プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,153¥1,153 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥355¥355 税込
配送料 ¥240 6月11日-13日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
サンプル サンプル
ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11) 文庫 – 2010/9/9
購入オプションとあわせ買い
そこには疑いの余地なく、見事に傑出したものがある。――村上春樹(「訳者あとがき」より)
社会現象となった『長いお別れ』新訳版、文庫に登場。
私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。
あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。
何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。
しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。
が、その裏には悲しくも奥深い真相が隠されていた……
- 本の長さ645ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2010/9/9
- 寸法10.8 x 2.6 x 15.7 cm
- ISBN-104150704619
- ISBN-13978-4150704612
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
著者について
1888年シカゴ生まれ。7歳のころ両親が離婚し、母についてイギリスへと渡る。
名門ダリッチ・カレッジに通うも卒業することなく中退。1912年アメリカへ戻り、いくつかの職業を経たのち、1933年にパルプ雑誌“ブラック・マスク”に寄稿した短篇「脅迫者は射たない」で作家デビューを飾る。
1939年には処女長篇『大いなる眠り』を発表。1953年に発表した『ロング・グッドバイ』は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀長篇賞に輝いた。1959年没。享年70歳。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2010/9/9)
- 発売日 : 2010/9/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 645ページ
- ISBN-10 : 4150704619
- ISBN-13 : 978-4150704612
- 寸法 : 10.8 x 2.6 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,174位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1888年シカゴ生まれ。7歳のころ両親が離婚し、母についてイギリスへと渡る。名門ダリッチ・カレッジに通うも卒業することなく中退。
1912年アメリカへ戻り、いくつかの職業を経たのち、1933年にパルプ雑誌《ブラック・マスク》に寄稿した短篇「ゆすり屋は撃たない」で作家デビューを飾る。
1939年には処女長篇『大いなる眠り』を発表。同書の主人公、私立探偵フィリップ・マーロウは、永遠のアイコンとなった。1953年に発表した『ロング・グッドバイ』で、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀長篇賞を受賞した。1959年没。享年70。
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
イメージ付きのレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
>あなたは少しばかりセンチメンタルなところがあってそれが問題
真相がわかるにつれて男の友情が壊れていくところが「第三の男」を連想させる
彼は彼自身の良心や倫理観といったものによって行動しているのだが、それにもかかわらず/だからこそ、そのような利用される人物へと機能していくこととなる。マーロウの言動と同様にその存在は、皮肉な構造を持っている。
小説というものは、そのような歪なものだ。真正面から論理的に説明する、ということになれば学術書に近くなるだろう。人間の社会は矛盾を抱えている、社会においても、個人においても。これは永遠に変わらないだろう、人間の社会という言葉がそれなりに機能するあいだは。また、言語や物語といったものも、矛盾や不安定さを内包しているかもしれない。深酒や賭博や殺人や自殺は、そのような矛盾からもたらされるものだろう。合理主義的精神からみれば、そんなものは無用の沙汰なのだが、最大公約数的な社会の継続的運営には残念ながら必要悪として生じざるを得ないのだろう。近代功利主義の妥当性とも言えるかもしれない。そのような悪の頻度や規模を抑制する、というのが妥当な対応だと思える。
訳者村上春樹による解説で興味深い言及があった。チャンドラーが心理描写を採らないことに関して、心理的過程といったものに対しブラックボックスと例え、その蓋を開かれることを望まない箱、と言っていた点に、村上の世界観や言語感の一端があらわれているように思える。恐らく、西欧文化の流れにおいては、謎や真理は隠されているもので、だからこそ探究されるものであり、(賢明な)人々はその探究への労力を惜しむべきでない、という姿勢が脈々と受け継がれているように思う。それはオイディプスにおいて端的にあらわれている。それに対し、村上は開けられなくてもよい、解明されなくともよい、と述べ、あたかもニュートンが諸法則の根本原因に触れないように、人間や社会が内包する謎を謎のまま扱う、というような姿勢がここに見られるだろう。そのような姿勢は、彼の多くの作品に見られるものである。
村上春樹さんの訳の『ロング・グッドバイ』は2007年にハードカバーが出て、2009年に軽装版、2010年9月に文庫本が出ていますが文章は少しずつ直されています、多分増刷の度に細かく直されているのでしょう。
言われているのは29章の事でしょうか、私が持っている軽装版初版363ページでは、
「着ていたローブの前が開かれた。その下はまったくの裸だった。九月の暁のごとく遮るものもなかったが、その露わな眺めには九月の暁ほどのはにかみの色はなかった。」とご指摘の様な『 』印で明示はされていません。
おそらく、2010年10月発行の松原元信さんの『3冊の「ロング・グッドバイ」を読む―レイモンド・チャンドラー、清水俊二、村上春樹―』の指摘を受けて修正したものと思われます。
清水俊二さんは1988年5月22日に亡くなられているので、自身では直しようがありません。
2024.1.27追記
元のレビューが消えた様なので補足しますが、
上記は、清水訳は『九月の暁』の意味を取り違えているが、村上訳は正確に訳しているというレビューに対する意見です。
元のレビュアーが何刷を参照したかは不明ですが
参考までに
清水訳(早川書房,ハヤカワ・ミステリ文庫『長いお別れ』2015年11月15日,80刷,286ページ)
「部屋着の前がはだけて、その下は九月の朝のように何もまとっていないはだかだった。」(「はだか」に傍点)
村上訳(早川書房,ハヤカワ・ミステリ文庫『ロング・グッドバイ』2023年11月25日,17刷,333ページ)修正版
「着ていたローブの前が開かれた。その下はまったくの裸だった。『九月の暁』のごとく遮るものもなかったが、絵画にあるようなはにかみの色はなかった。」
田口俊樹訳(東京創元社,創元推理文庫『長い別れ』2022年4月28日,初版,322ページ)
「彼女が着ているローブのまえがはだけた。ローブの下は裸だった。フランスの画家シャバが描いた『九月の朝』の裸婦のように素っ裸だった。それでいて恥じらいが少しもなかった。それも忌々しいほどに。」
市川亮平訳(小鳥遊書房,『ザ・ロング・グッドバイ』2023年5月28日,第1刷,253ページ)
「すると身につけていたローブが開いた。彼女は九月の朝を想わせる裸身だったが、そこにはまったく恥じらいはなかった。[「九月の朝」とは湖に佇む恥じらいを含んだ若い女性のヌード画。ニューヨーク メトロポリタン・アートミュージアム所蔵]」
3冊の「ロング・グッドバイ」を読む―レイモンド・チャンドラー、清水俊二、村上春樹― (ソリックブックス)
見苦しいレビューも付いていますが、私は良書だと思います。
久しぶりにこの長いお別れのことを思い出し買い直してみるかと思ったが、
村上春樹訳の「長いお別れ」が出ていることを知りこっちを買ってみた。
まだあとがきを少ししか読んでないが村上春樹にとって特別な本だったらしく
何回も原文を含め読み込んでいたらしい。
SNSが主流の時代になりこのような厚めの文庫本を最後まで読むような文化は
廃れてしまったかもしれないし自分もツイートのような短文ではない長文を読み込むのは
しんどくなってしまってこの本も素敵なインテリアになってしまうかもしれないが、
ずっと後世にまでこの本の精神は語り継いていくべきものだと確信している。