話の導入はさくらももこが、伝記の部分は高橋由佳利が漫画を描いています。
現代っ子を代表するまる子が、まるでこの本を手に取って読まんとする子どものようです。
合間にもさらくももこの4コマ漫画や監修の先生方の解説が沢山入っています。
明治時代にあって女性が仕事を持つことの難しさ、更に作家という道筋・生活の困難など、時代背景や当時の庶民生活も詳しく知ることが出来ます。
吉原の近くに住み、そこで見た物が作品の下地となっているため、当時の歓楽街についての記述もあります。「たけくらべ」は正に芸者となる運命を持った少女の物語です。
そして、ようやくその実力を世間に認められ、多くの作品を生み出し始めて、1年ほどで結核を患い、ついには24才という若さで亡くなります。
作家になりたいという小2の娘に読ませました。何度も読み返しています。
私自身も樋口一葉をまったく知らなかったので良い機会となりました。
彼女の作品は文体が詩的な感じで面白そうですが、子どもには難しそうだし、何より恋愛小説ですから、この伝記を通してまずは樋口一葉その人を知ることの方が良いかと思います。
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ちびまる子ちゃんの樋口一葉 (満点人物伝/ちびまる子ちゃん) 単行本 – 2004/12/15
貧しさと闘いながら小説にかけた24年の生涯。
文学好きなひとりの少女、樋口一葉が日本を代表する作家となるまでの、貧乏との闘い、時代との闘いをドラマチックなまんがとちびまる子ちゃんのくわしい解説でえがく読みごたえタップリの力作!! 試し読みはこちらへ
文学好きなひとりの少女、樋口一葉が日本を代表する作家となるまでの、貧乏との闘い、時代との闘いをドラマチックなまんがとちびまる子ちゃんのくわしい解説でえがく読みごたえタップリの力作!! 試し読みはこちらへ
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2004/12/15
- ISBN-104083140275
- ISBN-13978-4083140273
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2004/12/15)
- 発売日 : 2004/12/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 212ページ
- ISBN-10 : 4083140275
- ISBN-13 : 978-4083140273
- Amazon 売れ筋ランキング: - 835,863位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 62,720位絵本・児童書 (本)
- - 124,942位ノンフィクション (本)
- - 216,889位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1965年5月8日静岡県生まれ。86年「りぼん」で「ちびまる子ちゃん」連載開始。89年同作品で第13回講談社漫画賞受賞。90年作詞をした「おどる ポンポコリン」が日本レコード大賞ポップス・ロック部門受賞。91年初エッセイ『もものかんづめ』がベストセラーに。『さるのこしかけ』(92年)で第 27回新風賞受賞。『スヌーピーブックス』シリーズでは翻訳を手がけるなど幅広く活躍(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『ももこのよりぬき絵日記 1』(ISBN-10:408746590X)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月11日に日本でレビュー済み
「トルコでわたしも考えた」の高橋由佳利が漫画を描いているが、
ちびまるこちゃんシリーズとなっている。
子供に馴染みやすくするためか。
高橋由佳利ファンとしては、ちょっと淋しいが仕方がない。
森まゆみ監修でわかり易い。
樋口一葉が女性でありながら、気負わず、情熱を持って生きていた様子が分かる良作。
ちびまるこちゃんシリーズとなっている。
子供に馴染みやすくするためか。
高橋由佳利ファンとしては、ちょっと淋しいが仕方がない。
森まゆみ監修でわかり易い。
樋口一葉が女性でありながら、気負わず、情熱を持って生きていた様子が分かる良作。
2007年7月14日に日本でレビュー済み
先日借りて読みました。樋口一葉さんの凛とした姿に魅せられます。彼女がわずか24歳とい若さで人生を終えられたことが残念でなりませんね。また妹さんの姉〔一葉〕に対する愛情も不変のもので感動しました。高橋さんの漫画もやさしい雰囲気を醸し出していてとても好きです。久しぶりに内容の充実した少女漫画に出会えたという思いです。「たけくらべ」を高校時代に読みましたがそれっきりになっていたので、また小説も読み直してみたいです。
2009年2月6日に日本でレビュー済み
子供向けの本コーナーにあったのですが、全世代問わず読める良い本だと思います。高橋由佳利さんは、一葉以外にも、与謝野晶子、林芙美子などの伝記マンガも手がけられていますが、主人公の懸命な様子を描く画力に引き込まれて読み入ってしまいました。