シリーズを全部購入していく中で、外伝も読んで見ました。
相変わらずの独特の世界観はさすがだと思います。
本当に楽しい。
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ゴールデンタイム列伝 AFRICA (電撃文庫) 文庫 – 2013/8/10
香子と千波がまさかの合コン!? 美人&かわいいコンビなのにそういう気配は皆無な二人。とある事情により荒ぶる彼女たちが巻き起こす騒動を描く表題作「AFRICA」。柳澤の危険で怪しい夜のアルバイトと意外とひたむきな?恋心、さらには香子との過去のエピソードも明かされる「ユア・アイズ・オンリー」。 実家に帰ってしまった万里の留守宅についに侵入をしてしまった香子を襲う恐怖体験――「束の間の越境者」。 いずれも楽しく笑える短編3作を収録!
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2013/8/10
- 寸法10.7 x 1.5 x 15 cm
- ISBN-104048918583
- ISBN-13978-4048918589
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2013/8/10)
- 発売日 : 2013/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 280ページ
- ISBN-10 : 4048918583
- ISBN-13 : 978-4048918589
- 寸法 : 10.7 x 1.5 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,153,253位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1978年生まれ、東京在住。PCゲーム会社退職後、フリー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 わたしたちの田村くん〈2〉 (ISBN-13: 978-4840231527 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
記憶喪失の意味がないのでは、大学生のドタバタがおもしろのかも、ほんとにそんな子が居るかも、と思わせちゃうところがいいかもね
2013年8月11日に日本でレビュー済み
竹宮ゆゆこはが外伝ばかり書かずに本編をちっとは進めようと思わんのか、ゴルァ!と思う方も多いかも知れないけど今回も外伝
…言いたい事は分かります。憤りのほども分かります。しかしそれでも竹宮ゆゆこの書く外伝は面白いから困る
特に今回は岡千波ややなっさんといったサブキャラが「誰を想っているか」「誰に傍にいて欲しいと願っているか」が
かなり直接的に描かれた本編の内容ともリンクする部分が大きいのでファンとしては必読の一冊
やなっさんとリンダ先輩のツーショットが目撃されたり、香子が事故を起こしてしまったり引きこもったり復活したり
岡千波が引っ越したり万里が故郷の静岡に帰ったりしていた時期が舞台
特に表題作となった「AFRICA」は岡千波という女の子の本質を描き出した読者に鋭く刺さってくる強烈な一作でした
自分の自我の強さ故に表層を取り繕うコミュニケーション術(岡千波特有のノリ)だけは必要以上に発達した反面
内に抱える絶望的な孤独=世界を誰とも共有できない寂しさをアフリカの大地を疾走するヌーの群れ、何も考えず「みんな」で
いられる存在と対比して表現するあたりが上手い。万里と幸せそうに電話する香子の姿を見た事で普段は必死で押さえていた寂しさが
千波を襲い涙を流させるラストシーンはクリスマスの夜にみのりんの下に向かった竜児の名を叫んで泣きじゃくった大河を
思い出すものがありました。結局「つきあってるつもり」だった筈のやなっさんが傍にいなくても平気な様に振る舞っていた千波を
リンダ先輩と歩いているやなっさんの姿が決定的に傷つけていた訳ですが…
ところが二本目でそのやなっさんのリンダ先輩への届かない想いを描く所が憎い。本編では万里とリンダの溝が埋まる静岡への帰郷の裏で
リンダ先輩に今度こそ告白しようと思い続けるやなっさんがリンダ先輩が戻ってこない事に悶え苦しんでいたとか、リンダ先輩が万里と
同郷であったり万里と同じ一歳年上である事に気付いて万里とリンダ先輩の関係に気付き始めるとか次々に残酷な展開に。一本目の
千波がひたすらやなっさんを想って苦しんでいるのにやなっさんもまたリンダ先輩への想いに苦しんでいるという片思いの重層構造を
短編を二本続けて描きだすあたりは本当に構成が上手い
二本とも途中までは千波の嫌な先輩への香子と組んでの復讐劇であったり、やなっさんのバイトの男性ストリップ描写で読者を徹底的に笑わせた上で
ブスリと二人の孤独な片思いの苦しみを突き刺してくる竹宮ゆゆこの手管が見事。エンターテイメントの何たるかを思い知らされます
残りの一本は…香子…最近ポンコツぶりにいよいよ磨きがかかってきたと思ってはいたけど…エクソシストごっこって…別の意味で怖いわw
この一本だけは完全にコメディー。何も言わず読むべし。ただし人のいない所で(人のいる所で読むのが危険なレベルで笑えます)
外伝ではあるけど本編で描きにくいサブキャラの「想い」を描いた一冊。本編をより楽しむ上では必読です
…言いたい事は分かります。憤りのほども分かります。しかしそれでも竹宮ゆゆこの書く外伝は面白いから困る
特に今回は岡千波ややなっさんといったサブキャラが「誰を想っているか」「誰に傍にいて欲しいと願っているか」が
かなり直接的に描かれた本編の内容ともリンクする部分が大きいのでファンとしては必読の一冊
やなっさんとリンダ先輩のツーショットが目撃されたり、香子が事故を起こしてしまったり引きこもったり復活したり
岡千波が引っ越したり万里が故郷の静岡に帰ったりしていた時期が舞台
特に表題作となった「AFRICA」は岡千波という女の子の本質を描き出した読者に鋭く刺さってくる強烈な一作でした
自分の自我の強さ故に表層を取り繕うコミュニケーション術(岡千波特有のノリ)だけは必要以上に発達した反面
内に抱える絶望的な孤独=世界を誰とも共有できない寂しさをアフリカの大地を疾走するヌーの群れ、何も考えず「みんな」で
いられる存在と対比して表現するあたりが上手い。万里と幸せそうに電話する香子の姿を見た事で普段は必死で押さえていた寂しさが
千波を襲い涙を流させるラストシーンはクリスマスの夜にみのりんの下に向かった竜児の名を叫んで泣きじゃくった大河を
思い出すものがありました。結局「つきあってるつもり」だった筈のやなっさんが傍にいなくても平気な様に振る舞っていた千波を
リンダ先輩と歩いているやなっさんの姿が決定的に傷つけていた訳ですが…
ところが二本目でそのやなっさんのリンダ先輩への届かない想いを描く所が憎い。本編では万里とリンダの溝が埋まる静岡への帰郷の裏で
リンダ先輩に今度こそ告白しようと思い続けるやなっさんがリンダ先輩が戻ってこない事に悶え苦しんでいたとか、リンダ先輩が万里と
同郷であったり万里と同じ一歳年上である事に気付いて万里とリンダ先輩の関係に気付き始めるとか次々に残酷な展開に。一本目の
千波がひたすらやなっさんを想って苦しんでいるのにやなっさんもまたリンダ先輩への想いに苦しんでいるという片思いの重層構造を
短編を二本続けて描きだすあたりは本当に構成が上手い
二本とも途中までは千波の嫌な先輩への香子と組んでの復讐劇であったり、やなっさんのバイトの男性ストリップ描写で読者を徹底的に笑わせた上で
ブスリと二人の孤独な片思いの苦しみを突き刺してくる竹宮ゆゆこの手管が見事。エンターテイメントの何たるかを思い知らされます
残りの一本は…香子…最近ポンコツぶりにいよいよ磨きがかかってきたと思ってはいたけど…エクソシストごっこって…別の意味で怖いわw
この一本だけは完全にコメディー。何も言わず読むべし。ただし人のいない所で(人のいる所で読むのが危険なレベルで笑えます)
外伝ではあるけど本編で描きにくいサブキャラの「想い」を描いた一冊。本編をより楽しむ上では必読です
2013年8月25日に日本でレビュー済み
サブタイトルが「列伝」とのことなのでスピンオフ短編集のようなものだと思い気楽に読み進めていたら
内容や登場人物達の心情が本編と密接にリンクしていてハッとさせられる場面が多々ありました。
6巻と同じ時系列における主人公以外の登場人物達のエピソードを連作で描くことにより
本編への理解がより深まるとともに新学期から始まるであろう大きな変化を期待させるような構成になっています。
本巻を6.5巻または7巻として本編扱いで刊行してもまったく違和感はないでしょう。
とは言っても登場人物達のいつにもましての壊れっぷりや今まで描かれることのなかった内面描写は
やはり番外編ならではのものです。
サイドストーリーと本編が交互に刊行されている最近のペースは最初こそ展開の遅さに苛ついていましたが
最近はこれはこれでアリだなと思うようになってきました。
次巻はいよいよ夏休みも終わり新学期へ突入だと思いますが、本巻でいろいろ仕込まれた伏線がどう展開していくのか
とても楽しみです。
内容や登場人物達の心情が本編と密接にリンクしていてハッとさせられる場面が多々ありました。
6巻と同じ時系列における主人公以外の登場人物達のエピソードを連作で描くことにより
本編への理解がより深まるとともに新学期から始まるであろう大きな変化を期待させるような構成になっています。
本巻を6.5巻または7巻として本編扱いで刊行してもまったく違和感はないでしょう。
とは言っても登場人物達のいつにもましての壊れっぷりや今まで描かれることのなかった内面描写は
やはり番外編ならではのものです。
サイドストーリーと本編が交互に刊行されている最近のペースは最初こそ展開の遅さに苛ついていましたが
最近はこれはこれでアリだなと思うようになってきました。
次巻はいよいよ夏休みも終わり新学期へ突入だと思いますが、本巻でいろいろ仕込まれた伏線がどう展開していくのか
とても楽しみです。