面白かったです。
王妃様が他の男に恋焦がれているのが少々癪ですが、
いずれ靡いてくれるのかしら?
それとも手に入らない「本当に望むもの」なのかしら?
先が楽しみです♪
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楽園への清く正しき道程 0番目は北国産のツンドラ王妃? (ファミ通文庫) 文庫 – 2015/11/30
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購入オプションとあわせ買い
野村美月のファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、開幕!!
庶民から一転、玉座を継ぐことになってしまったルドヴィーク。
さっそく「国王の一番大切なお仕事」として告げられたのは、
「大陸で一番高貴な血筋のお妃様を迎えること! 」
ところが現れた美しい花嫁は、彼の顔を見るなり呟いた。
「キモイ……」そのまま王妃となった彼女と冷戦状態に突入するルドヴィークだったが、
実は王妃にはある秘密があり、それを知った彼は、彼女とひとつの契約を交わすことに……。
ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、開幕!!
庶民から一転、玉座を継ぐことになってしまったルドヴィーク。
さっそく「国王の一番大切なお仕事」として告げられたのは、
「大陸で一番高貴な血筋のお妃様を迎えること! 」
ところが現れた美しい花嫁は、彼の顔を見るなり呟いた。
「キモイ……」そのまま王妃となった彼女と冷戦状態に突入するルドヴィークだったが、
実は王妃にはある秘密があり、それを知った彼は、彼女とひとつの契約を交わすことに……。
ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ、開幕!!
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日2015/11/30
- 寸法10.7 x 1.2 x 14.9 cm
- ISBN-104047307971
- ISBN-13978-4047307971
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/エンターブレイン (2015/11/30)
- 発売日 : 2015/11/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 264ページ
- ISBN-10 : 4047307971
- ISBN-13 : 978-4047307971
- 寸法 : 10.7 x 1.2 x 14.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,520,559位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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福島出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 “文学少女”と恋する挿話集3 (ISBN-13: 978-4047264878 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「楽園」に「ハレム」とルビが打たれているので、複数の王妃の間のドロドロの嫉妬合戦でも始まるのかと少々ためらいがありましたが、杞憂でした。「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」と同様のファンタジーで、屈託なく楽しく読み進められます。「ドレス」が17歳の教師と11歳の姫様生徒を中心にしていたことと比べ、こちらは17歳の男女間の話から始まるので、ちょっと恋愛レベルが進んでいます。が、優しく思いやりがあり男らしいルドヴィーク国王が主人公で、爽やかでキュンと来るところが核心ですので、読み手に年齢制限はありません。清く正しく優しく美しく、でもキスはしたいし、その先へも二人がともに望むなら行っちゃって、末永く幸せに暮らしたいなあと思い人なら、ドキドキワクワクしながら頁を繰って、今巻ではルドヴィーク王とカテリナ王妃の衝突と融和を肴に、良い時間が過ごせます。明るいラブコメ好きから見たら欠点無しの★5つ。
副題が「0番目」となっていて「1番目」でない理由は、「エピローグ2」の最後でわかります。カテリナ王妃も難儀な女性じゃのう。
難点は、引き込まれてしまい、あっという間に読み切ってしまうこと。
次巻は2016年1月30日発売。ルドヴィーク王の恋の相手の「1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイド」だそうで、そのためにカテリナ王妃も頑張るようです。何なの、この関係?
副題が「0番目」となっていて「1番目」でない理由は、「エピローグ2」の最後でわかります。カテリナ王妃も難儀な女性じゃのう。
難点は、引き込まれてしまい、あっという間に読み切ってしまうこと。
次巻は2016年1月30日発売。ルドヴィーク王の恋の相手の「1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイド」だそうで、そのためにカテリナ王妃も頑張るようです。何なの、この関係?
2015年11月29日に日本でレビュー済み
「文学少女」、「ヒカル」とヒットを飛ばした野村美月と竹岡美穂によるファミ通文庫の看板コンビが送り出した第三弾の「吸血鬼」がコケて
唖然とする暇も無く、放たれた第四弾はこれまでの学園青春物とはガラリと方向を変えてファンタジー作品。野村美月作品でファンタジーというと
「ドレ僕」系のユルい話になるのかな?とユルい野村作品が好きな読者としては大いに期待しつつ拝読
物語はローデシア国王に即位して三日目のルドヴィークが侍従長のアーデルハイドから結婚を提案される場面から始まる。城下町にある
服屋の若旦那だったルドヴィークが前国王のご落胤である事を男装の麗人であるアーデルハイドから告げられたのはほんの一ヶ月前
三人の王子が次々と他界して世継ぎがいなくなった事で前国王がお忍びで町に出た際に庶民の娘相手にこさえたルドヴィークに白羽の矢が立ったと
告げられた事で「お前のお父さんは王様なのよ」という母親の言葉が本当だった事に驚愕するルドヴィークだが速攻で結婚しろと言われて困惑するばかり
結婚の相手は既に決められており北の大国エンドラ帝国の第三皇女カテリナ。「そんなわけで早速勉強を始めましょう」と分厚い辞書を取り出した
アーデルハイドからエンドラ後の猛レッスンを押し付けられるルドヴィーク。しかもアーデルハイドが作ったテキストは「僕の子供を産んでください」などの
際どい言葉まで並んでいる始末。あんまりな内容に気の乗らない態度を取るルドヴィークを「服屋の若旦那時代は幼女から老婦人まで落として来たのに」
と窘めるアーデルハイドだったが、どんなに惚れても「いい人」止まりで誰一人落とせなかったルドヴィークは苦り切る。そして二ヶ月後エンドラから迎えた
馬車から降りたったカテリナ皇女は青褪めた顔でただ一言「ズロース」と言ってさっさと奥に引っ込んでしまう。訳が分からないルドヴィークは部屋に戻って
辞書を引くが「ズロース(=キモい)」という意味だと判明して愕然となる。その後も指一本触れさせないカテリナの態度に困惑するルドヴィークだったが……
おお、ユルい!良い感じに肩の力が抜けた野村美月作品だ!…即ちこれは非常に良い作品と言う事だ。「文学少女」の大当たりのお陰で周りの期待が
高くなり過ぎたのか竹岡美穂と組んだ野村美月作品はちょっと肩の力が入り過ぎる感じが強くなって、それが結果としてデカ過ぎる構想に振り回された
「吸血鬼」になったというのが持論なのだけど、今回はユルいです。「ドレ僕」や「SとSの不埒な同盟」の様なキャラがドタバタ動くコメディー色の強い
ファンタジーとして読む側も脱力して読めるユルーい感じの「読み物」です。思わず「こういうのでいいんだよ、こういうので」と井之頭五郎化しちゃいますね
お話の方は庶民から王様になったは良いけれど、女性関係はいわゆる「いい人どまり」だったルドヴィークが嫁として迎え入れる事になったカテリナの
ツンドラ系とでも言える様な「デレ」が一切無い冷たい態度に振り回される様子が中心に描かれている。元々服屋の若旦那として愛想が良く、女性客の
扱いも巧い上に、顔も(当人いわく地域限定という但し書きが付いた)王子様っぽい甘い顔のルドヴィークはその気取らなさで国民にも人気になったのに
肝心の嫁にそっぽを向かれ続けみるみる消耗。別の国王候補を立てていた公爵一派に対抗する形で即位した以上、大国出身の后に国に帰られては
一大事という事で必死で気を引こうとするけど空回りしっ放し。草臥れ切ってお忍びで町に出るのが唯一の楽しみになるという野村作品にはお約束の
「女難の相」が出まくった振り回され系の主人公であるルドヴィークは従来の野村作品フォロワーには親しみやすいタイプかと
キャラクターの方もよく立っている。特にルドヴィークの侍従長で男装の麗人アーデルハイドが実に良い味を出していた。いわゆる慇懃無礼系の
無表情なまま丁寧な口調で毒を吐くタイプの忠義なんだか不忠義なんだかよく分からん家臣兼ツッコミ役として大いに笑わせてくれる良いキャラである
今回のメインヒロインであるカテリナもツンドラ系の顔の裏に色々あるのだけど、これは読んでからのお楽しみ。ひと騒動あって距離が埋まった
ルドヴィークとの関係も普通の夫婦関係に落ち着くのかな?と思ったら意外な所に着地したのでこれはちょっと驚いた。この巻自体はタイトルにゼロとある様に
プロローグ的な位置付けで、最終的に成立したルドヴィークとカテリナの関係がベースになって後続する各巻のヒロインを絡ませる物と思われる(要するに是光と式部みたいな関係ですな)
他にも女騎士や貴族の令嬢、ボクっ娘な義妹とサブヒロインはあれこれと出てくるけど、この辺りのキャラは賑やかし程度で今回はチョイ役
世界観も今の所は魔法みたいな物も出て来ず、田舎の小国を舞台にした昔話っぽい雰囲気。作中でルドヴィークに
「お前は他人が羨む全てを手に入れるが、一番欲しい物だけは手に入らない」という不思議なお告げをする少女が多少ファンタジーっぽいかな、
という程度で「ドレ僕」ほどにはファンタジーに振り切っていない(あくまで今の所は、だけど)
全体通して読んでみて「やっぱり野村美月はある程度力が抜けている時の方が良い物書くな」と再認識。雰囲気も登場人物も「ユルさ」を感じさせる
コメディーで勝負すれば素晴らしい作家である事を証明。「野村美月は文学をテーマにして欲しい!」「もっとドロドロしたドラマが読みたい!」という方には
多少物足りなさを感じさせてしまうかも知れないけど、個人的にはこういうキャラがドタバタ動いて肩の凝らない作風の方が野村美月の良さが出ると思う
適度にユルくて、ほんわかした話を休み時間に読みたい、という方には間違いなくご期待通りの内容と強くお勧めできる一冊となっている
唖然とする暇も無く、放たれた第四弾はこれまでの学園青春物とはガラリと方向を変えてファンタジー作品。野村美月作品でファンタジーというと
「ドレ僕」系のユルい話になるのかな?とユルい野村作品が好きな読者としては大いに期待しつつ拝読
物語はローデシア国王に即位して三日目のルドヴィークが侍従長のアーデルハイドから結婚を提案される場面から始まる。城下町にある
服屋の若旦那だったルドヴィークが前国王のご落胤である事を男装の麗人であるアーデルハイドから告げられたのはほんの一ヶ月前
三人の王子が次々と他界して世継ぎがいなくなった事で前国王がお忍びで町に出た際に庶民の娘相手にこさえたルドヴィークに白羽の矢が立ったと
告げられた事で「お前のお父さんは王様なのよ」という母親の言葉が本当だった事に驚愕するルドヴィークだが速攻で結婚しろと言われて困惑するばかり
結婚の相手は既に決められており北の大国エンドラ帝国の第三皇女カテリナ。「そんなわけで早速勉強を始めましょう」と分厚い辞書を取り出した
アーデルハイドからエンドラ後の猛レッスンを押し付けられるルドヴィーク。しかもアーデルハイドが作ったテキストは「僕の子供を産んでください」などの
際どい言葉まで並んでいる始末。あんまりな内容に気の乗らない態度を取るルドヴィークを「服屋の若旦那時代は幼女から老婦人まで落として来たのに」
と窘めるアーデルハイドだったが、どんなに惚れても「いい人」止まりで誰一人落とせなかったルドヴィークは苦り切る。そして二ヶ月後エンドラから迎えた
馬車から降りたったカテリナ皇女は青褪めた顔でただ一言「ズロース」と言ってさっさと奥に引っ込んでしまう。訳が分からないルドヴィークは部屋に戻って
辞書を引くが「ズロース(=キモい)」という意味だと判明して愕然となる。その後も指一本触れさせないカテリナの態度に困惑するルドヴィークだったが……
おお、ユルい!良い感じに肩の力が抜けた野村美月作品だ!…即ちこれは非常に良い作品と言う事だ。「文学少女」の大当たりのお陰で周りの期待が
高くなり過ぎたのか竹岡美穂と組んだ野村美月作品はちょっと肩の力が入り過ぎる感じが強くなって、それが結果としてデカ過ぎる構想に振り回された
「吸血鬼」になったというのが持論なのだけど、今回はユルいです。「ドレ僕」や「SとSの不埒な同盟」の様なキャラがドタバタ動くコメディー色の強い
ファンタジーとして読む側も脱力して読めるユルーい感じの「読み物」です。思わず「こういうのでいいんだよ、こういうので」と井之頭五郎化しちゃいますね
お話の方は庶民から王様になったは良いけれど、女性関係はいわゆる「いい人どまり」だったルドヴィークが嫁として迎え入れる事になったカテリナの
ツンドラ系とでも言える様な「デレ」が一切無い冷たい態度に振り回される様子が中心に描かれている。元々服屋の若旦那として愛想が良く、女性客の
扱いも巧い上に、顔も(当人いわく地域限定という但し書きが付いた)王子様っぽい甘い顔のルドヴィークはその気取らなさで国民にも人気になったのに
肝心の嫁にそっぽを向かれ続けみるみる消耗。別の国王候補を立てていた公爵一派に対抗する形で即位した以上、大国出身の后に国に帰られては
一大事という事で必死で気を引こうとするけど空回りしっ放し。草臥れ切ってお忍びで町に出るのが唯一の楽しみになるという野村作品にはお約束の
「女難の相」が出まくった振り回され系の主人公であるルドヴィークは従来の野村作品フォロワーには親しみやすいタイプかと
キャラクターの方もよく立っている。特にルドヴィークの侍従長で男装の麗人アーデルハイドが実に良い味を出していた。いわゆる慇懃無礼系の
無表情なまま丁寧な口調で毒を吐くタイプの忠義なんだか不忠義なんだかよく分からん家臣兼ツッコミ役として大いに笑わせてくれる良いキャラである
今回のメインヒロインであるカテリナもツンドラ系の顔の裏に色々あるのだけど、これは読んでからのお楽しみ。ひと騒動あって距離が埋まった
ルドヴィークとの関係も普通の夫婦関係に落ち着くのかな?と思ったら意外な所に着地したのでこれはちょっと驚いた。この巻自体はタイトルにゼロとある様に
プロローグ的な位置付けで、最終的に成立したルドヴィークとカテリナの関係がベースになって後続する各巻のヒロインを絡ませる物と思われる(要するに是光と式部みたいな関係ですな)
他にも女騎士や貴族の令嬢、ボクっ娘な義妹とサブヒロインはあれこれと出てくるけど、この辺りのキャラは賑やかし程度で今回はチョイ役
世界観も今の所は魔法みたいな物も出て来ず、田舎の小国を舞台にした昔話っぽい雰囲気。作中でルドヴィークに
「お前は他人が羨む全てを手に入れるが、一番欲しい物だけは手に入らない」という不思議なお告げをする少女が多少ファンタジーっぽいかな、
という程度で「ドレ僕」ほどにはファンタジーに振り切っていない(あくまで今の所は、だけど)
全体通して読んでみて「やっぱり野村美月はある程度力が抜けている時の方が良い物書くな」と再認識。雰囲気も登場人物も「ユルさ」を感じさせる
コメディーで勝負すれば素晴らしい作家である事を証明。「野村美月は文学をテーマにして欲しい!」「もっとドロドロしたドラマが読みたい!」という方には
多少物足りなさを感じさせてしまうかも知れないけど、個人的にはこういうキャラがドタバタ動いて肩の凝らない作風の方が野村美月の良さが出ると思う
適度にユルくて、ほんわかした話を休み時間に読みたい、という方には間違いなくご期待通りの内容と強くお勧めできる一冊となっている
2015年12月2日に日本でレビュー済み
「文学少女」や「ヒカル」系の雰囲気を望む人にはお勧めできません。
「ドレ僕」系や「Bad! daddy」系の軽いノリが好きなコメディファンにはぜひ読んでもらいたいです。
わたしはどちらの作風も好きなので、迷わず購入しました。
主人公ルドウィークは、街の服屋として暮らしていたある日、国王のご落胤ということが判明して、ローデシアの国王に即位します。
キャラ的には、ドレ僕のシャールっぽい感じです。
ただ、シャールにはなんの取り柄もなかったことに比べ、ルドウィークは地域限定の王子様設定で、それなりに女の子にもてたりします。服屋という職業柄、会話も巧みで女の子の扱いにも慣れていて、その親しみやすい性格からよく恋愛相談を受けますが、いい雰囲気になりかけても、結局みな別の本命に行ってしまい、最後は「いい人」で終わるので、なかなか恋愛できないのが悩みな男の子です。
いつも「いい人」扱いで、あげく「ルディを好きな子は大勢いるけど、彼にはわたししかいないの。気もきかないけど、わたしには彼が一番合ってるなーて思うの」と言われる始末。
男にとって「いい人」は誉め言葉ではないと女のわたしでも思うので、見た目も人当たりもいいのに、最終的に女の子に恋愛対象外にされる自分に苦悩するルドウィークにはばりばり共感しました笑
国王の義務で高貴な花嫁を迎えることになり、男装の麗人・侍従長アーデルハイドの指導で花嫁の母国語の日常会話の練習をさせられます。
その会話がだんだん際どくなり、「僕の愛を受け取ってください」、「あなたの麗しい唇の触れさせてください」、「あなたの心臓の鼓動を直接聞きたいのです」、そして最後に「僕の子供を産んでください」には大爆笑でした!
「こんな会話、女性はドン引きだ」と懐疑的になるルドウィークを、涼しい顔で丸めこむ美貌のアーデルハイド。
とうとうローデシアに嫁いできたカテリナ王妃が初対面でルドウィークに「ズロース(キモイ)」発言する序盤は、波乱万丈を思わせました。
結婚後も、カテリナ王妃はルドウィークを冷たくあしらい続けます。
こうして、国王様なのにルドウィークは不憫な夫として国中の民から同情されます。
それでも人のいいルドウィークは、カテリナ王妃と打ち解ける努力を一生懸命しますが、その誠意はまったく実らず、焦れたアーデルハイドの策略も入り乱れ、ドタバタ劇が繰り広げられます。
そんな毎日に疲れ、妻となった人と普通に幸せになれないことに悩み、昔の気楽な服屋の暮らしを懐かしむルドウィーク。息抜きにお忍びで出かけたお祭りで、破天荒だけど可愛らしい理想の少女フロリンが現れ、うっかり恋をするのはお約束な展開。
すったもんだの末のラストでは、カテリナ王妃がルドウィークを拒む理由も明らかになり、ルドウィークは「いい人すぎる」と連発し、そして「自分以外」にとっては理想の旦那様であることも認めます。
ようやくカテリナ王妃と打ち解けますが、本当の夫婦になりたいルドウィークの願いをあっさり却下し、想定外な提案をするあたりは、まさに恋愛相談されるだけの「いい人」どまりのルドウィークの不運を決定づけていました。
カテリナ王妃の提案から読める今後の続編は、題名通り、一冊ごとに別のヒロインが登場する、ハレム的な展開になるのでしょう。…が、ルドウィークの性格上「いい人」で終わる展開が波乱万丈に続く予感がして楽しみです笑
ほぼ文句なしに面白かったですが、残念なのは個人的にまたか…と思うキャラが出てきたことです。
「Bad! daddy」や「吸血鬼」にも登場する雫っぽい感情のない人形のような、でも謎の予言めいた言葉を残し、ここぞというときに登場するキャラが、軽妙な雰囲気を壊している感じがして、どうも苦手です。
ですが、買って損はないので、必見です!
「ドレ僕」系や「Bad! daddy」系の軽いノリが好きなコメディファンにはぜひ読んでもらいたいです。
わたしはどちらの作風も好きなので、迷わず購入しました。
主人公ルドウィークは、街の服屋として暮らしていたある日、国王のご落胤ということが判明して、ローデシアの国王に即位します。
キャラ的には、ドレ僕のシャールっぽい感じです。
ただ、シャールにはなんの取り柄もなかったことに比べ、ルドウィークは地域限定の王子様設定で、それなりに女の子にもてたりします。服屋という職業柄、会話も巧みで女の子の扱いにも慣れていて、その親しみやすい性格からよく恋愛相談を受けますが、いい雰囲気になりかけても、結局みな別の本命に行ってしまい、最後は「いい人」で終わるので、なかなか恋愛できないのが悩みな男の子です。
いつも「いい人」扱いで、あげく「ルディを好きな子は大勢いるけど、彼にはわたししかいないの。気もきかないけど、わたしには彼が一番合ってるなーて思うの」と言われる始末。
男にとって「いい人」は誉め言葉ではないと女のわたしでも思うので、見た目も人当たりもいいのに、最終的に女の子に恋愛対象外にされる自分に苦悩するルドウィークにはばりばり共感しました笑
国王の義務で高貴な花嫁を迎えることになり、男装の麗人・侍従長アーデルハイドの指導で花嫁の母国語の日常会話の練習をさせられます。
その会話がだんだん際どくなり、「僕の愛を受け取ってください」、「あなたの麗しい唇の触れさせてください」、「あなたの心臓の鼓動を直接聞きたいのです」、そして最後に「僕の子供を産んでください」には大爆笑でした!
「こんな会話、女性はドン引きだ」と懐疑的になるルドウィークを、涼しい顔で丸めこむ美貌のアーデルハイド。
とうとうローデシアに嫁いできたカテリナ王妃が初対面でルドウィークに「ズロース(キモイ)」発言する序盤は、波乱万丈を思わせました。
結婚後も、カテリナ王妃はルドウィークを冷たくあしらい続けます。
こうして、国王様なのにルドウィークは不憫な夫として国中の民から同情されます。
それでも人のいいルドウィークは、カテリナ王妃と打ち解ける努力を一生懸命しますが、その誠意はまったく実らず、焦れたアーデルハイドの策略も入り乱れ、ドタバタ劇が繰り広げられます。
そんな毎日に疲れ、妻となった人と普通に幸せになれないことに悩み、昔の気楽な服屋の暮らしを懐かしむルドウィーク。息抜きにお忍びで出かけたお祭りで、破天荒だけど可愛らしい理想の少女フロリンが現れ、うっかり恋をするのはお約束な展開。
すったもんだの末のラストでは、カテリナ王妃がルドウィークを拒む理由も明らかになり、ルドウィークは「いい人すぎる」と連発し、そして「自分以外」にとっては理想の旦那様であることも認めます。
ようやくカテリナ王妃と打ち解けますが、本当の夫婦になりたいルドウィークの願いをあっさり却下し、想定外な提案をするあたりは、まさに恋愛相談されるだけの「いい人」どまりのルドウィークの不運を決定づけていました。
カテリナ王妃の提案から読める今後の続編は、題名通り、一冊ごとに別のヒロインが登場する、ハレム的な展開になるのでしょう。…が、ルドウィークの性格上「いい人」で終わる展開が波乱万丈に続く予感がして楽しみです笑
ほぼ文句なしに面白かったですが、残念なのは個人的にまたか…と思うキャラが出てきたことです。
「Bad! daddy」や「吸血鬼」にも登場する雫っぽい感情のない人形のような、でも謎の予言めいた言葉を残し、ここぞというときに登場するキャラが、軽妙な雰囲気を壊している感じがして、どうも苦手です。
ですが、買って損はないので、必見です!
2016年1月18日に日本でレビュー済み
一巻を読んだ時点では主人公が憐れ過ぎて嫌な気持ちになった。当たり前に主人公に感情移入して読んだ場合、とてもじゃないが爽やかで軽快なラブコメなんかではない。ラストのヒロインとの会話もヒロインの身勝手さと無神経さが際立っていて、好感の持ちようがない。
少女漫画に近いと感じたので好きな人は好きでしょう。
少女漫画に近いと感じたので好きな人は好きでしょう。
2016年1月30日に日本でレビュー済み
面白い。
打ち切りとかふざけんなと思ってましたが、新作なかなかおもろいやないか、次巻が楽しみ。
打ち切りとかふざけんなと思ってましたが、新作なかなかおもろいやないか、次巻が楽しみ。
2016年3月23日に日本でレビュー済み
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ドレスを数倍希釈したという印象
コメディ要素も、ファンタジー色も、
背景描写も、心理描写も薄め
私は引き込まれるようなポイントに出会えないまま読了
続刊の購入は、完結後に再検討しようかと
コメディ要素も、ファンタジー色も、
背景描写も、心理描写も薄め
私は引き込まれるようなポイントに出会えないまま読了
続刊の購入は、完結後に再検討しようかと