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石原莞爾の世界戦略構想(祥伝社新書460) 新書 – 2016/3/31
川田 稔
(著)
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昭和陸軍の最重要人物、その思想と行動を探る
満州事変の首謀者であり、希代の戦略家として知られる石原莞爾。太平洋戦争に至る戦前の歴史は、石原を抜きには考えられない。
戦後七〇年を経て、石原への関心は衰えることなく、伝記をはじめとする出版物は途切れることがない。ところが、石原の戦略構想を分析・検討したものは、
ほとんど見当たらない。本書は、石原の戦略構想を時代状況や陸軍の動向と関連づけて詳しく検討、その行動を紹介するものである。
戦略なき国家・日本(それは今も変わらない! )にあって、石原は何を考え、何をしようとしたのか――そこには、歴史の教訓が隠されている。
満州事変の首謀者であり、希代の戦略家として知られる石原莞爾。太平洋戦争に至る戦前の歴史は、石原を抜きには考えられない。
戦後七〇年を経て、石原への関心は衰えることなく、伝記をはじめとする出版物は途切れることがない。ところが、石原の戦略構想を分析・検討したものは、
ほとんど見当たらない。本書は、石原の戦略構想を時代状況や陸軍の動向と関連づけて詳しく検討、その行動を紹介するものである。
戦略なき国家・日本(それは今も変わらない! )にあって、石原は何を考え、何をしようとしたのか――そこには、歴史の教訓が隠されている。
- 本の長さ408ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2016/3/31
- 寸法11 x 1.8 x 17.3 cm
- ISBN-104396114605
- ISBN-13978-4396114602
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商品の説明
著者について
川田 稔(かわだ みのる)
日本福祉大学子ども発達学部教授、名古屋大学名誉教授、博士(法学)。1947年、高知県生まれ。
1978年、名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了。日本福祉大学教授、名古屋大学大学院教授などを経て現職。
専門は政治外交史、政治思想史。著書に『原敬と山県有朋』、『激動昭和と浜口雄幸』、『満州事変と政党政治』、
『昭和陸軍の軌跡』(山本七平賞受賞)、『昭和陸軍全史1~3』など
日本福祉大学子ども発達学部教授、名古屋大学名誉教授、博士(法学)。1947年、高知県生まれ。
1978年、名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了。日本福祉大学教授、名古屋大学大学院教授などを経て現職。
専門は政治外交史、政治思想史。著書に『原敬と山県有朋』、『激動昭和と浜口雄幸』、『満州事変と政党政治』、
『昭和陸軍の軌跡』(山本七平賞受賞)、『昭和陸軍全史1~3』など
登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2016/3/31)
- 発売日 : 2016/3/31
- 言語 : 日本語
- 新書 : 408ページ
- ISBN-10 : 4396114605
- ISBN-13 : 978-4396114602
- 寸法 : 11 x 1.8 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 305,613位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつもながら川田稔の筆致は冷静、客観的で好感が持てる。石原莞爾の思想と行動を時系列に沿って丁寧に描いており、大変わかり易い。石原莞爾の天才たる所以は、50年後に起こると考えた日米最終戦争を起点に、逆算して現在何をすべきかを考えた点にあると思う。そう考えると、満州事変の首謀者である石原が日中戦争不拡大方針を取り、参謀本部作戦部長として現地軍を抑えようとした理由が良く理解できる。ヨーロッパの政局から距離を置き、米国との関係を考えて日中関係改善すべしという考えも腑に落ちる。彼の本領は満州事変の天才的戦術家ではなく、遥かにスケールの大きい戦略家であったと思う。
2016年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
満州事変のプランナーであり首謀者だった昭和陸軍の石原莞爾の戦略思想を中心に書かれた本です。
日米世界最終戦争のシナリオを構想した人物だと名前だけは知っていました。
エリート軍人で日蓮宗の熱心な信仰者だった石原莞爾は、ドイツ駐在を経て陸大教官、関東軍参謀とキャリアを積みます。
石原莞爾は軍事史の研究から日本と世界の戦争と将来のシナリオを考えます。
内容は、20世紀後半に東洋を支配した日本と西洋を支配したアメリカの間で世界最終戦争が起こり日本が勝ち残り、東西文明を統一するというものです。
今から見れば狂気の沙汰の誇大妄想としか言い様がないのですが、石原は自論の正しいことを確信し、それに沿って行動します。
石原莞爾は、自己の考えた構想を実現すべく謀略で満州事変を仕掛けました。
陸軍、政府は戦線の拡大防止に努めますが、石原莞爾は命令を無視し続け強引に戦線を拡大します。
命令の中には天皇陛下の臨参委任命令が何度もあったのですが、これも無視して突っ走ります。
軍人であることの立場を無視した狂気の沙汰としか言いようがありません。
満州の侵略・植民地化を既成事実にしてしてしまい、領土が増えたと朝日新聞などマスコミがはやし立て、侵略を持ち上げます。
こうした空気の中、やがて軍事拡大反対だった陸軍・政府も後追い承認します。
跳ねっ返りの秀才官僚の妄想に引きづられた日本の悲劇の始まりです。
満州国をつくった頃が石原莞爾の絶頂期でした。
天皇陛下は関東軍に対し「朕深くその忠烈を嘉す」との勅語を与え追認しています。
しかし日本のえげつないやり方に中国人は怒り、抗日運動、抵抗・テロ・反撃は広がり、中国人を甘く見ていた石原莞爾のシナリオは狂います。
当初、中国を支配し、それからアジア、インドへ支配を広げようと考えていましたが、中国の反撃に厳しい現実を思い知らされます。
戦争拡大論者だった石原莞爾は、中国の軍事力の強さ、日本の軍事力、実力の低レベルを思い知らされ戦線の不拡大論者になります。
ところが石原莞爾が火付け役になった中国への戦争拡大路線は陸軍の中で主流となり、石原莞爾は孤立して、派閥争いに敗れ、陸軍を去ります。
石原莞爾の、世界最終戦争論とその後に来る日本中心の世界支配論はヒトラーの第三帝国論によく似ています。
ヒトラーはヨーロッパ、ソ連に勝利したあとはアメリカとの戦争を構想していました。
ドイツも日本も共に大失敗して、国民に塗炭の苦しみを与えたことも共通しています。
石原莞爾は、敗戦後に極東軍事裁判にかけられますが、満州事変は中国軍が攻撃を始めたので自衛のために戦ったと、平気でウソをつきます。
石原莞爾の謀略によって始まり、事前に綿密に計画したことはシラを切り続けました。
東条英機と敵対したことも幸いして罪に問われることはありませんでした。
軍人でありながら何と恥知らずで往生際の悪いことかと唖然で、腹が立ち、気分が悪くなります。
日本は、石原莞爾という跳ねっ返りで鬼っ子のエリート官僚軍人の妄想にかき回され、引きずられて日本史上始まって以来の災殃を招いたともいえます。
石原莞爾は、なぜ妄想に取り憑かれたのか、そのベースにあったものは何だったのでしょう。
傲慢なエリー意識、末法思想・国難救済思想の日蓮宗信仰、理屈抜きの天皇制への傾倒、他の民族・国家への浅薄な理解など、要因はさまざまあると感じました。
気の滅入る読後でした。
日米世界最終戦争のシナリオを構想した人物だと名前だけは知っていました。
エリート軍人で日蓮宗の熱心な信仰者だった石原莞爾は、ドイツ駐在を経て陸大教官、関東軍参謀とキャリアを積みます。
石原莞爾は軍事史の研究から日本と世界の戦争と将来のシナリオを考えます。
内容は、20世紀後半に東洋を支配した日本と西洋を支配したアメリカの間で世界最終戦争が起こり日本が勝ち残り、東西文明を統一するというものです。
今から見れば狂気の沙汰の誇大妄想としか言い様がないのですが、石原は自論の正しいことを確信し、それに沿って行動します。
石原莞爾は、自己の考えた構想を実現すべく謀略で満州事変を仕掛けました。
陸軍、政府は戦線の拡大防止に努めますが、石原莞爾は命令を無視し続け強引に戦線を拡大します。
命令の中には天皇陛下の臨参委任命令が何度もあったのですが、これも無視して突っ走ります。
軍人であることの立場を無視した狂気の沙汰としか言いようがありません。
満州の侵略・植民地化を既成事実にしてしてしまい、領土が増えたと朝日新聞などマスコミがはやし立て、侵略を持ち上げます。
こうした空気の中、やがて軍事拡大反対だった陸軍・政府も後追い承認します。
跳ねっ返りの秀才官僚の妄想に引きづられた日本の悲劇の始まりです。
満州国をつくった頃が石原莞爾の絶頂期でした。
天皇陛下は関東軍に対し「朕深くその忠烈を嘉す」との勅語を与え追認しています。
しかし日本のえげつないやり方に中国人は怒り、抗日運動、抵抗・テロ・反撃は広がり、中国人を甘く見ていた石原莞爾のシナリオは狂います。
当初、中国を支配し、それからアジア、インドへ支配を広げようと考えていましたが、中国の反撃に厳しい現実を思い知らされます。
戦争拡大論者だった石原莞爾は、中国の軍事力の強さ、日本の軍事力、実力の低レベルを思い知らされ戦線の不拡大論者になります。
ところが石原莞爾が火付け役になった中国への戦争拡大路線は陸軍の中で主流となり、石原莞爾は孤立して、派閥争いに敗れ、陸軍を去ります。
石原莞爾の、世界最終戦争論とその後に来る日本中心の世界支配論はヒトラーの第三帝国論によく似ています。
ヒトラーはヨーロッパ、ソ連に勝利したあとはアメリカとの戦争を構想していました。
ドイツも日本も共に大失敗して、国民に塗炭の苦しみを与えたことも共通しています。
石原莞爾は、敗戦後に極東軍事裁判にかけられますが、満州事変は中国軍が攻撃を始めたので自衛のために戦ったと、平気でウソをつきます。
石原莞爾の謀略によって始まり、事前に綿密に計画したことはシラを切り続けました。
東条英機と敵対したことも幸いして罪に問われることはありませんでした。
軍人でありながら何と恥知らずで往生際の悪いことかと唖然で、腹が立ち、気分が悪くなります。
日本は、石原莞爾という跳ねっ返りで鬼っ子のエリート官僚軍人の妄想にかき回され、引きずられて日本史上始まって以来の災殃を招いたともいえます。
石原莞爾は、なぜ妄想に取り憑かれたのか、そのベースにあったものは何だったのでしょう。
傲慢なエリー意識、末法思想・国難救済思想の日蓮宗信仰、理屈抜きの天皇制への傾倒、他の民族・国家への浅薄な理解など、要因はさまざまあると感じました。
気の滅入る読後でした。
2016年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、最終戦争論の著者「石原莞爾」の伝記である。
(といっても、子供の頃の話まで書いてあるわけではないが...)
私は先だって、彼の最終戦争論を読んでおり、
「いったいどういう生き方をしたら、あのような思考に至ったのか」
という、石原莞爾という男の人生、そのバックボーンを知りたくなった。
もっと言えば、「なぜ負ける戦争に挑んだのか」、ということだ。
2つを読んだ私の答えは、
「石原莞爾の思考は、常に帰納的であった」
になる。
時代は、時に飛躍し、帰納的な解では求められない状況に直面する。
彼は歴史をよく学び、その延長線上で思考した。そして、おそらく
もう1つ遠因は、科学技術と経済への不理解であったと思う。
歴史に if は存在しないが、将来への警鐘は可能だ。
もっと広く勉強しよう。
青空文庫 : 石原莞爾 最終戦争論
[…]
(といっても、子供の頃の話まで書いてあるわけではないが...)
私は先だって、彼の最終戦争論を読んでおり、
「いったいどういう生き方をしたら、あのような思考に至ったのか」
という、石原莞爾という男の人生、そのバックボーンを知りたくなった。
もっと言えば、「なぜ負ける戦争に挑んだのか」、ということだ。
2つを読んだ私の答えは、
「石原莞爾の思考は、常に帰納的であった」
になる。
時代は、時に飛躍し、帰納的な解では求められない状況に直面する。
彼は歴史をよく学び、その延長線上で思考した。そして、おそらく
もう1つ遠因は、科学技術と経済への不理解であったと思う。
歴史に if は存在しないが、将来への警鐘は可能だ。
もっと広く勉強しよう。
青空文庫 : 石原莞爾 最終戦争論
[…]
2016年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
傑作『昭和陸軍全史1~3』(講談社現代新書)にて、読者の歴
史認識を見事に転換させた、川田氏による新刊です。
本書では、上記の主要登場人物の一人であった石原莞爾の世界
戦略を中心に据え、歴史的状況や人物相関と共に示されます。
内容的には、『昭和陸軍全史』に含まれているものが多くなり
ます。
それでも、彼の有名な世界戦略である『最終戦争論』が、状況
に応じた変遷を含め、より詳細に説明されます。
また、同じ一夕会の永田鉄山や武藤章、田中新一の、それぞれ
の戦略論との違いも示され、それが激しい路線対立や歴史への
影響を及ぼしたことが推察されています。
特に終盤には、予備役編入後の活動や発言が紹介されていて、
とても興味深いものがありました。
それにより、石原の戦争観がより明確化されたように感じまし
た。
史認識を見事に転換させた、川田氏による新刊です。
本書では、上記の主要登場人物の一人であった石原莞爾の世界
戦略を中心に据え、歴史的状況や人物相関と共に示されます。
内容的には、『昭和陸軍全史』に含まれているものが多くなり
ます。
それでも、彼の有名な世界戦略である『最終戦争論』が、状況
に応じた変遷を含め、より詳細に説明されます。
また、同じ一夕会の永田鉄山や武藤章、田中新一の、それぞれ
の戦略論との違いも示され、それが激しい路線対立や歴史への
影響を及ぼしたことが推察されています。
特に終盤には、予備役編入後の活動や発言が紹介されていて、
とても興味深いものがありました。
それにより、石原の戦争観がより明確化されたように感じまし
た。
2016年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつも考えさせられます。
石原莞爾のような方が居て、大東亜戦争が始まってしまったのか?
米国と戦争したこと自体知らない人が多い時代、知って欲しい本です。
石原莞爾のような方が居て、大東亜戦争が始まってしまったのか?
米国と戦争したこと自体知らない人が多い時代、知って欲しい本です。
2016年5月15日に日本でレビュー済み
川田先生の「昭和陸軍全史1~3巻」を精読された方には、
内容に重複感が有って真新しい内容は少ないように感じる
かもしれません。
しかし、昭和陸軍屈指の人物「石原莞爾」を軸として昭和陸軍、
とりわけ、「満洲事変」「日中戦争」「世界最終戦争」等について
改めて検証をすることはやはり重要な意味が意味が有ると私は思う。
石原の意見が全て正しいとは思わないが、石原構想が
日中戦争について蒋介石と以下の合意が得られれば、
日本の将来も現在と大きく変わった可能性
があったと思う。
当時の情勢を鋭く喝破していると感じる。
・シナの抗日意識は非常に高い。
・日本は北支分離政策を中止して特殊権益を放棄する。
・上記の代償として、満洲について蒋介石から実質的な承認を得る。
・その後、日満支提携による「東亜連盟」が将来生起するであろう、
日米戦争(世界最終戦争)に備える。
・「東亜連盟」が決勝戦に勝ち残り世界の覇者となる。
しかし、軍人の運命は生々流転だ。
石原莞爾は永田鉄山らの一夕会系の幕僚を中心とし、
満洲事変を起こして宇垣派の勢力を駆逐する。
陸軍は石原時代を迎える。
その石原莞爾が日中戦争の拡大につれて嘗ての盟友で部下の
武藤章に参謀本部を追い出されてしまう。
この結果、石原の東亜連盟による世界最終戦争構想は破綻してしまう。
ここに「石原莞爾の悲劇」がある。
しかし、石原を追い出した武藤章も日米戦争可否をめぐり田中新一
(東條英機)に陸軍中央を追われてしまう。
この田中に影響を与えたのが石原の「世界最終戦争構想」で
あったことも非常に興味深い。
石原の「世界最終戦争」は色々な方面に
影響を与えていたでのある。
内容に重複感が有って真新しい内容は少ないように感じる
かもしれません。
しかし、昭和陸軍屈指の人物「石原莞爾」を軸として昭和陸軍、
とりわけ、「満洲事変」「日中戦争」「世界最終戦争」等について
改めて検証をすることはやはり重要な意味が意味が有ると私は思う。
石原の意見が全て正しいとは思わないが、石原構想が
日中戦争について蒋介石と以下の合意が得られれば、
日本の将来も現在と大きく変わった可能性
があったと思う。
当時の情勢を鋭く喝破していると感じる。
・シナの抗日意識は非常に高い。
・日本は北支分離政策を中止して特殊権益を放棄する。
・上記の代償として、満洲について蒋介石から実質的な承認を得る。
・その後、日満支提携による「東亜連盟」が将来生起するであろう、
日米戦争(世界最終戦争)に備える。
・「東亜連盟」が決勝戦に勝ち残り世界の覇者となる。
しかし、軍人の運命は生々流転だ。
石原莞爾は永田鉄山らの一夕会系の幕僚を中心とし、
満洲事変を起こして宇垣派の勢力を駆逐する。
陸軍は石原時代を迎える。
その石原莞爾が日中戦争の拡大につれて嘗ての盟友で部下の
武藤章に参謀本部を追い出されてしまう。
この結果、石原の東亜連盟による世界最終戦争構想は破綻してしまう。
ここに「石原莞爾の悲劇」がある。
しかし、石原を追い出した武藤章も日米戦争可否をめぐり田中新一
(東條英機)に陸軍中央を追われてしまう。
この田中に影響を与えたのが石原の「世界最終戦争構想」で
あったことも非常に興味深い。
石原の「世界最終戦争」は色々な方面に
影響を与えていたでのある。
2016年4月29日に日本でレビュー済み
しかも、その戦争は「世界最終戦争」であり、日本が勝者となって、世界に「絶対平和」を与えることこそ「天業」であるとする。彼自身の言葉によれば「この[根本」文明すなわち日本国体をもって世界のあらゆる文明を綜合し、彼等にその憧憬せる絶対平和を与うるは、我が大日本の天業なり。」とされる。
確かに、雄渾な未来像(参謀本部で作戦部長を務めた田中新一の評)で同時代の軍人達を魅了したことは頷ける。しかも、本書によれば自身の戦史研究から航空戦が戦争の主となる時代を見通し、得られた結論であるという。
石原が予見した、航空機が大洋を横断し都市を破壊し尽くすという将来の悲惨な戦争像は、彼が思い抱いていた時期よりも早く、第二次大戦中に戦略爆撃として実現している。また、戦略核兵器による大量破壊もほぼ同じ戦略構想の延長上にあるといえるだろう。
しかし、現代の視点から評すれば(歴史を眺める観点としては邪道であることは承知の上で)、誇大妄想とすら感じられよう。
石原莞爾は満洲事変を現地で主導した一人で、その手腕を高く評価されて後に軍中枢の参謀本部で作戦部長の要職に就いている。本書によると、石原は世界最終戦争に向けた戦略の一環として、計画経済による工業生産力の拡充や社会改革を訴え、政界の枢要に働きかけていたという。
著者は昨年、『昭和陸軍全史』三巻を完成させた。石原莞爾は、その昭和陸軍のなかでも有数のプランナーであることは間違いない。併せて読み込むことで、より大戦前の我が国がどう考えどう動いたのかを理解することができるのではないだろうか。
確かに、雄渾な未来像(参謀本部で作戦部長を務めた田中新一の評)で同時代の軍人達を魅了したことは頷ける。しかも、本書によれば自身の戦史研究から航空戦が戦争の主となる時代を見通し、得られた結論であるという。
石原が予見した、航空機が大洋を横断し都市を破壊し尽くすという将来の悲惨な戦争像は、彼が思い抱いていた時期よりも早く、第二次大戦中に戦略爆撃として実現している。また、戦略核兵器による大量破壊もほぼ同じ戦略構想の延長上にあるといえるだろう。
しかし、現代の視点から評すれば(歴史を眺める観点としては邪道であることは承知の上で)、誇大妄想とすら感じられよう。
石原莞爾は満洲事変を現地で主導した一人で、その手腕を高く評価されて後に軍中枢の参謀本部で作戦部長の要職に就いている。本書によると、石原は世界最終戦争に向けた戦略の一環として、計画経済による工業生産力の拡充や社会改革を訴え、政界の枢要に働きかけていたという。
著者は昨年、『昭和陸軍全史』三巻を完成させた。石原莞爾は、その昭和陸軍のなかでも有数のプランナーであることは間違いない。併せて読み込むことで、より大戦前の我が国がどう考えどう動いたのかを理解することができるのではないだろうか。