本書の構成を概観すると以下のとおりだ。
「第1章 深海底世界一周」(15~148頁)
日本海溝⇒深海大平原⇒ジャッキー海台⇒ハワイ諸島ホットスポット⇒巨大断裂帯⇒東太平洋海膨⇒チリ海溝⇒大西洋中央海嶺⇒中央インド洋海嶺⇒坂東深海盆と見所の解説が続く。生まれて移動し沈み込むまでの海底の生涯を、実際の海底名所を通じて平易に解説してくれるのだ。地球規模で改めて総括されると納得感が深まる。ジャッキー海台とか坂東深海盆、中央インド洋海嶺など余りお馴染みで無い場所や、東太平洋海膨と大西洋中央海嶺の比較分析などは面白かった。
「第2章 深海底巨大地形の謎に挑む」(149~176頁)
プレートテクトニクスによる、海溝とか海嶺と言う巨大海底地形の成り立ちの説明だが、海溝は太平洋に多く大西洋には大きな海溝が殆ど見つからない理由など、今まで余り取り上げられなかったテーマが興味深い。但し、著者独自の見解も含まれている点は留意が必要かも知れない。
「第3章 プレートテクトニクスの始まり」(177~200頁)
月の斜長石やハワイの溶岩湖などの例に基づく、地球のプレートテクニクスの端緒についての著者の仮説である。納得感満載だが、ここにも著者独自の見解が含まれている点は留意が必要だろう。
「第4章 冥王代の物語」(201~232頁)
ビッグバン⇒元素の誕生⇒鉱物・岩石の誕生⇒地球の誕生⇒マグマオーシャンの誕生⇒空と海の誕生⇒陸の誕生⇒プレートテクトニクスの開始⇒(中略)⇒プレートテクトニクスの終焉と言う壮大なドラマになる。めちゃくちゃに面白いが・・・・・。
と言うことで、専門家の中には異論をお持ちの方もいるだろうし、10年後、更に20年後も著者が同じ見解かどうかも分からないけど、読んで損をする本じゃないと思った次第。
なお著者に対して失礼の段があれば、素人の雑言としてご寛恕願いたい。
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見えない絶景 深海底巨大地形 (ブルーバックス) 新書 – 2020/5/21
藤岡 換太郎
(著)
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いざ、地形のモンスターをめぐる深海底世界一周の旅へ!
深海底には、陸上とは比較にならない巨大地形がひしめいている。地球を2周する長さの巨大山脈、エベレストを呑み込む深さの海溝、日本列島の数倍もある台地、海底総面積の30%を占める大平原、月の直径よりも長い大断層……どうしてこんなものができたのか?
さあ、キャプテンフジオカがナビゲートする潜水艇「ヴァーチャルブルー」で、「見えない絶景」をめぐる世界一周の旅に出よう。想像を絶する地形のバケモノたちの成り立ちを知れば、地球の「本当の顔」が見えてくる!
おもな内容
第1章 深海底世界一周
第〇景 世界一周のロードマップ
第一景 日本海溝
第二景 深海大平原
第三景 シャツキー海台
第四景 ハワイ諸島ホットスポット
第五景 巨大断裂帯
第六景 東太平洋海膨
第七景 チリ海溝
第八景 大西洋中央海嶺
第九景 中央インド洋海嶺
第十景 坂東深海盆
第2章 深海底巨大地形の謎に挑む
第3章 プレートテクトニクスのはじまり
第4章 冥王代の物語
終 章 深海底と宇宙
深海底には、陸上とは比較にならない巨大地形がひしめいている。地球を2周する長さの巨大山脈、エベレストを呑み込む深さの海溝、日本列島の数倍もある台地、海底総面積の30%を占める大平原、月の直径よりも長い大断層……どうしてこんなものができたのか?
さあ、キャプテンフジオカがナビゲートする潜水艇「ヴァーチャルブルー」で、「見えない絶景」をめぐる世界一周の旅に出よう。想像を絶する地形のバケモノたちの成り立ちを知れば、地球の「本当の顔」が見えてくる!
おもな内容
第1章 深海底世界一周
第〇景 世界一周のロードマップ
第一景 日本海溝
第二景 深海大平原
第三景 シャツキー海台
第四景 ハワイ諸島ホットスポット
第五景 巨大断裂帯
第六景 東太平洋海膨
第七景 チリ海溝
第八景 大西洋中央海嶺
第九景 中央インド洋海嶺
第十景 坂東深海盆
第2章 深海底巨大地形の謎に挑む
第3章 プレートテクトニクスのはじまり
第4章 冥王代の物語
終 章 深海底と宇宙
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2020/5/21
- 寸法11.4 x 1.2 x 17.4 cm
- ISBN-104065179041
- ISBN-13978-4065179048
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商品の説明
著者について
藤岡 換太郎
1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。「しんかい6500」に51回乗船し、太平洋、大西洋、インド洋の三大洋初潜航を達成。海底地形名小委員会における長年の功績から2012年に海上保安庁長官表彰。著書に『山はどうしてできるのか』『海はどうしてできたのか』『川はどうしてできるのか』『三つの石で地球がわかる』『フォッサマグナ』(いずれも講談社ブルーバックス)など。
1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。「しんかい6500」に51回乗船し、太平洋、大西洋、インド洋の三大洋初潜航を達成。海底地形名小委員会における長年の功績から2012年に海上保安庁長官表彰。著書に『山はどうしてできるのか』『海はどうしてできたのか』『川はどうしてできるのか』『三つの石で地球がわかる』『フォッサマグナ』(いずれも講談社ブルーバックス)など。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2020/5/21)
- 発売日 : 2020/5/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4065179041
- ISBN-13 : 978-4065179048
- 寸法 : 11.4 x 1.2 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 319,196位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 144位科学・テクノロジーの海洋学
- - 468位地球科学 (本)
- - 981位ブルーバックス
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トップレビュー
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2020年6月1日に日本でレビュー済み
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2022年7月11日に日本でレビュー済み
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googleアースで地球の海底の画像を見ていて、「これは何だろう?」 と漠然と思っていましたが、この本を読んで「なるほど」と勉強になりました。深く掘り下げるタイプの本ではないですが、ダイジェスト的に学べるので私のような初心者には良かったです。
2020年7月25日に日本でレビュー済み
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専門知識の概論としてはいいです。専門用語な多く、図解(仕組み)が少なめですので、時間をかけて熟読が必要(ネットでの専門用語検索など)だと思います。
2020年6月16日に日本でレビュー済み
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『はじめに』で筆者は、深海の巨大地形には、太陽系に地球が誕生したばかりの冥王代からの地球形成の歴史があちこちに刻みつけられているとして、それが何を意味するのか、そこから読みとれる地球のなりたちとはどのようなものなのか、自分なりに考えてきたことを多くの人に伝える本をいつか書いてみたいと思っていたとし、本書は、深海底に潜りながら地球を一周する旅にみなさんをご案内したあと、思いもよらない巨大地形と地球形成史についての理論を披露して、目からうろこが落ちる思いを味わっていただこうという趣向だと語っている。
筆者はまず第1章で、私たちを乗せた万能の仮想潜水艇で世界一周をするという設定で、各地の海溝、深海大平原、海台、ホットスポット(その上の火山列・海山列)、巨大断裂帯、海膨、海嶺、深海盆などをめぐり、これらの地形ができるしくみやその様子、特徴などを簡潔に説明している。
第2章では、世界一周の旅で見てきた深海底巨大地形にまつわるさまざまな疑問について考察し、第3章では、これら深海底巨大地形のなりたちをたどれば、いずれもプレートテクトニクスと深い関係があるにもかかわらず、これまでは「プレートありき」で、プレートテクトニクスはいつ、どのようにして始まったのか真剣に議論されたことはほとんどなかったとしたうえで、本書では、少ない手がかりからこの難問に立ち向かってみたいとして、プレートの形成とプレートテクトニクスの始まりについての筆者オリジナルの仮説を紹介している。筆者は、この仮説を支持する研究者がほとんどいないことを認めているのだが、この仮説が正しいかどうかは別にしても、ハワイの溶岩湖で起こったある現象をプレートの形成とプレートテクトニクスの始まりに見立てる筆者の仮説には、素人ながら、なかなか面白い着眼点だと思わされた。
第4章では、これまでの研究でわかっていることや一部筆者の見方をもとに、40億年以上前の冥王代に起きた重要な出来事、具体的には、地球の誕生、空と海の誕生、プレートテクトニクスから陸の誕生、月の誕生を再現し、最後に、遅くとも10億年後に到来するとも考えられているというプレートテクトニクスの終焉と海の消滅についても触れている。
科学に特化した新書本である「ブルーバックス」は、他の一般的な新書本と比較すると、どうしても内容が難しくなりがちな傾向が強い。実際私は、素人にも理解しやすいように書こうとする配慮に欠けた本に読む気が失せて、途中で読むのを断念した経験を何度もしているので、「ブルーバックス」は基本的にあまり読む気がしないのだが、その点本書は、その設定からして、素人を楽しませようとする気持が伝わってきたし、実際、地球科学本としては、非常に読みやすく、かつ理解しやすいように書かれていた本だったと思う。
筆者はまず第1章で、私たちを乗せた万能の仮想潜水艇で世界一周をするという設定で、各地の海溝、深海大平原、海台、ホットスポット(その上の火山列・海山列)、巨大断裂帯、海膨、海嶺、深海盆などをめぐり、これらの地形ができるしくみやその様子、特徴などを簡潔に説明している。
第2章では、世界一周の旅で見てきた深海底巨大地形にまつわるさまざまな疑問について考察し、第3章では、これら深海底巨大地形のなりたちをたどれば、いずれもプレートテクトニクスと深い関係があるにもかかわらず、これまでは「プレートありき」で、プレートテクトニクスはいつ、どのようにして始まったのか真剣に議論されたことはほとんどなかったとしたうえで、本書では、少ない手がかりからこの難問に立ち向かってみたいとして、プレートの形成とプレートテクトニクスの始まりについての筆者オリジナルの仮説を紹介している。筆者は、この仮説を支持する研究者がほとんどいないことを認めているのだが、この仮説が正しいかどうかは別にしても、ハワイの溶岩湖で起こったある現象をプレートの形成とプレートテクトニクスの始まりに見立てる筆者の仮説には、素人ながら、なかなか面白い着眼点だと思わされた。
第4章では、これまでの研究でわかっていることや一部筆者の見方をもとに、40億年以上前の冥王代に起きた重要な出来事、具体的には、地球の誕生、空と海の誕生、プレートテクトニクスから陸の誕生、月の誕生を再現し、最後に、遅くとも10億年後に到来するとも考えられているというプレートテクトニクスの終焉と海の消滅についても触れている。
科学に特化した新書本である「ブルーバックス」は、他の一般的な新書本と比較すると、どうしても内容が難しくなりがちな傾向が強い。実際私は、素人にも理解しやすいように書こうとする配慮に欠けた本に読む気が失せて、途中で読むのを断念した経験を何度もしているので、「ブルーバックス」は基本的にあまり読む気がしないのだが、その点本書は、その設定からして、素人を楽しませようとする気持が伝わってきたし、実際、地球科学本としては、非常に読みやすく、かつ理解しやすいように書かれていた本だったと思う。
2020年6月23日に日本でレビュー済み
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実際にしんかい6500に51回も乗船し調査した当人の著書だけあって臨場感もリアリティも、ただの科学本にはない物があります。だが何か物足りない…改めてもう一度読んでみました。気づいたのは結局未だに海底の事はほとんど何もわかってないと言う事実。この著者の経験をもってしてもしんかい6500の小さな除き穴から見る深海の姿は、恐らくは私のような読者が期待している海への恐怖、威厳、神秘、躍動、などは表現出来なかった。この本で主に追求されているのは海溝、プレートテクトニクスについてでありメカニズム的な事が多い。
ただしそれは著者の責任ではなく(深海底巨大地形と題名にあるので間違ってない)漠然とした海の神秘や海底の不思議をまるでグーグルアースで拡大して見るかのような勝手な期待を持って読む私が悪い。
なので深海底巨大地形本としては大変興味深いものでした。ただしプレートテクトニクスが絶対的に正しい事がこの本の前提にありますが、誰もまだ地球内部の構造を見た人はいません。もしかしたら全く別のメカニズムかもしれないということを加味して★4にしました。
ただしそれは著者の責任ではなく(深海底巨大地形と題名にあるので間違ってない)漠然とした海の神秘や海底の不思議をまるでグーグルアースで拡大して見るかのような勝手な期待を持って読む私が悪い。
なので深海底巨大地形本としては大変興味深いものでした。ただしプレートテクトニクスが絶対的に正しい事がこの本の前提にありますが、誰もまだ地球内部の構造を見た人はいません。もしかしたら全く別のメカニズムかもしれないということを加味して★4にしました。
2020年6月13日に日本でレビュー済み
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解説されている海底の絶景をCGで観てみたいと思いつつ
読み進めておりましたが、文章から想像することの楽しさ
についても再認識出来ました。
筆者の地球科学に対する想いがそうさせたのだと思います。
想像力を駆使して仮説を検証する行為をサイエンスとすれば
正にどストライクサイエンス本です。
読み進めておりましたが、文章から想像することの楽しさ
についても再認識出来ました。
筆者の地球科学に対する想いがそうさせたのだと思います。
想像力を駆使して仮説を検証する行為をサイエンスとすれば
正にどストライクサイエンス本です。
2020年6月8日に日本でレビュー済み
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潜水艇「ヴァーチャル・ブルー」世界一周で見た深海底を描きつつ地学の事を説明している。
断裂帯、海嶺、海膨、深海大平原などなんのことか?さっぱりわからない。海溝はわかる、そんな人でも、この本を読むとそれらがすっかりと分かってしまう気分になれる。図や絵を多く用いられているからかも知れない。
深海底での人の首発見「絶叫体験」や絶望的光景「隕石重爆撃」など、面白い表現で優しく説明されていることも飽きずにどんどん読めることも理由かも。
それにしても、これだけデカい地形であれば、かなりの巨人でなければ分からないし、かつ地球と同い年の爺さんでなければ覚えていない事をさも、その巨人で地球と同年輩の爺さんになったかのように想像して描けるのはさすが一流科学者でなければできない事だと感心してしまった。
宇宙に比べ深海は近くて遠いことも実感した一冊でした。あと、潜水船マニアには良い本かも。
断裂帯、海嶺、海膨、深海大平原などなんのことか?さっぱりわからない。海溝はわかる、そんな人でも、この本を読むとそれらがすっかりと分かってしまう気分になれる。図や絵を多く用いられているからかも知れない。
深海底での人の首発見「絶叫体験」や絶望的光景「隕石重爆撃」など、面白い表現で優しく説明されていることも飽きずにどんどん読めることも理由かも。
それにしても、これだけデカい地形であれば、かなりの巨人でなければ分からないし、かつ地球と同い年の爺さんでなければ覚えていない事をさも、その巨人で地球と同年輩の爺さんになったかのように想像して描けるのはさすが一流科学者でなければできない事だと感心してしまった。
宇宙に比べ深海は近くて遠いことも実感した一冊でした。あと、潜水船マニアには良い本かも。
2020年6月16日に日本でレビュー済み
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内容は素晴らしい。詳細は他の評者を参照されたい。著者の大胆な仮説に多くのページを割いているのもよい。
ただし、表紙にあるような色付き海底図が本文では白黒になっていて大変見にくい。最近の新書版科学解説書ではカラーページが増えている。例えば光文社新書、ソフトバンク新書。後者は全ページカラーでしかも横書き。ブルーバックスはこれらに負けている。もうモデルチェンジする時期ではないか。
ただし、表紙にあるような色付き海底図が本文では白黒になっていて大変見にくい。最近の新書版科学解説書ではカラーページが増えている。例えば光文社新書、ソフトバンク新書。後者は全ページカラーでしかも横書き。ブルーバックスはこれらに負けている。もうモデルチェンジする時期ではないか。