本当は影に埋もれた名著のすばらしさを喧伝して知名度向上に多少なりとも貢献するのがその本を愛する者として然るべきなのだが、思わずこの本ばかりは自分だけが知っていたいという独占欲に襲われてしまった。
そんな名著読者にあるまじき対応をしてしまうような魔力がこの本に宿っていると、私には強く思えてならない。
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コスモポリタンズ (ちくま文庫 も 12-2 モーム・コレクション) 文庫 – 1994/12/1
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- 本の長さ382ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日1994/12/1
- ISBN-104480030026
- ISBN-13978-4480030023
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1994/12/1)
- 発売日 : 1994/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 382ページ
- ISBN-10 : 4480030026
- ISBN-13 : 978-4480030023
- Amazon 売れ筋ランキング: - 139,188位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ストンと理解できたり、2、3度読み返して「なるほどそうか」とニヤリとしたり。とにかく面白い作品が多く入っていて、仕事の合間に読むには最適な本かと思います。
2008年11月15日に日本でレビュー済み
「月と6ペンス」で有名なサマセット・モームの短編集。
1920年代に書かれ、コスモポリタン誌に連載された掌編たちである。
雑誌側の都合で、見開き2ページにすっぽり収まり、しかも挿画スペースを残したうえで読み切れる長さの小説を、しかも読者を楽しませるに十分なプロットを備えた小説たちを、当時売れっ子だったモームにオーダーが来たのであった。
で、モーム先生、見事にそのオーダーに応え30篇を残した。
人によっては、ショートショートの嚆矢ともいう。
しかし、ショートショートというコトバから受ける「ひねりの利いたプロットの軽いオハナシ」(ショートショートの定義は、必ずしもそうした固定的なモノではないが)といった印象をあてはめるには、本書の掌編たちはあまりに格調が高い。
20世紀初頭のいささか古色蒼然たる小説作法に則った作品ばかりとはいえ、読者を牽引する「面白さ」を限られたスペースに過不足なく盛り込んだストーリーテリングの手際は、「お見事」という他ない。
最近店頭で平積みされているモームの連作スパイ小説?「アシェンデン」ともども「モーム再び」って感じですかね。■
1920年代に書かれ、コスモポリタン誌に連載された掌編たちである。
雑誌側の都合で、見開き2ページにすっぽり収まり、しかも挿画スペースを残したうえで読み切れる長さの小説を、しかも読者を楽しませるに十分なプロットを備えた小説たちを、当時売れっ子だったモームにオーダーが来たのであった。
で、モーム先生、見事にそのオーダーに応え30篇を残した。
人によっては、ショートショートの嚆矢ともいう。
しかし、ショートショートというコトバから受ける「ひねりの利いたプロットの軽いオハナシ」(ショートショートの定義は、必ずしもそうした固定的なモノではないが)といった印象をあてはめるには、本書の掌編たちはあまりに格調が高い。
20世紀初頭のいささか古色蒼然たる小説作法に則った作品ばかりとはいえ、読者を牽引する「面白さ」を限られたスペースに過不足なく盛り込んだストーリーテリングの手際は、「お見事」という他ない。
最近店頭で平積みされているモームの連作スパイ小説?「アシェンデン」ともども「モーム再び」って感じですかね。■
2021年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
隙間時間にすごくいいです。
はっとしたり、考えたりといい本だと思います。
はっとしたり、考えたりといい本だと思います。
2019年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サマセット・モームは、本書冒頭の作者序文で下のように述べている。
「この一巻に集められた小さな物語は、依嘱を受けて書いたものばかりである。初めの話は1924年に書かれ、最期のものはたぶん1929年に書いたと思う。」
この短編は、アメリカの月刊雑誌『コスモポリタン』から依頼されて書きはじめたことを、巻末の解説で小池滋氏が書いていた。
第一次世界大戦後6年ほど過ぎてから、モームは、この物語を毎月コスモポリタン誌に掲載していた。
解説の小池氏が、たった二ページに収まるよう起承転結で終える物語を、読者に与えることが如何に難しいことかを語っている。
このようなショート・ショートのはしりとでも言うべき短編を書いたのが非凡な才能の持ち主モームだからこそ可能だったのだろうとも書いている。
ミステリ小説のような「オチ」のない物語もあるが、読み終えたあとで「人生とはこんなものか」という、ありきたりな感想しか湧いてこないかもしれないが、それがずしりとした重みで読者に迫ってくるとも述べている。
本書『コスモポリタンズ』には、二十九編の短い物語が収められているが、大戦後多く海外へ旅をしたときのエピソードをヒントにして書かれた物語が多い。
例えば「物識り先生」「ある紳士の自画像」「フランス人ジョウ」「四人のオランダ人」などである。
評者が面白く読んだのは、「フランス人ジョウ」であった。
ニューギニアとオーストラリアの間にあるトラック諸島のなかの小さな「木曜島」と呼ばれた島に行った私(モーム)は、フランス語を話せるからと、バートレット船長に頼まれて病院ぐらしをしている本名「ジョゼフ・ドゥ・パオリ」という93歳になる老爺に会って話を聞く物語である。
この老爺は、かのナポレオン・ボナパルトの血縁にあたり、ナポレオン3世(ルイ・ナポレオン)が、いとこだと語ったのだ。
93歳になり、本も読んだこともないボケ老爺が、クリミア半島でロシア軍と戦ったことや、いとこのボナパルトと同じようにプロシアと戦ったことなどの武勇伝を語ることができるだろうか?
評者は、このくだりを、眉を唾でこすりながらも「事実は小説より奇なり」の表裏ではないかと思いながら読み進んでしまったのです。
この短編集のなかには、「素材」「ある紳士の自画像」「ストレート・フラッシュ」などポーカーを題材にした話が多いから、きっとモームは、ポーカーが好きだったのだろう。
大昔のことだが、評者は、ポカ―が強いわけでもないのに奇蹟的に「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」(確率65万回に一回)を、手札にしたことがあるから、ついこの物語に引き込まれながら読んでしまった。
人間観察に長けているモームは、きっとポーカーも強かったのだろう。
この短編集すべてがモームならではの人物描写に優れた作品ばかりであり、いまさらながらモームの才能を知ることができ、興味深く読み終えたのです。
「この一巻に集められた小さな物語は、依嘱を受けて書いたものばかりである。初めの話は1924年に書かれ、最期のものはたぶん1929年に書いたと思う。」
この短編は、アメリカの月刊雑誌『コスモポリタン』から依頼されて書きはじめたことを、巻末の解説で小池滋氏が書いていた。
第一次世界大戦後6年ほど過ぎてから、モームは、この物語を毎月コスモポリタン誌に掲載していた。
解説の小池氏が、たった二ページに収まるよう起承転結で終える物語を、読者に与えることが如何に難しいことかを語っている。
このようなショート・ショートのはしりとでも言うべき短編を書いたのが非凡な才能の持ち主モームだからこそ可能だったのだろうとも書いている。
ミステリ小説のような「オチ」のない物語もあるが、読み終えたあとで「人生とはこんなものか」という、ありきたりな感想しか湧いてこないかもしれないが、それがずしりとした重みで読者に迫ってくるとも述べている。
本書『コスモポリタンズ』には、二十九編の短い物語が収められているが、大戦後多く海外へ旅をしたときのエピソードをヒントにして書かれた物語が多い。
例えば「物識り先生」「ある紳士の自画像」「フランス人ジョウ」「四人のオランダ人」などである。
評者が面白く読んだのは、「フランス人ジョウ」であった。
ニューギニアとオーストラリアの間にあるトラック諸島のなかの小さな「木曜島」と呼ばれた島に行った私(モーム)は、フランス語を話せるからと、バートレット船長に頼まれて病院ぐらしをしている本名「ジョゼフ・ドゥ・パオリ」という93歳になる老爺に会って話を聞く物語である。
この老爺は、かのナポレオン・ボナパルトの血縁にあたり、ナポレオン3世(ルイ・ナポレオン)が、いとこだと語ったのだ。
93歳になり、本も読んだこともないボケ老爺が、クリミア半島でロシア軍と戦ったことや、いとこのボナパルトと同じようにプロシアと戦ったことなどの武勇伝を語ることができるだろうか?
評者は、このくだりを、眉を唾でこすりながらも「事実は小説より奇なり」の表裏ではないかと思いながら読み進んでしまったのです。
この短編集のなかには、「素材」「ある紳士の自画像」「ストレート・フラッシュ」などポーカーを題材にした話が多いから、きっとモームは、ポーカーが好きだったのだろう。
大昔のことだが、評者は、ポカ―が強いわけでもないのに奇蹟的に「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」(確率65万回に一回)を、手札にしたことがあるから、ついこの物語に引き込まれながら読んでしまった。
人間観察に長けているモームは、きっとポーカーも強かったのだろう。
この短編集すべてがモームならではの人物描写に優れた作品ばかりであり、いまさらながらモームの才能を知ることができ、興味深く読み終えたのです。
2015年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
収録された30編のほとんどが文庫版で7、8頁、一番長くても20頁に満たない。当時(1924~29年)の英米文学ではポーのような短編の名手はいたが、これほど短い小説は前代未聞だったらしい。
それだけに2編くらいはエッセイに毛が生えたような話もあるが、ほとんどは意外性のあるラストで締まる切れのある名品ぞろいである。「ショートショート」の元祖と言っていい。
「意外性のあるラスト」と言っても、最近のミステリーショートショートのような驚かすことだけを狙ったような落ちはない。短い中で簡潔に描写された人物の内面が、ラストの科白であざやかに浮かび上がる、という見事な話がたくさんある。うまいものである。
「コスモポリタン」は連載された雑誌名だが、「国際人」の名称にふさわしく、ヨーロッパだけでなく上海や横浜、神戸から南海の無名の島までが小説の舞台になる。鳥羽の養殖真珠なんてのも出てくる。
モームの名人芸を気軽に楽しめる一冊。30編の内、私が一番好きなのは「ルイーズ」。戦慄すべき悪女の話であります。
それだけに2編くらいはエッセイに毛が生えたような話もあるが、ほとんどは意外性のあるラストで締まる切れのある名品ぞろいである。「ショートショート」の元祖と言っていい。
「意外性のあるラスト」と言っても、最近のミステリーショートショートのような驚かすことだけを狙ったような落ちはない。短い中で簡潔に描写された人物の内面が、ラストの科白であざやかに浮かび上がる、という見事な話がたくさんある。うまいものである。
「コスモポリタン」は連載された雑誌名だが、「国際人」の名称にふさわしく、ヨーロッパだけでなく上海や横浜、神戸から南海の無名の島までが小説の舞台になる。鳥羽の養殖真珠なんてのも出てくる。
モームの名人芸を気軽に楽しめる一冊。30編の内、私が一番好きなのは「ルイーズ」。戦慄すべき悪女の話であります。
2019年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ読んでいせんが、そのうちモ−ムの面白さをじっくり味わって見たいと思います。
2013年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いくつかの本屋で探したがなかなか見つからず、ここで注文しました。期待通りのものが届いたので満足です。