とても面白いです。
おとぎ話のようなシェイクスピアのような文章のような雰囲気ですが、
内容は現実味があります。
某国の政治もこんなところがあるのかと想像したりもします。
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短くて恐ろしいフィルの時代 (河出文庫) 文庫 – 2021/8/5
ジョージ・ソーンダーズ
(著),
岸本佐知子
(翻訳)
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脳が地面に転がるたびに熱狂的な演説で民衆を煽る独裁者フィル。
国民が6人しかいない小国をめぐる奇想天外かつ爆笑必至の物語。
ブッカー賞作家が生みだした大量虐殺にまつわるおとぎ話。
国民が6人しかいない小国をめぐる奇想天外かつ爆笑必至の物語。
ブッカー賞作家が生みだした大量虐殺にまつわるおとぎ話。
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2021/8/5
- 寸法10.5 x 0.7 x 14.9 cm
- ISBN-104309467369
- ISBN-13978-4309467368
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商品の説明
著者について
ジョージ・ソーンダーズ
1958年テキサス州生まれ。一見なにげない日常を奇妙な想像力で描く
現代アメリカを代表する作家。邦訳に『リンカーンとさまよえる霊魂たち』(ブッカー賞)、
『短くて恐ろしいフィルの時代』など。
岸本佐知子
翻訳家。おもな訳書に、S・タン『内なる町から来た話』、
L・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、M・ジュライ『最初の悪い男』、
著書に『ひみつのしつもん』など。『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞受賞。
1958年テキサス州生まれ。一見なにげない日常を奇妙な想像力で描く
現代アメリカを代表する作家。邦訳に『リンカーンとさまよえる霊魂たち』(ブッカー賞)、
『短くて恐ろしいフィルの時代』など。
岸本佐知子
翻訳家。おもな訳書に、S・タン『内なる町から来た話』、
L・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、M・ジュライ『最初の悪い男』、
著書に『ひみつのしつもん』など。『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞受賞。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2021/8/5)
- 発売日 : 2021/8/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 160ページ
- ISBN-10 : 4309467369
- ISBN-13 : 978-4309467368
- 寸法 : 10.5 x 0.7 x 14.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 235,261位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月18日に日本でレビュー済み
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抽象的な物語なので、好き嫌いが分かれると思います。
2024年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界中の何処かでは戦争や紛争が起きていて、なぜこんなことがおきるのか?
しかし日本においても世界においても人類は(動物も?)愚かな同じことの繰り返しをし続けるのか?
この本でも感じたように思えたが!
しかし日本においても世界においても人類は(動物も?)愚かな同じことの繰り返しをし続けるのか?
この本でも感じたように思えたが!
2020年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原作の文章がそうなのか、日本語訳者の才能か分からないが文章表現がユニークで引き込まれる。作者の文体がダントツで真似られるというから原作の力なのだろう。井上ひさしの「吉里吉里人」に通じる諧謔がおもしろい。
テーマは普遍的で新味はない。最後に独裁者の滅びる顛末があっさりしていて盛り上がりに欠ける。
解放者として登場の大ケラー国はさしずめヒトラーを駆逐したアメリカになぞらえたものか?そうみると評価は少し下がる。
テーマは普遍的で新味はない。最後に独裁者の滅びる顛末があっさりしていて盛り上がりに欠ける。
解放者として登場の大ケラー国はさしずめヒトラーを駆逐したアメリカになぞらえたものか?そうみると評価は少し下がる。
2023年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
排他主義、排外主義、独裁、戦争、マスコミ、その他もろもろの問題を凝縮した「寓話」。ジスイズ寓話。
途中出てくる国があまりにもアメリカでコーヒーを吹いてしまいました。
途中出てくる国があまりにもアメリカでコーヒーを吹いてしまいました。
2012年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジェノサイドを描いた寓話を書きたかった--一言で説明するなら、この作者の言葉を引用するしかないという内容です。
イソップや中国の故事のように、シンプルに端的に、それでいて含蓄ありげにストーリーは進んでいきます。
これだけなら、ざっと読んで内容を理解したら終わりのただの大人の寓話ですが、それとわかっていながらも実に面白く読めます。
スクラップで作ったロボットのような登場人物たちという、本来アニメや絵本、コミックに向きそうな世界を敢えて文章で表現しているからか、頭の中に次々浮かぶ映像がそれだけでもかなり読み手を惹きつけます。それが実に笑えるし、物悲しい。最初からお手盛りの絵を見せられるよりはるかに効果的です。読んでいる短時間のうちにどっぷりはまってしまいました。
この作品は本来長編だったのを中編に刈り込んだとのこと。寓話としての完成度は刈り込むことで格段に上がったはずだと容易に推測されますが、完成度を犠牲にしてでも長編にしてくれていたら、この登場人物たち、彼らの暮らす世界ともっと長くつきあえたのにな...と、それを残念に思ってしまうくらいです。
フィルの時代が終わったあとの、この世界の右往左往も別の作品で書いてくれたらこの希望も満たされるのですが。
イソップや中国の故事のように、シンプルに端的に、それでいて含蓄ありげにストーリーは進んでいきます。
これだけなら、ざっと読んで内容を理解したら終わりのただの大人の寓話ですが、それとわかっていながらも実に面白く読めます。
スクラップで作ったロボットのような登場人物たちという、本来アニメや絵本、コミックに向きそうな世界を敢えて文章で表現しているからか、頭の中に次々浮かぶ映像がそれだけでもかなり読み手を惹きつけます。それが実に笑えるし、物悲しい。最初からお手盛りの絵を見せられるよりはるかに効果的です。読んでいる短時間のうちにどっぷりはまってしまいました。
この作品は本来長編だったのを中編に刈り込んだとのこと。寓話としての完成度は刈り込むことで格段に上がったはずだと容易に推測されますが、完成度を犠牲にしてでも長編にしてくれていたら、この登場人物たち、彼らの暮らす世界ともっと長くつきあえたのにな...と、それを残念に思ってしまうくらいです。
フィルの時代が終わったあとの、この世界の右往左往も別の作品で書いてくれたらこの希望も満たされるのですが。
2023年10月5日に日本でレビュー済み
“十二月の十日“を読んでからだと、抽象的な寓話風で読み易いが。。
結構直接暴力的で、それぞれの都合で考えて行動していて、それがまた現実をなぞらえているようで、しんどいなあ。何かの拍子に思い出すのが嫌だから忘れたいが、頭に残りそうな。
文体自体を面白がれたら楽しく読めるのかな。なかなか手強い本です。
結構直接暴力的で、それぞれの都合で考えて行動していて、それがまた現実をなぞらえているようで、しんどいなあ。何かの拍子に思い出すのが嫌だから忘れたいが、頭に残りそうな。
文体自体を面白がれたら楽しく読めるのかな。なかなか手強い本です。
2021年11月29日に日本でレビュー済み
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面白くて怖い物語でした。