15年振りに帰郷したお屋敷の兄が殺され・・・というお話。
推理小説を30年近く読んでおりますが、今回が初読です。今まで読まなかった理由として、
チャンドラーが批判した。
瀬戸川さんの「夜明けの睡魔」で、父親の為にだけ書いた作品。
というネガティブな評価を聞いていたので、何となく読まないで済ませてきてしまいました。感想ですが、今100年くらい経つと、流石に古いかもとも思いますが、殺人を扱いながらもあまり殺伐とせず、のんびりとした雰囲気は得難い物だったという感じでした。テロ等で人が大量に死ぬ時代を生きていると、こういうのんきな推理小説を一服の清涼剤にしたくなるというのも真実です。それと、推理小説としての評価はまた別ですが。
著者は童話等の方が知名度が高いそうですが、ジュブナイルや童話が読み物として一番難しいと聞くので、こういう小説を書く才能、面白い物を書く才能はかなりあった様ですが、今の進化した推理小説を読んでいると、やはり物足りない部分もあるし、いい点数はあげられないですが、楽しめたので一応こういう評価にしておきました。人によっては甘いと言われるかもしれませんが。すいません。
ミルンは父親との関係を良く出来たそうですが、自分の息子さんとはあまりうまくいかなかったそうで、冷酷な父親だったと言われてしまったそうで。うまくいかないものだなぁとか思います。
あと、横溝正史にも影響を与えたのは有名ですが、館が舞台になるので、日本の館ミステリにも少なからず影響を与えたのかも。
長閑さが心地良い推理小説。機会があったら是非
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赤い館の秘密【新訳版】 (創元推理文庫) 文庫 – 2019/3/20
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田舎の名士の館で殺人事件。調査するのは素人探偵ギリンガム。
『クマのプーさん』で知られる著者が書いた長編探偵小説。
創元推理文庫創刊60周年記念。名作ミステリ新訳プロジェクト第3弾。
長閑な夏の昼下がり、田舎の名士の屋敷、赤い館で銃声が轟いた。死んだのは、15年ぶりに館の主マークを訪ねてきた兄。発見したのは館の管理を任されているマークの従弟と、友人を訪ねてきた青年ギリンガムだった。発見時の状況から当然マークに疑いがかかるが、マークは行方知れず。興味をひかれたギリンガムは、友人をワトスン役に事件を調べ始める。『クマのプーさん』で有名な英国の劇作家ミルンが書いた長編探偵小説、新訳決定版。
『クマのプーさん』で知られる著者が書いた長編探偵小説。
創元推理文庫創刊60周年記念。名作ミステリ新訳プロジェクト第3弾。
長閑な夏の昼下がり、田舎の名士の屋敷、赤い館で銃声が轟いた。死んだのは、15年ぶりに館の主マークを訪ねてきた兄。発見したのは館の管理を任されているマークの従弟と、友人を訪ねてきた青年ギリンガムだった。発見時の状況から当然マークに疑いがかかるが、マークは行方知れず。興味をひかれたギリンガムは、友人をワトスン役に事件を調べ始める。『クマのプーさん』で有名な英国の劇作家ミルンが書いた長編探偵小説、新訳決定版。
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2019/3/20
- ISBN-104488116027
- ISBN-13978-4488116026
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2019/3/20)
- 発売日 : 2019/3/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4488116027
- ISBN-13 : 978-4488116026
- Amazon 売れ筋ランキング: - 70,640位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 340位創元推理文庫
- - 424位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「くまのプーさん」シリーズは読んだことがないのですが、有名な小説なので挑戦しました。
探偵役は本編の途中から意外なかたちで登場します。日本でいうところの高等遊民でしょうか。
犯人やトリックは、現代の読者にとってありふれたものかもしれませんが、英国の地方ののどかな情景の描写や、登場人物に対する優しさに満ちた視点は、この小説を特別なものにしています。
また、犯人の動機はむしろ今日的なものかもしれません。読後感は爽やかです。
探偵役は本編の途中から意外なかたちで登場します。日本でいうところの高等遊民でしょうか。
犯人やトリックは、現代の読者にとってありふれたものかもしれませんが、英国の地方ののどかな情景の描写や、登場人物に対する優しさに満ちた視点は、この小説を特別なものにしています。
また、犯人の動機はむしろ今日的なものかもしれません。読後感は爽やかです。
2020年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすい小説ではあるが、それ程推理するような楽しみはないし、これといった話の盛り上がる場面も感じられない。
2019年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
BUNKAMURAで開催されていた「クマのプーさん展」を見て、図録を手に入れて眺めているうちに、創元推理文庫から「赤い館の秘密」("The Red House Mystery" 作:A.A.ミルン)の新訳が出ていることに気がつき、数十年ぶりに読んでみました。
あの頃、加納朋子さんの解説にもあるように江戸川乱歩の「探偵小説黄金時代ベストテン」に触発されてすべて読んでみようとしたことを思い出します。残念ながら、未だに「ナイン・テイラーズ」だけは読めていません。
英国のカントリー・サイド、「赤い館」と呼ばれる屋敷で主であるところのマークの兄ロバートが殺されます。ロバートは15年ぶりにオーストラリアからマークを訪ねてきた矢先でした。ワトソン役が、その館に滞在中のベヴァリー。ホームズ役は、友人ベヴァリーを偶々訪ねてきたギリンガム。
1921年に書かれたミステリーですから、現代のパズラーと比較するとシンプルで、メイン・トリックもほぼ一点に絞られます。帰納的推理と厳格なロジックを守りながら、英国のカントリー・サイドののどかさ、その時代の雰囲気を伝えて、そして飽くまでも「知的遊戯」としてのパズラーらしい存在意義を有している古典なのだと思います。殺されてしまう?ロバートは<持て余しもの>としてのキャラクターで描かれてはいますが、まあ可愛いものだと思います。今回、ドン・ウィンズロウを読んでいるわけではありません(笑)
作者ミルンは、探偵小説に<ロマンス>の要素を絡める必要はないと言っていますね。飽くまでロジックにこだわり、不必要な展開を削ぎ落そうとする潔さに深く敬意を表したいと思います。
不思議なものだと思いますが、ミルンが描いた赤い館、森、湖、そのすべての佇まいがE.H.シェパートが描いたイラストのようなイメージを喚起します。そして、プー(ギリンガム)とピグレット(ベヴァリー)が解決するもう一つのミステリーができれば読みたかった。
上品で読みやすい山田順子さんの翻訳も素敵でした。
あの頃、加納朋子さんの解説にもあるように江戸川乱歩の「探偵小説黄金時代ベストテン」に触発されてすべて読んでみようとしたことを思い出します。残念ながら、未だに「ナイン・テイラーズ」だけは読めていません。
英国のカントリー・サイド、「赤い館」と呼ばれる屋敷で主であるところのマークの兄ロバートが殺されます。ロバートは15年ぶりにオーストラリアからマークを訪ねてきた矢先でした。ワトソン役が、その館に滞在中のベヴァリー。ホームズ役は、友人ベヴァリーを偶々訪ねてきたギリンガム。
1921年に書かれたミステリーですから、現代のパズラーと比較するとシンプルで、メイン・トリックもほぼ一点に絞られます。帰納的推理と厳格なロジックを守りながら、英国のカントリー・サイドののどかさ、その時代の雰囲気を伝えて、そして飽くまでも「知的遊戯」としてのパズラーらしい存在意義を有している古典なのだと思います。殺されてしまう?ロバートは<持て余しもの>としてのキャラクターで描かれてはいますが、まあ可愛いものだと思います。今回、ドン・ウィンズロウを読んでいるわけではありません(笑)
作者ミルンは、探偵小説に<ロマンス>の要素を絡める必要はないと言っていますね。飽くまでロジックにこだわり、不必要な展開を削ぎ落そうとする潔さに深く敬意を表したいと思います。
不思議なものだと思いますが、ミルンが描いた赤い館、森、湖、そのすべての佇まいがE.H.シェパートが描いたイラストのようなイメージを喚起します。そして、プー(ギリンガム)とピグレット(ベヴァリー)が解決するもう一つのミステリーができれば読みたかった。
上品で読みやすい山田順子さんの翻訳も素敵でした。
2023年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔読んだシャーロックホームズの冒険の方が読みやすく面白かった
似て非なるものかな?
似て非なるものかな?
2020年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
くまのプーさんの作者A.A.ミルンの唯一にして傑作の推理小説です。シリーズになってないのが残念だと思うくらい、面白かったです。一気読みしました。ホームズ役とワトスン役の掛け合いが何ともほのぼのした雰囲気を出していて、こんなにふんわりした感じの推理小説読んだことないと思いました。やはりミルンの為せる業ですね。館ミステリーが好きな人にはもちろん、おどろおどろしい描写は苦手だという人にもおすすめです。
2022年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
探偵の思考過程はとても面白いです。ただ、ネタバレになるので具体例は書きませんが、それはおかしい、という場面が幾つもあります。もう一つ苦情、翻訳で当世風の用語を使っているので(「なので」「思い」など)、本全体が薄っぺらな印象になっています。
2024年2月19日に日本でレビュー済み
探偵小説を書き馴れない人が書くとこうなる、という見本の様な代物です
序盤からおかしな点のオンパレードで、読んでいて突っ込みが追い付かない
それはドイルに謝れ、という表現も多い
ホームズ程の能力は無いのにイキッている探偵と、ワトソン程の思慮は無いのにテンションだけ高い助手
特に助手は、自分を招いた主が失踪し、主の兄が館で殺害されているという現状で、探偵ごっこを心から楽しむという空気の読めなさが凄い
ノリで探偵やる事にしたギリンガムも自惚れが強く、まだ何の推理もしてないのに自分なら解決出来ると思っているのが痛い…
そしてそれをしたいだけ、つまりホームズより凄い探偵を書きたかったが力量不足だった作者が一番痛いと感じました
読むに価しない作品だとは思いますが、話の種にはなるかもしれません
序盤からおかしな点のオンパレードで、読んでいて突っ込みが追い付かない
それはドイルに謝れ、という表現も多い
ホームズ程の能力は無いのにイキッている探偵と、ワトソン程の思慮は無いのにテンションだけ高い助手
特に助手は、自分を招いた主が失踪し、主の兄が館で殺害されているという現状で、探偵ごっこを心から楽しむという空気の読めなさが凄い
ノリで探偵やる事にしたギリンガムも自惚れが強く、まだ何の推理もしてないのに自分なら解決出来ると思っているのが痛い…
そしてそれをしたいだけ、つまりホームズより凄い探偵を書きたかったが力量不足だった作者が一番痛いと感じました
読むに価しない作品だとは思いますが、話の種にはなるかもしれません