映画と両輪となっていて見事な内容でした。
間もなくの映画公開前に必読。
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淵に立つ 単行本 – 2016/9/12
深田 晃司
(著)
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- 本の長さ152ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2016/9/12
- 寸法13.5 x 1.5 x 19.5 cm
- ISBN-10459115145X
- ISBN-13978-4591151457
登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2016/9/12)
- 発売日 : 2016/9/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 152ページ
- ISBN-10 : 459115145X
- ISBN-13 : 978-4591151457
- 寸法 : 13.5 x 1.5 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,046,095位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 267,015位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月14日に日本でレビュー済み
全体としては面白かったです。
街工場を営む夫婦のもとに、刑務所帰りの夫の旧友が現れ、しだいに家庭に軋みが…という筋立ては、オーソドックスながらもやはり引き込まれます。
(この先ネタバレあり)
八坂がなぜ人を殺したのか?利雄はなぜ手伝ったのか?などはストーリーの中核になる秘密なのかと思いきや、さしたる説明もなく終わってしまい、なんだか消化不良な気がしました。
また、章江がプロテスタントであるという設定もあまり意味をなしていないような。
まぁ、その辺は書き手の自由なので良いとして、気になったのはあまりに初歩的なミスの多さ。
作者が間違うのは仕方ないとして、校閲する人はいなかったのでしょうか?
少し列挙します。
P12
頭を垂れた姿勢でじっと静止する八坂の横には憮然とする様子の利雄が座っている。憮然とすべきは章江なのに、なぜか利雄は先んじて不機嫌になっている。
→「憮然」の意味を「不機嫌な様子」と間違えているようです。この誤りは、近年かなりあちこちで指摘されているのに、小説を書くのが初めての作者はともかく、文章の専門家の編者さえも気が付かなかったのでしょうか。
P41
利雄と八坂は、四人から少し遅れて…
→このシーン、全体で五人しかいないはずなので、利雄と八坂は「三人」から遅れて…ではないでしょうか?読み落としかと思い、何度も読み直しましたが、六人目は発見できませんでした。
P53
なつかしい丘辺よ、清らの花咲き匂う。
(中略)
花より花に小鳥、甘き歌うたう。
→「イギリス民謡」とありますが、これは作者の創作ということで良いでしょうか?全体として文語調ながら、形容詞の連体形が「○○い」だったり「○○き」だったり統一されていません。
P110
ときどき、貴史が蛍に近寄りすぎそうになると、間に入り静止した。
→「制止」では?
P124
近接した磁石のNとSが弾きあうように章江は利雄から離れ…
→NとSなら引き合います。同じ極どうしが反発するのです。
P132
少し手ぶれして、男の姿もややピンが外れボケていた。
→「ピン」ではなく、「ピント」では?「ピンボケ」という言葉を「ピンがボケる」の略だと覚えているのでしょうか?
街工場を営む夫婦のもとに、刑務所帰りの夫の旧友が現れ、しだいに家庭に軋みが…という筋立ては、オーソドックスながらもやはり引き込まれます。
(この先ネタバレあり)
八坂がなぜ人を殺したのか?利雄はなぜ手伝ったのか?などはストーリーの中核になる秘密なのかと思いきや、さしたる説明もなく終わってしまい、なんだか消化不良な気がしました。
また、章江がプロテスタントであるという設定もあまり意味をなしていないような。
まぁ、その辺は書き手の自由なので良いとして、気になったのはあまりに初歩的なミスの多さ。
作者が間違うのは仕方ないとして、校閲する人はいなかったのでしょうか?
少し列挙します。
P12
頭を垂れた姿勢でじっと静止する八坂の横には憮然とする様子の利雄が座っている。憮然とすべきは章江なのに、なぜか利雄は先んじて不機嫌になっている。
→「憮然」の意味を「不機嫌な様子」と間違えているようです。この誤りは、近年かなりあちこちで指摘されているのに、小説を書くのが初めての作者はともかく、文章の専門家の編者さえも気が付かなかったのでしょうか。
P41
利雄と八坂は、四人から少し遅れて…
→このシーン、全体で五人しかいないはずなので、利雄と八坂は「三人」から遅れて…ではないでしょうか?読み落としかと思い、何度も読み直しましたが、六人目は発見できませんでした。
P53
なつかしい丘辺よ、清らの花咲き匂う。
(中略)
花より花に小鳥、甘き歌うたう。
→「イギリス民謡」とありますが、これは作者の創作ということで良いでしょうか?全体として文語調ながら、形容詞の連体形が「○○い」だったり「○○き」だったり統一されていません。
P110
ときどき、貴史が蛍に近寄りすぎそうになると、間に入り静止した。
→「制止」では?
P124
近接した磁石のNとSが弾きあうように章江は利雄から離れ…
→NとSなら引き合います。同じ極どうしが反発するのです。
P132
少し手ぶれして、男の姿もややピンが外れボケていた。
→「ピン」ではなく、「ピント」では?「ピンボケ」という言葉を「ピンがボケる」の略だと覚えているのでしょうか?
2016年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今日、映画の記者会見に行った知人に、「怖いストーリー」とあおられ、怖いもの見たさでデジタル版を即購入。著者は、映画監督でもあり、この作品が初めての小説ということである。記者会見の質問に「なぜこの物語を書いたのか覚えていない」そうで、「五月蠅」を「うるさい」とわざわざ仮名がふってあったり、シンボルを大切にしながら、面白い読ませ方をする。 「破顔」という単語が殺人鬼の描写に使われ、映画では浅野忠信が演じたらしいが、いかにも氏の笑い顔を彷彿とさせるではないか。
筆圧の割に文体に淡々としたリズムがあり、よく読ませるけれど、「罰」を連呼しながら結末に向け、もの語りが若干破綻している感は否めなかった。
本格小説の殺人ものなら、『ロンドンから来た男』の善良な殺人に哀しいまでの救いが読後感に芽生える反面、こちらはまるでとんでもないストーリーを書いてしまったが、どう収集つけようかと著者自身が途方に暮れたのだろうか……。 もはや被害者とも加害者とも似つかわしい夫妻の会話から「どうしたらいいのかな、私」という末ページの呟きに読者は、それはこっちのセリフでしょう、と救いが必要になるかもしれない。
映画は結末を変えた所以か。映画を観てみようと思う。
筆圧の割に文体に淡々としたリズムがあり、よく読ませるけれど、「罰」を連呼しながら結末に向け、もの語りが若干破綻している感は否めなかった。
本格小説の殺人ものなら、『ロンドンから来た男』の善良な殺人に哀しいまでの救いが読後感に芽生える反面、こちらはまるでとんでもないストーリーを書いてしまったが、どう収集つけようかと著者自身が途方に暮れたのだろうか……。 もはや被害者とも加害者とも似つかわしい夫妻の会話から「どうしたらいいのかな、私」という末ページの呟きに読者は、それはこっちのセリフでしょう、と救いが必要になるかもしれない。
映画は結末を変えた所以か。映画を観てみようと思う。
2016年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物も良く大変感謝しております。迅速な配送と丁寧な包装に感謝です。
2017年1月14日に日本でレビュー済み
第69回カンヌ国際映画祭において「ある視点」部門・審査員賞を受賞した映画『淵に立つ』を、監督・脚本の深田晃司自らが小説化した作品。
深田映画の脚本の特徴である、説明臭さを排した自然な台詞と会話をベースに、映画本編では省かれていた(あるいは強調されていなかった)各登場人物の背景的な情報も加えて、映画版との密接な関係を保ちつつも、一篇の単体独立した作品として仕上げられている。
ストーリーの「核」ともいえる結末部分に映画版のそれとは違うラストを用意している点などにも、この小説版を単なるノベライズ本ではなく、一つの文学作品として成立させたいという著者の意図が強く感じられる。
映画版を既に観ている方には、役者陣の巧みな演技やシーンを脳内で再生させつつ、映画版とは異なるラストや、それぞれの情報を提示する順序の違いなどに、新鮮な感動を味わいながら楽しむことができるだろう。
逆にこの小説版を先に読んで、後から深田の本来のフィールドである映画版を観るならば、彼がこのプロットを映像化するにあたって、どんなコンセプトを抱きながら脚本を組み立て、映像をよりエッジの利いたものに仕上げていったのか、『淵に立つ』の創作ノートを覗き見しながら追体験するような楽しみ方ができるはずだ。
今後も、日本と世界の映画界で活躍が期待される深田晃司監督に関して、その旺盛な創作活動を研究する上での重要なテキストの一つになることは間違いなく、押さえてくべき作品であり、映画『淵に立つ』と併せて鑑賞すべき良質な小説と言えるだろう。
深田映画の脚本の特徴である、説明臭さを排した自然な台詞と会話をベースに、映画本編では省かれていた(あるいは強調されていなかった)各登場人物の背景的な情報も加えて、映画版との密接な関係を保ちつつも、一篇の単体独立した作品として仕上げられている。
ストーリーの「核」ともいえる結末部分に映画版のそれとは違うラストを用意している点などにも、この小説版を単なるノベライズ本ではなく、一つの文学作品として成立させたいという著者の意図が強く感じられる。
映画版を既に観ている方には、役者陣の巧みな演技やシーンを脳内で再生させつつ、映画版とは異なるラストや、それぞれの情報を提示する順序の違いなどに、新鮮な感動を味わいながら楽しむことができるだろう。
逆にこの小説版を先に読んで、後から深田の本来のフィールドである映画版を観るならば、彼がこのプロットを映像化するにあたって、どんなコンセプトを抱きながら脚本を組み立て、映像をよりエッジの利いたものに仕上げていったのか、『淵に立つ』の創作ノートを覗き見しながら追体験するような楽しみ方ができるはずだ。
今後も、日本と世界の映画界で活躍が期待される深田晃司監督に関して、その旺盛な創作活動を研究する上での重要なテキストの一つになることは間違いなく、押さえてくべき作品であり、映画『淵に立つ』と併せて鑑賞すべき良質な小説と言えるだろう。