無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
刺客: 用心棒日月抄 単行本 – 2003/1/1
藤沢 周平
(著)
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/1/1
- ISBN-104103296143
- ISBN-13978-4103296140
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
お家乗っ取りを策謀する黒幕のもとから五人の刺客が江戸へ放たれた。藩政の非違を正す陰の組織を抹殺するためだ。青江又三郎、刺客を追って三度び江戸へ。大きな活字で読みやすい藤沢周平名作シリーズ。1983年初版の再刊。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2003/1/1)
- 発売日 : 2003/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 344ページ
- ISBN-10 : 4103296143
- ISBN-13 : 978-4103296140
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,335,391位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 333,924位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
昭和2(1927)年、鶴岡市に生れる。山形師範学校卒業。48年「暗殺の年輪」で第六十九回直木賞を受賞。平成9(1997)年1月逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『乳のごとき故郷 (ISBN-13: 978-4163726502 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
敵との決闘シーンは迫力があり、思わず熱が入って読んでしまいます。また、本筋の中に散りばめられた用心棒としての仕事も面白く、全体に人間味溢れるストーリーに魅了されます。
2014年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
用心棒日月抄→孤剣→刺客→凶刀というシリーズ物の3作目に当たる作品です。
このシリーズがNHKドラマ「腕におぼえあり」となり、村上弘明が主人公青江又八郎を演じていました。
ドラマを先に見ていたので、そのときの映像を思い出しながら読みました。時代劇ファンなら、楽しめる1冊だと思います。
このシリーズがNHKドラマ「腕におぼえあり」となり、村上弘明が主人公青江又八郎を演じていました。
ドラマを先に見ていたので、そのときの映像を思い出しながら読みました。時代劇ファンなら、楽しめる1冊だと思います。
2023年11月26日に日本でレビュー済み
ご存じ、藤沢周平さんの大人気の「用心棒日月抄」シリーズの3巻目となる1冊です
再び、脱藩することになった主人公の青江ですが、今回の密命は、藩主の座を狙う男が狙う「鉤足組」解体を阻止すること
シリーズに共通する特徴として、
・青江が、用心棒として、糊口をしのぐ日々
・凄腕の剣客との戦い
があるのですが、3冊目の主軸をなすのは、鉤足組のリーダーの娘でもある佐知とのふれあい
用心棒・剣客としての雑駁な日々の中に、佐知との触れ合いが、かなりの分量で描かれており、1冊目、2冊目とはやや趣が異なるかも
ただ、それでも、読ませてしまうのは、藤沢さんの腕というところでしょうか
やはり、面白い1冊です
再び、脱藩することになった主人公の青江ですが、今回の密命は、藩主の座を狙う男が狙う「鉤足組」解体を阻止すること
シリーズに共通する特徴として、
・青江が、用心棒として、糊口をしのぐ日々
・凄腕の剣客との戦い
があるのですが、3冊目の主軸をなすのは、鉤足組のリーダーの娘でもある佐知とのふれあい
用心棒・剣客としての雑駁な日々の中に、佐知との触れ合いが、かなりの分量で描かれており、1冊目、2冊目とはやや趣が異なるかも
ただ、それでも、読ませてしまうのは、藤沢さんの腕というところでしょうか
やはり、面白い1冊です
2020年10月12日に日本でレビュー済み
シリーズ三作目。おそらく相当な人気があったのだろう。1981年から1983年にかけて雑誌に連載されたようだ。
とはいえ、舞台の設定はいつもながら安易。再び帰藩した又八郎だが、前回ほどではないが、わずか6か月のインターヴァルを置いて、またまた江戸に脱藩という形を取り、派遣されるのだ。この経緯は読んでいただきたいのだが、この北方の小藩、相変わらず上層部での内紛が絶えないのだ。よくもまあお家取り潰しにならないものだ。今度は、お家乗っ取りを策謀する黒幕が、五人の刺客を江戸に放ち、前回の作品で又八郎に協力した陰の集団「嗅足組」を抹殺しようとしているというのだ。
ここからはいつもと同じパターンが繰り返される。登場人物にもあまり差はない。この繰り返しにどれだけ共感できるか。これがつまるところ、肝だ。共感できなければ、つまらない日常の繰り返し以上の何ものでもない。たしかに剣の切り合いのシーンは何度も登場するのだが、斬り合いの紙の上での描写にどれだけ共感できるか、これも読み手の好み次第だ。このフォーマットが、当時に持った「魅力」をいきいきと再体験するのは無理なのかもしれない。
ところで、この黒幕、文武両道のなかなか魅力的な属性を持った人物なのだが、残念なことに、あまりスペースは割かれていない。最後の場面に登場し、それなりの舞台は用意されるのだが、あっという間に、終幕だ。
これで、この用心棒シリーズ、ひとまず終了となったようだ。正直なところ、著者もこの設定でのさらなる継続に無理を感じたのかもしれない。その後、相当な時間を空けて、1989年に本シリーズ最後の巻が執筆されるのだが、僕もひとまず休もうか。一気に読んでしまうには、惜しい作品であり、魅力的な主人公であることには疑いはない。
とはいえ、舞台の設定はいつもながら安易。再び帰藩した又八郎だが、前回ほどではないが、わずか6か月のインターヴァルを置いて、またまた江戸に脱藩という形を取り、派遣されるのだ。この経緯は読んでいただきたいのだが、この北方の小藩、相変わらず上層部での内紛が絶えないのだ。よくもまあお家取り潰しにならないものだ。今度は、お家乗っ取りを策謀する黒幕が、五人の刺客を江戸に放ち、前回の作品で又八郎に協力した陰の集団「嗅足組」を抹殺しようとしているというのだ。
ここからはいつもと同じパターンが繰り返される。登場人物にもあまり差はない。この繰り返しにどれだけ共感できるか。これがつまるところ、肝だ。共感できなければ、つまらない日常の繰り返し以上の何ものでもない。たしかに剣の切り合いのシーンは何度も登場するのだが、斬り合いの紙の上での描写にどれだけ共感できるか、これも読み手の好み次第だ。このフォーマットが、当時に持った「魅力」をいきいきと再体験するのは無理なのかもしれない。
ところで、この黒幕、文武両道のなかなか魅力的な属性を持った人物なのだが、残念なことに、あまりスペースは割かれていない。最後の場面に登場し、それなりの舞台は用意されるのだが、あっという間に、終幕だ。
これで、この用心棒シリーズ、ひとまず終了となったようだ。正直なところ、著者もこの設定でのさらなる継続に無理を感じたのかもしれない。その後、相当な時間を空けて、1989年に本シリーズ最後の巻が執筆されるのだが、僕もひとまず休もうか。一気に読んでしまうには、惜しい作品であり、魅力的な主人公であることには疑いはない。