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地域再生の失敗学 (光文社新書) 新書 – 2016/4/19
購入オプションとあわせ買い
●ゆるキャラとB級グルメは無駄
●「活性化か消滅か」ではない選択肢を
●ここにしかない魅力を徹底的に磨け!
気鋭の経済学者が、一線級の研究者、事業家、政治家たちと徹底議論し、今本当に必要な「正しい考え方」を示す
地域再生の歴史は、失敗の歴史だったと言っても過言ではない。しかし今、その地域再生の成否に、日本の未来がかかっている。これまでの試みが失敗してきたのはなぜか。本当に必要とされているものは何か。本書では、人口減少を前提とした地域の再編成と、そこにしかない強みを武器にした真の再生のための条件を探る。幅広い知見に基づく発言で人気の経済学者が、今注目する最先端の研究者、事業家、政治家たちと徹底議論。毒まんじゅうのように地域を衰弱させる口当たりのいい政策にだまされないための「正しい考え方」と、地方がこれからとるべき選択のヒントを示す。
飯田泰之(いいだやすゆき)
1975年、東京都生まれ。明治大学政治経済学部准教授。
木下斉(きのしたひとし)
1982年、東京都生まれ。一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事。
川崎一泰(かわさきかずやす)
1969年生まれ。東洋大学経済学部教授。
入山章栄(いりやまあきえ)
1972年生まれ。早稲田大学ビジネススクール准教授。
林直樹(はやしなおき)
1972年、広島県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科・特任助教。
熊谷俊人(くまがいとしひと)
1978年生まれ、神戸市出身。千葉市長(二期目)。
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2016/4/19
- ISBN-104334039154
- ISBN-13978-4334039158
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2016/4/19)
- 発売日 : 2016/4/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 301ページ
- ISBN-10 : 4334039154
- ISBN-13 : 978-4334039158
- Amazon 売れ筋ランキング: - 31,820位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 219位光文社新書
- - 9,383位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事、内閣官房 地域活性化伝道師、熊本城東マネジメント株式会社代表取締役、一般社団法人公民連携事業機構 理事。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、経営学修士。専門は経営を軸に置いた中心市街地活性化、社会起業等。
2000年、高校時代に全国商店街の共同出資会社である商店街ネットワークを設立社長に就任し、地域活性化に繋がる各種事業開発、関連省庁・企業と連携した各種研究事業を立ち上げる。この時期よりブログ「経営からの地域再生・都市再生」を開始。その後、大学に進学し、経済産業研究所リサーチ・アシスタントや東京財団のリサーチ・アソシエイト等を兼務。2008年より熊本市を皮切りに地方都市中心部における地区経営プログラムの全国展開を開始。事業による地域活性化を目指す全国各地のまちづくり会社、商店街と共に2009年に一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス設立、地権者を中心とした各地でのまちづくり会社の設立支援や投資を行っている。2010年には内閣府政策調査員を務めるなど、政策立案にも取り組み、2012年からエリア・イノベーション・レビュー( http://air.areaia.jp/ )を発行し、必要な政策提言や失敗事例集などの発表を行っている。さらに2013年からは公民連携事業機構を発足、2015年から公民連携プロフェッショナルスクールを開校し、2018年からは都市経営プロフェッショナルスクールへと発展させている。
■情報発信
note
https://note.com/shoutengai/membership
Voicy
https://voicy.jp/channel/2028
■主な役職
一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事
一般社団法人公民連携事業機構 理事
熊本城東マネジメント株式会社 代表取締役
勝川エリア・アセット・マネジメント株式会社 取締役
サッポロ・ピン・ポイント株式会社 代表取締役
慶應義塾大学SFC研究所 上席研究員 など
■アドバイザー/委員等
内閣官房 ふるさとづくり有識者会議
内閣府 地域活性化伝道師
総務省 地域人材ネットメンバー
財団法人地域活性化センター 地域づくり人材データバンク
独立行政法人都市再生機構 まちづくり支援専門家
一般財団法人民間都市開発推進機構 住民参加型まちづくりファンド選定委員会委員
など
■受 賞
2000年 新語流行語大賞「IT革命」
2002年 日本初の社会起業家コンペティション・STYLE 優秀賞
2003年 論文「日本型まちづくりの終焉」 毎日新聞社・フジタ未来経営賞
論文「変化に適応する組織化」 商工総合研究所・中小企業活動本賞
2004年 早稲田大学 学生文化賞
2005年 論文「地方経済復活の鍵」 商工総合研究所・中小企業懸賞論文準賞
2016年 東洋経済オンライン「いいね!大賞」
2018年 書籍「凡人のための地域再生入門」尾崎行雄記念財団・咢堂ブックオブザイヤー2018 地方部門大賞
2021年 書籍「まちづくり幻想」尾崎行雄記念財団・咢堂ブックオブザイヤー2021 地方部門大賞
■連絡先
木下斉 Hitoshi Kinoshita ( twitter : shoutengai )
一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス (AIA)
〒141-0032 東京都品川区大崎2-4-6
公式サイト http://www.areaia.jp/
【お問い合わせフォーム】 http://ws.formzu.net/fgen/S96971793/
金沢大学人間社会研究域地域創造学系(准教授)。京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了、博士(農学):京都大学。人間文化研究機構総合地球環境学研究所研究部(プロジェクト研究員)、横浜国立大学大学院環境情報研究院(産学連携研究員)、電力中央研究所社会経済研究所(客員研究員)、東京大学大学院農学生命科学研究科/ソーシャルICTグローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム(特任准教授)などを経て現在に至る。測量士補、専門社会調査士、二級ビオトープ計画管理士。専門は農村計画学。あと人口統計学を少々。
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イメージ付きのレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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放談的な感じなってしまうのが常だ。
ただ本書は飯田さんがイントロダクションでまとめたうえで対談に入っているので
そこまで散漫な印象は受けない。
地方在住の身からすると
全体的にどうしても政策的な目線や東京的な目線が気になるところですが、
やはりここで光るのは、ご存知、狂犬の木下さんだ。
割とどこでも同じようなことを話してらっしゃるんですが、
地方活性化に興味のある人は木下さんは一読すべきであろう。
また能登震災後に読んだこともあり、
林直樹さんの自主再建型移転論も非常に勉強になった。
入山さんや熊谷さんも、才気あふれる話で面白かったが、
これは地方の話なのか、という感じもした。
また川崎さんの議論が一番アカデミックでまとまっている。
例えば地方公共団体の主な収入源は固定資産税ではなく地方交付税交付金であると指摘しています。固定資産税の減免のあり方がシャッター街をリノベーションすることを妨げているのではないかといったことが指摘されます。
まあ、ゆるキャラに関しては大目にみてもいいのではないかと思います。地域のシンボルになり得る素材ですから。
クマモンについては、わざわざ東京からくまもんに会いにいく人は少ないわけで、基本は県内の人たちの盛り上がりとなる。同じ区域内で消費が行われる事は悪い事ではないが、大事なのは区域外からのお金を入れる事。
商売でも何でもそうだけど、人のポケットから自分のポケットにお金を入れる事が構造で、それを自分のポケット内でやっても意味がない。
つまり、全て国内消費だとすれば、日本国内でのお金をどれだけ自分のところに集められるか?というのが、地方再生には大事という事だ。
B級グルメについては、県外からの人を集めて開催しても、収支でプラスになるのか不明だし、食材を県外で購入して持ち込んでいたら、購入してキャッシュが落ちるのは県外なので意味がないという事なのだ。
人口も結局、国内の人の取り合いなので、どこかが増えれば、どこか減る。ましてや人口減少国なので、確実に減るのである。
人もお金も外から取ってくるしかないのであり、その頭でやらないと衰退するよっていう話をしてくれている。人口なんて基本は増えないし、お金だって勝手には増えない。
それでも交付金とかっていう麻薬があるので金銭感覚が狂ってくるのだ。
行政もビジネスだと橋下さんが言ってたけど、収支で黒になる方法を必死に考えていかないと先は暗いよって話なんだろうな。
国の制度もあるだろうけど、いかに頼らずにやれるか?を考えておいた方が、国に左右されずに行政運営ができる気がする。
そして多くの場合、補助金依存でコンサルタントが書いた企画書に乗っかり、失敗する。
そして、誰も責任を取らず、債務は未来へ先送りされる。
いつまでこんな失敗を繰り返して税金を無駄にしていくのか?
補助金を取ってくる地方公務員が出世する仕組みが果たして地域の未来を明るくするのでしょうか?
すでに地方公務員が地域の上流階級化、あるいは特権階級化するなか、死に物狂いで働く非正規労働者や中小企業の会社員が疲弊する社会。
本書での地域とは人口10万人以上の市の中心街とその通勤圏と定義。
地域自体で稼ぎ、その域内で経済を回す それが出来ないとダメ
備忘録メモ
多額の税金かけた経済対策がゆるキャラ?
B級グルメの巨大イベントの儲かるのは誰? 地域内、地域外?
道の駅 本当に儲かっている?
どこでも同じようなイベント
いかに国から金を引っ張り、それを食い合うかという話
シャッター商店街のオーナーはその商店街では豊かなヒト だから活性化むずかしい
自腹なヒトは必至に行動する 無料のセミナー 無料な資料
プレーヤーに必要な資質 開放性 誘致するだけでは無意味
地域内での貿易黒字の重要性 商品を出して外貨を稼ぐ 産業連関表が重要
支援より緩和
捨てる根性 過疎地では集団移転の選択肢も
経済効果や波及効果の試算には注意が必要 減少が計算に入っていない
公共投資は東京と地方の格差を是正しなかった
公共部門は儲けてはいけないという神話
公共性の名の下での採算度外視のとんでも事業
社会資本投資の失敗 例えば関東とその他の地方の格差温存
PFI,指定管理者制度
第三セクターの失敗
なぜ「まちなか」に行かなくなったのか? 面白くないから
地方から適正に税などを集める事に対して誰も発言しない、議論しない。応分の受益者負担
公的資金を使うだけの地方分権は無意味
補助金政策は持続可能ではない
税制の問題 固定資産税や減免措置の問題 地方の税制改革が最優先
一番ダメな業界は大学 横のコミュニケーション無し
過疎度の指標 個々の人の生活、住民の共同活動、帰属意識、財政、産業として農林業
民俗知の種火を残すための拠点(種火集落)
移転は敗走ではないという意識
穏やかな終末期も視野に
思い込みを排した複数の青写真から選ぶ 合意形成 足りないならガマンする
人口減=悪からの脱却
これから同じ話が日本全体に対してもかかってくるんだと思う。子どもにちゃんと商売学ばせたい。あと過保護な制度も良くない
新しい視点だという人もいるだろうが、町おこしが金持ち老害の新しい搾取で有為の若者が逆に見限るという事例は事書かないし、そういう意味だとあと40年放置して地域が本当に滅ぶまで放置するののアリバイ作りをやっているような物だが、それを正当化した後に「じゃあどうする」「具体的民間主導の商売やってるのか?」と言われると、この手の学者コンサルに実績なんてほとんどないし、個別の事実認識も机上の物が多い。その能力があれば自分でやってるだろう。なので、民間の一般人や地方在住の人にとっては一章の再生請負会社の人の話だけ膨らませてくれた方が実感があるし、残りは官僚政治家向け。それが無駄とは思わないけれど・・・
各章では
・「地域再生を民間主体で行うというのはいったい何をすることなのか(p.11)」
・「地域再生における官のあり方(p.11)」
・「アイデアを生み出し、所得を上げるイノベーションに結びつけていくために、地域には何が必要なのか(p.12)」
・限界集落の事例に基づく、「選択肢の一つ」としての「自主再建型移転(集落移転の一種)(p.191)」
・「地域再生のために必要な政策的措置は何か(p.13)」
が主題となる。
地域再生について多くのヒントに富むが、なかでも私は以下のことを学んだ。
1 地域活性化策におけるコストやリターンを意識することの重要性
考えてみれば当然のことなのだが、「B級グルメ、ゆるキャラ、そしてイベントの三つ」は「かけたお金以上に地元にお金が戻ってこない(p.24)」ため「投資ではなく、消費(p.25)」という指摘に目から鱗が落ちたりする。
2 民間の個人・企業の主体性と、そのインタラクションの必要性
「結局は『人』がいるかいないかだとはいわれますね。強力なリーダーシップと問題意識を持った人が現れて、みんなと話をして説得する(p.134)」「イノベーションが起こる条件としてフェイス・トゥ・フェイスでのやり取り、つまりインタラクションが大事だ(p.156)」。
このあたりは、(「地域再生」のゴールのイメージは著者と大きく異なるだろうが)山崎亮の主張や取り組みにも通じるところではないか。
3 具体的な数字に基づいて考えること
ゲストの1人は例えば次のように述べる。
「雪国の場合は、市町村道一キロメートルの維持に年間九〇万円ほどかかっています。たとえば枝道を五キロメートルほど入ったところに高齢者が一人でポツンと暮らしている場合、その人のためだけに年間四五〇万円の支出が行われていることになります(p.231)」。賛否はともかく、こういうデータを出して議論をすることが大事だろう。
さらにあと2箇所引用。
「地方論でピントがずれていると思うのは、地方の人が皆、絵に描いたような『田舎』に住んでいると思っていることですね。とくに首都圏の人たちに多い。しかし、実際は大半の人は地方でも都市部に住んでいる(p.274)」。
「何も知らない外野が偉そうに言う」というのは『はじめての福島学』の著者の言う「俗流フクシマ論」とも共通することだろう。
「私には五歳の子がいるんですけど、この子が後期高齢者になる頃には、日本の人口は半分に減っているんですよね(p.228)」。こう言われると、日本の少子化が急にリアリティをもって迫ってくる。
この本で指摘されている通り「この催しを行って、市は盛り上がるの? 大会に来たお客さんは、近くの商店街に足を運んでくれるの?
またこの市に来たいな、と思ってくれるの?」と感じてしまいます。
一時といか、その日は盛り上がるでしょう。ですが、翌日にはまた閑散とした状態に戻ります。本当にそれで良いのでしょうか?
この本ではそういった現状での失敗と、どうすれば再生していくかが書かれてあります。
特効薬はありません。民間で意見を出し合い、少しずつ少しずつ再生していくしかありません。