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奇跡の六番勝負: サラリーマンがプロ棋士になった日 (河出文庫 ふ 17-1) 文庫 – 2018/8/4
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- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2018/8/4
- 寸法10.9 x 1.2 x 15 cm
- ISBN-104309416268
- ISBN-13978-4309416267
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2018/8/4)
- 発売日 : 2018/8/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 260ページ
- ISBN-10 : 4309416268
- ISBN-13 : 978-4309416267
- 寸法 : 10.9 x 1.2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 882,468位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,891位河出文庫
- - 129,620位ノンフィクション (本)
- - 227,997位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1969年愛知県生。名古屋大学工学部電気学科中退。ライター、エディター。電子雑誌トルタル編集長。
1995年「月刊近代麻雀ゴールド」「月刊GON!」誌でライターとして活動開始。その後雑誌、ムック、webなどに幅広いジャンルの記事を取材・執筆し、2004年12月に初の著書「アホウドリの糞でできた国ナウル共和国物語」(寄藤文平との共著)を出してからは、単行本も手がけている。著書以外に、後藤元気編「将棋エッセイコレクション」(ちくま文庫)「続・次の本へ」(苦楽堂)にコラムを執筆。
編集協力・執筆協力・構成で関わったおもな単行本は「これだけは知っておきたい世界の宗教 知識と謎80」竹内睦泰、「報道できなかった自衛隊イラク従軍記」金子貴一、「上野の山はパンダ日和」佐川義明、「テレビで言えなかったニュースの裏側!」岩田公雄、「裏切りの流儀」高田純次・茂木健一郎、「病気にならない体をつくるドライヤーお灸」川嶋朗、「あなたらしい運命を引き寄せる「感じる力」」キース・ビーハン、「ふくらはぎケアマッサージでお悩み解決!」川嶋朗監修・室谷良子指導、「食べても太らない!糖質ゼロの健康法」釜池豊秋、「ネガティブな気持ちが消える方法」ダフニ・クロス、「ゴルフ週刊誌のFacebookが日本一になった理由」広瀬有二、「TOKYO図書館紀行」「TOKYO研究所紀行」「TOKYO本屋さん紀行」、「夢をつなぐ」松本薫、「エアコンを3℃上げれば寿命が延びる」川嶋朗、「東大物理学者が教える考える力の鍛え方」上田正仁、「ロコトレ健康法」石橋英明、「メイド・イン・ジャパン世界にほこる日本の町工場」3〜5、「まんがと図説 般若心経をよむ」、「マンガでわかるイギリスの歴史: 一気に読み解く! 世界史を変えた人物列伝」、「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」鈴木琢也、「人生が変わる! 無意識の整え方」前野隆司、「調味料検定公式テキスト」、「なるほど! ザ・民族図鑑」島崎晋、「マンガと図解これからの東洋医学」、「心と身体のパフォーマンスを最大化する 「氣」の力」藤平信一、「無意識と「対話」する方法」前野隆司・保井俊之、「自分を動かし続ける力」鈴木琢也、「あなたのチームがうまくいかないのは無意識の思いこみのせいです」守屋智敬、「図解これだけは知っておきたいAI(人工知能)ビジネス入門」三津村直貴、「自分で治す!下肢静脈瘤」岩井武尚、「フタバスズキリュウ もうひとつの物語」佐藤たまき、「正解のない難問を解決に導く バックキャスト思考」石田秀輝・古川柳蔵など。その他ペンネーム、クレジット無しの著書・編著もあるが、それはナイショ。
2010年5月より、インディ電子書籍レベール"カナカナ書房"をスタート。電子雑誌トルタルを創刊するなど、ボーン・デジタルな電子書籍も多数、手がけている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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瀬川さんの周りに自然と人びとが集まって、損得抜きで支援を始める。
プロジェクトS(瀬川)という会の名称?までできて。
プロ、アマ将棋界のみならず、マスコミやファンを巻き込んでの運動にまで発展。
7月18日の六番勝負第1局から、11月6日の第5局までの息詰まるような勝負の詳細も読み応えありました。
瀬川さん自身が書いた「泣き虫しょったんの奇跡」と合わせて読むとさらによく理解できます。
将棋ファンながら当時のことは知らないことが多く、楽しめました。
瀬川さんの人柄のおかげで1番良い結果に導かれました。映画も内容がわかっていながら応援しながら魅入った。
「泣き虫しょったんの奇跡」の映画化に伴い、文庫になったわけですが、読みごたえもありますし、補記もその後の将棋界の変遷を知る上で必要な内容でした。
39pの「プロになれた者となれなかった者との実力差など、紙一重でしかない」という指摘はもっともです。瀬川さんがプロになれたものもその理由ですし、奨励会を退会されたのも同様の理由です。運も大切な要素でしょう。
86pには、心の病を患った方や、冬の湖に身を投げて自殺した方の話も登場します。「プロ棋士は常にそれを意識しながら、狂気と紙一重の世界で生きている」とまで書かれていました。大変な世界です。
瀬川さんの問題ですが、将棋界全体の課題なのは本書を読めば理解できます。プロ編入は古くは小池重明氏、近年では今泉健司さんのエピソードがありますが、将棋界の活性化には欠かせません。映画化されたことからもその価値の重さが伝わることでしょう。本書でもそれを推進する方たちの努力と粘り強い交渉過程が書かれていました。
当時の米長将棋連盟会長のスタンドプレーも書かれています。もっともそれだからこそ、多くの棋士の反対を押しのけて突破した課題でもありました。
6番勝負の第1局は、佐藤天彦三段(当時)だったのを知りました。現名人です。補記にはそれが書かれていますが、奨励会の中でも格別の実力者をプロ編入試験の対局者に選んだわけですから、凄い人選でした。
そして第3局は久保利明八段、現王将をあてています。銀河戦での対瀬川戦を考えると、これもまた実によく考えた人選でした。
第4局の中井広恵女流六段も凄いですね。後に中井さんの行動を思えば、この対局がエポックメイキングになったのも頷けます。補記に触れられていました。
第5局の当初の対戦相手は、フリークラスに陥落(現在は引退)された方を選ぶあたりも厳しいですね。ご本人の了解をとらないでの対戦発表というわけで、米長さんの無茶ぶりがここでも感じられました。
終章から補記までも必読です。その後の瀬川さんのプロ棋士としての歩みと将棋界の変遷が上手くまとめられていました。
将棋のことは藤井君、ヒフミン、羽生しか知らなかったけど、一気に読んでしまった。
将棋界に生きる人たちの生き様や人間ドラマにグイグイ引き込まれる。
これが創作でなく現実に起こったドラマということに驚く。
個人的には、読売の将棋担当記者や、将棋連盟の会長など、職業柄「読み」のプロが盤外で行う、大人の動きが面白かった。