第3回斎藤茂太賞受賞作品。
想像以上に文章力がある。
あまりこれといった理由もなくキューバに向かった著者が
道中でその理由を見つけた(出会えた)。
そこは感動の涙。
端々に笑いと少しの感涙を織り交ぜた感動作。
若林ファン、オードリーファンならずとも
楽しめる作品になっていると思う。
全然ファンではなかった母に貸したら
「良かった」と言っていた。
文庫版にするために特別書下ろしの3編「モンゴル」
「アイスランド」「コロナ後の東京」を収録しているのだが
面白いのが「アイスランド」までは一人称は『ぼく』だったのが
あとがき「コロナ後の東京」だけは『俺』になっていること。
どういった心境変化があったのか。
コロナ渦が彼をそうさせたのか。
オードリーのオールナイトニッポンでも
キューバ旅行とモンゴル旅行、アイスランド旅行について
トークで語っているので併せて聴きながら読むのも
より面白いかも。
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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 (文春文庫 わ 25-1) 文庫 – 2020/10/7
若林 正恭
(著)
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第3回斎藤茂太賞受賞! 選考委員の椎名誠氏に「新しい旅文学の誕生」と絶賛された名作紀行文。
飛行機の空席は残り1席――芸人として多忙を極める著者は、5日間の夏休み、何かに背中を押されるように一人キューバへと旅立った。クラシックカーの排ガス、革命、ヘミングウェイ、青いカリブ海……「日本と逆のシステム」の国の風景と、そこに生きる人々との交流に心ほぐされた頃、隠された旅の目的が明らかに――落涙必至のベストセラー紀行文。特別書下ろし3編「モンゴル」「アイスランド」「コロナ後の東京」収録。解説・Creepy Nuts DJ松永
いざキューバへ!
ぼくは今から5日間だけ、
灰色の街と無関係になる。
ロングセラー傑作紀行文
書下ろし新章
モンゴル/アイスランド/コロナ後の東京
俺は誓いました。
あなたのように
生々しく生きていこうと。
(Creepy Nuts DJ松永「解説」より)
飛行機の空席は残り1席――芸人として多忙を極める著者は、5日間の夏休み、何かに背中を押されるように一人キューバへと旅立った。クラシックカーの排ガス、革命、ヘミングウェイ、青いカリブ海……「日本と逆のシステム」の国の風景と、そこに生きる人々との交流に心ほぐされた頃、隠された旅の目的が明らかに――落涙必至のベストセラー紀行文。特別書下ろし3編「モンゴル」「アイスランド」「コロナ後の東京」収録。解説・Creepy Nuts DJ松永
いざキューバへ!
ぼくは今から5日間だけ、
灰色の街と無関係になる。
ロングセラー傑作紀行文
書下ろし新章
モンゴル/アイスランド/コロナ後の東京
俺は誓いました。
あなたのように
生々しく生きていこうと。
(Creepy Nuts DJ松永「解説」より)
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2020/10/7
- 寸法10.6 x 1.5 x 15.2 cm
- ISBN-104167915820
- ISBN-13978-4167915827
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2020/10/7)
- 発売日 : 2020/10/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4167915820
- ISBN-13 : 978-4167915827
- 寸法 : 10.6 x 1.5 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 4,022位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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イメージ付きのレビュー
5 星
旅行記だけで終わらない傑作
若林さんの書籍は何作か読みましたが、個人的には本作が1番の傑作だと感じました。(比べるものでもないですし、勿論どの本も面白くて好きですが)旅行の体験記を通してだからこそ、若林さんの考え方が素直に表現されていると思います。読んでいる間、とても素敵な時間を過ごせました。旅行中の情景を思い浮かべながら、笑って泣ける本でした。コロナ禍の中、とても素晴らしい時間を与えてくれたことを感謝します。是非ご一読ください。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月11日に日本でレビュー済み
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秀逸な作品
読み込んでいくうちに、私も旅をしたくなってきました。
読み込んでいくうちに、私も旅をしたくなってきました。
2024年1月8日に日本でレビュー済み
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電車の中で読んでいて泣いてしまいました。自宅で解説まで全部読んで号泣しました。生き辛さを抱えた人にとってのお薬みたいな本だと思います。本当に読んで良かった。お薦めです。
2024年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
芸人若林のキューバ🇨🇺旅行記…と思って読み進めていると、後半は…。
その他、モンゴル、アイスランドとあまり人が行かない所の話は興味深くで、読後、旅行に出かけたくなりました。
その他、モンゴル、アイスランドとあまり人が行かない所の話は興味深くで、読後、旅行に出かけたくなりました。
2023年8月11日に日本でレビュー済み
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若林さんのせつなさや、やさしさや、かしこさがにじみ出ている。自分も旅行に行きたくなる。
2023年6月18日に日本でレビュー済み
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初めは "キューバ紀行"と "資本主義と社会主義の違いを感じた旅"について書かれた本だと想像していました。
最初はその通りキューバの街やゲバラについて、若林さんの独特な受け止め方で書かれていました。
が、最後には “グッとくるのに爽やかな読後感” に変わりその後も繰り返し読み返してます。
今、雑に生きている自分。もう少し大切に生きようと思いました。
最初はその通りキューバの街やゲバラについて、若林さんの独特な受け止め方で書かれていました。
が、最後には “グッとくるのに爽やかな読後感” に変わりその後も繰り返し読み返してます。
今、雑に生きている自分。もう少し大切に生きようと思いました。
2023年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この頃オードリーのラジオ(特に若林パート)をよく聴くようになり、ドラマ「足りない二人」も見た。その土台の上なので、本書はすごく興味深く読み進められた。あとがきと、DJ松永さんの言葉も胸熱だった!
私もずっと生きづらくて、人生の前半は職を転々とし、もがきながら自分のボンネットの中を点検し続けた。ライフワークを得てからは、その経験がとても役立っている。だから本書を読んですごくシンパシーを感じ、「同志を見つけた」と思えた。
もっとも、若林さんと偶然どこかで会えたとしても、こんなマダムがまさか密かに同志と思っているなんて、夢にも思わないだろうな(笑)
私もずっと生きづらくて、人生の前半は職を転々とし、もがきながら自分のボンネットの中を点検し続けた。ライフワークを得てからは、その経験がとても役立っている。だから本書を読んですごくシンパシーを感じ、「同志を見つけた」と思えた。
もっとも、若林さんと偶然どこかで会えたとしても、こんなマダムがまさか密かに同志と思っているなんて、夢にも思わないだろうな(笑)