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meet,again. (ミート・アゲイン) (ディアプラス文庫) 文庫 – 2012/1/7
大学構内の生協で働く嵐(あらし)は、飲み会の席で栫(かこい)という学生と知り合いになる。
どこか冷たい静けさを纏い、独特な言動をする栫と嵐はまったくタイプが違ったが、
つかず離れずの友人関係は意外なほど長く続いている。
そんなある日、嵐は心の内に抱え続けていた、母の死にまつわる秘密を栫に暴かれて──?
ゆっくりと落ちてゆく心を計る砂漏の恋。
その後の二人を描いた「hello,again.」も収録。
- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社新書館
- 発売日2012/1/7
- 寸法10.8 x 1.2 x 15.2 cm
- ISBN-104403522955
- ISBN-13978-4403522956
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登録情報
- 出版社 : 新書館 (2012/1/7)
- 発売日 : 2012/1/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 251ページ
- ISBN-10 : 4403522955
- ISBN-13 : 978-4403522956
- 寸法 : 10.8 x 1.2 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 552,501位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,357位ボーイズラブノベルス (本)
- - 124,084位文庫
- - 148,543位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「林檎の〜」でのかこい君の印象をはるかにこえて、シリアスでした。meet,againを読んだ後では、「あー、桂先生とかもう全然幸せですよね…色々アウトな事あった(やった)とはいえ、人生やさぐれちゃうレベルじゃかったわ…」と思いました。個人的には、ベクトルと破壊力は異なるものの、どちらも好きな話です。それぞれの幸せがありますように。
2017年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは、ホラーです。
すべてが、砂時計に暗示されています。
蟻地獄のようにさらさらと足をとられて逃れられない。嵐のようにぐちゃぐちゃに荒らされて、かこいこまれていく。
そして、止まっていた二人の時間が動きはじめるまでの物語です。
砂のような男と、砂時計職人の男の。
ありきたりのお話しには飽きた人に、おすすめします。静かで、ゾッとして、美しい物語です。
すべてが、砂時計に暗示されています。
蟻地獄のようにさらさらと足をとられて逃れられない。嵐のようにぐちゃぐちゃに荒らされて、かこいこまれていく。
そして、止まっていた二人の時間が動きはじめるまでの物語です。
砂のような男と、砂時計職人の男の。
ありきたりのお話しには飽きた人に、おすすめします。静かで、ゾッとして、美しい物語です。
2015年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
栫はサイコパスなのでは…
嵐になんらかの人間的な感情を持つ時はくるのか…とずっと読んでる間ヤキモキしていました。
恋愛の甘さはほとんどありません。栫に興味を持てないと面白くないかも。
個人的には異端者が好きなので楽しめました。
嵐になんらかの人間的な感情を持つ時はくるのか…とずっと読んでる間ヤキモキしていました。
恋愛の甘さはほとんどありません。栫に興味を持てないと面白くないかも。
個人的には異端者が好きなので楽しめました。
2012年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者さんのデビュー作「雪よ林檎の香のごとく」のその後の世界です。
だから前作の志緒もちょこちょこ登場するので楽しめました。
透明感漂う文章ですらすら読めます。飽きることはないけど、ただこの作品は色んな意味で衝撃的でした。
そして、色んな意味で鳥肌の立つお話。
読んでいて、どうしてこのふたりは傷つけあいながら、それでも一緒にいるんだろう?と思いました。
物語の台詞を借りるなら「運命だから」でしか言いようのないものを感じます。
好みを分けるのは、栫(攻め)の人間性かもしれません。
栫は人間的な部分が欠落してます。
実際にこんな人いないじゃないの、ていうかいたら怖い!と思ってしまうほどの人物。
例えば人間を玩具としか思ってなくて興が冷めたら壊してばいばいしてしまうような。
「全部うそでも、俺は嬉しかったんだよ。お前にとっちゃひまつぶしでも、届いたんならそれはもううそにはならないんだよ。言葉って、そういうもんだろ」
そんな栫に嵐(受け)はこう言っています。どこまでも健気です。
この方の作品はBLじゃ勿体ないような、でもBLだからこそ惹かれるものがあって私は大好きです。
文章力もさることながら表現力が抜群にうまい。
「ハンカチで卵をくるむように丁寧でやわらか」と声色を表現しています。ため息ものです。
全然甘くないし、全部が全部すっきりしない感じもあったり、
最初から最後までしあわせが見つからないようなお話なのにもう一度読みたいと思う、そんな作品。
終わり方も私的にはあんまりしっくりしなかったけれど…
ずっと手元に残しておきたい一冊です。
だから前作の志緒もちょこちょこ登場するので楽しめました。
透明感漂う文章ですらすら読めます。飽きることはないけど、ただこの作品は色んな意味で衝撃的でした。
そして、色んな意味で鳥肌の立つお話。
読んでいて、どうしてこのふたりは傷つけあいながら、それでも一緒にいるんだろう?と思いました。
物語の台詞を借りるなら「運命だから」でしか言いようのないものを感じます。
好みを分けるのは、栫(攻め)の人間性かもしれません。
栫は人間的な部分が欠落してます。
実際にこんな人いないじゃないの、ていうかいたら怖い!と思ってしまうほどの人物。
例えば人間を玩具としか思ってなくて興が冷めたら壊してばいばいしてしまうような。
「全部うそでも、俺は嬉しかったんだよ。お前にとっちゃひまつぶしでも、届いたんならそれはもううそにはならないんだよ。言葉って、そういうもんだろ」
そんな栫に嵐(受け)はこう言っています。どこまでも健気です。
この方の作品はBLじゃ勿体ないような、でもBLだからこそ惹かれるものがあって私は大好きです。
文章力もさることながら表現力が抜群にうまい。
「ハンカチで卵をくるむように丁寧でやわらか」と声色を表現しています。ため息ものです。
全然甘くないし、全部が全部すっきりしない感じもあったり、
最初から最後までしあわせが見つからないようなお話なのにもう一度読みたいと思う、そんな作品。
終わり方も私的にはあんまりしっくりしなかったけれど…
ずっと手元に残しておきたい一冊です。
2015年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「雪よ林檎の香のごとく」 を先に読んで、栫が出てくるスピンオフ版ということでこちらも読みました。
まさかここまで栫が生理的に受け付けない書かれ方してるとは予想外で、166~168ページあたりで気持ち悪くなりました。
まあ、BLだとよくあるエピなんですけど。
栫という攻めが、私にとってはある意味全く取り柄がない(取り付く島がない)人物なので共感できないし(栫の性格上、共感しようというのが間違い)、別にこんなエピない方が読後感悪くならなかったのに。
栫は人間味なくサイコパスなキャラなんですが、だからってキャラが立ってるわけでもないし攻めだからって言葉攻めしても嵐を本当に求めてるのか激情が伝わらないからHの内容的には丁寧な描写されてもなんかクール。
嵐とは体の関係がなかった方が嵐にとってはよかったかもしれない。
嵐は栫のどこがすきなんだろう。体の相性がよかったとか、子供の頃会ってた刷り込みかな。
一穂ミチ先生の本を全て読んだわけではないのですが、私には馴染めないキャラを登場させる作家さんだなと感じました。
愛情というか優しさとかせつなさとか余韻がなく淡々としていて、お話やキャラのどこかにわかりやすい王道的萌えや共感や幸福感を求める人には合わないかなと。
「おまえがいないと生きていけない」までではなくて、「おまえがいるならまだ生きてもいいかな」ってオチが全然感動的に訴えかけてこないのでストレートなのを好まないんでしょうね。
まさかここまで栫が生理的に受け付けない書かれ方してるとは予想外で、166~168ページあたりで気持ち悪くなりました。
まあ、BLだとよくあるエピなんですけど。
栫という攻めが、私にとってはある意味全く取り柄がない(取り付く島がない)人物なので共感できないし(栫の性格上、共感しようというのが間違い)、別にこんなエピない方が読後感悪くならなかったのに。
栫は人間味なくサイコパスなキャラなんですが、だからってキャラが立ってるわけでもないし攻めだからって言葉攻めしても嵐を本当に求めてるのか激情が伝わらないからHの内容的には丁寧な描写されてもなんかクール。
嵐とは体の関係がなかった方が嵐にとってはよかったかもしれない。
嵐は栫のどこがすきなんだろう。体の相性がよかったとか、子供の頃会ってた刷り込みかな。
一穂ミチ先生の本を全て読んだわけではないのですが、私には馴染めないキャラを登場させる作家さんだなと感じました。
愛情というか優しさとかせつなさとか余韻がなく淡々としていて、お話やキャラのどこかにわかりやすい王道的萌えや共感や幸福感を求める人には合わないかなと。
「おまえがいないと生きていけない」までではなくて、「おまえがいるならまだ生きてもいいかな」ってオチが全然感動的に訴えかけてこないのでストレートなのを好まないんでしょうね。
2013年7月15日に日本でレビュー済み
人間関係で凹んでる時に読むと辛くて胸に痛い話だと思いました。
展開が読めなくて読了した後は読み足りなくてもっと読みたかった!と、猛烈に感じます。
一文字も見逃したくなくてじっくり読みました。
その後が気になる作品です。
あの壊れた人が、その後どうなって行くのか?
人間ぽく拗ねたりするのか?
独占欲が出て来るのか?
最後の3ページに感情に色がついてきたかな。
でも続編希望です!
一穂さんの作品は読了後に不完全燃焼感がやたらと沸いてきます。
それを余韻と呼ぶのかもしれませんが、出来たら一冊で終わらせずに、二冊三冊と続き物で書いて欲しいなぁ。
あと、やはり絵柄や主人公達の名前ではどちらが受け攻めか判らないので、初見の人は買うの躊躇っちゃうかと。
素敵な作品なのは間違いないので、一穂さん推したいです。
展開が読めなくて読了した後は読み足りなくてもっと読みたかった!と、猛烈に感じます。
一文字も見逃したくなくてじっくり読みました。
その後が気になる作品です。
あの壊れた人が、その後どうなって行くのか?
人間ぽく拗ねたりするのか?
独占欲が出て来るのか?
最後の3ページに感情に色がついてきたかな。
でも続編希望です!
一穂さんの作品は読了後に不完全燃焼感がやたらと沸いてきます。
それを余韻と呼ぶのかもしれませんが、出来たら一冊で終わらせずに、二冊三冊と続き物で書いて欲しいなぁ。
あと、やはり絵柄や主人公達の名前ではどちらが受け攻めか判らないので、初見の人は買うの躊躇っちゃうかと。
素敵な作品なのは間違いないので、一穂さん推したいです。
2012年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新刊が出ると気になる程度にはファンです。
それだけに、内容云々以前に、毎度毎度の微妙な手法が残念に思えてならず、
あえてレビューいたします。
たとえるなら。本文からの引用ではありませんが。
陰惨さに滅入った状態を、
「平山夢明の小説を読んだあとのそれだ。」のように
他者の作り上げたブランドイメージを使って表現してしまう。
たとえるなら。本文からの引用ではありませんが。
ノスタルジックな情景描写なら、
「アパートの壁には、西日に褪せたジェームズ・ポンドのポスター。」
程度に留めておけばいいのに、
ポスターの背景やら衣装やら映画の薀蓄を詳細に述べた挙句、
後からそれをキャラクターに着せるなり、
何度も物思いのネタにしたりするような手法が、
物語の軸に多用される。
人でも街でも創作物でも、有名どころを小道具にする場合、
パワー負けせず取り込んで、その作品で覆い被せられるなら気にならないけど、
現況、他人の土俵で演じる『一穂ミチのオリキャラ』劇場?
正直、この作者の本一冊で、
いくつ使用許可を申請すれば御身安泰なのか気になるくらい。
媒体が活字でよかったね、……というのは意地悪かな。
既成のものに間借りするのではなく、
そろそろ丸々オリジナルの世界で読ませて下さい。嘆願。
それだけに、内容云々以前に、毎度毎度の微妙な手法が残念に思えてならず、
あえてレビューいたします。
たとえるなら。本文からの引用ではありませんが。
陰惨さに滅入った状態を、
「平山夢明の小説を読んだあとのそれだ。」のように
他者の作り上げたブランドイメージを使って表現してしまう。
たとえるなら。本文からの引用ではありませんが。
ノスタルジックな情景描写なら、
「アパートの壁には、西日に褪せたジェームズ・ポンドのポスター。」
程度に留めておけばいいのに、
ポスターの背景やら衣装やら映画の薀蓄を詳細に述べた挙句、
後からそれをキャラクターに着せるなり、
何度も物思いのネタにしたりするような手法が、
物語の軸に多用される。
人でも街でも創作物でも、有名どころを小道具にする場合、
パワー負けせず取り込んで、その作品で覆い被せられるなら気にならないけど、
現況、他人の土俵で演じる『一穂ミチのオリキャラ』劇場?
正直、この作者の本一冊で、
いくつ使用許可を申請すれば御身安泰なのか気になるくらい。
媒体が活字でよかったね、……というのは意地悪かな。
既成のものに間借りするのではなく、
そろそろ丸々オリジナルの世界で読ませて下さい。嘆願。
2012年1月26日に日本でレビュー済み
「雪よ林檎の香のごとく 」の栫が出てくるというからそれだけですごく期待していました。
実際は思ってたよりも色んな話が詰まった物語でした
ちょっと詰め込みすぎ?
でも、何でーってなるような二人の関係とか
作者さんの創る独特な世界は何とも言えません><
「雪よ〜」で謎キャラだった栫の事がちゃんとわかってよかったω
あと話とは関係ないけれどやっぱり一穂さんの作品には竹美家ららさんの絵が1番いい!!!
この人の世界感はこの人の絵じゃないとダメ!!!w
と改めて思いました。
実際は思ってたよりも色んな話が詰まった物語でした
ちょっと詰め込みすぎ?
でも、何でーってなるような二人の関係とか
作者さんの創る独特な世界は何とも言えません><
「雪よ〜」で謎キャラだった栫の事がちゃんとわかってよかったω
あと話とは関係ないけれどやっぱり一穂さんの作品には竹美家ららさんの絵が1番いい!!!
この人の世界感はこの人の絵じゃないとダメ!!!w
と改めて思いました。