクションではあるのだが、実に納得のいく話で、数奇な人生を堪能できた。
とにかく走ることが好きな人にはこの小説はさらに響くのではないか。人間の力の計り知れなさをじっくりと味わうことができる秀作である。
時空を超えて旅をする話の構造は同じだが、「勇者たち」とはまた違った趣を持つ内容である。1964年の東京オリンピックでマラソンの選手だった円谷幸吉氏が、2020年の東京オリンピックを目指している女子マラソン選手を育成する話である。
時空を行き交う話は、複雑なことやつじつまが合いにくいことなどを時空に放り込み、ファンタジーとして仕立てることが多い。しかしこの小説は時空の扱い方が大変丁寧で違和感の残る省略がないところが良かった。それだけに、この作品に流れる一本の伝達力は「勇者」よりも大きいと思った。
特に、松尾芭蕉を登場させて、世阿弥の「離見の見」を持ち出し、一握りの天才走者が持つ才能を深く掘り下げている点が素晴らしかった。天才と呼ばれる人間の才能の中身は、ざっくりとした数行で都合良くまとめている作品が多い中で、この著者はその難解な表現に対して手を抜くことなく果敢に挑戦していた。親しみの持ちやすいマラソンを例に出したのも大正解だったと思う。
マラソン3位に入った円谷幸吉氏と5位のシュトー氏が長い距離を併走したことは、レース後のドキュメンタリー番組等でかすかに記憶している。この小説では両選手の思いや背景、その後の大きな変化までも詳しく触れている。フィクションではあるのだが、実に納得のいく話で、数奇な人生を堪能できた。
とにかく走ることが好きな人にはこの小説はさらに響くのではないか。人間の力の計り知れなさをじっくりと味わうことができる秀作である。
2015年3月31日に日本でレビュー済み
読み終えた瞬間に、「須賀川に行きたい」!と強く思った。
これは、誰もが感じる感覚だろう。「円谷」という、決して多くないであろう苗字を持つ、円谷監督と円谷幸吉氏が縁戚関係にあることを、この本を読むまで考えたことがなかった。芭蕉が登場するなど、物語は思いも寄らぬ方向へ進んで行くが、「走る」ことに魅入られた主人公の姿が生き生きと描かれており、夢の扉を開いていく彼女の未来を祈らずにはいられない。
これは、誰もが感じる感覚だろう。「円谷」という、決して多くないであろう苗字を持つ、円谷監督と円谷幸吉氏が縁戚関係にあることを、この本を読むまで考えたことがなかった。芭蕉が登場するなど、物語は思いも寄らぬ方向へ進んで行くが、「走る」ことに魅入られた主人公の姿が生き生きと描かれており、夢の扉を開いていく彼女の未来を祈らずにはいられない。
2016年4月8日に日本でレビュー済み
空の走者たち 増山実著 読了!
須賀川市が舞台のお話しで、円谷英二と円谷幸吉と円谷ひとみ(架空の人物)の現実とファンタジーが入り混ざった楽しくわくわくするでした。
須賀川の地理感があったので情景を思い浮かべながら読みました。良かったです
須賀川市が舞台のお話しで、円谷英二と円谷幸吉と円谷ひとみ(架空の人物)の現実とファンタジーが入り混ざった楽しくわくわくするでした。
須賀川の地理感があったので情景を思い浮かべながら読みました。良かったです
2016年5月13日に日本でレビュー済み
題名の通りです。個人的には余り楽しめませんでした。
一番気になったのは円谷幸吉の「人柄」についてです。有名な沢木耕太郎が書いた「長距離ランナーの遺書」
で描かれた円谷像は間違っている、本当はそんな人ではなかったと名指しで批判する必要があったのだろうか?
百歩譲って沢木氏の書き方に問題があったのかも知れない。だがそれでも増山氏の書く円谷幸吉がありのままの
本人とは絶対に言えない筈。
にもかかわらずその幸吉に主人公を指導させ、手紙を書かせ…もうメチャクチャだと読んでいて思いました。
こういうストーリーが好きな方もいると思うのですが、沢木氏を名指しで小説の中で批判しだした時点で私には
この本は無理でした。
一番気になったのは円谷幸吉の「人柄」についてです。有名な沢木耕太郎が書いた「長距離ランナーの遺書」
で描かれた円谷像は間違っている、本当はそんな人ではなかったと名指しで批判する必要があったのだろうか?
百歩譲って沢木氏の書き方に問題があったのかも知れない。だがそれでも増山氏の書く円谷幸吉がありのままの
本人とは絶対に言えない筈。
にもかかわらずその幸吉に主人公を指導させ、手紙を書かせ…もうメチャクチャだと読んでいて思いました。
こういうストーリーが好きな方もいると思うのですが、沢木氏を名指しで小説の中で批判しだした時点で私には
この本は無理でした。