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ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか (光文社古典新訳文庫 Bウ 2-1) 文庫 – 2015/3/12
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- 本の長さ372ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2015/3/12
- ISBN-104334753078
- ISBN-13978-4334753078
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2015/3/12)
- 発売日 : 2015/3/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 372ページ
- ISBN-10 : 4334753078
- ISBN-13 : 978-4334753078
- Amazon 売れ筋ランキング: - 241,868位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューには現代語訳ついて賛否両論あるが、私はいい訳だと思う。静寂の中で内村の独白を聞いているようで引き込まれた。読後も内村の声が谺する。
2021年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じ本でも、その時代にあった翻訳というものがあります。
同書はすでに何人かによって翻訳されていますが、今、読むなら、この訳がオススメです。
内村鑑三がどのようにしてクリスチャンとなり、主流派から離れて行ったのか、よく分かりました。
同書はすでに何人かによって翻訳されていますが、今、読むなら、この訳がオススメです。
内村鑑三がどのようにしてクリスチャンとなり、主流派から離れて行ったのか、よく分かりました。
2019年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文語訳では読めなかったと思うが、現代の訳になっているので読み進めることが出来た。内村鑑三の入信の経緯やその後の信仰について理解できた。巻末の解説も理解の促進に役立った。
2017年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内村鑑三が、1.どのような人と出会い、2.どのようなことを学び、3.どのような問いをもち、4.どのような考えのもと、5.無教会派の集まりを日本に作るに至ったたのかまでの、6.「経緯」を知るのに良い本であると思う。当時、内村が読んだ本、重要視していた神学者や人物の名がわかるようになっているのも良い。内村に、バタ臭いキリスト教を何とか日本人に合ったものにできないかと、苦悩する様子がうかがえて、自分に対して正直で誠実で嘘がなく真摯な人だと思った。同門の新渡戸稲造とのやり取りが描かれているのも一興。
2015年3月14日に日本でレビュー済み
内村鑑三の著書。原文は英文。発行は明治28年、当時天皇を神と崇めた時代に異国の神を信仰することがどういうことか? 反逆者として蔑視された時代だということを念頭において読む必要があろう。書かれた動機は、外国で度々15分で回心した理由の説明を求められたからといい、なぜ信徒になったかではなく、どのようにして信徒になったか、を書いたと述べている。翻訳は内村の死後になされ、これまでこの著書は鈴木俊郎訳で読まれてきたと思う。
内容は、キリスト教との出会い、はじめての教会、入信、渡米、病院勤務、神学に関して、ニューイングランドへ、神学校へ入学、帰国からなる。いわゆる日記の抜粋を挿入しつつ、当時の心情やキリスト教国について述べる告白文学である。
内村は、キリスト教国であるアメリカに聖地としての憧れを抱いて渡米したが、そこは客船で仲間がスリに遭い(のちに内村も傘を盗まれる)、人種的差別の激しい、そして飲酒と賭博狂いの国であった……、
明治期の外国の様子を正直に述べているのは貴重かもしれない。訳者は、読みやすい訳を求められたというがたしかに読みやすい。訳者が訳していて大げさというのは、内村がアメリカに到着し感激のあまりに泣いたというところだろうか。この本を機会に新たな読者を得て、内村鑑三の著書が読まれることはいいことだと思う。ただ、この本で内村鑑三の著書に興味を持った読者は翻訳文章と内村の文章とのギャップにさぞ驚くことだろう……、(笑)
内容は、キリスト教との出会い、はじめての教会、入信、渡米、病院勤務、神学に関して、ニューイングランドへ、神学校へ入学、帰国からなる。いわゆる日記の抜粋を挿入しつつ、当時の心情やキリスト教国について述べる告白文学である。
内村は、キリスト教国であるアメリカに聖地としての憧れを抱いて渡米したが、そこは客船で仲間がスリに遭い(のちに内村も傘を盗まれる)、人種的差別の激しい、そして飲酒と賭博狂いの国であった……、
明治期の外国の様子を正直に述べているのは貴重かもしれない。訳者は、読みやすい訳を求められたというがたしかに読みやすい。訳者が訳していて大げさというのは、内村がアメリカに到着し感激のあまりに泣いたというところだろうか。この本を機会に新たな読者を得て、内村鑑三の著書が読まれることはいいことだと思う。ただ、この本で内村鑑三の著書に興味を持った読者は翻訳文章と内村の文章とのギャップにさぞ驚くことだろう……、(笑)
2019年12月14日に日本でレビュー済み
天皇陛下不敬の徒が異教にかぶれた経緯をいきがって書いた本だと思ってた。
ぜんぜん違ってた。
私にとってはアルジャーノンに花束をのような、不意討ちでドカンと感動が襲ってくる作品でした。
日本からアメリカに渡った貧乏大学生は、最初は、精神薄弱児童の看護施設で働きながら勉学していた。一年もたずしてドロップアウト。ニューイングランドに転居。
ただ、彼の転居は、彼の東洋学的見識を見込まれて、請われてそうなったものかもしれない。
新しい学園の学長はとてもあたたかく彼を迎え入れた。そして、彼の本格的なキリスト教への道が始まった。
異国から来た貧乏学生が、寒い土地で孤独に健気にその土地の宗教を学んでいた。そんな彼を、周囲の人はあたたかく見守ってくれていた。
グレートアメリカ。ありがとう。
内村鑑三のキリスト教信徒になった理由は、単なる西洋かぶれではなかった。
でも、キリスト教の教義が理由というのでもない。
学長のあたたかな瞳は理由のひとつにはなったが、それだけではない。
孤独の中での神との自問自答的対話の結果だけでもない。
そして、アメリカでお世話になった人への義理立てということはまったくない。
一番のきっかけは、アデレード・アン・プロクターの言葉との出合いだった。
この貧乏留学生は、ある厳しい冬に、お腹をすかせ寒い孤独なクリスマスを過ごした。
その前日に、寒さに耐えかねて援助を求めて篤志家のもとを訪ねようとした。しかし、ギリギリのところで彼はお金を無心する誘惑をはねのけて自宅へ戻った。
母国の誇り、自らの矜持を立派に守ることがてきたのだ。
しかし、寒く孤独なクリスマスと正月を空腹ながらもやりすごすことができたけれども、いよいよもう駄目だというときに、運命的な出来事が起きた。
宝くじが当たった?ノー。
篤志家が助けに来てくれた?いやいや、これもノーノー。
運命はアデレードの詩と出合いだった。
愛のために惜しみ無い誠実な意思で
あたえることのできる人は偉大だと思う
けれども深い愛のために、何かを受けとる人は
もっと心の広い人だと、みなそうと思う。
この言葉で内村の張りつめた心がとけた
なんと素晴らしい本であることか。
ぜんぜん違ってた。
私にとってはアルジャーノンに花束をのような、不意討ちでドカンと感動が襲ってくる作品でした。
日本からアメリカに渡った貧乏大学生は、最初は、精神薄弱児童の看護施設で働きながら勉学していた。一年もたずしてドロップアウト。ニューイングランドに転居。
ただ、彼の転居は、彼の東洋学的見識を見込まれて、請われてそうなったものかもしれない。
新しい学園の学長はとてもあたたかく彼を迎え入れた。そして、彼の本格的なキリスト教への道が始まった。
異国から来た貧乏学生が、寒い土地で孤独に健気にその土地の宗教を学んでいた。そんな彼を、周囲の人はあたたかく見守ってくれていた。
グレートアメリカ。ありがとう。
内村鑑三のキリスト教信徒になった理由は、単なる西洋かぶれではなかった。
でも、キリスト教の教義が理由というのでもない。
学長のあたたかな瞳は理由のひとつにはなったが、それだけではない。
孤独の中での神との自問自答的対話の結果だけでもない。
そして、アメリカでお世話になった人への義理立てということはまったくない。
一番のきっかけは、アデレード・アン・プロクターの言葉との出合いだった。
この貧乏留学生は、ある厳しい冬に、お腹をすかせ寒い孤独なクリスマスを過ごした。
その前日に、寒さに耐えかねて援助を求めて篤志家のもとを訪ねようとした。しかし、ギリギリのところで彼はお金を無心する誘惑をはねのけて自宅へ戻った。
母国の誇り、自らの矜持を立派に守ることがてきたのだ。
しかし、寒く孤独なクリスマスと正月を空腹ながらもやりすごすことができたけれども、いよいよもう駄目だというときに、運命的な出来事が起きた。
宝くじが当たった?ノー。
篤志家が助けに来てくれた?いやいや、これもノーノー。
運命はアデレードの詩と出合いだった。
愛のために惜しみ無い誠実な意思で
あたえることのできる人は偉大だと思う
けれども深い愛のために、何かを受けとる人は
もっと心の広い人だと、みなそうと思う。
この言葉で内村の張りつめた心がとけた
なんと素晴らしい本であることか。
2015年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明治の初め、まだ書物も少なく、仏教の教義を体系的に説明したものもなかったのでしょう。そういう時代にあって、唯一体系的な教義を内村に示したのがキリスト教だったのでしょう。ただ、札幌農学校の学生たちが信者になっていく経緯は、学生運動が盛んだったころ、左翼に取り込まれていった若者たちと重なります。
とても真摯に書かれたものですが、帯に「内村君、大いに悩む!!」と大書してありました。著者に失礼です。
とても真摯に書かれたものですが、帯に「内村君、大いに悩む!!」と大書してありました。著者に失礼です。
2016年10月12日に日本でレビュー済み
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他のレビューと同じく、私も岩波版に躓いた者ですが、この書は文字も大きく読みやすい。内村鑑三の「救いの証し」を青年たちに伝えるに最良の本です。今は古典となり馴染みのなくなってしまったた書をあらためて開くのにこのシリーズは素晴らしい!