世界的に有名なバイオリニストパオロ・レヴィは、なぜかモーツァルトを弾かない。
50歳を目前にした本人から新米記者に、その謎が静かに語られる。
ナチス収容所から生還した楽団員3名の感動の再会。
バイオリンに魅せられていく過程…。
史実を踏まえた、美しく切ないストーリー。
音楽家でさえ、この本により、さらに音楽の深い魅力に惹きこまれてしまう。
時代背景やベニスの様子が細やかに描かれた絵も素敵。
絵本ながら、字数は多い。大人にもおススメ。
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モーツァルトはおことわり 単行本 – 2010/7/30
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世界的バイオリニスト、パオロは決してモーツァルトを演奏しない。その理由は、ナチス強制収容所の悲劇とつながっていた…。音楽を武器に戦争を生き抜いた人々を描く。
- 本の長さ80ページ
- 言語日本語
- 出版社岩崎書店
- 発売日2010/7/30
- 寸法1.2 x 18 x 22 cm
- ISBN-104265820255
- ISBN-13978-4265820252
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商品の説明
著者について
【マイケル・モーパーゴ・作】 1943年、イギリス・ハートフォード州生まれ。ロンドン大学キングズ・カレッジ卒業。小学校教諭を経て作家となり、とりわけ児童文学作品を数多く発表。この分野で、現代イギリスを代表する作家のひとり。邦訳作品に、『ザンジバルの贈り物』(BL出版)『ケンスケの王国』『負けるな、ロビー! 』『世界で一番の贈りもの』『兵士ピースフル』(いずれも評論社)など多数。
【マイケル・フォアマン・絵】 1938年、イギリス・サフォーク生まれ。王立美術学校で学ぶ。イギリスを代表する絵本作家、イラストレーターとして活躍中。作品に『負けるな、ロビー! 』『世界で一番の贈りもの』(評論社)『世界をみにいこう』(フレーベル館)『あ、そ、ぼ』(小学館)など多数。1982年『ニョロロンとガラゴロン』(講談社)で、1989年『ウォー・ボーイ』(ほるぷ出版)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。
【さくまゆみこ・訳】 東京生まれ。編集者・翻訳家として活躍。青山学院女子短期大学教授。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)『エンザロ村のかまど』(沢田としき絵/福音館書店)など、訳書に「リンの谷のローワン」シリーズ(エミリー・ロッダ作)、『サンタのなつやすみ』『風が吹くとき』(R・ブリッグズ作)『ゆき』『おとうさんのちず』(ユリ・シュルビッツ/ともにあすなろ書房)「クロニクル千古の闇」シリーズ(M・ペイヴァー作/評論社)『モーツァルトはおことわり』(M・モーパーゴ文/M・フォアマン絵)『宇宙への秘密の鍵』(ルーシー&スティーヴン・ホーキング著/ともに岩崎書店)など多数。
【マイケル・フォアマン・絵】 1938年、イギリス・サフォーク生まれ。王立美術学校で学ぶ。イギリスを代表する絵本作家、イラストレーターとして活躍中。作品に『負けるな、ロビー! 』『世界で一番の贈りもの』(評論社)『世界をみにいこう』(フレーベル館)『あ、そ、ぼ』(小学館)など多数。1982年『ニョロロンとガラゴロン』(講談社)で、1989年『ウォー・ボーイ』(ほるぷ出版)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。
【さくまゆみこ・訳】 東京生まれ。編集者・翻訳家として活躍。青山学院女子短期大学教授。著書に『イギリス7つのファンタジーをめぐる旅』(メディアファクトリー)『エンザロ村のかまど』(沢田としき絵/福音館書店)など、訳書に「リンの谷のローワン」シリーズ(エミリー・ロッダ作)、『サンタのなつやすみ』『風が吹くとき』(R・ブリッグズ作)『ゆき』『おとうさんのちず』(ユリ・シュルビッツ/ともにあすなろ書房)「クロニクル千古の闇」シリーズ(M・ペイヴァー作/評論社)『モーツァルトはおことわり』(M・モーパーゴ文/M・フォアマン絵)『宇宙への秘密の鍵』(ルーシー&スティーヴン・ホーキング著/ともに岩崎書店)など多数。
登録情報
- 出版社 : 岩崎書店 (2010/7/30)
- 発売日 : 2010/7/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 80ページ
- ISBN-10 : 4265820255
- ISBN-13 : 978-4265820252
- 寸法 : 1.2 x 18 x 22 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 337,142位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年2月20日に日本でレビュー済み
若手記者が、モーツアルトについての質問は禁句の、世界的に名を馳せるバイオリニストにインタビューをするところから物語は始まります。
この「モーツアルトはおことわり」は、インタビューを受けるバイオリニストが何故モーツアルトの作品を演奏しないのか、
その理由を、史実を絡めて、悲しくも美しい物語として素晴らしく仕上げられています。
第二次世界大戦のユダヤ人虐殺、ナチスがユダヤ人を強制収容所へと連行するときに、必ず演奏されたのがモーツアルトの作品だった。
そして、それをナチスから強制的に演奏させられていたのが、このバイオリニストの父と母。
バイオリンの演奏が出来たからこそ連行を免れた父と母だった。
しかし、演奏をする目の前を連なり歩いていく人々の行く末を知りながら、毎回モーツアルトを演奏しなければならない地獄。
終戦後、もう二度とバイオリンを弾かないと心に決めた父と母。
それでも興味という自然の成り行きが、子供をバイオリンへと導く。
それは、ストリートでバイオリンを演奏していた老紳士の影響もあり、次第にその老紳士の指南を父と母に内緒で受ける。
そしてそれを打ち明ける時、父と母、その老紳士、すべてが繋がり合った。
なんと、あのモーツアルトを演奏していた時の仲間だった・・・。
僕は時々思います。
世襲という職業や地位など、子孫が受け継ぐという習わしが物質社会にあるように、
目に見えない無意識が織りなす世襲というものが必ずあるのだと。
そしてこの物語での、父と母の想いと老紳士の想いの橋渡しをも、その見えない世襲の働きによって行われた。
自分の中に生まれる想いとは、先祖から引き継ぐ切なる想いなのかもしれない。
「モーツアルトはおことわり」、この物語を読んで、すべての縁の奥深さを僕は改めて感じました。
この「モーツアルトはおことわり」は、インタビューを受けるバイオリニストが何故モーツアルトの作品を演奏しないのか、
その理由を、史実を絡めて、悲しくも美しい物語として素晴らしく仕上げられています。
第二次世界大戦のユダヤ人虐殺、ナチスがユダヤ人を強制収容所へと連行するときに、必ず演奏されたのがモーツアルトの作品だった。
そして、それをナチスから強制的に演奏させられていたのが、このバイオリニストの父と母。
バイオリンの演奏が出来たからこそ連行を免れた父と母だった。
しかし、演奏をする目の前を連なり歩いていく人々の行く末を知りながら、毎回モーツアルトを演奏しなければならない地獄。
終戦後、もう二度とバイオリンを弾かないと心に決めた父と母。
それでも興味という自然の成り行きが、子供をバイオリンへと導く。
それは、ストリートでバイオリンを演奏していた老紳士の影響もあり、次第にその老紳士の指南を父と母に内緒で受ける。
そしてそれを打ち明ける時、父と母、その老紳士、すべてが繋がり合った。
なんと、あのモーツアルトを演奏していた時の仲間だった・・・。
僕は時々思います。
世襲という職業や地位など、子孫が受け継ぐという習わしが物質社会にあるように、
目に見えない無意識が織りなす世襲というものが必ずあるのだと。
そしてこの物語での、父と母の想いと老紳士の想いの橋渡しをも、その見えない世襲の働きによって行われた。
自分の中に生まれる想いとは、先祖から引き継ぐ切なる想いなのかもしれない。
「モーツアルトはおことわり」、この物語を読んで、すべての縁の奥深さを僕は改めて感じました。
2011年6月29日に日本でレビュー済み
インタビュー嫌いの著名なバイオリニストが、新米の新聞記者に語り始めます。美しい水の都ヴェネツィアで暮らした少年時代、彼の両親とバイオリンの師匠が紡いだ、奇跡の物語を・・。
少年時代の彼は、自宅で埃をかぶっていたバイオリンを見つけ、街頭で演奏していた老バイオリニストと出会い、音楽の魅力に引き込まれていきます。そして老バイオリストと両親を引き合わせた時、両親が秘めていた悲しい記憶が明かされます。ナチスによるユダヤ人の強制収容所で起きた恐ろしい出来事と、音楽が結びつけた奇跡の再会が、優しい語り口でつづられていきます。
マイケル・フォアマンさんの淡く美しい絵も、とっても素敵。物語の体裁ですが、絵本と呼びたいような一冊です。2011年の小学校高学年向け課題図書に選ばれましたが、大人の方にもぜひ味わって欲しいです。
ちょっとだけ・・タイトルが惜しいかなあと思って、☆4つにしました。ごめんなさい。
少年時代の彼は、自宅で埃をかぶっていたバイオリンを見つけ、街頭で演奏していた老バイオリニストと出会い、音楽の魅力に引き込まれていきます。そして老バイオリストと両親を引き合わせた時、両親が秘めていた悲しい記憶が明かされます。ナチスによるユダヤ人の強制収容所で起きた恐ろしい出来事と、音楽が結びつけた奇跡の再会が、優しい語り口でつづられていきます。
マイケル・フォアマンさんの淡く美しい絵も、とっても素敵。物語の体裁ですが、絵本と呼びたいような一冊です。2011年の小学校高学年向け課題図書に選ばれましたが、大人の方にもぜひ味わって欲しいです。
ちょっとだけ・・タイトルが惜しいかなあと思って、☆4つにしました。ごめんなさい。
2016年6月10日に日本でレビュー済み
70ページ弱、非常にすっきりとした物語です。 挿絵も豊富で美しい。
小学5~6年生のこどもたちに薦め、読んでもらっていますが、それ以上の子や大人が息抜きに読むのにも適した作品です。
(重く暗い時代や境遇についても描かれており、“息抜き”というのが妥当でないことは分かっていますが、分量として。)
---あらすじ---
幸運が重なり、上司に代わって世界的なバイオリニスト、パオロ=レヴィ氏へのインタビューを任されることになった新米記者のレスリーは、気難しいことで知られ、観察するような眼光の彼を前にしてあがってしまうと、上司から禁止されていた二つの質問、彼のプライベートと、彼が一切演奏しない”モーツァルトの件”とについて口走り尋ねてしまうのだが、少しの沈黙を破ってレヴィ氏が語り出したのは、それまで秘密とされてきた彼の身の上話であった。
パオロ=レヴィは9歳のころ、床屋を営む両親が隠すように持っていたバイオリンの存在に心惹かれると、街で偶然知り合った老人バイオリニストに教えを乞い、見る見る上達していくのだが、実はその老人こそ、彼の両親と生き別れた友人、そして戦下を生き延びるためナチス将校たちの前で幾度もの演奏を共にしたユダヤ人オーケストラの仲間だったのであり、そこにレヴィ氏の両親がバイオリンを封印していた理由も、彼自身が“モーツァルトおことわり”と掲げるようになったわけも隠されていた。
「秘密は嘘と同じ」 ……その気持ちから、自身50歳の誕生日を迎える前にすべてを語った彼は、天にいる両親と恩師も喜ぶようなモーツァルトを次のコンサートで演奏するつもりであることを、清々しそうな様子で付け加えたのだった。
---------------
音楽やリズムは、私たちと切っても切り離せないものの一つでしょう。
その生き生きとした面と、暗い影を落とすこともあるという事実と、そのどちらをもこの作品は見せてくれました。
小学5~6年生のこどもたちに薦め、読んでもらっていますが、それ以上の子や大人が息抜きに読むのにも適した作品です。
(重く暗い時代や境遇についても描かれており、“息抜き”というのが妥当でないことは分かっていますが、分量として。)
---あらすじ---
幸運が重なり、上司に代わって世界的なバイオリニスト、パオロ=レヴィ氏へのインタビューを任されることになった新米記者のレスリーは、気難しいことで知られ、観察するような眼光の彼を前にしてあがってしまうと、上司から禁止されていた二つの質問、彼のプライベートと、彼が一切演奏しない”モーツァルトの件”とについて口走り尋ねてしまうのだが、少しの沈黙を破ってレヴィ氏が語り出したのは、それまで秘密とされてきた彼の身の上話であった。
パオロ=レヴィは9歳のころ、床屋を営む両親が隠すように持っていたバイオリンの存在に心惹かれると、街で偶然知り合った老人バイオリニストに教えを乞い、見る見る上達していくのだが、実はその老人こそ、彼の両親と生き別れた友人、そして戦下を生き延びるためナチス将校たちの前で幾度もの演奏を共にしたユダヤ人オーケストラの仲間だったのであり、そこにレヴィ氏の両親がバイオリンを封印していた理由も、彼自身が“モーツァルトおことわり”と掲げるようになったわけも隠されていた。
「秘密は嘘と同じ」 ……その気持ちから、自身50歳の誕生日を迎える前にすべてを語った彼は、天にいる両親と恩師も喜ぶようなモーツァルトを次のコンサートで演奏するつもりであることを、清々しそうな様子で付け加えたのだった。
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音楽やリズムは、私たちと切っても切り離せないものの一つでしょう。
その生き生きとした面と、暗い影を落とすこともあるという事実と、そのどちらをもこの作品は見せてくれました。